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番外篇ー
月に一度の…………後編
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どれだけの時間が経ったろう。
イきそうになるとリングがぎゅっと閉まる。 熱の逃げ道を塞がれる。そんなのの繰り返しだ
俺の後ろにはもうすでに九条の指が何本も入っていて、それらがバラバラと蠢く。熱い。ある1点を触れられるとその度に体が跳ねて体中の熱が1箇所に集まり外を目指すのにリングが邪魔をする
「う…あ…」
「九条、 お願いだから……」
沸騰した頭で懇願しても九条は無視する。
「うん、うん、大丈夫。智則 。1回だから大切に大切にする」
ポタポタと汗を流し、九条もとても苦しそうにしている
もう限界だ
力がないままに九条を押し倒した。震える脚を叱咤してそのままの上に乗る。
とにかく1回だ1回。
九条をイかせてしまえばいいのだ
自分から九条の上に乗るのは抵抗がある。けれど、それ以上にこの地獄を終わらせたかった。頭の中が変になりそうだ
そろりそろりと腰を下ろしていく 。九条がグぅと喉の奥を鳴らした。何とかなるかもしれない。
ゆっくりと腰を動かす、というかどう 動かしていいのか実はよく分かってない 。それでも なんとか動かしていると余裕のない表情の九条が腰に手を添えた。
ほっとした
次の瞬間。バチン!グポ!
九条が俺の腰を一気に落としたのだ。 ありえないところに剛直が入ってきて 頭が真っ白になった
頭がチカチカする。熱い熱い。腹の中が熱い。
九条、熱い熱い。助けて
「大丈夫、大丈夫だから。大切にするから」
違う、そうじゃない。この熱をどうにかして欲しいのだ。熱い熱い。チカチカする。熱が上がりすぎてもう何もわからない。頭が沸騰する。九条
「智則。僕もつらいんだよ。でも大切にしなきゃ。1回だけだから、1回だけだから。それとも智則の一回はもしかして僕が満足するまでっていうことだった?それなら君をイかせてあげるよ?」
やつが何かを言っているけどよく聞き取れない
頭がチカチカする
九条九条、助けて助けて、イかせてイかせてもう無理
1回イっておく? 1回イきたい?智則
コクコク頷く。とにかくこの地獄から抜け出したい
君が言う 約束の1回にこれは入るの?入らないの?
九条が何かを言っているけれど理解できない、とにかくこの熱をどうにかして欲しい
僕らの契約の1回というのはお互いが満足するまで貪り合って、もう動けないってなることが1回だよね?
何か言っている、わからない、わからないけれど、この熱を、溜まっている熱を吐き出したい。そうでないと頭が焼き切れる。誰かが叫んでる
耳元で低い声が囁く
君の望むものをあげる、だから僕の言うことを繰り返して
『九条が九条が満足するまで智則を食い尽くしたらそれが1回だ』
「よくできました」
次の瞬間俺を締め付けていたものがなくなり熱が一気に出て行く。おちていく恐怖
「ひ…………!」
「智則!」
腹の内側に熱いものをぶちまけられた その刺激にすら自分が痙攣を起こす ガクガクと震えているけれど九条はお構いなしに俺を揺さぶる。助けてと誰かが叫んでいる。
意識が遠のくと九条は強く奥を責め立てて俺を再び起こす。けれど奥への刺激は強すぎて俺は失神を繰り返す。
コックリングを外してもらっても地獄のような快楽の時間は終わらなかった
翌日の俺は散々だった。
喉は涸れ、足には一切の力が入らない。
なのに九条はキラッキラのツヤツヤだ。
こっちがズタボロだというのに
「おかゆを用意してあるよ 食べる」
嬉しそうに聞いてくる
用意されてるという時点で九条は本当に俺を食い尽くすつもりだったのだろう。
1回という表現、書類にしたためる時に恥も外聞も捨ててもっと詳細に書いておけばよかったと、つくづく後悔をした
イきそうになるとリングがぎゅっと閉まる。 熱の逃げ道を塞がれる。そんなのの繰り返しだ
俺の後ろにはもうすでに九条の指が何本も入っていて、それらがバラバラと蠢く。熱い。ある1点を触れられるとその度に体が跳ねて体中の熱が1箇所に集まり外を目指すのにリングが邪魔をする
「う…あ…」
「九条、 お願いだから……」
沸騰した頭で懇願しても九条は無視する。
「うん、うん、大丈夫。智則 。1回だから大切に大切にする」
ポタポタと汗を流し、九条もとても苦しそうにしている
もう限界だ
力がないままに九条を押し倒した。震える脚を叱咤してそのままの上に乗る。
とにかく1回だ1回。
九条をイかせてしまえばいいのだ
自分から九条の上に乗るのは抵抗がある。けれど、それ以上にこの地獄を終わらせたかった。頭の中が変になりそうだ
そろりそろりと腰を下ろしていく 。九条がグぅと喉の奥を鳴らした。何とかなるかもしれない。
ゆっくりと腰を動かす、というかどう 動かしていいのか実はよく分かってない 。それでも なんとか動かしていると余裕のない表情の九条が腰に手を添えた。
ほっとした
次の瞬間。バチン!グポ!
九条が俺の腰を一気に落としたのだ。 ありえないところに剛直が入ってきて 頭が真っ白になった
頭がチカチカする。熱い熱い。腹の中が熱い。
九条、熱い熱い。助けて
「大丈夫、大丈夫だから。大切にするから」
違う、そうじゃない。この熱をどうにかして欲しいのだ。熱い熱い。チカチカする。熱が上がりすぎてもう何もわからない。頭が沸騰する。九条
「智則。僕もつらいんだよ。でも大切にしなきゃ。1回だけだから、1回だけだから。それとも智則の一回はもしかして僕が満足するまでっていうことだった?それなら君をイかせてあげるよ?」
やつが何かを言っているけどよく聞き取れない
頭がチカチカする
九条九条、助けて助けて、イかせてイかせてもう無理
1回イっておく? 1回イきたい?智則
コクコク頷く。とにかくこの地獄から抜け出したい
君が言う 約束の1回にこれは入るの?入らないの?
九条が何かを言っているけれど理解できない、とにかくこの熱をどうにかして欲しい
僕らの契約の1回というのはお互いが満足するまで貪り合って、もう動けないってなることが1回だよね?
何か言っている、わからない、わからないけれど、この熱を、溜まっている熱を吐き出したい。そうでないと頭が焼き切れる。誰かが叫んでる
耳元で低い声が囁く
君の望むものをあげる、だから僕の言うことを繰り返して
『九条が九条が満足するまで智則を食い尽くしたらそれが1回だ』
「よくできました」
次の瞬間俺を締め付けていたものがなくなり熱が一気に出て行く。おちていく恐怖
「ひ…………!」
「智則!」
腹の内側に熱いものをぶちまけられた その刺激にすら自分が痙攣を起こす ガクガクと震えているけれど九条はお構いなしに俺を揺さぶる。助けてと誰かが叫んでいる。
意識が遠のくと九条は強く奥を責め立てて俺を再び起こす。けれど奥への刺激は強すぎて俺は失神を繰り返す。
コックリングを外してもらっても地獄のような快楽の時間は終わらなかった
翌日の俺は散々だった。
喉は涸れ、足には一切の力が入らない。
なのに九条はキラッキラのツヤツヤだ。
こっちがズタボロだというのに
「おかゆを用意してあるよ 食べる」
嬉しそうに聞いてくる
用意されてるという時点で九条は本当に俺を食い尽くすつもりだったのだろう。
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