【本編完結済】底辺αは箱庭で溺愛される

認認家族

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風呂、家族風呂!?
……家族風呂の定義はいかに?

湯船だけで、20畳以上の広さがある。
「どうした、陸?」
「あ、いえ、想像以上に広かったので、驚いただけです。家族風呂だなんて…宮下、今回が初参加だしここを見てないからそういったんでしょうけど。明日は宮下も誘ってみようかな……」
「……そう。それもいいかもね。」

脱衣所から覗きこんだ湯舟はめっちゃ広かった。
そして臨場感
海抜ゼロメートルとは言わないけれど、大波がきたら、飛沫は確実にかかるな!
テンション爆上りのまま、服をポイポイ脱いでいく。
ここはまるでホテルみたいにアメニティが揃っていてバスタオルとかおいてある。

意外にも京極樣はシャイなようで、人がいると裸になり辛いらしい。俺をチラチラ見てて手が動いてない。

「お先です~」
俺は気遣いもできるのだ
タオルを前にあてて目的地へ!
急な階段を数段下ると洗い場と湯舟。こうやって見るとホントに波打ち際だ。
ちゃっちゃと洗って湯舟に行くぞー!

シャワーブースでワシャワシャ洗っていると

「酷いな陸、置いていくとは」

隣に京極様が。
後から来るなら普通一個位あけない?あ、でも、親睦会か。つか、風呂にも上座とかあんのかなぁ?
ここのシャワーブースは不思議な配置になってる。俺が座ってるやや死角なここだけは2つ並びで、残り4個は点在している。話しやすい距離となると、確かに隣しかないのだろう。
飛沫かけないように気をつけないと

「お先です」
スマホを持って湯舟に向う
「陸」
呼び止められて振り向いた。…………見なければ良かった。
いや、たまたまだよ。たまたま京極様の下半身が見えてしまったのだ。
………………
いや、男はサイズじゃない!強度だ!
…………
……………………
「?どうした陸?」
いえいえ。
どうもしませんけども!
それに、俺は普通だ!α……の中ではちと小さいほうかもしれないけど、でもβの平均よりかは…………
チラリ
…………
………………
お、男は膨張率だ!硬度だ!
…………
………………
ポンポン
京極様が無言で俺の頭を叩いた。
いや、余計に傷つくからやめて。

………………






















ーーーーーーーーーーーーーーー
ここで区切ったほうが、面白いかなぁ、なんて。
なので短くてすみません。

たまたま京極様のタマタマがと書きそうになってやめました。
オヤジギャグが過ぎる……


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