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episode19.久しぶりのサークル参加
55話
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ついに…この日がきてしまった。
久しぶりに参加するので、とても緊張している。
自分なりに納得のいくクオリティーで、本を二冊作ることができた。
あとはイラスト集と、ノベルティーも頑張ってなんとか作ることができた。
昔、同人活動をしていた頃、ノベルティーを作った記憶がないので、今回初めてノベルティーを作ったということになる。
正直、ノベルティーが一番緊張している。
いつも購入する側でいる時は、特典を付けて頂いて嬉しいなという気持ちが大きかった。
でも、いざ作り手側に回ると、大丈夫かな?喜んで頂けるかな?という不安な気持ちの方が大きい。
「茜、まずはリラックスして。大丈夫。茜のTwitterのフォロワー数なら、絶対に完売できるから」
先輩が優しく背中をさすってくれた。
先輩の優しい手により、私の心の緊張はゆっくり解けていった。
「ありがとうございます。実は本より、ノベルティーの方が心配で…」
「ノベルティーって、よく分からないわよね。
本も本で心配だけど、ノベルティーの方が正直、求めているものが分からないし」
「そうなんですよ。勢いで作ったものの、これでよかったのかなと思っちゃいまして…」
「私も毎回、ノベルティーは不安になるよ。多分、作り手って毎回そうなんだと思う」
先輩のような大物でも、こうやって試行錯誤しているんだなと思った。
「壁サークルさんだって、きっと同じ。前回売れたからって、次も売れる保証なんてないし、同人ってあくまで自己満足の世界だから、売れるも売れないも自己責任なのよ。基本的に損しかない世界なのよね。
その中でも、この世界で成功している人もいる。シビアな世界だからこそ、一人一人の要望に応えようと思ったら、茜の許容範囲を越えちゃう。
大事なのはね、自分が作りたいと思う物を作れたかどうか。茜、これは茜が作りたいと思った物?」
そうだ。同人の世界は、誰かのために作るんじゃない、自分のために作るんだ。
ノベルティーも自分が欲しい物を作ればいいんだ。
受け取り手の反応も大事だが、一番大事なのは自分の気持ちだったと、先輩に改めて教えてもらった。
「私が作りたいと思う物をちゃんと作りました」
「それなら良し。どんと構えて待ちましょ」
堂々としていることにした。もし、売れなかったり、ノベルティーや本に対する反応がいまいちだったら、イベントが終わった後にでも反省し、先輩に相談に乗ってもらうことにしよう。
「…で、茜はどっちで勝負するの?」
先輩のいうどっちとは、二次創作かオリジナルなのかという意味合いで聞いている。
もちろん、今の私なら、こっちで勝負するに決まってる。
「二次創作ですよ。今、バリバリにハマってるゲームがあるので」
「あー…あれね。茜に一つ謝らなくてはならないことがあって…」
「どうせ、まだゲームを始めてないんですよね?
