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入学編 ~特別試験~
第26話
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歩いてくる彼らはこちらに気づいた様子はなかった。正悟と榊という組み合わせだが、思ったより悪くはないのかもしれない。何かを話しているのか声が聞こえてきた。もしかしたら正悟が一方的に話しているのかもしれないが、榊の様子からしてそんなことはないだろう。彼女ならばうるさく思えばはっきり言いそうだからだ。
「…だから、よく考えた方がいいんじゃないか?同じミスを繰り返すつもりか?」
「………そんなつもりはない。」
「なら、…」
「正悟、榊」
彼らが話しているところ悪いと思ったが気づく様子がなかったので声をかけさせてもらった。
「そんなこと…、って蒼か。どうしてここに?体育館で待ってろって言わなかったか?」
「近くでいい場所がないか探せとも言っただろう?だからそこのベンチで待っていたのさ。ここなら少し離れたがすぐ戻れるし休めるだろう?」
「そういうことか。助かったわ。」
いつもの明るい様子というよりどこか落ち着いた空気を出していることに違和感があった。まだ2日間しか一緒にいないが、らしくないと感じた。もしかした普段はこっちで今までのはわざとそうしているのかもしれない。
『偶然だろうがあの二人と一緒にいたことは驚いたよ。この学園には一癖も二癖もあるやつが多くてな、お前たちももちろんだが学園の生徒が今まで何をしてきたのほとんど全てを知っていると思ってくれて構わない。担任は自分のクラスの生徒については知らされている。そのうえで彼らには伝えるべきではないという判断だ。』
月宮先生はこういっていたが、正悟は過去に何をしていたんだ…?
「おーい、蒼?どうしたんだ?」
俺は考え事をしていたせいで呼ばれているのに気が付くのが遅れた。
「悪い、どうした?」
「いや、なんでもないぜ。それより座らないか?」
「そうだな。」
そう言って俺たちはベンチに座った。
「んじゃあ、これを蒼と白崎さんに。」
そう言って差し出してきたのは、シュークリームだった。
「これがたまたまセールしててな。ちょうどいいと思ったから買ってきたぜ。一応チョコレートとかもあるぜ。」
そう言って買ってきた袋の中を見せてくれた。袋の中には板チョコやジュース、お茶といったものが入っていた。
「正悟の袋の中身は分かったが榊の袋の中は何だ?」
俺がそう聞くと、榊は袋の中を見せてくれた。榊の袋の方には焼き鳥や空揚げなどのおなかにたまりそうな物、それとおにぎりがいくつかはいっていた。
「………いる?」
「いや、遠慮しておこう。」
俺はそう言うと、正悟が、
「こいつは小柄な割によく食うみたいで、さっきまで試験中で我慢していたけど終わったなら食べていいよねって。言ってきてさ。」
と少しげんなりした様子でそう言ってきた。
「さっき話していたのはそのことか?同じミスをって言ってたりしたが。」
「ん?あ、ああ、そうだよ。」
そどこか焦ったような様子でそう答えてきた。
「聞こえていたのかよ。」
正悟はそう小声でつぶやいていたが俺には聞こえていなかった。
「ん、何か言ったか?」
「いや、別に。ただこいつは、昔も食べ過ぎて大変になったこともあるのにこんなに買っていたからさ。」
「………食べきれるもん。」
榊は拗ねたようにそう言った。無表情だったが少し恥ずかしそうにしているようにも感じられた。
「榊さん、食べることは自由よ。けど、量を考えた方がいいってことよ。」
「………問題ない、食べきれる。」
食べる速度はお世辞にも速いとは言えないが量をかなり食べるタイプなのだろう。これ以上この話題は触れない方がいいと思い話題を変えることにした。
「そういえば、さっきもそうだがコンビニで買ってもらった分の代金を払ってなかったな。いくらだった?」
「ん?ああ、別に代金はいいぞ?そんなにかかったわけではないからな。」
「だが、金の切れ目が縁の切れ目というだろう?」
「う~ん、それなら今度何かおごってくれよ、それで貸し借りなしでチャラだろ?」
「そういうならそう言うことにしておく。」
「おう!ってそれよりも、何の話で残されたんだ?蒼たちが話してくれないから気になっているんだけど。」
