448 / 488
第六章 第二節
17 斬り裂く剣
しおりを挟む
ランプの火を細く絞り、やや暗くした室内、一本の剣がその光を受けて鋭く光っている。
ここはルギの私室。普段は奥宮の警護隊隊長室に付属の私室で寝起きしていることが多いルギだが、今は前の宮にある個室へ戻ってきている。
隊長室の私室は日々の暮らしに足りるぐらい、予備的な部屋なのでベッドと書物や食事ができるほどのテーブルと椅子、それから収納があるぐらいだ。それに対して私室は生活の場、場合によっては一生を過ごすための部屋なので、その人間の地位や立場に応じて造りが違う部屋を与えられている。
衛士の場合、侍女のように一生を捧げるのとは違い、家庭を持ち、家族と過ごす家が外にあり、宮の中にはルギの隊長室私室のような部屋を持つだけの者も多い。衛士ではないが、少し特別な扱いながら、ダルが前の宮の客室の一室を賜っているのと似たような感じだ。
ルギは八年前に隊長職にふさわしい地位を得ているため、宮での私室もかなり広い。エリス様一行が滞在していた部屋ほどの大きさはある。
ルギの今の地位は男爵である。元の出身が平民であり、国王直属ではないためにそう定められ、貴族の一員と認められた。家族を持ち後継者ができたりすれば、もしかするとどこかの領地を授けられる可能性はあるが、今のところは領地などは持たず、ほぼ名前のみの貴族である。
だが、マユリアのお声がけで衛士となり、当時は無位でありながら第一警護隊隊長を務め、さらにそのままマユリアが前国王の側室として後宮に入った場合には、後宮付き衛士となる可能性があったため、そう決まったのだ。
結局マユリアの後宮入りはなくなり、そのまま女神としての二期目の任期に入っているため、ルギもそのままの生活を続けている。だが、もう少しして交代の時を迎えたら、ルギの身の上も変わることになるだろう。
ルギは暗闇でもなお光る刀身をじっと見つめていた。
『あなたは剣。ですから、主が必要とするならば、相手が誰でもその刃を振るわねばなりません。たとえ相手が誰でもその切っ先をその者に』
次代様が最後のシャンタルになる可能性、その秘密をルギはキリエから聞いた。もちろん誰にも話すつもりはない。そして聞いたからとて自分が変わることもない。自分はマユリアの剣なのだ、剣の役割はただ一つ、主の御身を守る、そして主を傷つけようとする者を排除する。それだけだ。
『それを渡す日が来るということ、それはおまえに剣を振るえ、そう命じることだから。だから本当は悲しいのです。そして誇らしくもある。その剣を正しい持ち主に渡せることが』
マユリアはそうおっしゃったが、そんな心遣いは無用だ。剣は剣、主のお心一つで望まれる者を斬る、ただそれだけの存在なのだから。
主が必要としこの剣を振るう。それがどのような時であるのか。
『私は、あの時から永遠にあなたの物です。すでにそのことはお分かりだと思っていました。ですが、ここでもう一度誓います。私はあなたの物、あなたの衛士であり、剣であると』
ルギの剣の腕前は一流だ。幼いあの日、それまではただの漁師の息子として育ってきたルギは、己の運命を見つけ、受け入れた。その日から、主のための剣となったのだ。研鑽を積み、今ではおそらくこの国一であろうとの自負もある。ある時から誰を相手にしても負けることはなくなった。まるで、剣士として生まれてきたかのように剣技を磨き上げた。
五年ほど前のことだ。今の国王、当時の皇太子が立ち会いを求めてきた。ルギは相手が皇太子だからとて手を抜くことはなく、真剣に立ち会い、皇太子を、王族を負かした。
