色んなことが、ふと、気になって

小椋夏己

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2023年  8月

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 今朝のロペで「たこ焼きパーティー」、通称「たこパ」をやっていて、

「他にもなんか新しいパを開発したい」

 という話をしていました。

 お小遣いの限られたロペたちなので、できるだけお金がかからず、楽しい「パ」を考えるんですが、結論は、

「みんなで集まってわいわいやったら楽しいからそれでいいか」
 
 てな結論に落ち着いてました。

 それで、ふと、思ったんですが、この、

「たこパ」

 という言葉、いつ頃からメジャーになったのだろう?

 私の短編集「百物語」に、

「たこ焼きパーティー」

 という話があります。

 関西に住む父親が、関東に住む娘一家に、たこ焼きセット一式を持って尋ねてくる話です。
 娘が「今は関東でも売ってるのに」と呆れながらも父親に感謝するんですが、その時に孫が「おじいちゃんのたこパ」と言います。

 そう、すっかり定着してしまってます「たこパ」という言葉。ですが、私は物心ついた頃から家で、家族だけでもご近所の人が一緒でも、普通にたこ焼きをやっていて、特に土曜日のお昼は「新喜劇」とか見ながらたこ焼きだったことが多かったので、

「集まってたこ焼きやること=たこパ」

 という感覚、

「おおっ、いつの間にそんな定着した、家でたこ焼き!」

 という感じです。

 それで色々見ていたら、

「なんでたこ焼きだけパをつけるんですか、たこ焼きだったら『たこ宴』とか日本語にしたらどうだろう」

 という質問があって、ちょっと笑いました。

 まあ、ゴロが良いですよね、「パ」つけた方が。「宴」つけるとなんだかネタみたい。「たこうたげ」も「たこえん」もちょっとイメージが違う気がします。

 それで、他に「パ」をつけるのってあるかなと考えたら、今は「鍋パ」も言いますかね?

 そして、こんな言葉を思い出しました。

「ダンパ」

 これ、かなり古い古い言葉のはずです。うちの母や伯母は大昔、社交ダンスをやってたんですが、その当時にはもう「ダンパ」と呼んでたはず。

 調べてみたら、その古い言葉、元は単に社交ダンスなどの「ダンスパーティー」を差していた言葉が、ディスコブームの時に、ダンスだけじゃなく男女の出会いをする場、合コンみたいなのも含めるようになって使われるようになったとありました。
 そしてディスコブームが去ってもう一度使われなくなっていたのが、今世紀の頭あたりから「コスプレダンスパーティー」を「コスプレダンパ」というようになって再び使うようになった、ともありますが、私はその言葉を聞いたこともないので、本当かどうか「知らんけど」な状態です。

 今はなんでも縮めて言うことが多いので、もっと他に「パ」がついた集まりがあっても不思議じゃないですよね。私が知らないだけかも分かりませんが、案外、若い人たちの間では、上に書いた「コスプレダンパ」みたいに色んな「パ」が生まれては消えているのかも知れません。
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