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2023年 6月
たこ焼きVS明石焼き
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粉もんの話題をもうお一つ。
「粉もん」というと、多くの人が前回まで書いていたお好み焼き、それからもう一つ、
「たこ焼き」
を思い浮かべるのではないかと思います
そこに、昨今は、
「明石焼き」
なんてのも参戦するようになりました。
実は私、すぐご近所の物なのに、明石焼きのことを高校になるまで知りませんでした。高校1年の時、友人と明石銀座へ遊びに行き、その時に初めて知ったのです。
「玉子焼きって何?」
あっちこっちにある看板を見て不思議に思って友人に聞きました。私の感覚では玉子焼きって卵をくるくるっと巻いて焼いた、だし巻きとかそういう感じが一番に浮かびます。次に浮かぶのはお祭りなんかで売ってるミニカステラ。あれも玉子焼きって書いてる看板を見たことがあるように思います。
「お出汁につけて食べるようなたこ焼きみたいなもの」
そこが友人の説明だったんですが、
「え、たこ焼きってお出汁につけて食べるよね?」
そう言ってびっくりしました。
たこ焼きは確かに縁日の出店なんかではソースを塗って売ってますが、家で作る時は大抵お出汁につけてましたし、町中のお店で食べてもやっぱりお出汁がついてたからです。
後年、あまり普及はしていませんが、お出汁につけて食べるたこ焼きのことを、
「神戸たこ焼き」
などと呼ぶようなことも出てきてたんですが、これはあまり知られてませんよね。
うちでは家でたこ焼きを作って食べる時は卵をいっぱい入れて生地を作り、最初のうちは刻んだ三つ葉を入れたお出汁で食べて、最後のシメにソースと青のりが定番だったんです。「神戸たこ焼き」と呼ばれるのは「お出汁につけて上にソースをかける」となっているようなので、その意味では厳密にはそれとも違うかも知れません。生地も明石焼きに近い卵いっぱいでしたし、明石焼き寄りのたこ焼きだったかも知れません。
今はもうなくなった百貨店の地下のフードコートにおいしいたこ焼き屋さんがあり、そこに買い物に行くとそれを食べさせてもらうのが楽しみでした。お出汁につかっていて、上にちょっと青のりが振ってあったなあ。
そういうわけで、明石焼きと言われてもピンとこなかったんです。生地に卵いっぱい入れてたし。
今は全国的に、
「たこパ」
とか言って、たこ焼き器でいろんな物を焼いて食べるのが定番になってきました。たこ焼きだけじゃなく、ホットケーキミックスでミニカステラみたいにもしたり、色々な料理を楽しんでいるようです。
うちでは土曜日のお昼にたこ焼きをすることが多かったんですが、やっぱり準備やら後片付けやらが大変で、もう長いこと家ではやっていません。ガスホースでつないでやるタイプだし、気合いを入れてやらないとなかなかむずかしい。
カセットコンロ用のたこ焼き器を買って、もっと手軽に作りたいなと思うこともあるんですが、今となってはめんどくさいが先に立ってしまい、なかなかそうもなりません。なかなか勢いがつかないと実現しそうにないなあ。
非常に蛇足な話になりますが、その時に友人と見たミニカステラの屋台の文字にも非常にびっくりしたことを思い出しました。
私がそれまで見ていたお店は、「ミニカステラ」「玉子焼き」「福玉焼き」とかだったんですが、その時にちょうど出ていたお店の看板は「ちんちん焼き」だったので、初めて見た玉子焼きの看板と共に、今も記憶に刻まれています。
「粉もん」というと、多くの人が前回まで書いていたお好み焼き、それからもう一つ、
「たこ焼き」
を思い浮かべるのではないかと思います
そこに、昨今は、
「明石焼き」
なんてのも参戦するようになりました。
実は私、すぐご近所の物なのに、明石焼きのことを高校になるまで知りませんでした。高校1年の時、友人と明石銀座へ遊びに行き、その時に初めて知ったのです。
「玉子焼きって何?」
あっちこっちにある看板を見て不思議に思って友人に聞きました。私の感覚では玉子焼きって卵をくるくるっと巻いて焼いた、だし巻きとかそういう感じが一番に浮かびます。次に浮かぶのはお祭りなんかで売ってるミニカステラ。あれも玉子焼きって書いてる看板を見たことがあるように思います。
「お出汁につけて食べるようなたこ焼きみたいなもの」
そこが友人の説明だったんですが、
「え、たこ焼きってお出汁につけて食べるよね?」
そう言ってびっくりしました。
たこ焼きは確かに縁日の出店なんかではソースを塗って売ってますが、家で作る時は大抵お出汁につけてましたし、町中のお店で食べてもやっぱりお出汁がついてたからです。
後年、あまり普及はしていませんが、お出汁につけて食べるたこ焼きのことを、
「神戸たこ焼き」
などと呼ぶようなことも出てきてたんですが、これはあまり知られてませんよね。
うちでは家でたこ焼きを作って食べる時は卵をいっぱい入れて生地を作り、最初のうちは刻んだ三つ葉を入れたお出汁で食べて、最後のシメにソースと青のりが定番だったんです。「神戸たこ焼き」と呼ばれるのは「お出汁につけて上にソースをかける」となっているようなので、その意味では厳密にはそれとも違うかも知れません。生地も明石焼きに近い卵いっぱいでしたし、明石焼き寄りのたこ焼きだったかも知れません。
今はもうなくなった百貨店の地下のフードコートにおいしいたこ焼き屋さんがあり、そこに買い物に行くとそれを食べさせてもらうのが楽しみでした。お出汁につかっていて、上にちょっと青のりが振ってあったなあ。
そういうわけで、明石焼きと言われてもピンとこなかったんです。生地に卵いっぱい入れてたし。
今は全国的に、
「たこパ」
とか言って、たこ焼き器でいろんな物を焼いて食べるのが定番になってきました。たこ焼きだけじゃなく、ホットケーキミックスでミニカステラみたいにもしたり、色々な料理を楽しんでいるようです。
うちでは土曜日のお昼にたこ焼きをすることが多かったんですが、やっぱり準備やら後片付けやらが大変で、もう長いこと家ではやっていません。ガスホースでつないでやるタイプだし、気合いを入れてやらないとなかなかむずかしい。
カセットコンロ用のたこ焼き器を買って、もっと手軽に作りたいなと思うこともあるんですが、今となってはめんどくさいが先に立ってしまい、なかなかそうもなりません。なかなか勢いがつかないと実現しそうにないなあ。
非常に蛇足な話になりますが、その時に友人と見たミニカステラの屋台の文字にも非常にびっくりしたことを思い出しました。
私がそれまで見ていたお店は、「ミニカステラ」「玉子焼き」「福玉焼き」とかだったんですが、その時にちょうど出ていたお店の看板は「ちんちん焼き」だったので、初めて見た玉子焼きの看板と共に、今も記憶に刻まれています。
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