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第三章 第三部 政争の裏側
4 再会
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時刻はもうすぐ昼になろうかというところか。サディたちが村の者を連れ出して落ち着いてから村を出たので、そのぐらいの時刻だと推測できたが、まだ正午の鐘は鳴っていない。
応接室にマユリアはいなかった。これより奥に寝室だの水場だの、本当に本当の私的な空間があるわけだが、さすがにそこまで入ったことはなかったし、そこまで入るつもりもない。
そろそろ昼食の時間なわけだが、いつもの昼食をマユリアがどうやってとっているかも分からない。
(奥に飯食う場所でもあるのか、それともシャンタルの部屋で一緒か、ここで食べたりするのか分かんねえからなあ)
考えてみたらマユリアの普段の生活のことはほとんど知らないことに、ここに来て初めてトーヤは気がついた気がした。
八年前には本心からの怒りをぶつけたこともある。「海の向こうを見たい」との夢を聞いたこともある。マユリアのことは結構知っているつもりでいたが、よく考えると表の顔を少し知っているばかりなのかも知れない。
『マユリアの本当の気持ちを聞いてください』
あの光の言葉、あれはそのことを教えていたのだろうか。
とりあえず、マユリア以外の誰かが来て見つかると事だ。どこかに身を隠しておかないと。
トーヤはあちこちを見て、分厚い緞帳のようなカーテンの影に隠れることにした。
「ベタだけど、ここが一番無難だからしょうがねえな」
まるで子どものかくれんぼだと思いながら、そっと身を布の間に滑り入れて気配を殺す。戦場で敵から隠れることを思えば、これぐらいのことは本当にお遊びと一緒だ。
その姿勢でしばらく待っていると正午の鐘がなり、それからまたしばらくして誰かが部屋に入ってくる気配がした。
「それでは、また後ほどお迎えに上がります。それまではごゆっくりお過ごしください」
「ありがとう」
(キリエさんとマユリアだな)
馴染みのある声に少しだけホッとする。用を済ませたマユリアを侍女頭が部屋まで送り届けたのだろう。ということは、この後はしばらく部屋で一人になるはずだ。
扉が閉まり、誰かが部屋の中に向かって進んでくる気配がする。おそらくマユリアだ。
マユリアと思しき気配は部屋の中ほどまで進むと、ゆっくりとソファに腰をかけたようだ。そのまま黙って座っている。
トーヤが隠れていることは気がつかないようだが、特に何か動く様子もない。
すぐに出てもよかったのだが、さっきふと、マユリアの本当の顔を見たことがないのではないと思ったせいか、少しだけ様子を見ようと思った。
カーテンの隙間からそっと部屋の中を覗いてみる。
この世のものとも思えぬほど美しい女神が、ソファにゆっくりともたれかかり、ただ黙って座っている後ろ姿が見える。
マユリアは何もせず、じっと座っているだけだ。身じろぎもしない。
この様子では次にキリエが迎えに来るまでこのままかも知れない、そんな気がしてきた。
「よう、昼飯食わねえのか?」
トーヤがそう声をかけると、マユリアが声に反応して、ゆっくりと後ろを振り向いた。
その顔には驚きはなく、楽しそうな表情が乗っていた。
トーヤはマユリアがこちらを振り向いたのを確認すると、カーテンからするりと滑り出し、ゆっくりと部屋の真ん中へと移動する。
マユリアもゆっくりと立ち上がると、体全体をトーヤのいた窓の方向へと向けた。
「ちょっとお腹が空かなかったもので」
「なんだ、腹の具合でも悪いのか?」
「いえ、さきほどシャンタルとお茶をしたものですから、それで」
「そうか」
トーヤはソファを挟んでマユリアと向かい合う場所まで移動した。
「昼飯の時間に悪いなと思ったんだが、たまたまこの時間になっちまってな。邪魔したんじゃねえかと思ったら食ってないみたいだったもんで」
「いえ、そういうわけです。体調が悪いわけではありません。ただ……」
「ただ?」
「きっとシャンタルもお昼を召し上がらないでしょう、それはあまり良いことではありませんね」
そう聞いてトーヤが小さく笑い出した。
「まったく、あんたは何があっても変わんねえ。普通な、自分の部屋に妙な男が忍び込んでるのを見つけたら、あれーとかこれーとか助けを求めるもんだと思うぜ」
「トーヤは妙な男ではないでしょう」
マユリアもそう言って笑いながら、
「立ち話もなんですし、そちらに座ってください」
と、向かい側のソファを指した。
「おう」
トーヤはそれだけ言うといつもの調子でそのソファにどっかりと座る。
「それで、今日はどのような用です?」
「ああ、それだがな」
トーヤは自分がここに来た意味を思い出すように、もう一度光の言葉を思い出す。
『マユリアの本当の気持ちを聞いてください』
「あんたの気持ちを聞きたくてな、そんで来た」
「わたくしの気持ち?」
「ああ、あんたがこの後どうしたいのかだ。前にも言っただろうが、交代の後の事を考えとけって」
「ええ、そうでしたね」
