43 / 224
学園1年生編
37
しおりを挟む「ふう…!」
僕は深呼吸をし、精神統一する。
何せ今日は剣術大会、学園最大のイベントなんだもの…!
ま、1年生の試合なんて前座もいいとこだけど。メインは5年生だからね~。だがやるからには、良い結果を出したい…!
僕が拳を握り締め気合を入れていると、ジスランが声を掛けてきた。
「やる気十分だな、セレス。だが俺は負けん!」
「ジスラン…今日こそ勝つんだから!」
現在地は選手控室。友人の中でエントリーしたのは、僕・ジスラン・パスカルだ。バジルもそれなりに強いのだが今回は遠慮してた。相手が貴族だと萎縮しちゃうのかな。
エリゼは前にも言ったが4年生になるまで逃げるらしい。ルシアンは今後真面目に鍛錬して、来年はエントリーすると宣言してたぞ!
「俺は…せめて1回戦は勝ちたい」
パスカルも緊張しているようで、試合用に刃の潰された剣を握り締めている。
分かる。僕も手は震えるし心臓バクバクだし汗かくし…うう…!
「お、トーナメント表が張り出されたぞ」
誰かの声が聞こえ、僕達も見に行くことに。
ここで簡単に大会について説明しよう。
1~3年生(下級生)は参加者も少ないので、2ブロックでトーナメントが開催される。4・5年生(上級生)は4ブロックだ。
陛下もご覧になる試合は、グラウンドに用意された特設会場で行う。
だが試合数が多くなってしまうので…下級生は決勝以外、ギャラリーのいない会場で試合が行われる。予選みたいなもの。
つまり、決勝まで行かなければ陛下にお目に掛かる事は無い。運悪くジスランのような強者と早々ぶち当たる場合もある、そしたら皇族へのアピールは4年まで待てって事ね~。
そして全学年共通なのが、決勝は時間無制限、それ以外は1試合5分まで。
5分経っても勝敗がつかなければ、審判が判断する。
それ以外の勝利条件は
「相手の剣を弾き飛ばす」
「相手が足裏以外の部分を地に付ける」
「喉元に剣を突きつける」
である。降参も出来るぞ。
そうして各学年優勝者の5人で、再度トーナメントが行われる。最終的な優勝者には、陛下より剣が恩賜されるのである!優勝すんのは大体5年生だけど。
今この控室にいるのは下級生のみ。まず組み合わせ確認すっか…。
「!よし、ジスランは別ブロックだ!!」
よし、よっし!上手くいけば決勝まで上がれる!!
別に陛下に見てもらいたい訳じゃないが…ロッティ達には見てもらいたい!!もちろんジスランにも勝つ気で挑むけどね!
「うわ、俺2回戦でジスランとじゃないか!?」
「お。待っているぞパスカル!まずは1回戦を突破しろ!」
あーらら、可哀想に。これでパスカルの決勝進出は消えたわ。
というか、ジスランと同じブロックの生徒は全員床に膝をついている。彼の実力は1年の中じゃ有名ですし。
逆ブロックの皆は余裕綽々だ。僕のようにな!
「ラサーニュ、1回戦の相手は俺だ。よろしく!」
「あ、よろしくね!」
僕の相手は、隣の席の男子だった。彼は親しげに肩を組んできた。
それはいいんだけど…その手が、僕の胸に当たりそうなんですが…!どうしよう、下手に振り払ったら不審かなあ…!?
僕が戸惑っている間にも、彼は距離を詰めてくる。ちょっと顔も近いよ!?突き飛ばしていいのか逡巡していたら…パスカルに腕を引っ張られた。
そして僕は、そのまま彼の腕の中に納められる。この体勢は…僕パスカルに抱き付いているみたいじゃない…?身長差も大して無いから顔も近い…ちょっと照れるう…。
というか彼は、なんだか怖い顔で男子生徒を睨み付けている。
「おい、お前。あまりセレスタンにベタベタするな」
「な、なんだよ…マクロンには関係無いだろう?」
「大ありだ。行こう、セレスタン。今度からああいうのはすぐに振り払え」
「え、あ、ありがと…」
パスカルに手を引かれ、その場を後にする。君はなんでなんで怒ってるの…?
しかもなんか、他にも数人その男子のことを睨んでいる。「貴様、天使に馴れ馴れしく触れるなど…!」とか言っちゃってるけど、天使って、なに???