差し詰め、ゲームをインストールしたところで止まってるんじゃないですか?」
「お察しの通りです。ゲームやれてなくてごめん!」
「別にいいですよ。その代わり、私の同人誌を読んで、沼に浸かったら、ゲームを始めてください」
笑顔で先輩にそう伝えた。こうなったら、意地でも先輩にゲームをやらせたくなった。アプローチ方法を変えて…。
「今日の打ち上げは家でいい?」
「はい。いいですよ。でも、真さんは?」
「一緒に住んでるわけじゃないから大丈夫。
まぁ、半同棲みたいなもんだけど、真にはちゃんと帰る家があるし」
真さんには申し訳ないなと思いつつ、先輩がそういうのであれば、お邪魔させて頂こうかなと思った。
「とにかく、家に来てアイスマ…教えてよ。
茜に教わりながら、ゲーム始めたい」
そんなふうにお願いされてしまうと、今から教えたくてウズウズしてしまうのであった。
「分かりました。イベントが終わった後、色々教えるので、覚悟しておいてくださいね」
先輩は震えながら、「は、はい。覚悟しておきます」…と言った。
そして、先輩はそのまま話の流れを変えた。
「さて、終わった後のことは一旦さておき、もうすぐイベントが始まるから、まずはそっちを頑張りましょ」
最終チェックをし、あとはイベントが開始されるのを待った。
「ただいまより、開始致します」
場内アナウンスが流れ、いよいよイベントが開始された…。
「茜、ここからが正念場よ。根気強く頑張りましょ」
一人だったら、頑張ることすら諦めていたと思うし、今この場にいなかったと思う。
でも、私には心強い味方がいる。それだけで頑張れそうだ。
「はい!頑張りましょう」
そして、その数分後、長蛇の列ができていた。
ほぼ先輩のファンだと思うが、それでもこの列の多さには圧倒された。
「こちらのサークルは二つのサークルが合体しているため、今から列の整理を行います。順番にお並びください」
先輩がいつもお世話になっている、先輩のサークルのスタッフさんが、列の整理を行なった。
私の前に人が並んだらラッキーぐらいに思っていたら、想像よりも遥かに人が並んだ。
「すみません、新刊をそれぞれ一部ずつください」
目の前に現れたお客さんに突然、そう言われ、私は現実を上手く直面できずにいた。
そして、その数秒後、現実を受け止めることができたので、慌てて対応した。
「は、はい。少々お待ちください…」
すると、横で見ていた先輩が耳打ちしてきた。
「ね?大丈夫だって言ったでしょ?
悔しいから本当なら言いたくないところだけど、私一人でもこの列はできたことないよ。開始早々からじゃ…ね?」
…ということはつまり、半分は自分の本を求めに来ているお客さんがいるということになる。
ずっと羨ましいと思っていた先輩に悔しがられたという事実だけで、私は少し先輩を見返すことができたような気持ちになれた。
「お待たせ致しました。こちら新刊がそれぞれ一部ずつと、新刊購入特典のノベルティーとなります」
ちなみにノベルティーは、ポストカードとトートバックを作った。
普段使いできるように、好きな同人カプをデフォルメし、動物化したものにした。
「ありがとうございます。ノベルティーも素敵です…」
喜んでもらえた上に、褒められた。
こうして、目の前で反応をもらえて、それだけで嬉しいと思った。
「こちらこそ、ありがとうございます。実は同人誌を出すのが久しぶりな上に、ノベルティーを出すのは初めてで…。
不安だったので、そう言ってもらえてなによりです」
「そうだったんですね。だとしたら天才です!
…あの、いつもTwitter拝見させて頂いてます。
これからもSNSと同人活動応援してます。頑張ってください!」
不安だった気持ちが、一気に吹き飛んだ。
たった一人の言葉で人は左右される。それがプラスであったとしても、マイナスであったとしても…。
でも、私はもう揺るがない。この方の言葉と、いつも側で見守ってくれる人達がいるから。
「はい!これからも応援の程をよろしくお願いします…」
それから次々と人が入れ替わっていき、たくさんの熱い思いを頂いた。
途中、あまりの感動に涙ぐみそうになったが、なんとか堪えた。
そして、そんなこんなで少し列が落ち着いた頃合いに、二人がやって来た。
「よ!元気か?」
「茜、来たわよ。…幸子先生、お久しぶりです」
「先生!ご挨拶が遅れてすみません。お久しぶりです」
「お久しぶり。もう私達は知り合いなんだから、そんなに畏まらなくても大丈夫よ」
「いやいや!そんなわけにはいきません!これからも尊敬していますので、俺はこのままでよろしくお願いします…」
「私も自分より年上の方に敬語を使わないのは気が引けるので難しいですが、今よりフランクにお話させて頂けるのでしたら、そうさせて頂きますね」