八年前の交代の前日、マユリアが突然トーヤの部屋へお忍びでやってきた時の話だ。トーヤはマユリアに人に戻った時のことを考えるように言い、そしてマユリアはこう言ったのだ。
『海の向こうを見てみたい、海を渡ってみたい、そう思っていました』
応接室にマユリアはいなかった。これより奥に寝室だの水場だの、本当に本当の私的な空間があるわけだが、さすがにそこまで入ったことはなかったし、そこまで入るつもりもない。
そろそろ昼食の時間なわけだが、いつもの昼食をマユリアがどうやってとっているかも分からない。
(奥に飯食う場所でもあるのか、それともシャンタルの部屋で一緒か、ここで食べたりするのか分かんねえからなあ)
考えてみたらマユリアの普段の生活のことはほとんど知らないことに、ここに来て初めてトーヤは気がついた気がした。
八年前には本心からの怒りをぶつけたこともある。「海の向こうを見たい」との夢を聞いたこともある。マユリアのことは結構知っているつもりでいたが、よく考えると表の顔を少し知っているばかりなのかも知れない。
『マユリアの本当の気持ちを聞いてください』
あの光の言葉、あれはそのことを教えていたのだろうか。
とりあえず、マユリア以外の誰かが来て見つかると事だ。どこかに身を隠しておかないと。
トーヤはあちこちを見て、分厚い緞帳のようなカーテンの影に隠れることにした。
「ベタだけど、ここが一番無難だからしょうがねえな」
まるで子どものかくれんぼだと思いながら、そっと身を布の間に滑り入れて気配を殺す。戦場で敵から隠れることを思えば、これぐらいのことは本当にお遊びと一緒だ。
その姿勢でしばらく待っていると正午の鐘がなり、それからまたしばらくして誰かが部屋に入ってくる気配がした。
「それでは、また後ほどお迎えに上がります。それまではごゆっくりお過ごしください」
「ありがとう」
(キリエさんとマユリアだな)
馴染みのある声に少しだけホッとする。用を済ませたマユリアを侍女頭が部屋まで送り届けたのだろう。ということは、この後はしばらく部屋で一人になるはずだ。
扉が閉まり、誰かが部屋の中に向かって進んでくる気配がする。おそらくマユリアだ。
マユリアと思しき気配は部屋の中ほどまで進むと、ゆっくりとソファに腰をかけたようだ。そのまま黙って座っている。
トーヤが隠れていることは気がつかないようだが、特に何か動く様子もない。
すぐに出てもよかったのだが、さっきふと、マユリアの本当の顔を見たことがないのではないと思ったせいか、少しだけ様子を見ようと思った。
カーテンの隙間からそっと部屋の中を覗いてみる。
この世のものとも思えぬほど美しい女神が、ソファにゆっくりともたれかかり、ただ黙って座っている後ろ姿が見える。
マユリアは何もせず、じっと座っているだけだ。身じろぎもしない。
この様子では次にキリエが迎えに来るまでこのままかも知れない、そんな気がしてきた。
「よう、昼飯食わねえのか?」
トーヤがそう声をかけると、マユリアが声に反応して、ゆっくりと後ろを振り向いた。
その顔には驚きはなく、楽しそうな表情が乗っていた。
トーヤはマユリアがこちらを振り向いたのを確認すると、カーテンからするりと滑り出し、ゆっくりと部屋の真ん中へと移動する。
マユリアもゆっくりと立ち上がると、体全体をトーヤのいた窓の方向へと向けた。
「ちょっとお腹が空かなかったもので」
「なんだ、腹の具合でも悪いのか?」
「いえ、さきほどシャンタルとお茶をしたものですから、それで」
「そうか」
トーヤはソファを挟んでマユリアと向かい合う場所まで移動した。
「昼飯の時間に悪いなと思ったんだが、たまたまこの時間になっちまってな。邪魔したんじゃねえかと思ったら食ってないみたいだったもんで」
「いえ、そういうわけです。体調が悪いわけではありません。ただ……」
「ただ?」
「きっとシャンタルもお昼を召し上がらないでしょう、それはあまり良いことではありませんね」
そう聞いてトーヤが小さく笑い出した。
「まったく、あんたは何があっても変わんねえ。普通な、自分の部屋に妙な男が忍び込んでるのを見つけたら、あれーとかこれーとか助けを求めるもんだと思うぜ」
「トーヤは妙な男ではないでしょう」
マユリアもそう言って笑いながら、
「立ち話もなんですし、そちらに座ってください」
と、向かい側のソファを指した。
「おう」
トーヤはそれだけ言うといつもの調子でそのソファにどっかりと座る。
「それで、今日はどのような用です?」
「ああ、それだがな」
トーヤは自分がここに来た意味を思い出すように、もう一度光の言葉を思い出す。
『マユリアの本当の気持ちを聞いてください』
「あんたの気持ちを聞きたくてな、そんで来た」
「わたくしの気持ち?」
「ああ、あんたがこの後どうしたいのかだ。前にも言っただろうが、交代の後の事を考えとけって」
「ええ、そうでしたね」
八年前の交代の前日、マユリアが突然トーヤの部屋へお忍びでやってきた時の話だ。トーヤはマユリアに人に戻った時のことを考えるように言い、そしてマユリアはこう言ったのだ。
『海の向こうを見てみたい、海を渡ってみたい、そう思っていました』
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