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第7章 どうやら四阿は八虐の謀大逆のようです。
塩見の不死身付喪神対策講座
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丑三つ時、コウモリ通りを歩いていた男女のカップルを襲う死神姫が遂に3人の目の前に現れた。
今夜の獲物は死神さんと乗鞍、もしくは塩見なのだろう。
「今宵迷いこんだのは、3組の男女。
まずは貴校達からうちがお相手して差し上げますわ」
この和服の十二単のような格好。
この女が死神姫なのだろうか。
「3組ってことは私たち以外にも2組の男女がいるのでしょうか。なら、早く助けに行かないと」
「待ちな、嬢ちゃん。こいつを倒したらこの異様な場所からも解放される。いまはこいつを倒したほうがいいと思うぞ」
真っ先に助けに行こうとした死神さんの肩を乗鞍は掴んで止める。
しかし、死神姫はねっとりとした笑みを浮かべる。
「いや、おなごの言う通りじゃ。早く行くべきだとうちは思うけどな~?」
その時だった。
「イヤァァァァァァァァ!!!!!」
どこからか断末魔が聞こえてきたのだ。
驚き辺りを見渡す3人。
彼ら以外に2組の男女がいると死神姫は言っていたが、敵は目の前にいる死神姫だけではないのだろうか。
「ガハハハハハハッ!!!
死神姫とやらには仲間がいるのか?
オイ、塩見。向こうは頼んでもいいかな?
あと1組いるという事だから」
乗鞍は予想外の出来事に驚くどころか、大笑いして塩見にもう1組の保護を頼んでみる。
「チッ、しょうがないな。ちゃんとその女守ってやれよ」
塩見はめんどくさそうに返事をすると、断末魔の聞こえた方向へと走り去っていく。
塩見が断末魔が聞こえた場所へ走っていくと、そこには既に魂を奪われて殺された男女の死体が転がっている。
「……ということはもう敵は移動しやがったな」
ふと側を見ると建物を壊しながら進んでいる痕跡がある。
店々を壊しながらまっすぐに延びる道。
この先に敵がいるのだろう。
しかし、壊された建物内を見ると人の姿も人の死体も血もない。
やはり、この空間に連れてこられたのは3組の男女だけのようだ。
塩見は2組目の被害者がでないように店々が壊されてできた道を辿るのであった。
塩見がいる位置から遥か先の町外れ。
店の前には怪しい男が立っていて、ジッと店を睨み付けている。
その怪しい男は、人間ではなくおそらく付喪神だろう。
普通の夜なら分からないかもしれないが、ピンクの月光に照らされると、その肌は雪のように白く。
鼻の側だけではなく。両方の頬にも目がついている。
そんな怪しい男が人間であるはずがない。
彼は自我を持っている付喪神ということだ。
「出ておいで、麿はそち達に被害を加えるつもりはないよ」
怪しい男が店の中に隠れている男女に語る。
「「…………」」
しかし、カップルは怯えてしまって隠れたまま動かない。
怪しい男は店の前に立ったまま、2人の隠れている店をにらみ続ける。
その目は2人を助けようとする目ではなく、獲物を見定めるような目であった。
「早く出ておいで。蹴鞠をしよう? 和歌を歌おう?
じゃあ、壱から拾(じゅう)数える前に出てきてね。さもないと殺すから」
先ほどまでに怪しい男が言っていた事と矛盾している。
しかし、彼の目的はもともとこれであり、先ほども殺ってきたばかりなのだから。
「壱~弐~参~肆~伍~陸~漆~捌~玖……」
怪しい男が数字を数え始め、九まで言った時に全てを諦めたような表情を浮かべて店の中から出てくる。
その2人の目は怯えきったウサギの様な目だ。
「ようやく出てきてくれたね。麿はうれしいよ。それと謝らなくちゃいけない。さっきのは嘘だ」
「そっ、そんな……!? ひどい」
「最低な奴です。あんたは最低です」
怪しい男がついた嘘に思いっきりクレームをいれる男女。
「最低~最低は誉め言葉~。
蜘蛛が巣に引っ掛かった獲物を逃がすと思うのか?
安心しろ。そちらの魂は無駄にはしない。
麿らの主人の殿のため。麿らを助けた主人のため。きちんと無駄にはしませんよ?」
怪しい男はニタッと薄気味悪い笑みを浮かべる。
怪しい男は笑みを浮かべた後に、彼の身体が異常な程にグジュグジュとうねり始める。
「付喪神としての能力を使う。麿の強靭な肉体美にひれ伏せ」
彼の腕は大きく太くなり、肌の色は変色。
上半身だけがはち切れそうな筋肉の人間離れの付喪神になる。
また、腕は合計で4本になっている。
「フシュゥ………………これが俺の本来の姿だぜ。さぁ、楽に取り出してあげるからな」
付喪神はそう言うと、男女に向かってその手を伸ばす。
「キャァァァァァァ!!!」
「ウワァァァァァァ!!!」
蛇に睨まれた蛙のように動けない男女にはもう叫ぶ以外の行動ができない。
シャキッン!!!
