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2023年 10月

その後のタマスダレ

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 准絶滅危惧種に目をつけられ、その成長の糧となることになったタマスダレの近況です。

 じか植えとプランターと小さな鉢のいくつかに分けて暮らしているタマスダレですが、じか植えの一群と、プランターの一つには我慢していただくことにして、移動できるもう一つのプランターと鉢3つを少し離れた場所に移動させました。そうしないと、全部食い尽くされそうな勢いだったもので。

 知らなかったんですが、どうも種もはくはく食べられているようで、取ろうと思ったら空っぽみたいになってるのを見つけました。それで種の部分ももいで、別の鉢に入れて少し離れた場所に移動です。

「君たちには申し訳ないが、准絶滅危惧種のためだ、がんばってくれよ」

 そう言って、じか植えとプランターと、それからその並びにいて、もしかしたら准絶滅危惧種にお気に召される可能性のありそうな「バラン」に後を託し、様子を見ています。移動させた鉢とかにいるのを見つけたら、それも棒2本でつまんで集落に移動させて、逃した方の子たちのところには来ないようにしてます。

 ずいぶんと大きくなりました、准絶滅危惧種たち。最初に見つけた時には5ミリぐらいのシャーペンの芯ぐらいの大きさでしたが、今ではつまようじを短くしたぐらいの大きさです。棒でつまむ時にもつまみやすくなりました。

 そしてタマスダレですが、対照的にすっかり坊主に近くなってます。それも虎狩りの坊主。ですが、球根から短い葉っぱも見えてますし、黒いつまようじ達が巣立った後にはまた元気になってくれるんじゃないかと期待しています。最悪、もしもだめだったとしても、仲間か親戚たちがいますから、安心してくれ。ごめんね。

 ちょこちょこと様子を見て、今はあのテリトリーから出ないようにして見守るだけです。私にはそれしかできない。

 がんばってくれ、選抜タマスダレたち!
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