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15.5章 魔崩叡者霊興大戦ラスバルム(王都)
2人の鍵の獲得候補者
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戦いはすぐに終了した。
19体のモンスターたちは血祭りにあげられて既に死体と化している。
舞踏場には血が水溜まりのように広がり、その中心で男は立っていた。
自らの味方を裏切り、王女を護った彼にはもう味方などいない。
同盟連盟に敵対し、魔王軍大軍団を裏切った彼にはもう味方はいない。
それでも、彼は妙義と王女様を庇った。
「さて、邪魔が入ったが話を戻そう」
顔についた返り血を拭い、蔵王は店長の方を向く。
今度こそ店長と蔵王の闘いを始めようとしているのだ。
しかし、その戦闘を始める前に私にはどうしても聞いておかなければならないことがある。
私は王女様を手で庇いながら、警戒を解くことなく彼に話しかけてみる。
「なぜだ。なぜ私たちを護った?」
奴の闘いが始まる前に私にはどうしても知っておかなければならない。
なぜ、奴は敵であるはずの私と王女様を護ったのか。
そこには必ず何かしらの理由がなければあり得ない。
「なんだ………?
お前は聞いていなかったのか?」
「何を?」
「ハァ……………店長。お前は何も教えてやらなかったのか? 恨まれるぞ?」
蔵王はそう言って店長を睨み付ける。
その後、彼はニヤリと喜びの笑みを浮かべて私を見下しながら質問に答えてくれた。
「ならば答えよう。
私の目的は王女を護ることだ」
はぁ?
蔵王が口を開いて発した返答が私には理解ができなかった。
思考が真っ白に染まる。
敵であり王都を滅ぼそうとしていた大軍団の敵将が王女様を護る?
戦況からしても目的からしても…………。
その意図は私には理解できない。
「そうか。そうか。知らないのか。
─────では、魔王軍幹部八虐が動き出した理由はなんだ?」
そんなの明山が狙われた理由と同じだ。
鍵の獲得候補者であるからだ。
「それは鍵の獲得候補者を潰すことだろ?
それと何の関係があるんだ?」
「分からんのかね?
お前もあの闘いの場にいたのだろう?」
あの闘いの場?
私が最近、八虐関係の戦いに関係したのは………。
連続殺人鬼の犯人であり私の兄戦。
国々を恐怖に陥れる支配の悪魔戦。
そして、王女を狙う仮面とロリ戦………………。
まさか!?と私は王女の方を向く。
すると、王女様は私と目を合わせようとせずにそっぽを向いていた。
「王都の数人にしか知らされていない真実だ。王女は鍵の獲得候補者なのだよ」
「でも、それとお前が王女様を護る理由がないのではないか?」
「お前は馬鹿なのか?
鍵の獲得候補者なのだよ。もう残りの候補者があと2人なのだよ。1人になれば候補者ではない。獲得者だ」
最後の1人が鍵を手にいれる。
それは明山と王女様のどちらかが………。
その瞬間、私は理解した。
どちらも生き延びることはできない。
明山か王女様のどちらかが敗者となるしかないのである。
すると、王女様は私の考えを代弁するように暗い表情で発言する。
「そうよ………鍵の獲得候補者は最後の1人になると獲得者になる。明山さんか私………。
これまでの鍵の獲得候補者はみんな死んでいった。もうあと1人が死ねば鍵は獲得者のもとに現れるの。私が死ぬか明山が死ぬか。運命はどちらかに死を送るのよ」
ここで私の側にいる、私を頼りにしているか弱い彼女を救うか。
私の日常に生きる仲間の1人である男を取るか。
そんなの私には選べるはずがない。
奴の説明によれば、蔵王は王女様を生かす派。
しかし、目的が対する店長は明山を生かす派。
確かに私は王女様を守護しなければならない騎士である。彼女のことは死んでも護りたいし、助けてあげたい。明山を殺す選択もしたくない。
「蔵王!!!!
