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第五章 第四部
12 その理由を
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翌日、言葉通りにマユリアは床上げをし、小さな主は大層お喜びになられた。
「よかったわ、一体どうなさったのかとそれは心配していました」
「ご心配をおかけいたしました、ですが、もう大丈夫です」
「本当に大丈夫なのですか? こんなことはないことなので、わたくしもどうすればいいのかと震える思いでした」
「ラーラ様はずっとマユリアのために祈っていらっしゃったのよ」
「ええ、それはシャンタルもでしょう」
マユリアは小さな妹と姉とも母とも慕う方のお気持ちを、暖かく、うれしく、そして申し訳なく受け取った。
「ですが、ほら、もうこんなに元気になりました。お二人共、本当に心配をおかけいたしました」
美しい女神がお二人をギュッと優しく、柔らかく抱きしめる。
小さな主は、その時になってやっと、そのぬくもりの中でお元気になられたのだと実感し、思わずほろりと涙ぐんだ。
マユリアはラーラ様と当代シャンタルに全快の報告に行き、お昼を一緒にいただいた後、シャンタルのお昼寝の時間までを一緒に過ごし、その後で自室へと戻った。戻ると、やはり予想通り、神官長からの面会申請が届いていた。
「いかがなさいますか」
本日の担当侍女が困ったような顔でそう聞いてきた。
ここ数日、体調不良のことは告げず、誰とも面会はしないと断り続けてきたので、侍女たちにも色々と圧力がかかっているのだろう。
「分かりました、会いましょう。この後、夕食前に半刻ほどなら時間が取れると伝えて下さい」
「分かりました」
担当侍女はホッとしたように正式の礼をして下がっていった。
今は宮の中が不安定だ。取次役のセルマが謹慎中で、元の通りにキリエの元で規律正しく動いてるとはいえ、すでに侍女頭の勇退と交代の噂は広まっている。そしてそれは近々事実となることだ。侍女たちは皆、自分がこの先どうすればいいのか、不安に思い、戸惑っている。
何しろ宮は普通の職場とは違う。普通の仕事ならば、どうしても嫌だったり、合わない人間がいるなら辞めるとか、同じ業種の違う職場に移動するとかもできるが、宮ではその後もずっとここで一生を過ごさなければならない。誓いを立ててしまったら、何があってももう辞めることも出ることもできない。自分の命がある限りはずっと。
それだけに、もしもキリエが退いた後、またセルマが戻るようなことがあればと、恐れおののく者がいる。もしもセルマではなく他の誰かが侍女頭を引き継ぐとしても、今回は誰がそうなるのかの予想が全くつかない。
あの時、キリエが侍女頭の交代を言上し、当代がそれを認めたら、その時に次の侍女頭が誰かを伝えたはずなのだが、途中であんなことになったことから、マユリアもまだ次の侍女頭に誰を指名するかは知らなかった。
一体キリエは誰を次の侍女頭に指名しようとしているのだろう。マユリアがそんなことを考えていると、神官長が応接へと案内されてきた。
「この度はありがとうございます。もしかして、もうお会いいただけないのではと思っておりました」
神官長は正式の礼をとり、深々と頭を下げる。
「そのようなことはいたしません。どうぞ、おかけなさい」
「はい、ありがとうございます」
神官長はテーブルのところの椅子につくと、もう一度深々と頭を下げた。
「それで、今日はどのようなお話でしょう」
「はい」
淡々と聞くマユリアに、神官長がまたもう一度頭を下げ、上げてから答えた。
「あの、例のお話でございます」
「例の話とはどの例の話でしょう」
「いやあ」
神官長がなんとなく言いにくそうにそう言ってから、
「この国のこれからの形のことでございます」
そう答えた。
マユリアは思い出す。あの日、この老神官が自分の衣装の裾を必死に掴み、懇願したあの時のことを。
そして自分はキリエとルギにどんな話をしたかを聞いた。
3人の話を総合すると、神官長は確かにこの国の未来のことを憂え、それ故に今のような無茶をしているのだ、それだけは理解できた。
そこにはまだ自分が知らぬ秘密がある。もしかするとこの目の前の老人は、その秘密を自分に伝えてでも思いを叶えようとするかも知れない。
聞きたくないとマユリアは思った。その秘密は、もっと違う誰かから聞きたい。それが誰かは分からないが、とにかく神官長の口からは聞きたくはない。
「キリエ殿とルギ隊長とはお話しいただけたでしょうか」
「ええ、色々と話を聞きました」
「そうですか。それで、どのように受け止められました」
「あなたがこの国の先行きを心配してくれている、それはとてもよく分かりました」
「それはようございました」
神官長はニコニコと笑うと、
「最後のシャンタル」
そうつぶやいた。
「そのことをキリエ殿にお聞きになられましたでしょうか」
「ええ」
「では、何故、次代様が最後のシャンタルであるかの理由はお聞きになられましたでしょうか?」
ああ、やはり神官長は話すつもりなのだ。マユリアは確信した。
「いいえ」
