色んなことが、ふと、気になって

小椋夏己

文字の大きさ
上 下
361 / 597
2023年  8月

ジジジジ、ババババ

しおりを挟む
 前回の「尾頭付き」の虹を見てはしゃいでいたまさにその途中、ちょっとした事件が起こりました。

 最初は実家の玄関前、つまり敷地内、門より内側から虹を見て写真を撮ってたんです。

「うわあ、すごい虹やなあ」

 そう思いながら門扉の、なんていうんでしょう、開かないように引っかかってて、それをくるっと回して門を開くあれ、「かけ金」でいいんでしょうかね? 調べたら「ハンドルレバー」なんてのも出てきましたが、まあそれを回して開けて、開ける方を引っ張った途端、

「ジジジジジジジジジジジジジジジジ!」

 と、どえらい大きな声というか音が目の前でして、思わず私は、

「ババババババババババババババババ!」

 と、言ってしまってました。

 何が起きたかと言いますと、門扉の一番上の部分、開いてしまわないように金具が付いてて、ひっかかるようになってる部分、これは調べても分からなかったんですが、まあそういう部分、門のそこの外側にみんみん様がとまっていたらしいのです。

 私がそこをいきなり開けたので、びっくりしてそんな声を出したんですが、すぐに飛ばなかったのは態勢が整わなかったからか、門のどこぞにひっかかったからだと思います。

 本当に近く、目の前でそんな音がしてごらんなさい、そりゃあんな風に言ってしまいますよ。

 そして、両者がジジジジ、ババババ言ってる間に、みんみん様は態勢を整えて飛び出しました。

 それが運良く外側だったんですが、あれ、もしも内側だったら、顔にぶつかってると思います。

 外に飛んでくれてよかった!

 あの虹を見ていたその間に、そんな出来事があったのでした。

 本当にびっくりした!
 本当に危なかった!
 あっち行ってくれて本当によかった!
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

だんだんおかしくなった姉の話

暗黒神ゼブラ
ホラー
弟が死んだことでおかしくなった姉の話

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

とある男の包〇治療体験記

moz34
エッセイ・ノンフィクション
手術の体験記

投稿インセンティブで月額23万円を稼いだ方法。

克全
エッセイ・ノンフィクション
「カクヨム」にも投稿しています。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

淫らに、咲き乱れる

あるまん
恋愛
軽蔑してた、筈なのに。

榛名の園

ひかり企画
青春
荒れた14歳から17歳位までの、女子少年院経験記など、あたしの自伝小説を書いて見ました。

処理中です...