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ホームセンターー蛇足ー純粋無垢ー徹
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買った洗剤をお母さんに渡して とりあえず翔の爺さん家に行くことになった
しかし…見るたびに翔の家ってでっかいよな……
そして、そんなでっかい所に住んでいるのにばあちゃんの腰は低い。
困り顔で俺の事を見てくるから嫌われているのかなと思っていたんだけど、『ホントに申し訳なくて……』っていわれたから翔のおもりを無料でしている事なんだろうな、と。
だから、『翔はイイコだし、ここのデザート美味しいからきているんです!』っていった。
なんでか、更に泣かれたけど。
『こんなジュンスイムクな子に…』って。
何度も言われたんで流石にググってみた。
純粋無垢…邪心のかけらもなく純粋であること。 自然のまま、うそ偽りや汚れを知らぬこと。
って翔のことじゃん!。てっきり俺にいってんのかと思ってたけど、単なる孫自慢かぁい!
今日もまた、ばあちゃんの腰は低い
「翔が申し訳ありません……」
と謝られた。
いつもだったら、『いえいえ』って言えるんだろうけど、この後待っている事を考えてしまうと、ため息しかでない。
純粋無垢… 人をだましたり疑ったりすることがないこと。
そんな翔にテン○についてきかれたら…汚れのひとつもない清らかなあの目で問われて、俺は何て答えればいいんだ!
ばあちゃんはいつもと違う俺に
「どうかしました?」
いや、きかれても応えられないよ。翔がいたのにテン○に目が釘付けになって、オシベメシベを知らない翔にこの後きかれるなんて答えられん。
「ははははは…」
笑って誤魔化すと、ばあちゃんの眉がよった。ソレを見た執事さんがばあちゃんに耳打ちした。
…………ナニを告げ口したんだ?どこまで知っているんだろう
ばあちゃんが泣き崩れる。
「なんてコトを…」
「すみませんすみません!俺が…」
謝るけれど、ばあちゃんはずっとシクシク泣いてる。どこまで報告されちゃったの、俺
そんなタイミングで爺さんがリビングに入ってきた。
「また翔か…諦めなさい。僕で分かっているだろう?」
抱き締めて撫で撫でしている。二人は熟年夫婦なのにラブラブだ。
「とっおるぅ~」
空気も読まずにバタンとリビングのドアを翔が開けた。
「翔、随分ご機嫌だな。何も解決していないのに愚かな事だ」
……ホント、このジジイ嫌い。こんなチビに厳し過ぎる。
「あの!」
「徹君は、黙っていてくれないか。翔が負っているハンデはとてつもなく大きい。幼いからと甘やかせば、いづれ翔自身が苦しむ事になる。αとはそういうものなのだ」
バースを言われると 俺には何も言い返せない。けど、けどさあ!
「翔、番を己で包み込みたいと思うのはαの本能だ。理解は出来る。だが、お前がしていることは単なる対処療法だ。たまたま止められただけだ。根本的な解決にはならない」
「…………分かってます。そんな事位分かってる!でも、じゃあどうすればいいって言うんだよ!」
翔が叫ぶ。痛々しい。ホントにこのジジイは嫌い。でも、翔は懐いている。俺には理解出来ないけれど、これが翔のためだと翔も分かってるからなんだろうけど。
見ていられなくて翔を抱きしめた。翔もしがみついてきた。可哀想に……
…………う~ん、居心地が悪いみたいで翔がもぞもぞと動く。しがみついてきているから、離れない方がいいんだろうけど……
や~め~て~。そこで身じろぎしないで。大事な所が微妙に擦れるんです!
泣き止んだばあちゃんは今度はワタワタしているし、ジジイは打って変わって笑ってる。やはり幼くてもαだなって笑っている。
「翔、お前のハンデはずっとつきまとう。それこそ10年20年と。だがな、ベストは無理でもベターを目指せ。不可能な事は、自分が許容できる事に置き換えろ」
「……許容範囲………」
「お前本人でないと耐えられないか?お前で出来上がってる物ならば、まだ許容できるのでは?どちらにしろ、欲求は止められない以上、対処療法では穴がうまれる」
「…………そっか。そういう事ですね!お祖父様」
だから、なんだってこの家はこんなにカオスなんだよ
ばあちゃんは『こんなピュアピュアな子に……』って泣いてるし、ジジイはヤニが下がった顔でばあちゃんを抱きしめて慰めてるし、翔は…
「徹!僕がひょうたん作ってプレゼントしてあげる!だからそれまで買わないで待っててね!」
キラキラした目で俺を見上げてきた。
ゔっ
あれは単なるひょうたんじゃないんだ、○ンガというとっても有名な大人のアイテムなんだよ
翔、汚れた俺にそんな純粋無垢な目をむけるな~
副題
こうして、変態天才「職人」αがうまれた。
~~~~~~~~~~~~~~
徹は、無自覚に紫の上計画をしていますなぁ
しかし…見るたびに翔の家ってでっかいよな……
そして、そんなでっかい所に住んでいるのにばあちゃんの腰は低い。
困り顔で俺の事を見てくるから嫌われているのかなと思っていたんだけど、『ホントに申し訳なくて……』っていわれたから翔のおもりを無料でしている事なんだろうな、と。
だから、『翔はイイコだし、ここのデザート美味しいからきているんです!』っていった。
なんでか、更に泣かれたけど。
『こんなジュンスイムクな子に…』って。
何度も言われたんで流石にググってみた。
純粋無垢…邪心のかけらもなく純粋であること。 自然のまま、うそ偽りや汚れを知らぬこと。
って翔のことじゃん!。てっきり俺にいってんのかと思ってたけど、単なる孫自慢かぁい!