「セレス…俺と枠を交換してくれ。俺があいつを叩き潰すから…」
「何言ってんの!?」
ジスランは剣を握り潰しそうな勢いだ。なんでこっちも怒ってんのさ!?なんかもう、分からないことばっかりだよ!!
僕が困り顔をしていたら、2人はようやく落ち着いた。
「…すまない」
そう言ってパスカルは僕の手を離す。いや別に、助かったし謝らなくてもいいのに。変なの。
そして予選結果ですが。なんと僕、決勝進出しましたーーー!!!イエイ!!
1回戦の彼も一撃で剣を飛ばしてやったぜ。その後は特に苦戦する事もなく勝ち進んだぜ。ちなみにパスカルはあっさりジスランに負けていたぜ。
「くそ…っ!お前が女顔だから本気が出せなかっただけだ!!」
僕に負けた生徒は、半数がそんな感じの捨て台詞を吐いた。ふーんだ、言ってろ!自分で「見た目に惑わされる未熟者です」って宣言してるだけだぞ!
「んふふ~、僕意外と強い?んっふー」
ご機嫌で鼻歌だって歌っちゃうぜ。ずーっと負けてばっかの人生でしたから…ふっふーう!
そして予選は全て終了し、ついに特設会場に移動だ。パスカルは観客席に向かうべく別れた。
だが移動中…前方から大勢の人の声が聞こえてきて…僕は、緊張が再発してしまった…!!
さっきまではなんやかんやで、参加者と審判とゲルシェ先生しか見てなかった。
きっとこの道の先には…大勢の人がいて、僕達の試合を見るんだ…!!
会場をぐるっと囲むように設営された席。
そこに座っているのはいずれも位の高い人ばかり。親が来ている人も多いし。
しかも未来の騎士を見出すため、様々なお偉いさんも来ているはず。
そして、何より…皇帝陛下がお見えになっている…!
もしも無様な姿を晒したら…!!
ヤバい、さっき以上に手が震える…!予選で勝ったー!など浮かれてる場合じゃない!!
うう、今頃現実が僕を襲う…!
「…セレス?」
僕はプレッシャーに圧し潰され、足が止まってしまった。ジスランが不思議そうに僕を見下ろす、なんで君はそんな余裕なの…!?
「……大丈夫だ、お前は強い」
「よく言うよう…!」
自分より強い人に言われても、慰めにしか聞こえんわ!!
「じゃあお前は、俺に手を抜いてほしいのか?」
「絶対やだっ!!そんな事してみろ、本当に嫌いになるからね!?」
僕は本気なのに、彼は僕の頭に手を置いて微笑んでいる。くやしい、その余裕の顔を崩したいい!!
「まあ俺がどれだけ言葉を重ねても届かないだろうな。
それでもいい。それでも…いつも通りのお前なら大丈夫だ」
……なんだよそれ。なんの根拠も無いじゃんか。
それでも…僕の震えは、いつの間にか弱くなっていた。
ワアアアアァァァ……
「う、わあ…!」
うわ、空気が違う!!人々の熱気が肌にひしひし伝わってくる…!!
本当に僕、こんな場所で試合すんの!?逃げていいかな!!?
しかも相手はジスランだから、超注目されるかも…!!
「おにーさまーーー!!!」
……?僕の腰が過去最大に引けていた時…聞き慣れた、凛とした声が聞こえて来た。
こんなに沸いている会場の中でも聞き間違えるはずはない、ロッティだ。
「お兄様ーーー!!頑張って、お兄様なら大丈夫よーーー!!!」
そう言いながら、僕に向かって両手を振っている。
…もう、淑女がそんな大声を出すんじゃありませんよ。ほら、バジルもルネちゃんも苦笑いしてるじゃない。でも………。
僕の体の震えは、完全に止まっていた。
「うん!!!見ててねロッティ、今日こそジスランを倒す!!!」
「きゃーーーーー!!!お兄様可愛いいいーーー!!!」
「そこは格好良いって言ってよ!!?」
なんだよう!しかもロッティだけじゃなく、他の令嬢まできゃー!ちっちゃーい!だの可愛い!だの頑張って!とか!!御声援ありがとうございます頑張ります!!!
