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第五章 第三部
2 天罰
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「シャンタルを拒否するなんて、そんな方がこの国にいるのでしょうか」
ミーヤが困惑する。
「そんなやついなかったから、それでシャンタルは俺に助けてくれって言いたくない、そう言ったんだよな」
「確かにそうでした」
八年前、自分を取り戻し、そして運命を知ったシャンタルにトーヤに助けを求めるように言ったところ、シャンタルは自分を拒否したトーヤを信用せず、助けを求めたくないと言ったのだ。
恐れを知らず、死の恐怖を知らなかったシャンタルは、神である自分を拒絶したと聞くトーヤに助けを求めるぐらいなら、湖に沈む道を選ぶとまで言い、ミーヤはキリエと共に、それを必死に説得した。だが、その後に真実を知ったシャンタルは、それでもなお、トーヤが自分のことを嫌っているとして、助けを求めることを頑なに拒み続けた。
「フェイのおかげです」
「そうだったな」
そんなシャンタルの心を開かせたのが、フェイの魂だった。
「拒否してるだけじゃないですよ、その上シャンタルより強いってんですから、ちょっと信じられない」
アランの言葉にトーヤもその通りだと思う。
「さっきの魔法だってね、あれ、そうそうやれるやつはいませんよ」
「そうなんですか」
ミーヤには魔法というものが全く分からない。それは、この国においては触れることがほぼないからだ。
「俺の知る限り、そういうことできるのはシャンタルぐらいです」」
「そうなんですか!」
ミーヤがそれを聞いて驚く。
「ええ、そうなんです。例えば、敵が自分の周囲に入ってこないように、それができるのは時々います。でも、それは入ってこれないようにするだけ、弾き飛ばすだけです。そうしておいて、今度は攻撃魔法で相手を攻撃する。2つの魔法が使えて初めて、そういうことができるんです。えっと、ここまで分かりますか?」
「ええと、なんとなくは」
ミーヤは頭の中で想像する。
「それは例えば、盾で塞いでおいて槍で攻撃する、というような感じでいいのかしら」
「ええ、そうです」
「なんだ、すげえこと知ってんな」
横からトーヤが笑いながらそう言う。
「幼い時に読んだ絵本でそのようなことを見たことがあります」
「戦の話か?」
「はい。天の神が戦った時の話でした」
「ああ」
二千年の長きに渡って戦というものがないこの国だが、確かにその前にはそのような伝説がある。この国では戦はすでに神話の中にしかないことなのだ。
「まあ、そうだな。左手で持った盾で敵の攻撃を防ぎ、隙を狙って右手に持った槍で敵を突く。それを魔法でやる感じだ」
「はい。それならばなんとなく理解出来たとおもいます」
「ええ、それでいいです」
アランも笑いながらそう答えた。
「けどシャンタルは違う、言ってみればシャンタルが持ってる盾が魔法の盾で、それに槍を突き立てた敵は、自分の攻撃を自分で受けるという感じです」
「自分の攻撃を自分で受ける。それはさっきも言ってましたね、同じことがその人に返ると」
「ええ、そうです。まあ、本当のところは分かりませんが、これまでのあいつを見てきた俺たちにはそう見える、ということです」
「つまり、あいつはその盾を持ってるだけでいい。後は何もしなくても、勝手に敵が自滅してくれるってこった」
トーヤがアランの説明に補足する。
ミーヤは少しの間2人の説明してくれたことを考えていたようだが、
「なんでしょう、まるで天罰のような」
と言った。
「今、なんてった?」
「ええ、ですから天罰のようなと」
「なんでそう思った」
「やはり幼い頃に読んだ物語にあったのですが」
そう言ってミーヤが説明してくれたのは、ある男が天の上にいる神を恨み、傷つけてやろうと弓を射るのだが、その弓は天には届かず、全部落ちてきて自分に刺さった、そういう話だった。
「天罰というのはそのようなことだ、そんなお話だったと思います」
「なんだよそりゃ、まさにシャンタルがやってることじゃねえか」
トーヤが驚いてそう言い、アランも黙ったまま頷いた。
「そういや、こっち来る途中でそんな話もしたよな」
「ああ」
トーヤもアランの言葉を思い出す。
『その力ってのは、魔法って呼んでいいもんなのか? なんか、どっちかってと天罰みたいに見えねえこともないよな』
「盗賊に襲われた時のやつだな」
「盗賊!」
ミーヤがその単語に飛び上がるほど驚く。
「ここへ来る途中でそんなことがあったんですか!」
「ああ、まあ何回かな」
「何回も!」
ミーヤの顔が真っ青になっている。それはそうだろう、盗賊に襲われるなど、普通の生活をしている人間にとっては、とても恐ろしいことでしかない。それを目の前の2人はさも当然のことのように、さらりと話しているのだから。
「よく無事でしたね」
「あんた、俺らの仕事、なんだか覚えてるか?」
「傭兵ですよ?」
アランも面白そうにそう付け加える。
「で、でも」
「まあ、どうしてもヤバい時には逃げるとかなんとかするが、旅人を狙おうなんてちゃちい盗賊、俺らにとっちゃ相手にもならねえってか、いい運動不足解消ぐらいの相手だよ」
「その上こちらには神様も付いてますしね」
