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ハラスメントかどうかは、本人がどう受け止めるか次第?
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「何でそんなに太れるの?」
娘は、アレルギー持ちだ。
喘息で救急車で運ばれたり、蕁麻疹による呼吸困難で病院に駆け込んだものの、待合室で意識を失ったりと、アレルギーネタには、困らない。
そのくせ、ずっと放置していた。対処療法しかしていなかった。
ある時、一念発起し、専門医の所に行くと言い出した。そして、アレルギーの検査中にアレルギーを起こして意識を失った。これが、検査した医師のトラウマになってしまったのか………。
人にトラウマを与える割に、本人はケロリと、いや~点滴されちゃったよ。本をもっと持っていけば良かった。などと言っている
それから、十数年、当時は155cm51kgという、ぎりぎりセーフ?だった娘も、55kgとなってしまった。まあ、いわゆる小太りである。
アレルギーに肥満は大敵らしく、医師からは、痩せろ痩せろと言われているらしいが、本人はどこ吹く風だ。最近では、ダイエット外来とよんでいる位だ。
「結構、太ったよね、一体何を食べたらそんなになれるの」
「朝は、スムージーで」
「市販の?あれは砂糖のかわりに入っている甘味料があんまり良くないんだけど……」
「いえ、自分で。レモンと人参で」
「う~ん。牛乳もあんまり良くないんだけど…」
「あ、いえ、豆乳です」
「う~ん、砂糖タップリとか?」
「いえ、はちみついれてます。テイスプーン一杯弱」
「………なんで、その体型を維持できてるの?」
「なんででしょうね~」
また、ある日の光景
「この間、久々にちょっとした発作起こしました。吸入薬もってくの忘れたから慌てました。でも、走ったりもしてないのに突然だったんですよね~」
「その日は何をしてたの?」
「イチゴ狩り行ってその後アウトレット行ったらすぐかな?もう、動けなくなっちゃって。吸入薬さえあれば止まるからって薬局を相方と車で巡ったんですけど」
「イチゴ狩り~!? カビのオンパレードの中に入ればそうなるに決まってんでしよ!で、どうしたの」
「発作用の吸入薬って、薬局では売られてないんですよね。でも、日曜だから病院も開いてないし。薬飲めば治るものを救急車ってのもなぁと。相方にどうするとか聞かれたけど、もう、声も出せない状態で。とにかくアレルギー薬を大量に飲んで、それで体調回復したら病院探そうと思っていたんですけど、、薬の飲み過ぎで、なんか、そのまま寝落ち?かな?気がついたら、2時間位たってました」
「………つぎから、救急車で。声が出ない時点で救急車を呼んで問題ありません。とにかく、カビは、体調が激変するので、気をつけて下さい。貴方の場合は急変し易いんです。吸入薬を首から下げて生活してほしいくらいなんですっ」検査のトラウマを思い出させた娘である。
家に帰ってきた娘は、「今後の救急車の基準が明確になったわ~。んじゃ、普段の発作は問題ないって事だな」といいおった。というか、旦那、頼りにならなすぎる!そのまま、病院に連れてってくれ!
またある日の光景
「痩せないね~パンとか食べてるんじゃないの?」
「あ~パンはあんまり食べないんですよ」
「白米?あれはほぼ砂糖だからね!」
「あ、白米、美味しくないんで、玄米しか食べません」
「………なんで痩せないの?不思議すぎる」
………玄米でも量を食べれば太るものなんですけどね。
娘は、「先生の玄米神話を崩してやったぜ」など言いおる。まったく。
また、ある日の光景
「更に太ってない?何を食べたらそうなるの、一体?」
娘は58kgになっていた。流石に本人もまずいと思っているようで、
「夫が転職したから帰りにスィーツ買ってくるようになっちゃって………あると食べちゃうから、買って来ないでとは言っているんですが……」
「旦那さんは何考えてるの。貴方を殺したいの?殺人だよ殺人罪」
「………気をつけます」
家に帰ってきた娘は、「まだ生きているんだから未遂だっつ~の!」叫んでいた。
そういう問題?
何というか、
「なんでそんなに太れんの?」という先生も酷いが全く堪えてない娘も娘。
先生のセリフだけきくと、ドクハラだけど、受け手はケロリとしているから、ハラスメントには当たらないんだろうな~
そんな娘も、ここ半年で、8キロ痩せた。あまり、食が進まず、一日に一食という日も続いたらしい。病院では、病気したのか?ちゃんと人間ドックは受けているのかと聞かれていた。異常はないことを報告したのだが、医師はあまり納得してないようで、ちゃんと調べるように言っていた。
食が進まないなんて………私も心配だった。でも、娘は思いあたる節があるらしく、カラカラと笑いながら大丈夫という。
「とある沼に沈んで寝食を忘れただけだからすぐ元の体重に戻っちゃうよ。しかし、痩せろ痩せろというくせに、痩せたら病気?って変な先生だよね~」
沼?沼に沈む?
