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64ー猪瀬
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タカツグ好き、に撃沈した貴嗣様を見て、千葉がケタケタケタケタ笑っている。
本当にお前だけだぞ、そんなことをして許されるのは
貴嗣様は青島の、セフレがいた人は嫌だという言葉にへこんでいる。
アルファは性欲が強いのだから仕方がないとは思うのだが、どうやら青島は潔癖症のようだ
宮下が慌ててフォローをし、青島の童貞が確定した。
貴嗣様が喜んでいるのが伝わってきた。 そこそんなに重要ですか?
「青島、本当にお前潰れるぞ。お前がタカツグの上に乗ってやればいい」
千葉、お前よくピレニーズをタカツグって呼び捨てにする勇気があるな
「タカツグの上にのる?」
青島がきょとんとした瞳をこちらに向けてきた
「そんだけの図体があれば、青島が上に乗ったって大丈夫だろう。タカツグに騎乗してみれば」
「タカツグに騎乗…」
「タカツグは馬並みだからな」
「タカツグは馬並み……タカツグに騎乗……」
ヤメレ、青島。
貴嗣様、息を荒くしないでください。貴方は俺が神とも崇める存在です!
「やってみろよ、青島」
ヤメロ、千葉。童貞に恋愛童貞を煽らせるな。
「タカツグ、上に乗っていいか?」
ぐぅっと唸る音が聞こえた。タカツグではなく目を手で抑え天を仰いでいる貴嗣様からだ。
「タカツグは立派だから脚が折れる事はないと思うけど……ちょっと乗らせてね?」
「立派立派。青島程度じゃ折れない」
「タカツグ、乗るよ」
「ああ」
貴嗣様が咄嗟に返事をして、千葉はヒィヒィと笑っている。
「凄いなぁ、タカツグ立派だ……揺らさないで。」
地面を叩いて笑うな、千葉。
「重くて嫌だったかな、体重かからない様に乗ったんだけど」
青島がピレニーズから降りながらいう。
「もっとしっかり乗れって意味だったのでは?跨がっただけで、青島は脚を地面につけてたろ」
「そうそう、再チャレンジ」
ヤメレ、千葉。バカ島を煽るな
「あはは、やめておきます」
そうしてくれ、鼻息の荒い貴嗣様など、これ以上見たくない。
~~~~~~~~~~~~~~~
短いですが、諸事情により、ここで区切ります。
すみません
また、この先、登場人物がだいぶ病んでいきます。京極サマに限らずです。
ここまでのノリを気に入っていただけた方には酷な(鬱な)展開になってくると思います。
閲覧注意です。
お気に入り登録、もう少しで400になりそうです。嬉しいな
皆様が読んでくださり、エール送ってくださったりのおかげで24時間ポイントが増えて露出できてるからだと思います。ありがとうございます
エールや新規登録、栞の移動、励みになります。
ありがたい…………。
本当にお前だけだぞ、そんなことをして許されるのは
貴嗣様は青島の、セフレがいた人は嫌だという言葉にへこんでいる。
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「青島、本当にお前潰れるぞ。お前がタカツグの上に乗ってやればいい」
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「タカツグの上にのる?」
青島がきょとんとした瞳をこちらに向けてきた
「そんだけの図体があれば、青島が上に乗ったって大丈夫だろう。タカツグに騎乗してみれば」
「タカツグに騎乗…」
「タカツグは馬並みだからな」
「タカツグは馬並み……タカツグに騎乗……」
ヤメレ、青島。
貴嗣様、息を荒くしないでください。貴方は俺が神とも崇める存在です!
「やってみろよ、青島」
ヤメロ、千葉。童貞に恋愛童貞を煽らせるな。
「タカツグ、上に乗っていいか?」
ぐぅっと唸る音が聞こえた。タカツグではなく目を手で抑え天を仰いでいる貴嗣様からだ。
「タカツグは立派だから脚が折れる事はないと思うけど……ちょっと乗らせてね?」
「立派立派。青島程度じゃ折れない」
「タカツグ、乗るよ」
「ああ」
貴嗣様が咄嗟に返事をして、千葉はヒィヒィと笑っている。
「凄いなぁ、タカツグ立派だ……揺らさないで。」
地面を叩いて笑うな、千葉。
「重くて嫌だったかな、体重かからない様に乗ったんだけど」
青島がピレニーズから降りながらいう。
「もっとしっかり乗れって意味だったのでは?跨がっただけで、青島は脚を地面につけてたろ」
「そうそう、再チャレンジ」
ヤメレ、千葉。バカ島を煽るな
「あはは、やめておきます」
そうしてくれ、鼻息の荒い貴嗣様など、これ以上見たくない。
~~~~~~~~~~~~~~~
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