「ん、ああ。そういえばまだ話していなかったな。」
俺はそう言うと千春と顔を見合わせた。与えられた情報は少ないが彼らは何かしらの理由で情報を直接与えるわけにはいかなかったようで、どこまで話していいのかと思った。どちらが話すか、とアイコンタクトをしたわけだが千春は任せるというように目を閉じ軽く頷くので俺から全体が知るであろうことを話すことにした。
「俺たちが残されたのはあの時の事件のことだ。俺が直接に撃退したこと、千春は怪我を負わされた被害者ということで俺たち二人がその後の話を聞かされることになった。と言ってもあまり多くのことを話されたわけではないがな。」
「なるほど。けどそれなら俺たちもいてよかったんじゃないか?」
正悟もやはりそういう内容なら自分たちもいてよかったんじゃないかと思ったらしい。
「俺たちもそう思ったが、あまり多くの生徒の耳に入れたくなかったんじゃないか?あの場にいたなかで警察が口にした主要人物が俺と千春だったらしいからな。」
「ふ~ん、そうか。」
「………納得しかねる。」
俺の咄嗟に考えたそれらしい理由では二人とも一応筋は通っているが納得はできないという様子だった。俺もそれ以上うまくごまかせないと思ったが見かねた千春が、
「それは私たちじゃなく先生方に言ってちょうだい。私たちが知ることではないわ。」
と文句があるなら私たちじゃなくそう言ってきた教師にそう言え、とこれ以上私たちは知らないと装った。
「わ、わかったよ。それで内容は?」
「俺たちが聞かされたのは捕まったやつらは取り調べでポイントが枯渇していたから行った組織的犯行であることとかを素直に話していること。俺たち被害者には何かしらの賠償が支払われることだな。それと、さすがに事件のことを保護者に伝えないわけにはいかないということで保護者に連絡が入ることだな。」
俺が要点だけを話すと、
「マジか~、入学早々に親に連絡はいるのかよ。」
と、正悟は男たちの行動ではなく保護者への連絡というところに反応を示した。
「俺たちは被害者だぞ?伝えられたところで俺たちが問題行動をしたわけじゃないから気にしなくていいだろ?」
「そうだけどよ~、母親の方は勘違いして俺が何かやったんじゃないかって話を聞かなさそうでな…。」
乾いたような声で正悟はそう言った。
「それはあなたの自業自得でなくて?問題を過去にも起こしていたからそうなるのでしょう?」
「いや、まぁ、それは否定するつもりはないが、入学早々だとまた何かやったのかって家が大変なことになりそうでよ。」
「あきらめろ、巻き込まれた俺たちに運がなかったんだ。」
「…そうだな。なるようになるだろ。」
そう言って正悟は空を見上げていた。俺もつられて空を見たが、先日同様日が沈んでいく空は赤く染まっていた。
「そういえば、」
「どうした?」
しばらくシュークリームなどを食べて会話がなかったところで正悟は不意に声を上げた。
「いや、いつから名前呼びになったんだ?俺たちと別れた後から急に名前呼びになっただろ?」
ニヤニヤしながら正悟は俺にそう言ってきた。榊も正悟に言われて気になったのかこちらをじっと見てきた。千春はこちらから顔をそらしていたが耳が赤くなっているのが見えた。どう説明したものか、と思ったが適当に誤魔化しても突っ込まれると思ったが千春にそう呼べと言われただけでそれを正直に話しても面倒になりそうだと思ったので、
「1日一緒に行動をしていたわけだ、本人も苗字のままでは距離を感じるから名前で呼んでほしいって言われただけだ。」
と半分本当のことで、半分嘘を言うことでそれらしく言ってみた。
「なるほど、じゃあ俺も名前で呼んでいいわけだな!」
「いいえ、貴方はダメよ。」
「え~。何でだよ~。やっぱり蒼は特別なのか?」
「そ、そういうわけではないわ。そう、彼のことを私は認めただけよ、貴方ではまだ駄目だわ。」
「何を認めたんだよ。」
「何でもいいじゃない、この話はもう終わりよ。」
そう言うと彼女は端末で時間を確認するなど、もう話すつもりはないと行動で示していた。
前を向くといつの間にか移動していたのか榊が俺の目の前にいた。
「ど、どうした?」
「………私も名前。」
「名前?榊のことも名前で呼べ、ということか?」
彼女は頷いてこちらをじっと見てきた。俺は少し考えたが彼女の出す無言の圧に負け、
「わかったよ、舞依、これでいいか?」
俺がそう言うと満足したのか頷いてまた自分が座っていたところに戻っていった。
正悟はそのやり取りには介入してこなかったが面白そうに見ていた。なんだか面倒になりそうだと思ったがこれはこれで高校生らしい時間だと思い再び空を見上げて、沈む夕日を見ていた。
「…だから、よく考えた方がいいんじゃないか?同じミスを繰り返すつもりか?」
「………そんなつもりはない。」
「なら、…」
「正悟、榊」
彼らが話しているところ悪いと思ったが気づく様子がなかったので声をかけさせてもらった。
「そんなこと…、って蒼か。どうしてここに?体育館で待ってろって言わなかったか?」
「近くでいい場所がないか探せとも言っただろう?だからそこのベンチで待っていたのさ。ここなら少し離れたがすぐ戻れるし休めるだろう?」
「そういうことか。助かったわ。」
いつもの明るい様子というよりどこか落ち着いた空気を出していることに違和感があった。まだ2日間しか一緒にいないが、らしくないと感じた。もしかした普段はこっちで今までのはわざとそうしているのかもしれない。
『偶然だろうがあの二人と一緒にいたことは驚いたよ。この学園には一癖も二癖もあるやつが多くてな、お前たちももちろんだが学園の生徒が今まで何をしてきたのほとんど全てを知っていると思ってくれて構わない。担任は自分のクラスの生徒については知らされている。そのうえで彼らには伝えるべきではないという判断だ。』
月宮先生はこういっていたが、正悟は過去に何をしていたんだ…?
「おーい、蒼?どうしたんだ?」
俺は考え事をしていたせいで呼ばれているのに気が付くのが遅れた。
「悪い、どうした?」
「いや、なんでもないぜ。それより座らないか?」
「そうだな。」
そう言って俺たちはベンチに座った。
「んじゃあ、これを蒼と白崎さんに。」
そう言って差し出してきたのは、シュークリームだった。
「これがたまたまセールしててな。ちょうどいいと思ったから買ってきたぜ。一応チョコレートとかもあるぜ。」
そう言って買ってきた袋の中を見せてくれた。袋の中には板チョコやジュース、お茶といったものが入っていた。
「正悟の袋の中身は分かったが榊の袋の中は何だ?」
俺がそう聞くと、榊は袋の中を見せてくれた。榊の袋の方には焼き鳥や空揚げなどのおなかにたまりそうな物、それとおにぎりがいくつかはいっていた。
「………いる?」
「いや、遠慮しておこう。」
俺はそう言うと、正悟が、
「こいつは小柄な割によく食うみたいで、さっきまで試験中で我慢していたけど終わったなら食べていいよねって。言ってきてさ。」
と少しげんなりした様子でそう言ってきた。
「さっき話していたのはそのことか?同じミスをって言ってたりしたが。」
「ん?あ、ああ、そうだよ。」
そどこか焦ったような様子でそう答えてきた。
「聞こえていたのかよ。」
正悟はそう小声でつぶやいていたが俺には聞こえていなかった。
「ん、何か言ったか?」
「いや、別に。ただこいつは、昔も食べ過ぎて大変になったこともあるのにこんなに買っていたからさ。」
「………食べきれるもん。」
榊は拗ねたようにそう言った。無表情だったが少し恥ずかしそうにしているようにも感じられた。
「榊さん、食べることは自由よ。けど、量を考えた方がいいってことよ。」
「………問題ない、食べきれる。」
食べる速度はお世辞にも速いとは言えないが量をかなり食べるタイプなのだろう。これ以上この話題は触れない方がいいと思い話題を変えることにした。
「そういえば、さっきもそうだがコンビニで買ってもらった分の代金を払ってなかったな。いくらだった?」
「ん?ああ、別に代金はいいぞ?そんなにかかったわけではないからな。」
「だが、金の切れ目が縁の切れ目というだろう?」
「う~ん、それなら今度何かおごってくれよ、それで貸し借りなしでチャラだろ?」
「そういうならそう言うことにしておく。」
「おう!ってそれよりも、何の話で残されたんだ?蒼たちが話してくれないから気になっているんだけど。」
「ん、ああ。そういえばまだ話していなかったな。」
俺はそう言うと千春と顔を見合わせた。与えられた情報は少ないが彼らは何かしらの理由で情報を直接与えるわけにはいかなかったようで、どこまで話していいのかと思った。どちらが話すか、とアイコンタクトをしたわけだが千春は任せるというように目を閉じ軽く頷くので俺から全体が知るであろうことを話すことにした。
「俺たちが残されたのはあの時の事件のことだ。俺が直接に撃退したこと、千春は怪我を負わされた被害者ということで俺たち二人がその後の話を聞かされることになった。と言ってもあまり多くのことを話されたわけではないがな。」
「なるほど。けどそれなら俺たちもいてよかったんじゃないか?」
正悟もやはりそういう内容なら自分たちもいてよかったんじゃないかと思ったらしい。
「俺たちもそう思ったが、あまり多くの生徒の耳に入れたくなかったんじゃないか?あの場にいたなかで警察が口にした主要人物が俺と千春だったらしいからな。」
「ふ~ん、そうか。」
「………納得しかねる。」
俺の咄嗟に考えたそれらしい理由では二人とも一応筋は通っているが納得はできないという様子だった。俺もそれ以上うまくごまかせないと思ったが見かねた千春が、
「それは私たちじゃなく先生方に言ってちょうだい。私たちが知ることではないわ。」
と文句があるなら私たちじゃなくそう言ってきた教師にそう言え、とこれ以上私たちは知らないと装った。
「わ、わかったよ。それで内容は?」
「俺たちが聞かされたのは捕まったやつらは取り調べでポイントが枯渇していたから行った組織的犯行であることとかを素直に話していること。俺たち被害者には何かしらの賠償が支払われることだな。それと、さすがに事件のことを保護者に伝えないわけにはいかないということで保護者に連絡が入ることだな。」
俺が要点だけを話すと、
「マジか~、入学早々に親に連絡はいるのかよ。」
と、正悟は男たちの行動ではなく保護者への連絡というところに反応を示した。
「俺たちは被害者だぞ?伝えられたところで俺たちが問題行動をしたわけじゃないから気にしなくていいだろ?」
「そうだけどよ~、母親の方は勘違いして俺が何かやったんじゃないかって話を聞かなさそうでな…。」
乾いたような声で正悟はそう言った。
「それはあなたの自業自得でなくて?問題を過去にも起こしていたからそうなるのでしょう?」
「いや、まぁ、それは否定するつもりはないが、入学早々だとまた何かやったのかって家が大変なことになりそうでよ。」
「あきらめろ、巻き込まれた俺たちに運がなかったんだ。」
「…そうだな。なるようになるだろ。」
そう言って正悟は空を見上げていた。俺もつられて空を見たが、先日同様日が沈んでいく空は赤く染まっていた。
「そういえば、」
「どうした?」
しばらくシュークリームなどを食べて会話がなかったところで正悟は不意に声を上げた。
「いや、いつから名前呼びになったんだ?俺たちと別れた後から急に名前呼びになっただろ?」
ニヤニヤしながら正悟は俺にそう言ってきた。榊も正悟に言われて気になったのかこちらをじっと見てきた。千春はこちらから顔をそらしていたが耳が赤くなっているのが見えた。どう説明したものか、と思ったが適当に誤魔化しても突っ込まれると思ったが千春にそう呼べと言われただけでそれを正直に話しても面倒になりそうだと思ったので、
「1日一緒に行動をしていたわけだ、本人も苗字のままでは距離を感じるから名前で呼んでほしいって言われただけだ。」
と半分本当のことで、半分嘘を言うことでそれらしく言ってみた。
「なるほど、じゃあ俺も名前で呼んでいいわけだな!」
「いいえ、貴方はダメよ。」
「え~。何でだよ~。やっぱり蒼は特別なのか?」
「そ、そういうわけではないわ。そう、彼のことを私は認めただけよ、貴方ではまだ駄目だわ。」
「何を認めたんだよ。」
「何でもいいじゃない、この話はもう終わりよ。」
そう言うと彼女は端末で時間を確認するなど、もう話すつもりはないと行動で示していた。
前を向くといつの間にか移動していたのか榊が俺の目の前にいた。
「ど、どうした?」
「………私も名前。」
「名前?榊のことも名前で呼べ、ということか?」
彼女は頷いてこちらをじっと見てきた。俺は少し考えたが彼女の出す無言の圧に負け、
「わかったよ、舞依、これでいいか?」
俺がそう言うと満足したのか頷いてまた自分が座っていたところに戻っていった。
正悟はそのやり取りには介入してこなかったが面白そうに見ていた。なんだか面倒になりそうだと思ったがこれはこれで高校生らしい時間だと思い再び空を見上げて、沈む夕日を見ていた。
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