「是非。私も綾香ちゃんと仲良くなりたい…って思ってたから」
「お前は人の心の隙間に入り込むのが上手いよな。
そうやって、さり気なく友達を増やしていくんだから」
「あんたはあれこれ難しく考えすぎなのよ。
…まぁ、でも幸子先生と同等に接しられるのは、茜ぐらいだけどね」
「それな。俺らはさすがに…。いつもブースに遊びに行くだけで、気後れしてるんだからな?」
「そうよ。大物すぎて、何か粗相のないようにしなくちゃ…って思って、めちゃくちゃ緊張してるんだから」
確かに先輩は大物だが、偉ぶったりしないので、恐れる対象にならないというか、寧ろ昔から何も変わっていないので、私としては丁重に扱わなくては…という意識がない。
「うーん…そうは言われても。先輩は先輩だし」
「その肝の据わりっぷりが既にすごいというか、大物になりそうな予感が出てるわよね」
「だよな。俺達にはないところだよな」
「二人共、言うね。茜って謙虚に見せかけて、結構図太いところがあるからね」
さり気なく皆で私を弄って楽しんでいる。
今日は仕方ないか。弄られてなんぼだし。
「先輩が一番酷いです。私、そこまで図太くないです。肝が据わってるのは否定しませんけど。
でも、そのぐらいの覚悟がないと、先輩の隣に並べませんから。多少は図太くいさせてもらわないと、やってられないです。
それこそ、先輩の方が図太いとうか、天然だし天才だし。色々なものを持ちすぎです!
普通の人は努力して、ようやく一つのものを手に入れられるんですから。もう少し自分の才能を有難く思ってください」
先輩のことを弄るつもりが、結局、先輩の才能を肯定してしまった…。
どうやら、私には人を弄ることはできないみたいだ。
褒めたりする方が、向いてるのかもしれないと思った。
「天然なのは茜の方だと思うけど?二人もそう思うよね?」
「私もそう思います。茜の場合は無自覚なので、より天然度が高いです」
「ですね。俺も右に同じくです。天然なところも好きですけど、振り回されるので、強敵でもあります」
久しぶりに参加するので、とても緊張している。
自分なりに納得のいくクオリティーで、本を二冊作ることができた。
あとはイラスト集と、ノベルティーも頑張ってなんとか作ることができた。
昔、同人活動をしていた頃、ノベルティーを作った記憶がないので、今回初めてノベルティーを作ったということになる。
正直、ノベルティーが一番緊張している。
いつも購入する側でいる時は、特典を付けて頂いて嬉しいなという気持ちが大きかった。
でも、いざ作り手側に回ると、大丈夫かな?喜んで頂けるかな?という不安な気持ちの方が大きい。
「茜、まずはリラックスして。大丈夫。茜のTwitterのフォロワー数なら、絶対に完売できるから」
先輩が優しく背中をさすってくれた。
先輩の優しい手により、私の心の緊張はゆっくり解けていった。
「ありがとうございます。実は本より、ノベルティーの方が心配で…」
「ノベルティーって、よく分からないわよね。
本も本で心配だけど、ノベルティーの方が正直、求めているものが分からないし」
「そうなんですよ。勢いで作ったものの、これでよかったのかなと思っちゃいまして…」
「私も毎回、ノベルティーは不安になるよ。多分、作り手って毎回そうなんだと思う」
先輩のような大物でも、こうやって試行錯誤しているんだなと思った。
「壁サークルさんだって、きっと同じ。前回売れたからって、次も売れる保証なんてないし、同人ってあくまで自己満足の世界だから、売れるも売れないも自己責任なのよ。基本的に損しかない世界なのよね。
その中でも、この世界で成功している人もいる。シビアな世界だからこそ、一人一人の要望に応えようと思ったら、茜の許容範囲を越えちゃう。
大事なのはね、自分が作りたいと思う物を作れたかどうか。茜、これは茜が作りたいと思った物?」
そうだ。同人の世界は、誰かのために作るんじゃない、自分のために作るんだ。
ノベルティーも自分が欲しい物を作ればいいんだ。
受け取り手の反応も大事だが、一番大事なのは自分の気持ちだったと、先輩に改めて教えてもらった。
「私が作りたいと思う物をちゃんと作りました」
「それなら良し。どんと構えて待ちましょ」
堂々としていることにした。もし、売れなかったり、ノベルティーや本に対する反応がいまいちだったら、イベントが終わった後にでも反省し、先輩に相談に乗ってもらうことにしよう。
「…で、茜はどっちで勝負するの?」
先輩のいうどっちとは、二次創作かオリジナルなのかという意味合いで聞いている。
もちろん、今の私なら、こっちで勝負するに決まってる。
「二次創作ですよ。今、バリバリにハマってるゲームがあるので」
「あー…あれね。茜に一つ謝らなくてはならないことがあって…」
「どうせ、まだゲームを始めてないんですよね?