今日もまた、ばあちゃんの腰は低い
「翔が申し訳ありません……」
と謝られた。
いつもだったら、『いえいえ』って言えるんだろうけど、この後待っている事を考えてしまうと、ため息しかでない。
純粋無垢… 人をだましたり疑ったりすることがないこと。
そんな翔にテン○についてきかれたら…汚れのひとつもない清らかなあの目で問われて、俺は何て答えればいいんだ!
ばあちゃんはいつもと違う俺に
「どうかしました?」
いや、きかれても応えられないよ。翔がいたのにテン○に目が釘付けになって、オシベメシベを知らない翔にこの後きかれるなんて答えられん。
「ははははは…」
笑って誤魔化すと、ばあちゃんの眉がよった。ソレを見た執事さんがばあちゃんに耳打ちした。
…………ナニを告げ口したんだ?どこまで知っているんだろう
ばあちゃんが泣き崩れる。
「なんてコトを…」
「すみませんすみません!俺が…」
謝るけれど、ばあちゃんはずっとシクシク泣いてる。どこまで報告されちゃったの、俺
そんなタイミングで爺さんがリビングに入ってきた。
「また翔か…諦めなさい。僕で分かっているだろう?」
抱き締めて撫で撫でしている。二人は熟年夫婦なのにラブラブだ。
「とっおるぅ~」
空気も読まずにバタンとリビングのドアを翔が開けた。
「翔、随分ご機嫌だな。何も解決していないのに愚かな事だ」
……ホント、このジジイ嫌い。こんなチビに厳し過ぎる。
「あの!」
「徹君は、黙っていてくれないか。翔が負っているハンデはとてつもなく大きい。幼いからと甘やかせば、いづれ翔自身が苦しむ事になる。αとはそういうものなのだ」
バースを言われると 俺には何も言い返せない。けど、けどさあ!
「翔、番を己で包み込みたいと思うのはαの本能だ。理解は出来る。だが、お前がしていることは単なる対処療法だ。たまたま止められただけだ。根本的な解決にはならない」
「…………分かってます。そんな事位分かってる!でも、じゃあどうすればいいって言うんだよ!」
翔が叫ぶ。痛々しい。ホントにこのジジイは嫌い。でも、翔は懐いている。俺には理解出来ないけれど、これが翔のためだと翔も分かってるからなんだろうけど。
見ていられなくて翔を抱きしめた。翔もしがみついてきた。可哀想に……
…………う~ん、居心地が悪いみたいで翔がもぞもぞと動く。しがみついてきているから、離れない方がいいんだろうけど……
や~め~て~。そこで身じろぎしないで。大事な所が微妙に擦れるんです!
泣き止んだばあちゃんは今度はワタワタしているし、ジジイは打って変わって笑ってる。やはり幼くてもαだなって笑っている。
「翔、お前のハンデはずっとつきまとう。それこそ10年20年と。だがな、ベストは無理でもベターを目指せ。不可能な事は、自分が許容できる事に置き換えろ」
「……許容範囲………」
「お前本人でないと耐えられないか?お前で出来上がってる物ならば、まだ許容できるのでは?どちらにしろ、欲求は止められない以上、対処療法では穴がうまれる」
「…………そっか。そういう事ですね!お祖父様」
だから、なんだってこの家はこんなにカオスなんだよ
ばあちゃんは『こんなピュアピュアな子に……』って泣いてるし、ジジイはヤニが下がった顔でばあちゃんを抱きしめて慰めてるし、翔は…
「徹!僕がひょうたん作ってプレゼントしてあげる!だからそれまで買わないで待っててね!」
キラキラした目で俺を見上げてきた。
ゔっ
あれは単なるひょうたんじゃないんだ、○ンガというとっても有名な大人のアイテムなんだよ
翔、汚れた俺にそんな純粋無垢な目をむけるな~
副題
こうして、変態天才「職人」αがうまれた。
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徹は、無自覚に紫の上計画をしていますなぁ
応援ありがとうございます!
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