付喪神はその手を男女に届かせる事ができなかった。
「ウギギ!? ナゼナゼナゼナゼ?」
付喪神はダラダラと冷や汗をかき、目をパシパシとして驚きを抑える。
「見つけたぞ。付喪神さんよ~」
男女を庇うように目の前に立つ男性。
彼は日本刀についた血を払い拭う。
「そちは何者だ? 何故麿の腕を……」
付喪神は自分の切り落とされた腕を眺めながら、男の正体を疑問に思う。
「拙者の名は塩見。死神姫の討伐に来た王レベルの付喪人だ。悪いがお前は斬首確定。処させていただこう」
付喪神の目の前に現れたのは、和服を着たチョビヒゲの男性。
そう彼は付喪神を殺しに来たのだ。
「王レベルだかなんだか知らないが、麿達を止められると思うなよ?」
付喪神は切り落とされた腕を再生し、構えをとる。
いよいよ、塩見と4本の腕持ちの付喪神との戦いが始まろうとしているのだ。
すると、塩見は後ろを振り返り、震えている男女に向かって、
「おい、そこの2人。拙者の前から邪魔だ消え失せろ!!! 殺すぞ?」
……と2人を睨み付けながら口にする。どちらが味方かわからなくなりそうだ。
しかし、その目は完璧に殺意に染まっており、逆らえば一瞬で殺されそうな勢いの目付きである。
「「ハイィィィィィィィィィィィ!!!」」
2人の男女は涙を堪えて、震えている膝を必死に動かしながら、この場所から立ち去る。
その後、残された2人。
「さて、邪魔者は消えた。とっとと始めようぜ」
「そちは強者だな? まぁ、いい。本当はそちの魂を食べたいが、主人の好意に背くこと。
魔障の殿への手見上げとして奉納しましょう」
付喪神はボキボキと腕を鳴らし、戦闘準備を整える。
対して、塩見は日本刀を構えて、付喪神の喉元の方向に剣先を合わせる。
そして、両者は殺し合うために勢いよく走り出す。
「その小さな頭!!
麿が握りつぶしてくれるわぁぁぁぁ!!!」
付喪神は走りながら、塩見の頭を掴もうと両手を伸ばす。
「『狂瀾怒濤(きょうらんどとう)』」
だが、塩見は自身の必殺技を放ち対抗する。
塩見の能力は日本刀の付喪人。
王レベルで1番の斬撃を放つ男。
彼の能力の特徴は簡単に言うと、斬れぬもの無し。
つまり、一定の秒数だけ切れ味のパラメーターをチートレベルにまで上げる事が出来る。
ただし、切れ味を上げるまでは時間がいるので注意して使わなければならない。
そして今、彼は技を使った時にその切れ味を上げたのだ。
付喪神の4本の腕が切り取られて宙を舞い、2cmの立方体の肉片となって地面に落ちる。
バラバラと落ちていく肉片はまるで雨のようだ。
「ギヤァァァァァァァァ!!!!」
一瞬にして腕を4本失った付喪神の悲痛な叫び。
「おい、どうした?
拙者の頭を握り潰すんじゃないのか?」
…と言った塩見は肥溜めで溺れかけているドブネズミを平然と蔑む様な目で付喪神を見続ける。
しかし、付喪神は何事もなかったかのように立ち上がる。
「これしきの事、麿には効かぬ。すぐに再生するし、もし全身を細切れに捌かれたとしても核がある限り、麿は不死身なのだ」
「クククッ、そうか。不死身か? 不死身、不死身。
ハハハハハハッ!!! 核となる物を壊すまでは死なないのか?
いいことを聞いたぜ。」
塩見は付喪神の自慢を聞いて大笑いを始める。
「じゃあ、今からお前は試し斬り相手だ。いくぜ?」
塩見はそう言うと剣を構えて、付喪神に向かって数々の技を繰り出していった。
数分後。
戦いに捲き込まれて、破壊しつくされた建物の跡。
そこには涙めになりながら叫ぶ付喪神の姿があった。
「もうやめてくれ。頼むから。麿を生かしてはくれないか?
死神姫よ、早く死んでくれ!!!
もう嫌だ。痛みがひどいのだ。不死身なんて大嫌いだ」
震えて怯えている付喪神。
先程までの余裕そうな態度が嘘のようだ。
「なぁ、もう許してくれよ。
これ以上切り刻まれたくないよ。
なぁ、なに構えてるんだ?