お前が!!!! お前が私の苦悩の感情を望んでいるなら、その発言は………クソッ!!!!」
当たる相手も見つからず、私は白状した蔵王に叫ぶ。
だが、蔵王はそんな心境の私を望んでいたようだ。
彼は店長の方を向いたままこちらを振り向きもしなくなったが、内心はとても笑みを浮かべたいのだろう。
「蔵王…………。私は最後まで黙っていて一生消えない罪を背負うつもりだった。汚名を被るつもりだった。政剣のあとを追うつもりだった。
やってくれたな………………くず野郎」
怒りを必死に堪えながら、店長は蔵王を見る。
「いやいや、こんなに大量の苦悩を得るチャンスが他にあるか? お前も辛いのだろう?
あいつの血縁を途絶えさせるのが………」
「お前こそ、政剣の妹に恋をしていたお前こそ………。あの王女を殺すのは惜しいのではないのか?」
「勘違いするな。私の初恋は過去に捨ててきた。それよりも奴の血を……血縁を………途絶えさせること。それこそ残された私の役割ではあるが。
鍵さえ手にはいれば私には何の問題もない。鍵が現れ次第王女は殺す」
「ならば、私はなおさらだな。
私は王女を殺す」
「ならば、私もなおさらだな。
私は王女を生かす」
お互いに構えを取り、床を蹴り跳ぶ。
2人の男が床を踏みつけたことで舞踏場の床は完璧に底が抜けてしまい、崩れ落ちていく足場。
私の目の前では瓦礫と共に2人の男が暗き下へと落ちていく。
次に私の目の前に現れた者が王女を生かすか王女を殺す。
私と王女はただその勝敗を見守るしかないのである。
瓦礫と共に2人の男は下の階へと落下。
そして、安定した床に足を乗せた瞬間に闘いは始まる。
互いに油断は見せない。
一撃一撃に殺意を込めて攻撃する。
蔵王はお得意の拳で店長を殴り飛ばそうとしたのだが、その拳は逆に頭突きで跳ね返される。
その頭突きの衝撃でふらついた蔵王に向ける追い討ち。
聖剣での眉間付き。
店長の放った剣先は蔵王に避けられ、蔵王の発射した4発の銃弾を店長は桜の花びらのように切り落とす。
お互いに一手でも油断すれば殺される戦況。
「蔵王!!!」
「ヨシノ!!!」
それでも、彼らは戦うことをやめずに殺し合う。常人では立ち入ることすらできない領域。伝説の死闘。
その決闘は20分間もの間続くのであった……………………………………。
19体のモンスターたちは血祭りにあげられて既に死体と化している。
舞踏場には血が水溜まりのように広がり、その中心で男は立っていた。
自らの味方を裏切り、王女を護った彼にはもう味方などいない。
同盟連盟に敵対し、魔王軍大軍団を裏切った彼にはもう味方はいない。
それでも、彼は妙義と王女様を庇った。
「さて、邪魔が入ったが話を戻そう」
顔についた返り血を拭い、蔵王は店長の方を向く。
今度こそ店長と蔵王の闘いを始めようとしているのだ。
しかし、その戦闘を始める前に私にはどうしても聞いておかなければならないことがある。
私は王女様を手で庇いながら、警戒を解くことなく彼に話しかけてみる。
「なぜだ。なぜ私たちを護った?」
奴の闘いが始まる前に私にはどうしても知っておかなければならない。
なぜ、奴は敵であるはずの私と王女様を護ったのか。
そこには必ず何かしらの理由がなければあり得ない。
「なんだ………?
お前は聞いていなかったのか?」
「何を?」
「ハァ……………店長。お前は何も教えてやらなかったのか? 恨まれるぞ?」
蔵王はそう言って店長を睨み付ける。
その後、彼はニヤリと喜びの笑みを浮かべて私を見下しながら質問に答えてくれた。
「ならば答えよう。
私の目的は王女を護ることだ」
はぁ?
蔵王が口を開いて発した返答が私には理解ができなかった。
思考が真っ白に染まる。
敵であり王都を滅ぼそうとしていた大軍団の敵将が王女様を護る?
戦況からしても目的からしても…………。
その意図は私には理解できない。
「そうか。そうか。知らないのか。
─────では、魔王軍幹部八虐が動き出した理由はなんだ?」
そんなの明山が狙われた理由と同じだ。
鍵の獲得候補者であるからだ。
「それは鍵の獲得候補者を潰すことだろ?
それと何の関係があるんだ?」
「分からんのかね?
