僕が伯爵と呼ばれる7日の間に
固く閉ざされた館の扉が1年に2日間だけ開く、レ・ジュルネ・デュ・パトリモアンヌ。
その日、パリ市内に位置する17世紀の城館を訪れたその人は、悲鳴を上げた。
———なかったからだ。そこにあるべき絵が。
自分のジェンダー感覚の違和感に揺らぐ一人の男と、彼が唯一執着を覚える17世紀の女性。
そしてその面影を持つ、謎の女……
そこに生まれるものは、果たして愛なのか? それとも……
バロック時代に描かれた1枚の肖像画を巡って交錯する、迷える男女の心の物語を、作者オリジナルの挿絵を交えて紡ぎ出す。
その日、パリ市内に位置する17世紀の城館を訪れたその人は、悲鳴を上げた。
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魂の恍惚、モノクロのイラストもカラーのイラストも
どちらも好きです。
のほほん様、ありがとうございます。
感想、ご意見いただけると励みになります。
この話は、この作品の中で特に重要なシーンと考えていたので、カラーの方は何度も描きなおしをしてしまいましたが、そう言っていただけると嬉しく思います。
モノクロの方は少し現実より、カラーの方はやや観念寄りです……
これからもよろしくお願いいたします。
花、サクラでしょうか?
すごく幻想的で、キュンとしました。
桜です!
こちらでも見てくださっていたのですね、ありがとうございます。
お花見に行けない方が多いので、以前アップしていたイラストに桜を加えてみました。
気に入っていただけたなら、嬉しいです。
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