「(やはり…ロッティには勝てないか。それでいい、俺は…セレスのそういうところも含めて好きになったんだから…)」
なんかジスランがしんみりしてる。ほら、君への声援も多いぞ?手を振んなさいよ。
僕がギャラリーに手を振っていたら、なんかがぶつかってきた。
「はん。貴様のようなチビが残れるとは、よほど1年生全体のレベルが低いと見える。
それともアレか?そのお綺麗な顔で誘惑でもしたか?」
おん?なんだこの分かりやすい挑発をしてくる男子生徒は…?
……あ!!以前僕とエリゼに喧嘩売って来た、7人のうちの1人!!名前は知らん!
「おや、容姿をお褒めいただき恐縮です。僕が誘惑したかどうかはさておき、容姿に騙される者のレベルが低いという点は同意しますね」
実際そういう捨て台詞多かったし。僕の返答がお気に召さなかったのか、彼は顔を歪ませた。
「ふん、口の減らない野郎だ」
名前も知らない男子生徒は、そう言いながら離れて行った。彼がいるのは3年生の待機場所…へえ。じゃあ一応予選は突破したんだ。全然見てなかった。
『それでは皆様!!!これよりアカデミー剣術大会を開催致します!!』
お、始まった!!司会を務めているのは、僕達のクラスの担任でもあるクレール・バルバストル先生だ。美人なのだが、貧乳と言われるとチョークの代わりに氷塊を投げつけてくるぞ!
先生司会のもと、開会式が進む。闘技場に並んでいるのは下級生の6人と、上級生の男子全員だ。あ、ラディ兄様発見!!がんば。
『それではこれより、陛下より御言葉を賜ります』
先生がそう言った瞬間、立っている全員が跪く。座っている観客達は、深く頭を下げた。
「面を上げなさい」
陛下の言葉を受け、全員顔を上げる。…あれが陛下、そしてお隣にいらっしゃるのが皇后陛下か。こんなに近くで見たのは初めて、だ…?
………?なんか今、陛下と目が合ったような?気のせいか。いや気のせいじゃないわ、皇后陛下が笑顔でむっちゃこっち見てるわ!?なんで???
「…今年もまたこの季節がやってきた。今日の佳き日に相応しき、正々堂々とした勝負を望む」
陛下の御言葉が耳に入らない……。何故なら、皇后陛下と皇女殿下と思しき女性が、めっちゃこっちを見ているからだ。笑顔で。
控えめに笑顔を返すと…すんごい盛り上がってる。あのう、陛下の御言葉聞かなくてよろしいの…?陛下しょんぼりしてらっしゃるよ?
「……以上だ…」
終わっちゃった!!!大丈夫ですよ陛下、皆聞いてましたから!!だから肩を落とさないでください!
『そ、それでは早速試合を開始します!!まずは4年生の皆様、準備を!!』
順番は4年生予選→5年生予選→1年生決勝→2年生決勝→3年生決勝→4年生決勝→5年生決勝である。
あ、早速ルクトル殿下の出番だ!!
「「「「きゃあああああぁぁぁ!!!!」」」」
「わっ!!」
ひー、殿下が登場した途端、もの凄い声援が!!やっぱ人気あるう。よし、僕も!!
「殿下ーーー頑張ってくださーい!!」
僕は選手だから、観客よりも近くから応援出来るのだ!!僕の声が届いたらしく、殿下はこっちを向いてにっこり笑った。
その笑顔に…またも黄色い声援が飛び交うのであった。
「セレス、俺の事は応援してくれないのか?」
「ラディ兄様!もちろん応援するよ、でも5年生はまだでしょ?」
ルクトル殿下に気を取られていたら、後ろから兄様が抱き付いてきた。そのまま僕の頭に顎を乗せ、まったりモードに。
隣に立っているジスランも急に現れた兄様に驚いたが、すぐに試合に集中した。
「なあセレス、俺とルキウスが当たったら…俺を応援してくれるか?」
「うーん、どっちも頑張って欲しいけど…うん、兄様の応援する!」
なんてったって、僕の兄様だもんね。ルキウス殿下は他の皆が応援してくれるとも!
僕の返答に、兄様は破顔したのであった。
そして4年生の結果だが、ルクトル殿下は3回戦で負けてしまった。剣は得意じゃないと言っていたが、十分だと思うよ?