やめろやめてくれ。
い…嫌だ。不死身だとしても再生は嫌だ。
イヤァァァァァァァァ!!!!!!!」
付喪神の悲痛な願いを聞き入れずに、塩見は日本刀を振るい下ろすのであった。
今夜の獲物は死神さんと乗鞍、もしくは塩見なのだろう。
「今宵迷いこんだのは、3組の男女。
まずは貴校達からうちがお相手して差し上げますわ」
この和服の十二単のような格好。
この女が死神姫なのだろうか。
「3組ってことは私たち以外にも2組の男女がいるのでしょうか。なら、早く助けに行かないと」
「待ちな、嬢ちゃん。こいつを倒したらこの異様な場所からも解放される。いまはこいつを倒したほうがいいと思うぞ」
真っ先に助けに行こうとした死神さんの肩を乗鞍は掴んで止める。
しかし、死神姫はねっとりとした笑みを浮かべる。
「いや、おなごの言う通りじゃ。早く行くべきだとうちは思うけどな~?」
その時だった。
「イヤァァァァァァァァ!!!!!」
どこからか断末魔が聞こえてきたのだ。
驚き辺りを見渡す3人。
彼ら以外に2組の男女がいると死神姫は言っていたが、敵は目の前にいる死神姫だけではないのだろうか。
「ガハハハハハハッ!!!
死神姫とやらには仲間がいるのか?
オイ、塩見。向こうは頼んでもいいかな?
あと1組いるという事だから」
乗鞍は予想外の出来事に驚くどころか、大笑いして塩見にもう1組の保護を頼んでみる。
「チッ、しょうがないな。ちゃんとその女守ってやれよ」
塩見はめんどくさそうに返事をすると、断末魔の聞こえた方向へと走り去っていく。
塩見が断末魔が聞こえた場所へ走っていくと、そこには既に魂を奪われて殺された男女の死体が転がっている。
「……ということはもう敵は移動しやがったな」
ふと側を見ると建物を壊しながら進んでいる痕跡がある。
店々を壊しながらまっすぐに延びる道。
この先に敵がいるのだろう。
しかし、壊された建物内を見ると人の姿も人の死体も血もない。
やはり、この空間に連れてこられたのは3組の男女だけのようだ。
塩見は2組目の被害者がでないように店々が壊されてできた道を辿るのであった。
塩見がいる位置から遥か先の町外れ。
店の前には怪しい男が立っていて、ジッと店を睨み付けている。
その怪しい男は、人間ではなくおそらく付喪神だろう。
普通の夜なら分からないかもしれないが、ピンクの月光に照らされると、その肌は雪のように白く。
鼻の側だけではなく。両方の頬にも目がついている。
そんな怪しい男が人間であるはずがない。
彼は自我を持っている付喪神ということだ。
「出ておいで、麿はそち達に被害を加えるつもりはないよ」
怪しい男が店の中に隠れている男女に語る。
「「…………」」
しかし、カップルは怯えてしまって隠れたまま動かない。
怪しい男は店の前に立ったまま、2人の隠れている店をにらみ続ける。
その目は2人を助けようとする目ではなく、獲物を見定めるような目であった。
「早く出ておいで。蹴鞠をしよう? 和歌を歌おう?
じゃあ、壱から拾(じゅう)数える前に出てきてね。さもないと殺すから」
先ほどまでに怪しい男が言っていた事と矛盾している。
しかし、彼の目的はもともとこれであり、先ほども殺ってきたばかりなのだから。
「壱~弐~参~肆~伍~陸~漆~捌~玖……」
怪しい男が数字を数え始め、九まで言った時に全てを諦めたような表情を浮かべて店の中から出てくる。
その2人の目は怯えきったウサギの様な目だ。
「ようやく出てきてくれたね。麿はうれしいよ。それと謝らなくちゃいけない。さっきのは嘘だ」
「そっ、そんな……!? ひどい」
「最低な奴です。あんたは最低です」
怪しい男がついた嘘に思いっきりクレームをいれる男女。
「最低~最低は誉め言葉~。
蜘蛛が巣に引っ掛かった獲物を逃がすと思うのか?
安心しろ。そちらの魂は無駄にはしない。
麿らの主人の殿のため。麿らを助けた主人のため。きちんと無駄にはしませんよ?」
怪しい男はニタッと薄気味悪い笑みを浮かべる。
怪しい男は笑みを浮かべた後に、彼の身体が異常な程にグジュグジュとうねり始める。
「付喪神としての能力を使う。麿の強靭な肉体美にひれ伏せ」
彼の腕は大きく太くなり、肌の色は変色。
上半身だけがはち切れそうな筋肉の人間離れの付喪神になる。
また、腕は合計で4本になっている。
「フシュゥ………………これが俺の本来の姿だぜ。さぁ、楽に取り出してあげるからな」
付喪神はそう言うと、男女に向かってその手を伸ばす。
「キャァァァァァァ!!!」
「ウワァァァァァァ!!!」
蛇に睨まれた蛙のように動けない男女にはもう叫ぶ以外の行動ができない。
シャキッン!!!