「全くだ」
トーヤとアランはそう言って笑うが、ミーヤにはとんでもない話にしか思えなかった。
ミーヤが困惑する。
「そんなやついなかったから、それでシャンタルは俺に助けてくれって言いたくない、そう言ったんだよな」
「確かにそうでした」
八年前、自分を取り戻し、そして運命を知ったシャンタルにトーヤに助けを求めるように言ったところ、シャンタルは自分を拒否したトーヤを信用せず、助けを求めたくないと言ったのだ。
恐れを知らず、死の恐怖を知らなかったシャンタルは、神である自分を拒絶したと聞くトーヤに助けを求めるぐらいなら、湖に沈む道を選ぶとまで言い、ミーヤはキリエと共に、それを必死に説得した。だが、その後に真実を知ったシャンタルは、それでもなお、トーヤが自分のことを嫌っているとして、助けを求めることを頑なに拒み続けた。
「フェイのおかげです」
「そうだったな」
そんなシャンタルの心を開かせたのが、フェイの魂だった。
「拒否してるだけじゃないですよ、その上シャンタルより強いってんですから、ちょっと信じられない」
アランの言葉にトーヤもその通りだと思う。
「さっきの魔法だってね、あれ、そうそうやれるやつはいませんよ」
「そうなんですか」
ミーヤには魔法というものが全く分からない。それは、この国においては触れることがほぼないからだ。
「俺の知る限り、そういうことできるのはシャンタルぐらいです」」
「そうなんですか!」
ミーヤがそれを聞いて驚く。
「ええ、そうなんです。例えば、敵が自分の周囲に入ってこないように、それができるのは時々います。でも、それは入ってこれないようにするだけ、弾き飛ばすだけです。そうしておいて、今度は攻撃魔法で相手を攻撃する。2つの魔法が使えて初めて、そういうことができるんです。えっと、ここまで分かりますか?」
「ええと、なんとなくは」
ミーヤは頭の中で想像する。
「それは例えば、盾で塞いでおいて槍で攻撃する、というような感じでいいのかしら」
「ええ、そうです」
「なんだ、すげえこと知ってんな」
横からトーヤが笑いながらそう言う。
「幼い時に読んだ絵本でそのようなことを見たことがあります」
「戦の話か?」
「はい。天の神が戦った時の話でした」
「ああ」
二千年の長きに渡って戦というものがないこの国だが、確かにその前にはそのような伝説がある。この国では戦はすでに神話の中にしかないことなのだ。
「まあ、そうだな。左手で持った盾で敵の攻撃を防ぎ、隙を狙って右手に持った槍で敵を突く。それを魔法でやる感じだ」
「はい。それならばなんとなく理解出来たとおもいます」
「ええ、それでいいです」
アランも笑いながらそう答えた。
「けどシャンタルは違う、言ってみればシャンタルが持ってる盾が魔法の盾で、それに槍を突き立てた敵は、自分の攻撃を自分で受けるという感じです」
「自分の攻撃を自分で受ける。それはさっきも言ってましたね、同じことがその人に返ると」
「ええ、そうです。まあ、本当のところは分かりませんが、これまでのあいつを見てきた俺たちにはそう見える、ということです」
「つまり、あいつはその盾を持ってるだけでいい。後は何もしなくても、勝手に敵が自滅してくれるってこった」
トーヤがアランの説明に補足する。
ミーヤは少しの間2人の説明してくれたことを考えていたようだが、
「なんでしょう、まるで天罰のような」
と言った。
「今、なんてった?」
「ええ、ですから天罰のようなと」
「なんでそう思った」
「やはり幼い頃に読んだ物語にあったのですが」
そう言ってミーヤが説明してくれたのは、ある男が天の上にいる神を恨み、傷つけてやろうと弓を射るのだが、その弓は天には届かず、全部落ちてきて自分に刺さった、そういう話だった。
「天罰というのはそのようなことだ、そんなお話だったと思います」
「なんだよそりゃ、まさにシャンタルがやってることじゃねえか」
トーヤが驚いてそう言い、アランも黙ったまま頷いた。
「そういや、こっち来る途中でそんな話もしたよな」
「ああ」
トーヤもアランの言葉を思い出す。
『その力ってのは、魔法って呼んでいいもんなのか? なんか、どっちかってと天罰みたいに見えねえこともないよな』
「盗賊に襲われた時のやつだな」
「盗賊!」
ミーヤがその単語に飛び上がるほど驚く。
「ここへ来る途中でそんなことがあったんですか!」
「ああ、まあ何回かな」
「何回も!」
ミーヤの顔が真っ青になっている。それはそうだろう、盗賊に襲われるなど、普通の生活をしている人間にとっては、とても恐ろしいことでしかない。それを目の前の2人はさも当然のことのように、さらりと話しているのだから。
「よく無事でしたね」
「あんた、俺らの仕事、なんだか覚えてるか?」
「傭兵ですよ?」
アランも面白そうにそう付け加える。
「で、でも」
「まあ、どうしてもヤバい時には逃げるとかなんとかするが、旅人を狙おうなんてちゃちい盗賊、俺らにとっちゃ相手にもならねえってか、いい運動不足解消ぐらいの相手だよ」
「その上こちらには神様も付いてますしね」
「全くだ」
トーヤとアランはそう言って笑うが、ミーヤにはとんでもない話にしか思えなかった。
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