4年生は他に知り合いもいないので飛ばします。
「ラディ兄様出番だね、頑張って!!」
「ああ。行ってくる」
兄様は僕の額にキスをして、闘技上に立つ。殿下に負けず劣らずの大声援を受け、軽く手を振り返事していた。
うお、相手強そう。兄様大丈夫かな…?
「ラディ兄様ファイトー!!」
僕に出来るのは声援を送ること!いけー!!
「大丈夫ですよ、彼は強いですから。流石に本職には敵いませんがね」
そう答えてくれたのはルクトル殿下。もう自分の出番は終わったからと、自由に行動している。
そして今は僕達と一緒に観戦中。と言っても兄様は割と最初から自由にしてたが…でもそっか、兄様強いのか!
その殿下の言葉通り…あっさりと勝敗は決した。
相手が上から斬りかかって来た剣を兄様はするりと横に流し、そのまま喉元に剣を突きつけたのだ。
「すごい、兄様格好いい!!」
「だろ?」
すごいドヤってる!!でも格好いいよ!!会場中にも声援が飛び交いすぎてるよ!
だが僕がそんな風に興奮していたら…ふと選手待機場にいるルキウス殿下が目に入る。なんか変な顔してるう。
「あれは拗ねてるな。いい年して…しょうがない奴だ」
拗ねてんのかアレ。めっちゃ口窄めてるんですけど。てか兄様、あなたもあっちに戻りなさいよ。
渋々戻る兄様と入れ違いに、ルキウス殿下が登場した。すると今まで以上に、会場中に耳を劈く声援が広がった。アイドルか!!!ひいい、耳を塞がないと潰れるわ!!
「ルキウス殿下、頑張ってーーー!!!」
令嬢達の声援に負けぬよう精一杯声を出す!
「兄上ー!!勝ってくださーい!!!」
お、ルシアンの声も聞こえる!それが届いたのか…ルキウス殿下は今度は、上機嫌に見えるぞ。単純な人だな…。
その殿下の試合は…開始と同時に殿下が仕掛け、一撃で沈めてしまった。つよ!?
その後殿下と兄様は順調に勝ち上がり…ついに、2人がぶつかる準決勝までやってきたのだった。
10
お気に入りに追加
365
あなたにおすすめの小説
乙女ゲーのモブデブ令嬢に転生したので平和に過ごしたい
ゆの
恋愛
私は日比谷夏那、18歳。特に優れた所もなく平々凡々で、波風立てずに過ごしたかった私は、特に興味のない乙女ゲームを友人に強引に薦められるがままにプレイした。
だが、その乙女ゲームの各ルートをクリアした翌日に事故にあって亡くなってしまった。
気がつくと、乙女ゲームに1度だけ登場したモブデブ令嬢に転生していた!!特にゲームの影響がない人に転生したことに安堵した私は、ヒロインや攻略対象に関わらず平和に過ごしたいと思います。
だけど、肉やお菓子より断然大好きなフルーツばっかりを食べていたらいつの間にか痩せて、絶世の美女に…?!
平和に過ごしたい令嬢とそれを放って置かない攻略対象達の平和だったり平和じゃなかったりする日々が始まる。
悪役令嬢はやめて、侯爵子息になります
立風花
恋愛
第八回 アイリス恋愛ファンタジー大賞 一次選考通過作品に入りました!
完結しました。ありがとうございます
シナリオが進む事のなくなった世界。誰も知らないゲーム後の世界が動き出す。
大崩落、王城陥落。聖女と祈り。シナリオ分岐の真実。
激動する王国で、想い合うノエルとアレックス王子。
大切な人の迷いと大きな決断を迫られる最終章!
ーあらすじー
8歳のお誕生日を前に、秘密の場所で小さな出逢いを迎えたキャロル。秘密を約束して別れた直後、頭部に怪我をしてしまう。
巡る記憶は遠い遠い過去。生まれる前の自分。
そして、知る自分がゲームの悪役令嬢であること。
戸惑いの中、最悪の結末を回避するために、今度こそ後悔なく幸せになる道を探しはじめる。
子息になった悪役令嬢の成長と繋がる絆、戸惑う恋。
侯爵子息になって、ゲームのシナリオ通りにはさせません!<序章 侯爵子息になります!編>
子息になったキャロルの前に現れる攻略対象。育つ友情、恋に揺れる気持<二章 大切な人!社交デビュー編>
学園入学でゲームの世界へ。ヒロイン登場。シナリオの変化。絆は波乱を迎える「転」章<三章 恋する学園編>
※複数投稿サイト、またはブログに同じ作品を掲載しております
異世界で買った奴隷が強すぎるので説明求む!