付喪神はその手を男女に届かせる事ができなかった。
「ウギギ!? ナゼナゼナゼナゼ?」
付喪神はダラダラと冷や汗をかき、目をパシパシとして驚きを抑える。
「見つけたぞ。付喪神さんよ~」
男女を庇うように目の前に立つ男性。
彼は日本刀についた血を払い拭う。
「そちは何者だ? 何故麿の腕を……」
付喪神は自分の切り落とされた腕を眺めながら、男の正体を疑問に思う。
「拙者の名は塩見。死神姫の討伐に来た王レベルの付喪人だ。悪いがお前は斬首確定。処させていただこう」
付喪神の目の前に現れたのは、和服を着たチョビヒゲの男性。
そう彼は付喪神を殺しに来たのだ。
「王レベルだかなんだか知らないが、麿達を止められると思うなよ?」
付喪神は切り落とされた腕を再生し、構えをとる。
いよいよ、塩見と4本の腕持ちの付喪神との戦いが始まろうとしているのだ。
すると、塩見は後ろを振り返り、震えている男女に向かって、
「おい、そこの2人。拙者の前から邪魔だ消え失せろ!!! 殺すぞ?」
……と2人を睨み付けながら口にする。どちらが味方かわからなくなりそうだ。
しかし、その目は完璧に殺意に染まっており、逆らえば一瞬で殺されそうな勢いの目付きである。
「「ハイィィィィィィィィィィィ!!!」」
2人の男女は涙を堪えて、震えている膝を必死に動かしながら、この場所から立ち去る。
その後、残された2人。
「さて、邪魔者は消えた。とっとと始めようぜ」
「そちは強者だな? まぁ、いい。本当はそちの魂を食べたいが、主人の好意に背くこと。
魔障の殿への手見上げとして奉納しましょう」
付喪神はボキボキと腕を鳴らし、戦闘準備を整える。
対して、塩見は日本刀を構えて、付喪神の喉元の方向に剣先を合わせる。
そして、両者は殺し合うために勢いよく走り出す。
「その小さな頭!!
麿が握りつぶしてくれるわぁぁぁぁ!!!」
付喪神は走りながら、塩見の頭を掴もうと両手を伸ばす。
「『狂瀾怒濤(きょうらんどとう)』」
だが、塩見は自身の必殺技を放ち対抗する。
塩見の能力は日本刀の付喪人。
王レベルで1番の斬撃を放つ男。
彼の能力の特徴は簡単に言うと、斬れぬもの無し。
つまり、一定の秒数だけ切れ味のパラメーターをチートレベルにまで上げる事が出来る。
ただし、切れ味を上げるまでは時間がいるので注意して使わなければならない。
そして今、彼は技を使った時にその切れ味を上げたのだ。
付喪神の4本の腕が切り取られて宙を舞い、2cmの立方体の肉片となって地面に落ちる。
バラバラと落ちていく肉片はまるで雨のようだ。
「ギヤァァァァァァァァ!!!!」
一瞬にして腕を4本失った付喪神の悲痛な叫び。
「おい、どうした?
拙者の頭を握り潰すんじゃないのか?」
…と言った塩見は肥溜めで溺れかけているドブネズミを平然と蔑む様な目で付喪神を見続ける。
しかし、付喪神は何事もなかったかのように立ち上がる。
「これしきの事、麿には効かぬ。すぐに再生するし、もし全身を細切れに捌かれたとしても核がある限り、麿は不死身なのだ」
「クククッ、そうか。不死身か? 不死身、不死身。
ハハハハハハッ!!! 核となる物を壊すまでは死なないのか?
いいことを聞いたぜ。」
塩見は付喪神の自慢を聞いて大笑いを始める。
「じゃあ、今からお前は試し斬り相手だ。いくぜ?」
塩見はそう言うと剣を構えて、付喪神に向かって数々の技を繰り出していった。
数分後。
戦いに捲き込まれて、破壊しつくされた建物の跡。
そこには涙めになりながら叫ぶ付喪神の姿があった。
「もうやめてくれ。頼むから。麿を生かしてはくれないか?
死神姫よ、早く死んでくれ!!!
もう嫌だ。痛みがひどいのだ。不死身なんて大嫌いだ」
震えて怯えている付喪神。
先程までの余裕そうな態度が嘘のようだ。
「なぁ、もう許してくれよ。
これ以上切り刻まれたくないよ。
なぁ、なに構えてるんだ?
やめろやめてくれ。
い…嫌だ。不死身だとしても再生は嫌だ。
イヤァァァァァァァァ!!!!!!!」
付喪神の悲痛な願いを聞き入れずに、塩見は日本刀を振るい下ろすのであった。
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