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第8話 ユーヒはいっぱしの駆け出しにランクアップした
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翌日もまた冒険者ギルドへ出かけて行って、見習冒険者対象の依頼を受ける。今日の依頼は、野草摘みだ。
街から出て少し行った場所に、リール草という野草の群生地があるという。この群生地は、ケリアネイアの拡張工事後に発見されたらしい。
(こんなところにもリール草の群生地が在ったんだ――)
リール草というのは、ポーションを作るために用いる野草で、この葉を煎じて聖水に含ませ抽出すると、基礎ポーションができる。基礎ポーション自体には何ら効果は無いのだが、これに魔法を付与することで様々な治療用ポーションを作成することができるというものだ。
リール草と聖水の掛け合わせによって、魔力を一定時間その液体内に留めおくことができるという設定だったはずだ。
「――はい、その通りですよ、ユーヒさん。ですので昔は王国が管理して、収集班を出していたのですが、冒険者需要の高まりから、冒険者ギルドへと管轄が移ったのです」
と、ギルド受付のレイラさんが補足してくれた。
レイラさんは、僕の担当受付官らしく、登録申請を受け付けてくれた職員さんだ。
「ただ、気を付けてください。リール草を好む魔物が出没する可能性があります。【コモウ】という魔物なんですが、まあ、いうなれば「小さい牛」のような魔物です。普段、昼間はあまり出現しないのですが、たまに遭遇することがあります。出来れば装備を整えておいた方がいいでしょう」
と、続けて注意を促してくれる。
「【コモウ】――か」
【コモウ】は「純生型」魔物だ――。魔物には憑依型と純生型が存在しているという設定だった。
そもそも、魔物の出現個所は、『魔巣』という設定になっていた。だが、夕日の書いた「物語」で、魔族による侵攻は解決済みになったはずだ。
それなのに、未だに魔物が存在するのは、やはり、破壊の神ゼルダが世界中に拡散させた「闇の要素」のせいなのだろうか。
(なんて考えてても仕方ないんだけどね――)
魔物がいる。冒険者がいる。そういう世界なんだと割り切るしかない。この世界の造りを書いたのは僕かもしれないけど、もしそうだったとしても、明らかに変容しているんだ。「自分の設定」に捉われない方がいい。
ユーヒは、今はそう考えておくことにする。
もしかしたら、この世界と夕日の書いた世界が同一ではないという可能性だってあるのだ。
(結局は、エリシアに会って話さないと、何も解決しないんだ。だから今は、この世界のことを知って順応して行くことを考えよう。でないと、目的を達成する前に、本当に命を落としてしまうことになる)
「ほら、いくぞ? ユーヒ。お前は俺の雇い主なんだからよ? ちゃんと仕事して、稼いでもらわなきゃ困るんだよ?」
ルイジェンがユーヒの腕を掴んで出入り口の方へと引っ張る。
「わ、わかったよ。じゃ、じゃあ、レイラさん、行ってきます――」
「はい、お気をつけて――」
レイラさんはふわりと笑って手を振ってくれた。
ああやって見送ってきた冒険者の中で、戻ってこなかったものもいるはずだ。なのに彼女は今日もかわらず、手を振って見送っているのだとおもうと、本当にありがたく温かさを感じてくる。
彼女の見送りのおかげで、冒険者たちは今日も希望を持って戦う事が出来ているに違いない。
――ケリアネイア郊外・リール草群生地。
「うぐわっ! ぶへぇ! おほー!」
「ぷぷぷっ! なんだよその掛け声は! ほら、しっかり短剣を握ってだな――」
「よ、よおし! 今度こそ――! おりゃあ! あはん! うへぇ! どうりゃあ! ぐえ! そりゃそりゃ~~!」
ユーヒは先程から一頭の【コモウ】と格闘している。この【コモウ】の攻撃は体当たりのみだ。それ以外には何もない。
何もないのだが――、結構これが痛い(笑)。
幸いにして、打ちどころが余程悪くなければ、死ぬことは無い。が、骨折はあるかもしれない程度の打撃力だ。
さすがにまともに喰らえば、内臓をやられてしまうかもしれない。
倒し方はそれほど難しくない。体当たりをよけつつ、頭の後ろの首筋に剣先を突き刺すだけでいいのだと、ルイジェンは教えてくれた。
だが、熟練した剣士でもなければ、頭の後ろに突き刺すには正面に立つしかないわけだ。
相手が頭から体当たりしてくるのに合わせて、相手の体当たりを受ける前に突き刺すのだ。
つまり、やり損ねれば、まともに腹に突撃を喰らう羽目になる。そうなった場合、下手すれば、内臓をやられて相当のダメージを負うことになるわけだ。
(怖くないなんて、言えるわけない――! 僕は剣なんて今日初めて握ったんだぞ!?)