お前もあの闘いの場にいたのだろう?」
あの闘いの場?
私が最近、八虐関係の戦いに関係したのは………。
連続殺人鬼の犯人であり私の兄戦。
国々を恐怖に陥れる支配の悪魔戦。
そして、王女を狙う仮面とロリ戦………………。
まさか!?と私は王女の方を向く。
すると、王女様は私と目を合わせようとせずにそっぽを向いていた。
「王都の数人にしか知らされていない真実だ。王女は鍵の獲得候補者なのだよ」
「でも、それとお前が王女様を護る理由がないのではないか?」
「お前は馬鹿なのか?
鍵の獲得候補者なのだよ。もう残りの候補者があと2人なのだよ。1人になれば候補者ではない。獲得者だ」
最後の1人が鍵を手にいれる。
それは明山と王女様のどちらかが………。
その瞬間、私は理解した。
どちらも生き延びることはできない。
明山か王女様のどちらかが敗者となるしかないのである。
すると、王女様は私の考えを代弁するように暗い表情で発言する。
「そうよ………鍵の獲得候補者は最後の1人になると獲得者になる。明山さんか私………。
これまでの鍵の獲得候補者はみんな死んでいった。もうあと1人が死ねば鍵は獲得者のもとに現れるの。私が死ぬか明山が死ぬか。運命はどちらかに死を送るのよ」
ここで私の側にいる、私を頼りにしているか弱い彼女を救うか。
私の日常に生きる仲間の1人である男を取るか。
そんなの私には選べるはずがない。
奴の説明によれば、蔵王は王女様を生かす派。
しかし、目的が対する店長は明山を生かす派。
確かに私は王女様を守護しなければならない騎士である。彼女のことは死んでも護りたいし、助けてあげたい。明山を殺す選択もしたくない。
「蔵王!!!!
お前が!!!! お前が私の苦悩の感情を望んでいるなら、その発言は………クソッ!!!!」
当たる相手も見つからず、私は白状した蔵王に叫ぶ。
だが、蔵王はそんな心境の私を望んでいたようだ。
彼は店長の方を向いたままこちらを振り向きもしなくなったが、内心はとても笑みを浮かべたいのだろう。
「蔵王…………。私は最後まで黙っていて一生消えない罪を背負うつもりだった。汚名を被るつもりだった。政剣のあとを追うつもりだった。
やってくれたな………………くず野郎」
怒りを必死に堪えながら、店長は蔵王を見る。
「いやいや、こんなに大量の苦悩を得るチャンスが他にあるか? お前も辛いのだろう?
あいつの血縁を途絶えさせるのが………」
「お前こそ、政剣の妹に恋をしていたお前こそ………。あの王女を殺すのは惜しいのではないのか?」
「勘違いするな。私の初恋は過去に捨ててきた。それよりも奴の血を……血縁を………途絶えさせること。それこそ残された私の役割ではあるが。
鍵さえ手にはいれば私には何の問題もない。鍵が現れ次第王女は殺す」
「ならば、私はなおさらだな。
私は王女を殺す」
「ならば、私もなおさらだな。
私は王女を生かす」
お互いに構えを取り、床を蹴り跳ぶ。
2人の男が床を踏みつけたことで舞踏場の床は完璧に底が抜けてしまい、崩れ落ちていく足場。
私の目の前では瓦礫と共に2人の男が暗き下へと落ちていく。
次に私の目の前に現れた者が王女を生かすか王女を殺す。
私と王女はただその勝敗を見守るしかないのである。
瓦礫と共に2人の男は下の階へと落下。
そして、安定した床に足を乗せた瞬間に闘いは始まる。
互いに油断は見せない。
一撃一撃に殺意を込めて攻撃する。
蔵王はお得意の拳で店長を殴り飛ばそうとしたのだが、その拳は逆に頭突きで跳ね返される。
その頭突きの衝撃でふらついた蔵王に向ける追い討ち。
聖剣での眉間付き。
店長の放った剣先は蔵王に避けられ、蔵王の発射した4発の銃弾を店長は桜の花びらのように切り落とす。
お互いに一手でも油断すれば殺される戦況。
「蔵王!!!」
「ヨシノ!!!」
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