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九条の運命6-智則
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……ひどい目にあった。
ベットの上で、智則は頭を抱えた。
超回復の時ほどではないが、どちらにしろ動けなくなるほどに抱きつぶされた。
またも、介護生活確定だ。
そして元凶の九条はまたも上機嫌で鼻歌なんぞを歌っている。
抑制剤が効かなく苦しんでいる九条に悪くて、手ぐらいかしてやるつもりだった。けれど、理性をなくした九条は智則の言葉の一部しか拾ってくれなかった。
「抜いてくれるの!」
そういって、智則ともども全裸にし、早々に兜合わせをしてきやがった。さっさとイってくれて助かったと思ったのに全く萎えてない。少し冷静になっただけだった。その後は…………
自分の体を見ると、いたるところに噛み跡と鬱血痕が。
ひでぇ。
身じろぎするとあらぬ所からどろりとしたものが垂れた
「う……」
ゾワリとする感覚に思わず声をもらした。何だ?それを見て、九条は何かしらを察したらしい。
「ああ、そっか。今回は掻き出してないから、僕のが溢れたんだね」
……今回は。いや、考えるな。考えたら負けだ
「安心して?αのはお腹こわさないから」
満面の笑みで言われても。不快感に顔を顰めると九条が抱き上げてきた。
「え」
「お風呂で掻き出してあげる。」
それって……
「い、いや、いい。腹は壊さないんだろ!」
「僕を掻き出されるのが嫌だなんて嬉しいな」
を、じゃなくてにだ。大分意味が違う。
慌てて腕を振り回そうとして、またアノ感覚に息がとまった。目をぎゅっと瞑ってそこに力を入れてなんとかやり過ごす。
ため息をついた。
「…………智則は、無自覚に煽るよね」
何の事だ。
顔をあげると、ギラついた目をした九条が。抱き上げられているから当然ながら顔が近い。噛みつくようにキスをされる。抵抗しようにも、身体が重い。
吐息までも奪い取る口づけに頭がくらくらする。酸欠だ。
服越しに九条の体温が伝わってくる。これは不味い気がする。九条の息が荒い。ベッドに戻され、覆いかぶさってきた。注意しようと口を開くと顎を強く抑えられて九条の舌が入ってきてた。舌下を刺激してくる。吐息も唾すら啜りつくす口づけ。くらくらする。意識がはっきりしたのは後に指を入れられてだ。
「おいっ。もう、ラットじゃないだろ!」
「掻き出すだけ、掻き出すだけだから、掻き出すだけっ!」
九条の鼻息が荒い。そのわりに中をかき乱す九条の指は丁寧で、ぬぷぬぷと有り得ない音を出している。
もう筋肉なんて全く動かないと思っていた智則の脚が、ある一点を擦られて跳ね上がる。
「智則はここ好きだよね。」
執拗に攻められ、中が熱くなってくる。嫌だ、こんなのでイきたくない。九条にやめるように泣きながら懇願しても、何故か余計に激しくなっていき、目までも血走ってくる。無理矢理いかされて、脚を限界まて広げられて剛直を当てられる。
嫌だ!
「契約違反だ九条!」
叫ぶと、舌打ちされた。両足を一本にして九条の肩に乗せられた。太腿に九条のがあたる。擦れる……!
部屋にまた、アノ匂いが籠もる。九条がそれを智則の全身に塗り込んでいく。
………
「僕ってホントに出来たαだよ。感謝してね、智則」
賢者タイムを終えた九条に言われる。
何を感謝しろと?挿入されなかったことを?無理矢理の快感はレイプだ。
睨むと、
「智則の煽りに耐えたんだよ。」
…………煽った記憶なんてない。いつもそれだ。ことある事にこちらのせいにて、智則の意志を無視して我を通す。
九条が抱き上げようとしてきた。多分、湯船に連れていこうとしたのだろう。その手を跳ね除けた。
「智則……」
傷ついたような顔をされた。
けれど 傷つけられたのはこっちだ。尊厳を傷つけられた。
「お前に触られたくない。介護は不要だ。一人でなんとかする。」
ベットの上で、智則は頭を抱えた。
超回復の時ほどではないが、どちらにしろ動けなくなるほどに抱きつぶされた。
またも、介護生活確定だ。
そして元凶の九条はまたも上機嫌で鼻歌なんぞを歌っている。
抑制剤が効かなく苦しんでいる九条に悪くて、手ぐらいかしてやるつもりだった。けれど、理性をなくした九条は智則の言葉の一部しか拾ってくれなかった。
「抜いてくれるの!」
そういって、智則ともども全裸にし、早々に兜合わせをしてきやがった。さっさとイってくれて助かったと思ったのに全く萎えてない。少し冷静になっただけだった。その後は…………
自分の体を見ると、いたるところに噛み跡と鬱血痕が。
ひでぇ。
身じろぎするとあらぬ所からどろりとしたものが垂れた
「う……」
ゾワリとする感覚に思わず声をもらした。何だ?それを見て、九条は何かしらを察したらしい。
「ああ、そっか。今回は掻き出してないから、僕のが溢れたんだね」
……今回は。いや、考えるな。考えたら負けだ
「安心して?αのはお腹こわさないから」
満面の笑みで言われても。不快感に顔を顰めると九条が抱き上げてきた。
「え」
「お風呂で掻き出してあげる。」
それって……
「い、いや、いい。腹は壊さないんだろ!」
「僕を掻き出されるのが嫌だなんて嬉しいな」
を、じゃなくてにだ。大分意味が違う。
慌てて腕を振り回そうとして、またアノ感覚に息がとまった。目をぎゅっと瞑ってそこに力を入れてなんとかやり過ごす。
ため息をついた。
「…………智則は、無自覚に煽るよね」
何の事だ。
顔をあげると、ギラついた目をした九条が。抱き上げられているから当然ながら顔が近い。噛みつくようにキスをされる。抵抗しようにも、身体が重い。
吐息までも奪い取る口づけに頭がくらくらする。酸欠だ。
服越しに九条の体温が伝わってくる。これは不味い気がする。九条の息が荒い。ベッドに戻され、覆いかぶさってきた。注意しようと口を開くと顎を強く抑えられて九条の舌が入ってきてた。舌下を刺激してくる。吐息も唾すら啜りつくす口づけ。くらくらする。意識がはっきりしたのは後に指を入れられてだ。
「おいっ。もう、ラットじゃないだろ!」
「掻き出すだけ、掻き出すだけだから、掻き出すだけっ!」
九条の鼻息が荒い。そのわりに中をかき乱す九条の指は丁寧で、ぬぷぬぷと有り得ない音を出している。
もう筋肉なんて全く動かないと思っていた智則の脚が、ある一点を擦られて跳ね上がる。
「智則はここ好きだよね。」
執拗に攻められ、中が熱くなってくる。嫌だ、こんなのでイきたくない。九条にやめるように泣きながら懇願しても、何故か余計に激しくなっていき、目までも血走ってくる。無理矢理いかされて、脚を限界まて広げられて剛直を当てられる。
嫌だ!
「契約違反だ九条!」
叫ぶと、舌打ちされた。両足を一本にして九条の肩に乗せられた。太腿に九条のがあたる。擦れる……!
部屋にまた、アノ匂いが籠もる。九条がそれを智則の全身に塗り込んでいく。
………
「僕ってホントに出来たαだよ。感謝してね、智則」
賢者タイムを終えた九条に言われる。
何を感謝しろと?挿入されなかったことを?無理矢理の快感はレイプだ。
睨むと、
「智則の煽りに耐えたんだよ。」
…………煽った記憶なんてない。いつもそれだ。ことある事にこちらのせいにて、智則の意志を無視して我を通す。
九条が抱き上げようとしてきた。多分、湯船に連れていこうとしたのだろう。その手を跳ね除けた。
「智則……」
傷ついたような顔をされた。
けれど 傷つけられたのはこっちだ。尊厳を傷つけられた。
「お前に触られたくない。介護は不要だ。一人でなんとかする。」
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