「ほらほら、いつかは覚悟を決めないと、いつまで経っても終わらないぜ?」
ルイジェンは自分に向かってくる【コモウ】だけは捌きながら、ユーヒにタゲをとって離れないその一頭だけには何も手を出さないでいる。
「よ、よおし! 今度こそ!」
「そうだ、その意気だ。もし腹に食らったら、すぐにポーションを飲ませてやるから、安心しろ! そら、覚悟を決めろ!」
「ううううおおおおお! おりゃあぁあ!!」
ドス――。
「うご……」
ユーヒの雄叫びと、鈍い刺突音、そして続くユーヒの呻き――。
「ユーヒ! ほら、飲め!」
「うぐうぐうぐ。ぷはぁ! ん? やった? やったよね?」
「ああ、取り敢えず、初討伐だな――。これでお前もいっぱしの駆け出し冒険者だ」
いっぱしの駆け出し冒険者って、それ、見習とどのあたりが違うのさ――。
街から出て少し行った場所に、リール草という野草の群生地があるという。この群生地は、ケリアネイアの拡張工事後に発見されたらしい。
(こんなところにもリール草の群生地が在ったんだ――)
リール草というのは、ポーションを作るために用いる野草で、この葉を煎じて聖水に含ませ抽出すると、基礎ポーションができる。基礎ポーション自体には何ら効果は無いのだが、これに魔法を付与することで様々な治療用ポーションを作成することができるというものだ。
リール草と聖水の掛け合わせによって、魔力を一定時間その液体内に留めおくことができるという設定だったはずだ。
「――はい、その通りですよ、ユーヒさん。ですので昔は王国が管理して、収集班を出していたのですが、冒険者需要の高まりから、冒険者ギルドへと管轄が移ったのです」
と、ギルド受付のレイラさんが補足してくれた。
レイラさんは、僕の担当受付官らしく、登録申請を受け付けてくれた職員さんだ。
「ただ、気を付けてください。リール草を好む魔物が出没する可能性があります。【コモウ】という魔物なんですが、まあ、いうなれば「小さい牛」のような魔物です。普段、昼間はあまり出現しないのですが、たまに遭遇することがあります。出来れば装備を整えておいた方がいいでしょう」
と、続けて注意を促してくれる。
「【コモウ】――か」
【コモウ】は「純生型」魔物だ――。魔物には憑依型と純生型が存在しているという設定だった。
そもそも、魔物の出現個所は、『魔巣』という設定になっていた。だが、夕日の書いた「物語」で、魔族による侵攻は解決済みになったはずだ。
それなのに、未だに魔物が存在するのは、やはり、破壊の神ゼルダが世界中に拡散させた「闇の要素」のせいなのだろうか。
(なんて考えてても仕方ないんだけどね――)
魔物がいる。冒険者がいる。そういう世界なんだと割り切るしかない。この世界の造りを書いたのは僕かもしれないけど、もしそうだったとしても、明らかに変容しているんだ。「自分の設定」に捉われない方がいい。
ユーヒは、今はそう考えておくことにする。
もしかしたら、この世界と夕日の書いた世界が同一ではないという可能性だってあるのだ。
(結局は、エリシアに会って話さないと、何も解決しないんだ。だから今は、この世界のことを知って順応して行くことを考えよう。でないと、目的を達成する前に、本当に命を落としてしまうことになる)
「ほら、いくぞ? ユーヒ。お前は俺の雇い主なんだからよ? ちゃんと仕事して、稼いでもらわなきゃ困るんだよ?」
ルイジェンがユーヒの腕を掴んで出入り口の方へと引っ張る。
「わ、わかったよ。じゃ、じゃあ、レイラさん、行ってきます――」
「はい、お気をつけて――」
レイラさんはふわりと笑って手を振ってくれた。
ああやって見送ってきた冒険者の中で、戻ってこなかったものもいるはずだ。なのに彼女は今日もかわらず、手を振って見送っているのだとおもうと、本当にありがたく温かさを感じてくる。
彼女の見送りのおかげで、冒険者たちは今日も希望を持って戦う事が出来ているに違いない。
――ケリアネイア郊外・リール草群生地。
「うぐわっ! ぶへぇ! おほー!」
「ぷぷぷっ! なんだよその掛け声は! ほら、しっかり短剣を握ってだな――」
「よ、よおし! 今度こそ――! おりゃあ! あはん! うへぇ! どうりゃあ! ぐえ! そりゃそりゃ~~!」
ユーヒは先程から一頭の【コモウ】と格闘している。この【コモウ】の攻撃は体当たりのみだ。それ以外には何もない。
何もないのだが――、結構これが痛い(笑)。
幸いにして、打ちどころが余程悪くなければ、死ぬことは無い。が、骨折はあるかもしれない程度の打撃力だ。
さすがにまともに喰らえば、内臓をやられてしまうかもしれない。
倒し方はそれほど難しくない。体当たりをよけつつ、頭の後ろの首筋に剣先を突き刺すだけでいいのだと、ルイジェンは教えてくれた。
だが、熟練した剣士でもなければ、頭の後ろに突き刺すには正面に立つしかないわけだ。
相手が頭から体当たりしてくるのに合わせて、相手の体当たりを受ける前に突き刺すのだ。
つまり、やり損ねれば、まともに腹に突撃を喰らう羽目になる。そうなった場合、下手すれば、内臓をやられて相当のダメージを負うことになるわけだ。
(怖くないなんて、言えるわけない――! 僕は剣なんて今日初めて握ったんだぞ!?)
「ほらほら、いつかは覚悟を決めないと、いつまで経っても終わらないぜ?」
ルイジェンは自分に向かってくる【コモウ】だけは捌きながら、ユーヒにタゲをとって離れないその一頭だけには何も手を出さないでいる。
「よ、よおし! 今度こそ!」
「そうだ、その意気だ。もし腹に食らったら、すぐにポーションを飲ませてやるから、安心しろ! そら、覚悟を決めろ!」
「ううううおおおおお! おりゃあぁあ!!」
ドス――。
「うご……」
ユーヒの雄叫びと、鈍い刺突音、そして続くユーヒの呻き――。
「ユーヒ! ほら、飲め!」
「うぐうぐうぐ。ぷはぁ! ん? やった? やったよね?」
「ああ、取り敢えず、初討伐だな――。これでお前もいっぱしの駆け出し冒険者だ」
いっぱしの駆け出し冒険者って、それ、見習とどのあたりが違うのさ――。
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