意味が分からないけれど、実際直ぐに娘は52キロになっていた。
先生も大変だ………
娘は、アレルギー持ちだ。
喘息で救急車で運ばれたり、蕁麻疹による呼吸困難で病院に駆け込んだものの、待合室で意識を失ったりと、アレルギーネタには、困らない。
そのくせ、ずっと放置していた。対処療法しかしていなかった。
ある時、一念発起し、専門医の所に行くと言い出した。そして、アレルギーの検査中にアレルギーを起こして意識を失った。これが、検査した医師のトラウマになってしまったのか………。
人にトラウマを与える割に、本人はケロリと、いや~点滴されちゃったよ。本をもっと持っていけば良かった。などと言っている
それから、十数年、当時は155cm51kgという、ぎりぎりセーフ?だった娘も、55kgとなってしまった。まあ、いわゆる小太りである。
アレルギーに肥満は大敵らしく、医師からは、痩せろ痩せろと言われているらしいが、本人はどこ吹く風だ。最近では、ダイエット外来とよんでいる位だ。
「結構、太ったよね、一体何を食べたらそんなになれるの」
「朝は、スムージーで」
「市販の?あれは砂糖のかわりに入っている甘味料があんまり良くないんだけど……」
「いえ、自分で。レモンと人参で」
「う~ん。牛乳もあんまり良くないんだけど…」
「あ、いえ、豆乳です」
「う~ん、砂糖タップリとか?」
「いえ、はちみついれてます。テイスプーン一杯弱」
「………なんで、その体型を維持できてるの?」
「なんででしょうね~」
また、ある日の光景
「この間、久々にちょっとした発作起こしました。吸入薬もってくの忘れたから慌てました。でも、走ったりもしてないのに突然だったんですよね~」
「その日は何をしてたの?」
「イチゴ狩り行ってその後アウトレット行ったらすぐかな?もう、動けなくなっちゃって。吸入薬さえあれば止まるからって薬局を相方と車で巡ったんですけど」
「イチゴ狩り~!? カビのオンパレードの中に入ればそうなるに決まってんでしよ!で、どうしたの」
「発作用の吸入薬って、薬局では売られてないんですよね。でも、日曜だから病院も開いてないし。薬飲めば治るものを救急車ってのもなぁと。相方にどうするとか聞かれたけど、もう、声も出せない状態で。とにかくアレルギー薬を大量に飲んで、それで体調回復したら病院探そうと思っていたんですけど、、薬の飲み過ぎで、なんか、そのまま寝落ち?かな?気がついたら、2時間位たってました」
「………つぎから、救急車で。声が出ない時点で救急車を呼んで問題ありません。とにかく、カビは、体調が激変するので、気をつけて下さい。貴方の場合は急変し易いんです。吸入薬を首から下げて生活してほしいくらいなんですっ」検査のトラウマを思い出させた娘である。
家に帰ってきた娘は、「今後の救急車の基準が明確になったわ~。んじゃ、普段の発作は問題ないって事だな」といいおった。というか、旦那、頼りにならなすぎる!そのまま、病院に連れてってくれ!
またある日の光景
「痩せないね~パンとか食べてるんじゃないの?」
「あ~パンはあんまり食べないんですよ」
「白米?あれはほぼ砂糖だからね!」
「あ、白米、美味しくないんで、玄米しか食べません」
「………なんで痩せないの?不思議すぎる」
………玄米でも量を食べれば太るものなんですけどね。
娘は、「先生の玄米神話を崩してやったぜ」など言いおる。まったく。
また、ある日の光景
「更に太ってない?何を食べたらそうなるの、一体?」
娘は58kgになっていた。流石に本人もまずいと思っているようで、
「夫が転職したから帰りにスィーツ買ってくるようになっちゃって………あると食べちゃうから、買って来ないでとは言っているんですが……」
「旦那さんは何考えてるの。貴方を殺したいの?殺人だよ殺人罪」
「………気をつけます」
家に帰ってきた娘は、「まだ生きているんだから未遂だっつ~の!」叫んでいた。
そういう問題?
何というか、
「なんでそんなに太れんの?」という先生も酷いが全く堪えてない娘も娘。
先生のセリフだけきくと、ドクハラだけど、受け手はケロリとしているから、ハラスメントには当たらないんだろうな~
そんな娘も、ここ半年で、8キロ痩せた。あまり、食が進まず、一日に一食という日も続いたらしい。病院では、病気したのか?ちゃんと人間ドックは受けているのかと聞かれていた。異常はないことを報告したのだが、医師はあまり納得してないようで、ちゃんと調べるように言っていた。
食が進まないなんて………私も心配だった。でも、娘は思いあたる節があるらしく、カラカラと笑いながら大丈夫という。
「とある沼に沈んで寝食を忘れただけだからすぐ元の体重に戻っちゃうよ。しかし、痩せろ痩せろというくせに、痩せたら病気?って変な先生だよね~」
沼?沼に沈む?
意味が分からないけれど、実際直ぐに娘は52キロになっていた。
先生も大変だ………
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