夜間救急事務受付
ファンタジー
仕事中、気がつくと知らない世界にいた 佐藤 惣一郎(サトウ ソウイチロウ)
安く買った、視力の悪い奴隷の少女に、瓶の底の様な分厚いメガネを与えると
めちゃめちゃ強かった!
気軽に読めるので、暇つぶしに是非!
涙あり、笑いあり
シリアスなおとぼけ冒険譚!
異世界ラブ冒険ファンタジー!
神による異世界転生〜転生した私の異世界ライフ〜
シュガーコクーン
ファンタジー
女神のうっかりで死んでしまったOLが一人。そのOLは、女神によって幼女に戻って異世界転生させてもらうことに。
その幼女の新たな名前はリティア。リティアの繰り広げる異世界ファンタジーが今始まる!
「こんな話をいれて欲しい!」そんな要望も是非下さい!出来る限り書きたいと思います。
素人のつたない作品ですが、よければリティアの異世界ライフをお楽しみ下さい╰(*´︶`*)╯
旧題「神による異世界転生〜転生幼女の異世界ライフ〜」
現在、小説家になろうでこの作品のリメイクを連載しています!そちらも是非覗いてみてください。
記憶喪失の転生幼女、ギルドで保護されたら最強冒険者に溺愛される
マー子
ファンタジー
ある日魔の森で異常が見られ、調査に来ていた冒険者ルーク。
そこで木の影で眠る幼女を見つけた。
自分の名前しか記憶がなく、両親やこの国の事も知らないというアイリは、冒険者ギルドで保護されることに。
実はある事情で記憶を失って転生した幼女だけど、異世界で最強冒険者に溺愛されて、第二の人生楽しんでいきます。
・初のファンタジー物です
・ある程度内容纏まってからの更新になる為、進みは遅めになると思います
・長編予定ですが、最後まで気力が持たない場合は短編になるかもしれません⋯
どうか温かく見守ってください♪
☆感謝☆
HOTランキング1位になりました。偏にご覧下さる皆様のお陰です。この場を借りて、感謝の気持ちを⋯
そしてなんと、人気ランキングの方にもちゃっかり載っておりました。
本当にありがとうございます!
【完結】悪役令息アレックスは残念な子なので攻略対象者ノワールの執着に気付かない
降魔 鬼灯
恋愛
美人メイドに迫られたアレックスは、自分が悪役令息だったことを思い出す。
ヒロインの姉を凌辱して自殺に追いやり、10年後断罪されるアレックスって俺じゃない?
でも、俺の身体は女なんですけど…。
冤罪で断罪されるのを回避するべく、逃げ出したアレックスは、自分を監禁することになる攻略対象者ノワールに助けを求める。
ボーイズラブではないのですが、主人公の一人称は俺です。苦手な方はお控えください。
小説家になろう、カクヨムでも投稿していますが、アルファポリス版だけ内容が異なります。
【完結済】私、地味モブなので。~転生したらなぜか最推し攻略対象の婚約者になってしまいました~
降魔 鬼灯
恋愛
マーガレット・モルガンは、ただの地味なモブだ。前世の最推しであるシルビア様の婚約者を選ぶパーティーに参加してシルビア様に会った事で前世の記憶を思い出す。 前世、人生の全てを捧げた最推し様は尊いけれど、現実に存在する最推しは…。 ヒロインちゃん登場まで三年。早く私を救ってください。
幼女に転生したらイケメン冒険者パーティーに保護&溺愛されています
ひなた
ファンタジー
死んだと思ったら
目の前に神様がいて、
剣と魔法のファンタジー異世界に転生することに!
魔法のチート能力をもらったものの、
いざ転生したら10歳の幼女だし、草原にぼっちだし、いきなり魔物でるし、
魔力はあって魔法適正もあるのに肝心の使い方はわからないし で転生早々大ピンチ!
そんなピンチを救ってくれたのは
イケメン冒険者3人組。
その3人に保護されつつパーティーメンバーとして冒険者登録することに!
日々の疲労の癒しとしてイケメン3人に可愛いがられる毎日が、始まりました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる