2 / 9
1章
困惑する男たち side:アキ
しおりを挟む
自宅でゲームをしている最中、携帯からものすごい光が溢れて思わず目をつぶった。
そして目を開けたら見知らぬ部屋に居た。
幸いなのは1人じゃないことか?
信用出来ればの話だけどな…。
非現実的な事がおきて逆に冷静になったのか、これもある種のパニックなのか現状を把握しながら独りごちる。
「はぁ…」
今のところ分かるのはこの部屋に見覚えが無いこと、男性が自分含め4人いること、どうやら皆この状況に戸惑っていることか。
「すみません。誰か今のこの状況を説明できる方いらっしゃいますか?」
一かバチか同じ部屋にいる人間に聞いてみる。
「いや…気づいたらここに居たから説明できないよ…」
爽やかな見た目のイケメンは俺と同じく訳分からんと。
「俺も…訳分からねぇ」
チャラそうなイケメンも分からないっと。
残ったスポーツマン系のイケメンに目を向けると
「俺も分からへんよ…」
と少し関西訛りの入った返答があった。
「誰も分からないのか…困ったな…」
誰も何も分からない状態で10分ほどたった頃、突然モニターの画面がつき異様に綺麗な顔をした男(?)が姿を表した。
「やぁやぁ!ごきげんよう!」
この一言でイラッとしたのは俺だけじゃないはずだ。
「今回は突然召喚しちゃってごめんね♪
あぁ、そんなに睨まないでおくれ…今から色々説明するからさ~。怖いよ?みんな」
「いや、睨むなって方が無理だろ」
チャラそうなイケメンのボソッとしたひと言に激しく同意する。
「えぇ…まあ、いいや時間がないから説明しちゃうね…この度、みんなは異世界転生しました!!」
パンパカパーンという音と共にモニターから爆弾発言が…
「「「「…は?」」」」
全員の声が揃う。
「だ•か•ら~異世界転生♪最近、流行ってるでしょ?」
「いや、アホなん?流行ってるのは漫画とかアニメとかで流行ってるだけで、実際に異世界転生とか転移とかしてるわけじゃないやん?」
「でね!やって欲しいことが2つあって♪」
「いやいやいや、人の話きこう?何、普通に説明続けてるの?頭イカれてるの?」
突っ込みどころが多すぎて全員パニックになってる。
俺もだけど…
「むぅ、質問は最後に受け付けますぅ!で、やって欲しいのはスキルのワールドマップに赤く表示されるダンジョンの攻略と子供をたくさん作って育てること♪
世界の管理をちょーっとサボってたら魔力バランスが崩れちゃってね?強い魔物が生まれるのに、人々は魔力が低くなっちゃって…世界存亡の危機なんだ☆
それで、ちょーっと助けて欲しいなぁって☆
もちろんサポートはするし、オマケのスキルもサービスするからさ、お願いね♪」
なんか良く分からんがこいつの尻拭いってことか?
は?
「これから行く世界はね、魔力バランスが崩れちゃってね、男が9割なんだ…
だから、一妻多夫制をとってるんだよ!君たちは相性が良いからひとつのファミリーになってもらおうと思ってるんだ♪妻は隣の部屋にいる女性だよ!
全くの初対面って訳じゃないからね?君たちがやってたゲームからみんな召喚したんだ♪
あとで自己紹介してみて!あと、こっちの身体のステータスはゲームを元に造らせてもらったよ~違和感はないと思うんだけど大丈夫かな?」
いやいや…情報量多くて頭がついていかない…
「君たちの魔力量ならきっとすぐに卵が出来て、子供が産まれるよ♪」
凄く楽しそうにモニターの中のイケメンが笑う。
「卵…?」
「そう♪卵!たくさん産んでもらおうと思って卵生にしたんだ♪
妊娠期間も短いから君たちの世界と比べるとかなり女性への負担は軽いんだよ?
女性が持ってる子供の核に夫達の魔力が一定以上貯まると子供ができるんだ!
それから両親の魔力を栄養にして子供は育つんだよぉ♪だから、子供が出来たらたくさん抱いて魔力を奥さんに注いであげてね!魔力欠乏症になったら大変だからね!」
「は?なんで抱く必要があるの?」
「それは~精液が1番魔力を含んでるからだよ!」
「あかん、常識がついて行かへんわ…」
みんな頭を抱えている…
「あと女性には発情期が半年に1回あるから、ちゃんとサポートしてあげてよ♪
隣の部屋にいる女性は起きたら発情期に入ってるはずだから、ちゃんと抱いて番になること!いい?」
「いやいやいや、ちょっと待って…また知らない言葉出てきた。番って何…」
「えっとね…君たちの世界で言う夫婦みたいなものかな♪僕の世界は男女比が崩れてるから生まれた時から番を決めるようにしてるんだよ。できるだけ相性のいい人と番って次世代を残して欲しいからね♪
」
もう本当にポカーンの状態が続きすぎてわけが分からなくなる…。
「最初のエッチの時に奥さんのうなじ、ちゃんと噛んでね!じゃないと番になれないよ~」
「うなじ?」
「そうそう、うなじを噛むことによって番が成立するの♪まぁ、やってみたら噛みたくなるから我慢しなければ大丈夫だよ!」
「「「「………」」」」
「あれ?大丈夫?」
「大丈夫じゃねぇわ…」
そして目を開けたら見知らぬ部屋に居た。
幸いなのは1人じゃないことか?
信用出来ればの話だけどな…。
非現実的な事がおきて逆に冷静になったのか、これもある種のパニックなのか現状を把握しながら独りごちる。
「はぁ…」
今のところ分かるのはこの部屋に見覚えが無いこと、男性が自分含め4人いること、どうやら皆この状況に戸惑っていることか。
「すみません。誰か今のこの状況を説明できる方いらっしゃいますか?」
一かバチか同じ部屋にいる人間に聞いてみる。
「いや…気づいたらここに居たから説明できないよ…」
爽やかな見た目のイケメンは俺と同じく訳分からんと。
「俺も…訳分からねぇ」
チャラそうなイケメンも分からないっと。
残ったスポーツマン系のイケメンに目を向けると
「俺も分からへんよ…」
と少し関西訛りの入った返答があった。
「誰も分からないのか…困ったな…」
誰も何も分からない状態で10分ほどたった頃、突然モニターの画面がつき異様に綺麗な顔をした男(?)が姿を表した。
「やぁやぁ!ごきげんよう!」
この一言でイラッとしたのは俺だけじゃないはずだ。
「今回は突然召喚しちゃってごめんね♪
あぁ、そんなに睨まないでおくれ…今から色々説明するからさ~。怖いよ?みんな」
「いや、睨むなって方が無理だろ」
チャラそうなイケメンのボソッとしたひと言に激しく同意する。
「えぇ…まあ、いいや時間がないから説明しちゃうね…この度、みんなは異世界転生しました!!」
パンパカパーンという音と共にモニターから爆弾発言が…
「「「「…は?」」」」
全員の声が揃う。
「だ•か•ら~異世界転生♪最近、流行ってるでしょ?」
「いや、アホなん?流行ってるのは漫画とかアニメとかで流行ってるだけで、実際に異世界転生とか転移とかしてるわけじゃないやん?」
「でね!やって欲しいことが2つあって♪」
「いやいやいや、人の話きこう?何、普通に説明続けてるの?頭イカれてるの?」
突っ込みどころが多すぎて全員パニックになってる。
俺もだけど…
「むぅ、質問は最後に受け付けますぅ!で、やって欲しいのはスキルのワールドマップに赤く表示されるダンジョンの攻略と子供をたくさん作って育てること♪
世界の管理をちょーっとサボってたら魔力バランスが崩れちゃってね?強い魔物が生まれるのに、人々は魔力が低くなっちゃって…世界存亡の危機なんだ☆
それで、ちょーっと助けて欲しいなぁって☆
もちろんサポートはするし、オマケのスキルもサービスするからさ、お願いね♪」
なんか良く分からんがこいつの尻拭いってことか?
は?
「これから行く世界はね、魔力バランスが崩れちゃってね、男が9割なんだ…
だから、一妻多夫制をとってるんだよ!君たちは相性が良いからひとつのファミリーになってもらおうと思ってるんだ♪妻は隣の部屋にいる女性だよ!
全くの初対面って訳じゃないからね?君たちがやってたゲームからみんな召喚したんだ♪
あとで自己紹介してみて!あと、こっちの身体のステータスはゲームを元に造らせてもらったよ~違和感はないと思うんだけど大丈夫かな?」
いやいや…情報量多くて頭がついていかない…
「君たちの魔力量ならきっとすぐに卵が出来て、子供が産まれるよ♪」
凄く楽しそうにモニターの中のイケメンが笑う。
「卵…?」
「そう♪卵!たくさん産んでもらおうと思って卵生にしたんだ♪
妊娠期間も短いから君たちの世界と比べるとかなり女性への負担は軽いんだよ?
女性が持ってる子供の核に夫達の魔力が一定以上貯まると子供ができるんだ!
それから両親の魔力を栄養にして子供は育つんだよぉ♪だから、子供が出来たらたくさん抱いて魔力を奥さんに注いであげてね!魔力欠乏症になったら大変だからね!」
「は?なんで抱く必要があるの?」
「それは~精液が1番魔力を含んでるからだよ!」
「あかん、常識がついて行かへんわ…」
みんな頭を抱えている…
「あと女性には発情期が半年に1回あるから、ちゃんとサポートしてあげてよ♪
隣の部屋にいる女性は起きたら発情期に入ってるはずだから、ちゃんと抱いて番になること!いい?」
「いやいやいや、ちょっと待って…また知らない言葉出てきた。番って何…」
「えっとね…君たちの世界で言う夫婦みたいなものかな♪僕の世界は男女比が崩れてるから生まれた時から番を決めるようにしてるんだよ。できるだけ相性のいい人と番って次世代を残して欲しいからね♪
」
もう本当にポカーンの状態が続きすぎてわけが分からなくなる…。
「最初のエッチの時に奥さんのうなじ、ちゃんと噛んでね!じゃないと番になれないよ~」
「うなじ?」
「そうそう、うなじを噛むことによって番が成立するの♪まぁ、やってみたら噛みたくなるから我慢しなければ大丈夫だよ!」
「「「「………」」」」
「あれ?大丈夫?」
「大丈夫じゃねぇわ…」
0
お気に入りに追加
34
あなたにおすすめの小説

女性の少ない異世界に生まれ変わったら
Azuki
恋愛
高校に登校している途中、道路に飛び出した子供を助ける形でトラックに轢かれてそのまま意識を失った私。
目を覚ますと、私はベッドに寝ていて、目の前にも周りにもイケメン、イケメン、イケメンだらけーーー!?
なんと私は幼女に生まれ変わっており、しかもお嬢様だった!!
ーーやった〜!勝ち組人生来た〜〜〜!!!
そう、心の中で思いっきり歓喜していた私だけど、この世界はとんでもない世界で・・・!?
これは、女性が圧倒的に少ない異世界に転生した私が、家族や周りから溺愛されながら様々な問題を解決して、更に溺愛されていく物語。

美幼女に転生したら地獄のような逆ハーレム状態になりました
市森 唯
恋愛
極々普通の学生だった私は……目が覚めたら美幼女になっていました。
私は侯爵令嬢らしく多分異世界転生してるし、そして何故か婚約者が2人?!
しかも婚約者達との関係も最悪で……
まぁ転生しちゃったのでなんとか上手く生きていけるよう頑張ります!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

魚人族のバーに行ってワンナイトラブしたら番いにされて種付けされました
ノルジャン
恋愛
人族のスーシャは人魚のルシュールカを助けたことで仲良くなり、魚人の集うバーへ連れて行ってもらう。そこでルシュールカの幼馴染で鮫魚人のアグーラと出会い、一夜を共にすることになって…。ちょっとオラついたサメ魚人に激しく求められちゃうお話。ムーンライトノベルズにも投稿中。

Hしてレベルアップ ~可愛い女の子とHして強くなれるなんて、この世は最高じゃないか~
トモ治太郎
ファンタジー
孤児院で育った少年ユキャール、この孤児院では15歳になると1人立ちしなければいけない。
旅立ちの朝に初めて夢精したユキャール。それが原因なのか『異性性交』と言うスキルを得る。『相手に精子を与えることでより多くの経験値を得る。』女性経験のないユキャールはまだこのスキルのすごさを知らなかった。
この日の為に準備してきたユキャール。しかし旅立つ直前、一緒に育った少女スピカが一緒にいくと言い出す。本来ならおいしい場面だが、スピカは何も準備していないので俺の負担は最初から2倍増だ。
こんな感じで2人で旅立ち、共に戦い、時にはHして強くなっていくお話しです。

【完結】初級魔法しか使えない低ランク冒険者の少年は、今日も依頼を達成して家に帰る。
アノマロカリス
ファンタジー
少年テッドには、両親がいない。
両親は低ランク冒険者で、依頼の途中で魔物に殺されたのだ。
両親の少ない保険でやり繰りしていたが、もう金が尽きかけようとしていた。
テッドには、妹が3人いる。
両親から「妹達を頼む!」…と出掛ける前からいつも約束していた。
このままでは家族が離れ離れになると思ったテッドは、冒険者になって金を稼ぐ道を選んだ。
そんな少年テッドだが、パーティーには加入せずにソロ活動していた。
その理由は、パーティーに参加するとその日に家に帰れなくなるからだ。
両親は、小さいながらも持ち家を持っていてそこに住んでいる。
両親が生きている頃は、父親の部屋と母親の部屋、子供部屋には兄妹4人で暮らしていたが…
両親が死んでからは、父親の部屋はテッドが…
母親の部屋は、長女のリットが、子供部屋には、次女のルットと三女のロットになっている。
今日も依頼をこなして、家に帰るんだ!
この少年テッドは…いや、この先は本編で語ろう。
お楽しみくださいね!
HOTランキング20位になりました。
皆さん、有り難う御座います。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる