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124.125を読んでいない方へ
124.125のあらすじ
猪瀬が陸を訪ねてきて京極様と会うように依頼をし、陸は渋々京極と会うことを了承した
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
『時計台に着いたら連絡を』
メッセージを送ると直ぐに既読が着いた。
『着いたよ』
…………どうやって移動したんだよ、何処にいたんだよ!まだあれから30分しか経ってないぞ!
前もって京極で時計台付近を固められていたら、拉致られても助けを求める先がない。
移動先として近くの公園の東屋を指定した
テーブル越しとか、何かで隔てておきたい。
久々に見た京極はだいぶ窶れていた。
真向いに立つと
「陸……生きてた…」
安心したように言った。
…………あんな風に俺をレイプしておいて!身体を破壊するような抱き方をしておきながら!
無言の俺に京極が両手を差し出してきた。
「はい」
なんだ?
「3時間もあるんだよ。私にとってはたった3時間だけど。でもずっと立っているのは辛いだろう?私の両手を縛れば陸も少しは安心して座れるだろう?」
「……ロープなんて持ってきていない。」
「私が用意してきたけれど、陸は私の持ち物は信用しないだろう」
困ったように力ない笑みを浮かばれた。
何で!
何で、被害者面が出来るのか。かってにバースを書き換えられてレイプまでされたのはこっちだというのに。
「陸、君のしているマフラーで私の手を縛ればいい」
「…………」
「3時間、ずっとそんなにピリピリしながら過ごす?疲れちゃうよ?」
一理ある。
油断するつもりはないが、この状態で3時間を過ごす事は不可能だ。
京極が自分のマフラーを外した
「?」
手を伸ばされて咄嗟に弾いた。
傷ついた、そんな顔をされても!
「風邪をひいたら大変だから使ってと思っただけだよ」
「…………」
仕方なく首に巻く。例えどんな相手でも気遣いに非礼返すのは人としてどうかと思うから。
俺が首に巻くと安堵の表情を浮かべた
…………何でこの男はそうなのだろう。
俺を破壊するくせに俺を心配する。
『陸はペットじゃない!尊重されなきゃダメなの!陸のこれまでは価値あるものなのよ!誰にでも出来る事じゃないの!』
…………ああ、そうか。
この男は俺という皮に側にいて欲しいだけなのだ。
腕を擦ってスマートウォッチがないって気がつく。
そっか。あの日コンちゃんへの道は奪われたんだ。
京極を睨むとヤツもまた俺を睨んでいた。
負けまいと強く睨むとヤツがフワッと笑う。
気まずくて目を反らしてそのままヤツの腕をとった。マフラーでぎゅっと縛る。
…………記憶にある京極より少し、いや、かなり痩せた。
『貴嗣様を貶めて満足か』
いや、違う。
俺は悪くない。
あの保険を使わざる得ない状況にしたのはコイツら自身だ。
縛られた京極は特に話す事も無く、ただただ俺を見つめてきた。
…………
居心地が悪い。
スマホを見るふりをして時間を潰した。
それから何回か京極にあった
再会初日にあった目のクマは無くなっていった。
3時間スマホを見ている振りもキツイから教材を持って自習をするようになった。
「陸、そこは……」
手足をロープで縛られた京極が間違えを指摘する。
色々あって落ちてきた成績もこの個別指導で戻ってきている
この男になんの利点があるのだろう……。
ロープは俺が持参してきている。
足を括っているのは、俺が落としたペットボトルをヤツが拾おうとして席を立ったから。警戒していた俺はすぐに立って避難をしようとした。ただ…俺はまだ自分の筋力と脳が一致していない。いわば急に片目だけで生活しているようなもの。足を挫いてしまった。それでも何とか京極から距離をとっていつでも逃げれる態勢を整えた。
次の時、ヤツは自分の足にもロープを巻くといいと言ってロープを持参した。
なんで…
ただ、それは俺に安心を与えた。
だから、それ以降、京極の手足を縛った。
周囲からは奇異の目で見られる。それは当然だ。俺は自分の安全を考えて人口密度の高い場所で会合をしているから。
人目のあるところで、こんな屈辱的な状態にされているというのに。
なんで…
~~~~~~~~~~~~~~~~
陸のモノで縛られたい…は恋愛童貞ではなくたんなる変態か!?
隙あらば、自分のフェロモンを纏わせようとする京極サマとチョロイン陸。
物語も(作者の中で)佳境に入ってきました。
どうしても書きたいシーンが2個あって、そのためにこの作品を書いてきました。
(一個目は京極ザマァで済)
読者様によっては受け入れられないと思いますので、この先はご無理をなさらずに…
124.125を読んでいない方へ
124.125のあらすじ
猪瀬が陸を訪ねてきて京極様と会うように依頼をし、陸は渋々京極と会うことを了承した
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『時計台に着いたら連絡を』
メッセージを送ると直ぐに既読が着いた。
『着いたよ』
…………どうやって移動したんだよ、何処にいたんだよ!まだあれから30分しか経ってないぞ!
前もって京極で時計台付近を固められていたら、拉致られても助けを求める先がない。
移動先として近くの公園の東屋を指定した
テーブル越しとか、何かで隔てておきたい。
久々に見た京極はだいぶ窶れていた。
真向いに立つと
「陸……生きてた…」
安心したように言った。
…………あんな風に俺をレイプしておいて!身体を破壊するような抱き方をしておきながら!
無言の俺に京極が両手を差し出してきた。
「はい」
なんだ?
「3時間もあるんだよ。私にとってはたった3時間だけど。でもずっと立っているのは辛いだろう?私の両手を縛れば陸も少しは安心して座れるだろう?」
「……ロープなんて持ってきていない。」
「私が用意してきたけれど、陸は私の持ち物は信用しないだろう」
困ったように力ない笑みを浮かばれた。
何で!
何で、被害者面が出来るのか。かってにバースを書き換えられてレイプまでされたのはこっちだというのに。
「陸、君のしているマフラーで私の手を縛ればいい」
「…………」
「3時間、ずっとそんなにピリピリしながら過ごす?疲れちゃうよ?」
一理ある。
油断するつもりはないが、この状態で3時間を過ごす事は不可能だ。
京極が自分のマフラーを外した
「?」
手を伸ばされて咄嗟に弾いた。
傷ついた、そんな顔をされても!
「風邪をひいたら大変だから使ってと思っただけだよ」
「…………」
仕方なく首に巻く。例えどんな相手でも気遣いに非礼返すのは人としてどうかと思うから。
俺が首に巻くと安堵の表情を浮かべた
…………何でこの男はそうなのだろう。
俺を破壊するくせに俺を心配する。
『陸はペットじゃない!尊重されなきゃダメなの!陸のこれまでは価値あるものなのよ!誰にでも出来る事じゃないの!』
…………ああ、そうか。
この男は俺という皮に側にいて欲しいだけなのだ。
腕を擦ってスマートウォッチがないって気がつく。
そっか。あの日コンちゃんへの道は奪われたんだ。
京極を睨むとヤツもまた俺を睨んでいた。
負けまいと強く睨むとヤツがフワッと笑う。
気まずくて目を反らしてそのままヤツの腕をとった。マフラーでぎゅっと縛る。
…………記憶にある京極より少し、いや、かなり痩せた。
『貴嗣様を貶めて満足か』
いや、違う。
俺は悪くない。
あの保険を使わざる得ない状況にしたのはコイツら自身だ。
縛られた京極は特に話す事も無く、ただただ俺を見つめてきた。
…………
居心地が悪い。
スマホを見るふりをして時間を潰した。
それから何回か京極にあった
再会初日にあった目のクマは無くなっていった。
3時間スマホを見ている振りもキツイから教材を持って自習をするようになった。
「陸、そこは……」
手足をロープで縛られた京極が間違えを指摘する。
色々あって落ちてきた成績もこの個別指導で戻ってきている
この男になんの利点があるのだろう……。
ロープは俺が持参してきている。
足を括っているのは、俺が落としたペットボトルをヤツが拾おうとして席を立ったから。警戒していた俺はすぐに立って避難をしようとした。ただ…俺はまだ自分の筋力と脳が一致していない。いわば急に片目だけで生活しているようなもの。足を挫いてしまった。それでも何とか京極から距離をとっていつでも逃げれる態勢を整えた。
次の時、ヤツは自分の足にもロープを巻くといいと言ってロープを持参した。
なんで…
ただ、それは俺に安心を与えた。
だから、それ以降、京極の手足を縛った。
周囲からは奇異の目で見られる。それは当然だ。俺は自分の安全を考えて人口密度の高い場所で会合をしているから。
人目のあるところで、こんな屈辱的な状態にされているというのに。
なんで…
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陸のモノで縛られたい…は恋愛童貞ではなくたんなる変態か!?
隙あらば、自分のフェロモンを纏わせようとする京極サマとチョロイン陸。
物語も(作者の中で)佳境に入ってきました。
どうしても書きたいシーンが2個あって、そのためにこの作品を書いてきました。
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