色んなことが、ふと、気になって

小椋夏己

文字の大きさ
上 下
19 / 597
2021年  8月

夏が好きだったはず

しおりを挟む
 今日から8月ですよね。
 どうでもいいけど暑いです。

 暑くて昨日はへばってました。
 色々やる予定をしていたのに、朝のうちに車であっちこっち走り色々と用事を済ませたらもうぐったり。
 熱中症まではいきませんが、暑さにやられて消耗してしまったのは間違いありません。

 エアコンの部屋でさらに扇風機の風に当たりながら、ふと、思いました。

「子どもの頃は一番好きな季節はって聞かれたら夏って言えたのになあ」

 そうなんですよ、夏、好きでした。
 でも今は好きな季節と聞かれても、夏と即答はできません。

 どうしてかと考えたら、やっぱり一番大きいのは夏休みですね。
 ながーい休みがある。
 今だったら一ヶ月半なんて「あっ!」という間に過ぎてしまいますが、子どもの頃はすごく長く感じました。
 冷たいアイスやスイカを食べて、世間では花火大会だのお祭りだの、楽しいイベントがいっぱいあって本当に夏休みは楽しかったです。

 そして泳ぐのが好きだったのでプールや海に行けるのもうれしかったなあ。

 海と山の間ぐらいに住んでいたので、夏休みには主に母親がご近所の方と連れ立って子どもたちを連れてプールや海に連れて行ってくれてました。

 朝から行ってほぼ夕方近くまで、ずっと水に浸かってたなあ。
 運動は一切できない私ですが、泳ぐのだけは好きでしたから。

 今思えばそこそこ距離があったのに、みんなで歩いて行って一日泳いで、そしてまた歩いて帰ってました。
 海へ向かうのは下り坂ですが、帰りはもちろん上り坂。
 よく体力がったなあと感心します。

 子どもはまあ遊びのことですし、そのぐらい平気なんですが、お母さん方、今の自分の体力を考えると脱帽です。
 一日子ども連れて炎天下で過ごし、それ連れてまた歩いて帰って、家に帰ったらご飯もして、洗濯もして。
 いや、無理です、私には無理。
 それを思うと本当、親には感謝しかありません。



 だけど今は夏になるとげんなりします。
 休みがないのと、やっぱり大人になると遊ぶことだけ考えていられませんから。
 今なんて、まだ一月ひとつきはこんな感じかと思うとぐったりします。
 エアコンのない部屋から外に出るのはいやー!と思います。

 どうすればもう一度夏が好きになれるんでしょう?
 
 南の島のラグジュアリーなホテルかどこか、白砂が延々続くプライベートビーチ。そこで家事も仕事も何もかも忘れてのんびりできたら、そうしたらきっとまた夏が好きになるんだろうなあ。

 やっぱり世の中お金次第ですか!
 ああ、せちがらい……
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

だんだんおかしくなった姉の話

暗黒神ゼブラ
ホラー
弟が死んだことでおかしくなった姉の話

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

とある男の包〇治療体験記

moz34
エッセイ・ノンフィクション
手術の体験記

投稿インセンティブで月額23万円を稼いだ方法。

克全
エッセイ・ノンフィクション
「カクヨム」にも投稿しています。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

淫らに、咲き乱れる

あるまん
恋愛
軽蔑してた、筈なのに。

榛名の園

ひかり企画
青春
荒れた14歳から17歳位までの、女子少年院経験記など、あたしの自伝小説を書いて見ました。

処理中です...