差し詰め、ゲームをインストールしたところで止まってるんじゃないですか?」
「お察しの通りです。ゲームやれてなくてごめん!」
「別にいいですよ。その代わり、私の同人誌を読んで、沼に浸かったら、ゲームを始めてください」
笑顔で先輩にそう伝えた。こうなったら、意地でも先輩にゲームをやらせたくなった。アプローチ方法を変えて…。
「今日の打ち上げは家でいい?」
「はい。いいですよ。でも、真さんは?」
「一緒に住んでるわけじゃないから大丈夫。
まぁ、半同棲みたいなもんだけど、真にはちゃんと帰る家があるし」
真さんには申し訳ないなと思いつつ、先輩がそういうのであれば、お邪魔させて頂こうかなと思った。
「とにかく、家に来てアイスマ…教えてよ。
茜に教わりながら、ゲーム始めたい」
そんなふうにお願いされてしまうと、今から教えたくてウズウズしてしまうのであった。
「分かりました。イベントが終わった後、色々教えるので、覚悟しておいてくださいね」
先輩は震えながら、「は、はい。覚悟しておきます」…と言った。
そして、先輩はそのまま話の流れを変えた。
「さて、終わった後のことは一旦さておき、もうすぐイベントが始まるから、まずはそっちを頑張りましょ」
最終チェックをし、あとはイベントが開始されるのを待った。
「ただいまより、開始致します」
場内アナウンスが流れ、いよいよイベントが開始された…。
「茜、ここからが正念場よ。根気強く頑張りましょ」
一人だったら、頑張ることすら諦めていたと思うし、今この場にいなかったと思う。
でも、私には心強い味方がいる。それだけで頑張れそうだ。
「はい!頑張りましょう」
そして、その数分後、長蛇の列ができていた。
ほぼ先輩のファンだと思うが、それでもこの列の多さには圧倒された。
「こちらのサークルは二つのサークルが合体しているため、今から列の整理を行います。順番にお並びください」
先輩がいつもお世話になっている、先輩のサークルのスタッフさんが、列の整理を行なった。
私の前に人が並んだらラッキーぐらいに思っていたら、想像よりも遥かに人が並んだ。
「すみません、新刊をそれぞれ一部ずつください」
目の前に現れたお客さんに突然、そう言われ、私は現実を上手く直面できずにいた。
そして、その数秒後、現実を受け止めることができたので、慌てて対応した。
「は、はい。少々お待ちください…」
すると、横で見ていた先輩が耳打ちしてきた。
「ね?大丈夫だって言ったでしょ?
悔しいから本当なら言いたくないところだけど、私一人でもこの列はできたことないよ。開始早々からじゃ…ね?」
…ということはつまり、半分は自分の本を求めに来ているお客さんがいるということになる。
ずっと羨ましいと思っていた先輩に悔しがられたという事実だけで、私は少し先輩を見返すことができたような気持ちになれた。
「お待たせ致しました。こちら新刊がそれぞれ一部ずつと、新刊購入特典のノベルティーとなります」
ちなみにノベルティーは、ポストカードとトートバックを作った。
普段使いできるように、好きな同人カプをデフォルメし、動物化したものにした。
「ありがとうございます。ノベルティーも素敵です…」
喜んでもらえた上に、褒められた。
こうして、目の前で反応をもらえて、それだけで嬉しいと思った。
「こちらこそ、ありがとうございます。実は同人誌を出すのが久しぶりな上に、ノベルティーを出すのは初めてで…。
不安だったので、そう言ってもらえてなによりです」
「そうだったんですね。だとしたら天才です!
…あの、いつもTwitter拝見させて頂いてます。
これからもSNSと同人活動応援してます。頑張ってください!」
不安だった気持ちが、一気に吹き飛んだ。
たった一人の言葉で人は左右される。それがプラスであったとしても、マイナスであったとしても…。
でも、私はもう揺るがない。この方の言葉と、いつも側で見守ってくれる人達がいるから。
「はい!これからも応援の程をよろしくお願いします…」
それから次々と人が入れ替わっていき、たくさんの熱い思いを頂いた。
途中、あまりの感動に涙ぐみそうになったが、なんとか堪えた。
そして、そんなこんなで少し列が落ち着いた頃合いに、二人がやって来た。
「よ!元気か?」
「茜、来たわよ。…幸子先生、お久しぶりです」
「先生!ご挨拶が遅れてすみません。お久しぶりです」
「お久しぶり。もう私達は知り合いなんだから、そんなに畏まらなくても大丈夫よ」
「いやいや!そんなわけにはいきません!これからも尊敬していますので、俺はこのままでよろしくお願いします…」
「私も自分より年上の方に敬語を使わないのは気が引けるので難しいですが、今よりフランクにお話させて頂けるのでしたら、そうさせて頂きますね」
「是非。私も綾香ちゃんと仲良くなりたい…って思ってたから」
「お前は人の心の隙間に入り込むのが上手いよな。
そうやって、さり気なく友達を増やしていくんだから」
「あんたはあれこれ難しく考えすぎなのよ。
…まぁ、でも幸子先生と同等に接しられるのは、茜ぐらいだけどね」
「それな。俺らはさすがに…。いつもブースに遊びに行くだけで、気後れしてるんだからな?」
「そうよ。大物すぎて、何か粗相のないようにしなくちゃ…って思って、めちゃくちゃ緊張してるんだから」
確かに先輩は大物だが、偉ぶったりしないので、恐れる対象にならないというか、寧ろ昔から何も変わっていないので、私としては丁重に扱わなくては…という意識がない。
「うーん…そうは言われても。先輩は先輩だし」
「その肝の据わりっぷりが既にすごいというか、大物になりそうな予感が出てるわよね」
「だよな。俺達にはないところだよな」
「二人共、言うね。茜って謙虚に見せかけて、結構図太いところがあるからね」
さり気なく皆で私を弄って楽しんでいる。
今日は仕方ないか。弄られてなんぼだし。
「先輩が一番酷いです。私、そこまで図太くないです。肝が据わってるのは否定しませんけど。
でも、そのぐらいの覚悟がないと、先輩の隣に並べませんから。多少は図太くいさせてもらわないと、やってられないです。
それこそ、先輩の方が図太いとうか、天然だし天才だし。色々なものを持ちすぎです!
普通の人は努力して、ようやく一つのものを手に入れられるんですから。もう少し自分の才能を有難く思ってください」
先輩のことを弄るつもりが、結局、先輩の才能を肯定してしまった…。
どうやら、私には人を弄ることはできないみたいだ。
褒めたりする方が、向いてるのかもしれないと思った。
「天然なのは茜の方だと思うけど?二人もそう思うよね?」
「私もそう思います。茜の場合は無自覚なので、より天然度が高いです」
「ですね。俺も右に同じくです。天然なところも好きですけど、振り回されるので、強敵でもあります」
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