聞きたくない。この者の口からその秘密とやらを聞くつもりはない。
そう思った時、マユリアの世界がすうっと一回り小さくなった。
「よかったわ、一体どうなさったのかとそれは心配していました」
「ご心配をおかけいたしました、ですが、もう大丈夫です」
「本当に大丈夫なのですか? こんなことはないことなので、わたくしもどうすればいいのかと震える思いでした」
「ラーラ様はずっとマユリアのために祈っていらっしゃったのよ」
「ええ、それはシャンタルもでしょう」
マユリアは小さな妹と姉とも母とも慕う方のお気持ちを、暖かく、うれしく、そして申し訳なく受け取った。
「ですが、ほら、もうこんなに元気になりました。お二人共、本当に心配をおかけいたしました」
美しい女神がお二人をギュッと優しく、柔らかく抱きしめる。
小さな主は、その時になってやっと、そのぬくもりの中でお元気になられたのだと実感し、思わずほろりと涙ぐんだ。
マユリアはラーラ様と当代シャンタルに全快の報告に行き、お昼を一緒にいただいた後、シャンタルのお昼寝の時間までを一緒に過ごし、その後で自室へと戻った。戻ると、やはり予想通り、神官長からの面会申請が届いていた。
「いかがなさいますか」
本日の担当侍女が困ったような顔でそう聞いてきた。
ここ数日、体調不良のことは告げず、誰とも面会はしないと断り続けてきたので、侍女たちにも色々と圧力がかかっているのだろう。
「分かりました、会いましょう。この後、夕食前に半刻ほどなら時間が取れると伝えて下さい」
「分かりました」
担当侍女はホッとしたように正式の礼をして下がっていった。
今は宮の中が不安定だ。取次役のセルマが謹慎中で、元の通りにキリエの元で規律正しく動いてるとはいえ、すでに侍女頭の勇退と交代の噂は広まっている。そしてそれは近々事実となることだ。侍女たちは皆、自分がこの先どうすればいいのか、不安に思い、戸惑っている。
何しろ宮は普通の職場とは違う。普通の仕事ならば、どうしても嫌だったり、合わない人間がいるなら辞めるとか、同じ業種の違う職場に移動するとかもできるが、宮ではその後もずっとここで一生を過ごさなければならない。誓いを立ててしまったら、何があってももう辞めることも出ることもできない。自分の命がある限りはずっと。
それだけに、もしもキリエが退いた後、またセルマが戻るようなことがあればと、恐れおののく者がいる。もしもセルマではなく他の誰かが侍女頭を引き継ぐとしても、今回は誰がそうなるのかの予想が全くつかない。
あの時、キリエが侍女頭の交代を言上し、当代がそれを認めたら、その時に次の侍女頭が誰かを伝えたはずなのだが、途中であんなことになったことから、マユリアもまだ次の侍女頭に誰を指名するかは知らなかった。
一体キリエは誰を次の侍女頭に指名しようとしているのだろう。マユリアがそんなことを考えていると、神官長が応接へと案内されてきた。
「この度はありがとうございます。もしかして、もうお会いいただけないのではと思っておりました」
神官長は正式の礼をとり、深々と頭を下げる。
「そのようなことはいたしません。どうぞ、おかけなさい」
「はい、ありがとうございます」
神官長はテーブルのところの椅子につくと、もう一度深々と頭を下げた。
「それで、今日はどのようなお話でしょう」
「はい」
淡々と聞くマユリアに、神官長がまたもう一度頭を下げ、上げてから答えた。
「あの、例のお話でございます」
「例の話とはどの例の話でしょう」
「いやあ」
神官長がなんとなく言いにくそうにそう言ってから、
「この国のこれからの形のことでございます」
そう答えた。
マユリアは思い出す。あの日、この老神官が自分の衣装の裾を必死に掴み、懇願したあの時のことを。
そして自分はキリエとルギにどんな話をしたかを聞いた。
3人の話を総合すると、神官長は確かにこの国の未来のことを憂え、それ故に今のような無茶をしているのだ、それだけは理解できた。
そこにはまだ自分が知らぬ秘密がある。もしかするとこの目の前の老人は、その秘密を自分に伝えてでも思いを叶えようとするかも知れない。
聞きたくないとマユリアは思った。その秘密は、もっと違う誰かから聞きたい。それが誰かは分からないが、とにかく神官長の口からは聞きたくはない。
「キリエ殿とルギ隊長とはお話しいただけたでしょうか」
「ええ、色々と話を聞きました」
「そうですか。それで、どのように受け止められました」
「あなたがこの国の先行きを心配してくれている、それはとてもよく分かりました」
「それはようございました」
神官長はニコニコと笑うと、
「最後のシャンタル」
そうつぶやいた。
「そのことをキリエ殿にお聞きになられましたでしょうか」
「ええ」
「では、何故、次代様が最後のシャンタルであるかの理由はお聞きになられましたでしょうか?」
ああ、やはり神官長は話すつもりなのだ。マユリアは確信した。
「いいえ」
聞きたくない。この者の口からその秘密とやらを聞くつもりはない。
そう思った時、マユリアの世界がすうっと一回り小さくなった。
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