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【第十六話】パルテさんに誘われて

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作者
「目指せ!印税暮らし!」

パルテ
「お主にゃ、無理じゃろう。
印税暮らしどころか、書籍化さえされずに、消えていくに決まっとる。」

作者
「やってみないと分からない!」 

パルテ
「ぐしゃ。ぐしゃ。(*^_^*)にっこり。」

作者
「僕の印税!!!!」

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「アキよ、ダンジョン行かんか?」

「2人で?唐突ですね。」
 
「安心せい。
ワシがダンジョンの製作者じゃ。」

え?ダンジョンって、作れるの?
僕も作ってみたい!

「まあ、正確に言うと、『モドキ』じゃな。
ちょいと手の込んだ罠を張り巡らせてな、各国から神獣と呼ばれる魔物を呼び寄せたのじゃ。
タンポポをこれでもか!と、ふんだんに使っているが、製作者のワシもついて行くから死ぬことはないじゃろう・・・多分・・。」

タンポポって、どれだけ威力あるの?

「それでは、行くぞ!ついて来い!」

「はーい。」


学園長は、部屋の中の本棚から、一冊のピンクの本を引き抜くとデカデカと『エロ本』と書かれていた。
パルテさんの部屋に「まさかのエロ本が!」と驚いていると、本棚が両脇に開くように動いた先に、錆びたピンク色のシンプルこの上ないアーチ状の扉が、ぽつんとそこに設置されていた。

✠✠✠✠✠✠✠✠✠✠✠✠✠
 どこにでもドア
✠✠✠✠✠✠✠✠✠✠✠✠✠

な、なんだこれは?どこから突っ込めば良いんだ(汗)


「こほん・・。これは別に、な、そ、その、ワシが好んで読んでる本ではない。
それに、ワシが貧乏だから古ぼけたドアな訳ではない。
各国を守護している神獣と呼ばれる魔物を掻き集めるために、あちこち手を尽くして交渉したり・・。
国宝とされている高価な罠をいくつも購入したり・・。
魔界にのみ生え、この世でもっとも入手困難で危険なタンポポと名高い『二グラムリオ』の厳選した種を10年間かけ育てたり・・。
断じて、使いすぎて、お金足りなくなって、扉の周りに装飾を施せてないとか、錆びない魔法を使えない訳じゃあないからの?
この扉はなあ、聞いて驚くなよ!
見てくれは悪いが、古代の大賢者様が遺したと伝承されている、世界にも数少ない秘宝中の秘宝の1つで、どこにでも一瞬で行ける最強の扉なんじゃ!」

それ、やっぱりドラ○もんのポケットから出てくるやつのパクリじゃん。

「反応が薄いぞ!もっと驚いて、褒めんか。」

「パルテさーん、凄く自慢入れてきてない?」

自慢じゃなければ、本棚の他の本を、わざわざ黒で統一なんてしないよな。
鍵となる本だけ、ピンク色だなんて、まるで、触ってくれと誘っているようじゃないか。
しかも、なぜにエロ本?
やっぱり趣味じゃないか。

・・しかし、おそろしく、手間や費用が掛かっているな。

「パルテさん、破産しそうですね。」

「アキ、気にするな。
国の宝物庫から色々と拝借して売り捌いたのじゃ。
それぐらいの出費、大したことないわい。」

「それって横領?犯罪じゃないですか?!」

「アキ!早くせい!置い行くぞ!」

「今、誤魔化そうとしましたよね?」

「まったく(´Д`)ハァ…。
これだけ大掛かりなことをワシ1人の資産で足りるわけなかろう?誰にも言うでないぞ。
早うせい。置いてくぞ。」

「え?なんで?口止め?やっぱり犯罪?
しかも、まるで僕がおかしいみたいじゃないですか!待ってくださーい!」

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先輩
「普通に印税生活とか無理でしょw。」

作者
「なんで、リアルの先輩が僕の小説にいきなり来てるの?」

先輩
「君が僕を黒魔術で召喚したからでしょw。
じゃあ、1つずつ指摘していくね。」

パルテ
「それはありがたいのぉ。よろしく頼むぞい。」

先輩
「まず、感情を顔文字で表すのは止めた方がいいよ。
1つ目の補足で顔文字で表すのを止めた方が良いと言ったのは、単純に読者から良く思われないのでやめた方がいいよ。
「文才がない奴だなぁ」と思われるので頑張って!
因みに僕は文才が無いために名前をカギ括弧の左に付けていますが、文才がある方なら、カギ括弧の左に名前をつけずに似たような口調のキャラが出てきたとしても、見分け易い文章を書きます。
共に頑張りましょう。」

作者
「顔文字はこれからも使いたいですね。ただ、できるだけ顔文字を使わないようにします。
ところで僕も文才のある方に含まれてますか?」

先輩・パルテ
「「ノーコメントで!」」

作者
「2つ目をお願いします!」

先輩
「切り替え早いね・・。
2つ目だけど、ステータスの開き方を教えてもらって無いのに何故わかってるの?
ステータスチェックはスキルなのか?
ステータスやスキルで無いのならステータスやスキルしか引き継げる事しか聞いてないのに何の問題もなく開けるのはおかしくないか?
何故ならシステムの一部を引き継げる事を聞いてないから。」

作者
「すいません!今後、気をつけます!」

パルテ
「ふむ。設定もあらすじも考えずに始めるからじゃな。以後、気をつけるように。」

先輩
「2人とも、今、直す気はないのね・・。」

作者
「完結してから直そうと思います!」

先輩
「・・・遅くね?」

パルテ
「今日はこれぐらいにしとこうかの。
みんなも指摘ばっかりの小説とか面白くないじゃろ。」

先輩
「そうだね。今日はこれぐらいにしとこうか。
みんな、これからも見てあげてね。
(*´∀`*)」

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