変態天才αに掴まったチョロβの話

カテイ○エプロンー徹

翔と同居することになった

同居だよ？同居っ。

翔の毎日は割と忙しい
俺は家賃も払っていないので掃除洗濯炊事は俺がやることにした
ただ俺は正直やったことがない。ずっと実家にいたから。


色々ド下手で、試しに作った煮魚は焦げ焦げで翔に食わせる訳にも行かない。

料理教室にでも通おうと思って検索をかけていたら、翔が自動調理器を持ってかえってきた。電気屋の前を通ったら安売りしてて面白そうだからと買ってみたらしい。
凄いタイミング。
使用説明書をみると………煮魚メニューあった。他もイロイロ。
…………
う～ん。だったら料理教室行かなくていいかな。極めたいとかじゃないし、まあ、教室に可愛い女の子がいるかもしれないけれど、ナンパ禁止なところは多いし、望み薄。だったら家でゲームしていた方が時間も有効活用だ。



掃除。
実家に余ってる掃除機があったからもらった。流石に掃除機位はかけれる。
ただ……紙パックの取り替えとかはやってこなかった。だから、紙パックが必要だとかわかってなかった。換えがない。
近所のスーパーに買いにいく。

…………すげえな○区。女子のレベルが高すぎて思わず魅入ってしまう。ヨガ？ジムにこれからいくの？お尻のラインがまるわかりのスエットのコが歩いていてふらふらお吸い寄せられそうになる。ああ、ワンチャンないかなぁ？あ、睨まれた。

スーパー行こ

スーパーにいるコもレベル高っ。着ているモノが高そうなんだよな。まあ、この店も高級スーパーだからなあ。実家にいた頃は入ったこともなかったぞ。ここで買い物できるのって、結構な収入女子……。
とおもったら、レジの列で俺の前に並んでいるコ半額シール付きの惣菜買っている。なんか親しみがわくなぁ～

「これ、お一人様一点限りなんですよ」
「え～」
ヤクル○、今品薄って言ってたもんなぁ。困った顔している。
「あ、俺のツレです。レシート分けたかったから彼女に頼んだんです」
とフォローいれてみた。あからさまな嘘だが、店員はめんどくさいと思ったのか、レジを通してくれた。
女のコがペコリとしてさって行こうとするタイミンで精算が終わった。いくらかかるかわからなかったから、現金持ってこずカードで支払う。翔に渡されたカードだ。限度額がえげつないブラックのカード、車とか簡単に買えちゃうやつ。

先程の女のコが、待っててくれた。さっき帰ろうとしていたのに、これはワンチャン？携帯を取り出して連絡先を聞こうとしたら電話がかかってきた。

ちぇっ
翔ヤツ
いつもタイミングが悪い

とりあえず、換えのゴミパックで、掃除機は事なきを得た。

なんか、翔が会社の不要品のロボット掃除機を持って帰ってきた。最新の。まあ、楽だから今後はそれで良いか
コイツ、タイミングいい時はいいよな。


洗濯……
って洗濯機が乾燥までしてくれるし、肌着やタオルとか以外はクリーニングにだすし、することなくね？


ふと、昔みたアニメの道具を思いだした。
エプロンをすると、家事がプロフェッショナルになれるやつ

「現代だとあんまり価値なくね？勿論完璧を目指すなら別だけど。それだってアウトソースできるわけだし」
実際、ここには週一でハウスキーパーが入るから完璧に綺麗になるし、料理の作り置きもしてくれている。

食事が終わって翔に話しかけた。この食器だって食洗機にぶち込むわけだし

「徹。家の事って掃除洗濯炊事だけじゃないんだよ。アウトソースも機械でもできない大切な事があるんだよ」

？？？

「食器は僕がやっておくから、お風呂先にどうぞ？」

「おう、ありがとうな」

いうと、笑顔でうなずいた。良かった。なんかここんところ少し機嫌が悪かったんだよな。


風呂から出ると、パジャマがない。下着もない。何故かエプロンだけがある。
…………

一、マッパでパジャマを取りに行く
ニ、裸エプロンでパジャマを取りに行く、は、裸エプロン～？
三、三、三……がねぇっ


脱衣場の扉がノックされた。
「徹、風邪引くよ」

……この状況、ニ、しかないよな！？

慌ててエプロンを被る。


翔が扉を開けた。
クスリと笑う。
…………超絶大人の男の色気。

それに引き換え、俺は裸エプロンの情けなさ。

「徹、ロボットではできない家庭円満をしようか」

ふるふるふる。
首を思いっきり振った。
嫌な予感しかしない。







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港区女子ってカードの種類で金持ちか否か見分けられるって本当ですか？(笑)