周囲の貴族たちは、たとえ警護隊の部隊長であろうとも、単なる一衛士が王族に配慮して勝たせないなどとは思わず、目を丸くして驚き、慌てた。中には不敬罪にあたるなどと口にする者もいたが、当時の警護隊隊長が「指南役として剣の振るい方をご指南しただけのこと」と、正式の勝負ではないと間を取り持ち、事なきを得た。それ以来ルギの剣の腕を知らない者はない。
だが、ただ一度だけ、負けてはいないがもう少しで命を落とすところだったことがある。言うまでもなく、八年前にあの洞窟でトーヤと戦った時のことだ。
トーヤの腕前はダルとの訓練の時に見て知っている。なかなかのものだった。おそらく、正式の訓練など受けたことはないのだろうと思う太刀筋ではあったが、さすがに実戦をかいくぐり、生き残ってきただけの腕だと感心した。
その上で、あちらは傷んだ模擬刀、こちらは平凡ではあるが普通の剣での立ち会いに、少し遊ばせ、叩きのめして宮へ連れ帰ろうと思っていた。
対決は思っていた通りの流れになり、もう一太刀、相手の剣がすっかり使い物にならなくなった時、そろそろと見切って一歩踏み出そうとした瞬間、これまで感じたことのない気を感じた。
――殺気――
これまでの立ち会いでは誰からも感じたことのないそれに、思わずほんの少し身を引いた。そのほんの少し、本能が恐れ故に身を引かせたそのわずかの動きがあったから、今、自分は生きてここにいる。
自分もあの時のナイフのように、躊躇なく突き出される剣、斬り裂く剣となる。
ルギは静かに、光る剣を鞘に収めた。
ここはルギの私室。普段は奥宮の警護隊隊長室に付属の私室で寝起きしていることが多いルギだが、今は前の宮にある個室へ戻ってきている。
隊長室の私室は日々の暮らしに足りるぐらい、予備的な部屋なのでベッドと書物や食事ができるほどのテーブルと椅子、それから収納があるぐらいだ。それに対して私室は生活の場、場合によっては一生を過ごすための部屋なので、その人間の地位や立場に応じて造りが違う部屋を与えられている。
衛士の場合、侍女のように一生を捧げるのとは違い、家庭を持ち、家族と過ごす家が外にあり、宮の中にはルギの隊長室私室のような部屋を持つだけの者も多い。衛士ではないが、少し特別な扱いながら、ダルが前の宮の客室の一室を賜っているのと似たような感じだ。
ルギは八年前に隊長職にふさわしい地位を得ているため、宮での私室もかなり広い。エリス様一行が滞在していた部屋ほどの大きさはある。
ルギの今の地位は男爵である。元の出身が平民であり、国王直属ではないためにそう定められ、貴族の一員と認められた。家族を持ち後継者ができたりすれば、もしかするとどこかの領地を授けられる可能性はあるが、今のところは領地などは持たず、ほぼ名前のみの貴族である。
だが、マユリアのお声がけで衛士となり、当時は無位でありながら第一警護隊隊長を務め、さらにそのままマユリアが前国王の側室として後宮に入った場合には、後宮付き衛士となる可能性があったため、そう決まったのだ。
結局マユリアの後宮入りはなくなり、そのまま女神としての二期目の任期に入っているため、ルギもそのままの生活を続けている。だが、もう少しして交代の時を迎えたら、ルギの身の上も変わることになるだろう。
ルギは暗闇でもなお光る刀身をじっと見つめていた。
『あなたは剣。ですから、主が必要とするならば、相手が誰でもその刃を振るわねばなりません。たとえ相手が誰でもその切っ先をその者に』
次代様が最後のシャンタルになる可能性、その秘密をルギはキリエから聞いた。もちろん誰にも話すつもりはない。そして聞いたからとて自分が変わることもない。自分はマユリアの剣なのだ、剣の役割はただ一つ、主の御身を守る、そして主を傷つけようとする者を排除する。それだけだ。
『それを渡す日が来るということ、それはおまえに剣を振るえ、そう命じることだから。だから本当は悲しいのです。そして誇らしくもある。その剣を正しい持ち主に渡せることが』
マユリアはそうおっしゃったが、そんな心遣いは無用だ。剣は剣、主のお心一つで望まれる者を斬る、ただそれだけの存在なのだから。
主が必要としこの剣を振るう。それがどのような時であるのか。
『私は、あの時から永遠にあなたの物です。すでにそのことはお分かりだと思っていました。ですが、ここでもう一度誓います。私はあなたの物、あなたの衛士であり、剣であると』
ルギの剣の腕前は一流だ。幼いあの日、それまではただの漁師の息子として育ってきたルギは、己の運命を見つけ、受け入れた。その日から、主のための剣となったのだ。研鑽を積み、今ではおそらくこの国一であろうとの自負もある。ある時から誰を相手にしても負けることはなくなった。まるで、剣士として生まれてきたかのように剣技を磨き上げた。
五年ほど前のことだ。今の国王、当時の皇太子が立ち会いを求めてきた。ルギは相手が皇太子だからとて手を抜くことはなく、真剣に立ち会い、皇太子を、王族を負かした。
周囲の貴族たちは、たとえ警護隊の部隊長であろうとも、単なる一衛士が王族に配慮して勝たせないなどとは思わず、目を丸くして驚き、慌てた。中には不敬罪にあたるなどと口にする者もいたが、当時の警護隊隊長が「指南役として剣の振るい方をご指南しただけのこと」と、正式の勝負ではないと間を取り持ち、事なきを得た。それ以来ルギの剣の腕を知らない者はない。
だが、ただ一度だけ、負けてはいないがもう少しで命を落とすところだったことがある。言うまでもなく、八年前にあの洞窟でトーヤと戦った時のことだ。
トーヤの腕前はダルとの訓練の時に見て知っている。なかなかのものだった。おそらく、正式の訓練など受けたことはないのだろうと思う太刀筋ではあったが、さすがに実戦をかいくぐり、生き残ってきただけの腕だと感心した。
その上で、あちらは傷んだ模擬刀、こちらは平凡ではあるが普通の剣での立ち会いに、少し遊ばせ、叩きのめして宮へ連れ帰ろうと思っていた。
対決は思っていた通りの流れになり、もう一太刀、相手の剣がすっかり使い物にならなくなった時、そろそろと見切って一歩踏み出そうとした瞬間、これまで感じたことのない気を感じた。
――殺気――
これまでの立ち会いでは誰からも感じたことのないそれに、思わずほんの少し身を引いた。そのほんの少し、本能が恐れ故に身を引かせたそのわずかの動きがあったから、今、自分は生きてここにいる。
自分もあの時のナイフのように、躊躇なく突き出される剣、斬り裂く剣となる。
ルギは静かに、光る剣を鞘に収めた。
0
お気に入りに追加
8
あなたにおすすめの小説
★完結!★【転生はもう結構です!】崖から落とされ死んだ俺は生き返って復讐を誓うけど困ってるドラゴン助けたら女になって娘が出来ました。
monaka
ファンタジー
99万9999回転生を繰り返し最後に生き返りを選択した男の
転生&生き返り子育てTSファンタジー!
俺、ミナト・ブルーフェイズはテンプレの如く信じていた仲間に裏切られて殺されてしまった。
でも死の間際に走馬燈代わりに前世でイカレ女に惨殺された記憶を思い出すってどういう事だよ!
前世ではヤバい女に殺されて、転生したら仲間に殺される。俺はそういう運命なのか? そんなの認められるはずないよなぁ!? 絶対に復讐してやる謝ったってもう遅い!
神との交換条件により転生はせず生き返ったミナトは自分を殺した奴等に復讐する為動き出す。しかし生き返った彼に待っていたのは予想外の出会いだった。
それにより不思議な力(と娘)を手に入れた彼の人生は想定外の方向へ大きく動き出す。
復讐を果たす為、そして大切なものを守る為、ミナト最後の人生が今始まる。
この小説は小説家になろう、カクヨムにも連載しております。
文字数の都合上各サイトによりタイトルが微妙に違いますが内容は同じです。
王子様を放送します
竹 美津
ファンタジー
竜樹は32歳、家事が得意な事務職。異世界に転移してギフトの御方という地位を得て、王宮住みの自由業となった。異世界に、元の世界の色々なやり方を伝えるだけでいいんだって。皆が、参考にして、色々やってくれるよ。
異世界でもスマホが使えるのは便利。家族とも連絡とれたよ。スマホを参考に、色々な魔道具を作ってくれるって?
母が亡くなり、放置された平民側妃の子、ニリヤ王子(5歳)と出会い、貴族側妃からのイジメをやめさせる。
よし、魔道具で、TVを作ろう。そしてニリヤ王子を放送して、国民のアイドルにしちゃおう。
何だって?ニリヤ王子にオランネージュ王子とネクター王子の異母兄弟、2人もいるって?まとめて面倒みたろうじゃん。仲良く力を合わせてな!
放送事業と日常のごちゃごちゃしたふれあい。出会い。旅もする予定ですが、まだなかなかそこまで話が到達しません。
ニリヤ王子と兄弟王子、3王子でわちゃわちゃ仲良し。孤児の子供達や、獣人の国ワイルドウルフのアルディ王子、車椅子の貴族エフォール君、視力の弱い貴族のピティエ、プレイヤードなど、友達いっぱいできたよ!
教会の孤児達をテレビ電話で繋いだし、なんと転移魔法陣も!皆と会ってお話できるよ!
優しく見守る神様たちに、スマホで使えるいいねをもらいながら、竜樹は異世界で、みんなの頼れるお父さんやししょうになっていく。
小説家になろうでも投稿しています。
なろうが先行していましたが、追いつきました。
婚約破棄されたので暗殺される前に国を出ます。
なつめ猫
ファンタジー
公爵家令嬢のアリーシャは、我儘で傲慢な妹のアンネに婚約者であるカイル王太子を寝取られ学院卒業パーティの席で婚約破棄されてしまう。
そして失意の内に王都を去ったアリーシャは行方不明になってしまう。
そんなアリーシャをラッセル王国は、総力を挙げて捜索するが何の成果も得られずに頓挫してしまうのであった。
彼女――、アリーシャには王国の重鎮しか知らない才能があった。
それは、世界でも稀な大魔導士と、世界で唯一の聖女としての力が備わっていた事であった。
婚約破棄されまして(笑)
竹本 芳生
恋愛
1・2・3巻店頭に無くても書店取り寄せ可能です!
(∩´∀`∩)
コミカライズ1巻も買って下さると嬉しいです!
(∩´∀`∩)
イラストレーターさん、漫画家さん、担当さん、ありがとうございます!
ご令嬢が婚約破棄される話。
そして破棄されてからの話。
ふんわり設定で見切り発車!書き始めて数行でキャラが勝手に動き出して止まらない。作者と言う名の字書きが書く、どこに向かってるんだ?とキャラに問えば愛の物語と言われ恋愛カテゴリーに居続ける。そんなお話。
飯テロとカワイコちゃん達だらけでたまに恋愛モードが降ってくる。
そんなワチャワチャしたお話し。な筈!
幼女からスタートした侯爵令嬢は騎士団参謀に溺愛される~神獣は私を選んだようです~
桜もふ
恋愛
家族を事故で亡くしたルルナ・エメルロ侯爵令嬢は男爵家である叔父家族に引き取られたが、何をするにも平手打ちやムチ打ち、物を投げつけられる暴力・暴言の【虐待】だ。衣服も与えて貰えず、食事は食べ残しの少ないスープと一欠片のパンだけだった。私の味方はお兄様の従魔であった女神様の眷属の【マロン】だけだが、そのマロンは私の従魔に。
そして5歳になり、スキル鑑定でゴミ以下のスキルだと判断された私は王宮の広間で大勢の貴族連中に笑われ罵倒の嵐の中、男爵家の叔父夫婦に【侯爵家】を乗っ取られ私は、縁切りされ平民へと堕とされた。
頭空っぽアホ第2王子には婚約破棄された挙句に、国王に【無一文】で国外追放を命じられ、放り出された後、頭を打った衝撃で前世(地球)の記憶が蘇り【賢者】【草集め】【特殊想像生成】のスキルを使い国境を目指すが、ある日たどり着いた街で、優しい人達に出会い。ギルマスの養女になり、私が3人組に誘拐された時に神獣のスオウに再開することに! そして、今日も周りのみんなから溺愛されながら、日銭を稼ぐ為に頑張ります!
エメルロ一族には重大な秘密があり……。
そして、隣国の騎士団参謀(元ローバル国の第1王子)との甘々な恋愛は至福のひとときなのです。ギルマス(パパ)に邪魔されながら楽しい日々を過ごします。
前世で医学生だった私が、転生したら殺される直前でした。絶対に生きてみんなで幸せになります
mica
ファンタジー
ローヌ王国で、シャーロットは、幼馴染のアーサーと婚約間近で幸せな日々を送っていた。婚約式を行うために王都に向かう途中で、土砂崩れにあって、頭を強くぶつけてしまう。その時に、なんと、自分が転生しており、前世では、日本で医学生をしていたことを思い出す。そして、土砂崩れは、実は、事故ではなく、一家を皆殺しにしようとした叔父が仕組んだことであった。
殺されそうになるシャーロットは弟と河に飛び込む…
前世では、私は島の出身で泳ぎだって得意だった。絶対に生きて弟を守る!
弟ともに平民に身をやつし過ごすシャーロットは、前世の知識を使って周囲
から信頼を得ていく。一方、アーサーは、亡くなったシャーロットが忘れられないまま騎士として過ごして行く。
そんな二人が、ある日出会い….
小説家になろう様にも投稿しております。アルファポリス様先行です。
【完結】前世の不幸は神様のミスでした?異世界転生、条件通りなうえチート能力で幸せです
yun.
ファンタジー
~タイトル変更しました~
旧タイトルに、もどしました。
日本に生まれ、直後に捨てられた。養護施設に暮らし、中学卒業後働く。
まともな職もなく、日雇いでしのぐ毎日。
劣悪な環境。上司にののしられ、仲のいい友人はいない。
日々の衣食住にも困る。
幸せ?生まれてこのかた一度もない。
ついに、死んだ。現場で鉄パイプの下敷きに・・・
目覚めると、真っ白な世界。
目の前には神々しい人。
地球の神がサボった?だから幸せが1度もなかったと・・・
短編→長編に変更しました。
R4.6.20 完結しました。
長らくお読みいただき、ありがとうございました。
チート生産魔法使いによる復讐譚 ~国に散々尽くしてきたのに処分されました。今後は敵対国で存分に腕を振るいます~
クロン
ファンタジー
俺は異世界の一般兵であるリーズという少年に転生した。
だが元々の身体の持ち主の心が生きていたので、俺はずっと彼の視点から世界を見続けることしかできなかった。
リーズは俺の転生特典である生産魔術【クラフター】のチートを持っていて、かつ聖人のような人間だった。
だが……その性格を逆手にとられて、同僚や上司に散々利用された。
あげく罠にはめられて精神が壊れて死んでしまった。
そして身体の所有権が俺に移る。
リーズをはめた者たちは盗んだ手柄で昇進し、そいつらのせいで帝国は暴虐非道で最低な存在となった。
よくも俺と一心同体だったリーズをやってくれたな。
お前たちがリーズを絞って得た繁栄は全部ぶっ壊してやるよ。
お前らが歯牙にもかけないような小国の配下になって、クラフターの力を存分に使わせてもらう!
味方の物資を万全にして、更にドーピングや全兵士にプレートアーマーの配布など……。
絶望的な国力差をチート生産魔術で全てを覆すのだ!
そして俺を利用した奴らに復讐を遂げる!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる