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12度:初めてのクリスマス
49話
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「面白そう。私もそれが観たい」
「それじゃそれを観ましょう。再生しますね」
慧くんが操作し、観たいと言っていた映画を再生する。
私は基本、邦画を見ることが多いが、たまに洋画や韓国作品も観ることがある。
でも慧くんが観たい作品は知らなかったので、今から映画を見るのが楽しみだ。
しかし私は韓国語が分からないので、慧くんがちゃんと吹き替え版を再生してくれたので助かった…。
吹き替え音声を聴きながら映像を目で追う。どんどん物語が進んでいくにつれ、映画の世界観に惹き込まれていく。
気がついたら感動のシーンで頬に涙が伝っていた。溢れ出るというよりは一筋の涙が流れるといった感じで。
私が涙している姿を見て、慧くんがそっとテッシュを渡してくれた。私は一枚箱からティッシュを取り、涙を拭った。
映画中だったので耳元で囁くような小さな声で、「ありがとう」と慧くんに伝えた。
すると慧くんが、ニコッと微笑んでくれた。まるで“いえいえ”と伝えているかのようだ。
彼のさり気ない気遣いが嬉しくて。それだけで更に涙が出そうになったが、ここは堪えてそのまま映画に集中した。
その後も涙が出そうになった場面があって。思わず再び涙が溢れ零れ落ちた。
あまりにも映画の世界観に惹き込まれすぎて。気がついたらあっという間に映画は終わっていた。
とても面白い作品だったので、観終えてしまったのが名残惜しかった。
「面白かったですね。俺も感動して涙が零れ落ちました」
彼の目元に目を向けると、微かに彼の目元は濡れていた。
彼も同じ場面で感動したみたいだ。たったそれだけのことで歓喜した。
「私も感動した。さっきはティッシュありがとう」
やっと先程のお礼をちゃんと伝えることができて安心した。
「いえいえ。俺も涙が出てしまったので、自分の涙を拭うついでだったので…」
それも本当のことなのかもしれないが、私が涙しているのを見て差し出してくれたのであろう。
いつだってこちらに気を遣わせない、さり気ない優しさを与えてくれる。
彼のそういったところを尊敬している。見習いたいと思うことが本当に多い。
「そうだったんだ。慧くんも感動して泣いたって言ってたもんね」
「はい。思わず涙が溢れてきちゃいました。あのシーンはやばかったです」
確かに感動のあまり涙が溢れて止まらなかった。心を揺さぶられるとはこういうことを言うんだなと思った。
「あのシーンはやばかったね。涙が溢れて止まらなかったよ」
想い合っている二人が、それぞれの身分の違いにより、別れさせられてしまう。
でも紆余曲折を経て、二人が手と手を取り合い、最後は結ばれるという内容だ。
そんなの涙なしで見られるわけがない。大切な人がいるからこそ、余計に気持ちが溢れてしまい、涙が止まらないのであった。
「止まらなかったですね。こうして二人で一緒に居られるのって本当に幸せなことなんだなって思いました」
一緒に居られるのって当たり前のことのようで当たり前ではない。映画を観てそのことを学んだ。
「そうだね。一緒に居られることに感謝しないとだね。いつも傍に居てくれてありがとう」
慧くんと出会って、慧くんがいつも傍に居てくれたから、私は寂しくなかった。毎日が幸せだ。
これからもずっと彼の傍に居たい。生涯を共にしたい。
だからこそ彼の優しさや思いやりを当たり前だと思い過ぎずに、彼にその想いを伝え続けていきたい。
「こちらこそいつもありがとうございます。京香さんが傍に居てくれて嬉しいです」
好きな人にそう言ってもらえたら、これ以上幸せなことなんてない。
これからもそう思ってもらえるように頑張りたいし、お互いに想いを伝え合っていきたい。
「…恥ずかしいけど嬉しいね。こうやってお互いに想いを伝え合うのって」
「そうですね。恥ずかしいですけど、嬉しいです」
“ありがとう”と言われて嫌な気持ちになる人はいない。
人はどうしても人の嫌なところにばかり目がいってしまうので、良いところを見つけてもらえることは本当に嬉しい。自分の良いところを認めてもらえたような気がして。
そしてもっとこの人に認めてほしい、もっと自分のことを知ってほしいという気持ちが強くなる。
「慧くん、これからもずっと傍に居てね」
まだ具体的に将来のことは話せていない。近い将来、結婚…とくらいにしか。
今まではどこか他人事みたいに思っていた。あまりにも恋愛経験がなさすぎたから。
でも今、手が届きそうなほど近い将来にあるのかと思うと、絶対にこの人を手放さないでずっと一緒に居たいという気持ちが強くなった。
「もちろんずっと傍に居ます。京香さんもずっと俺の傍に居てくださいね」
そんなの最初から答えなんか決まっている。
この答え以外、有り得ない。
「当たり前だよ。傍に居るよ。どんなことがあっても離れないもん…」
結婚という将来を考えている相手から離れるなんて有り得ない。
それこそ今回の映画みたいに、親から反対されるなんてことにはならない限り。
いや、親に反対されても私は慧くんの傍を離れないと誓える。
それぐらい彼を愛している。私には彼しかいない。
「その言葉だけで嬉しいです。俺も絶対に離れません」
クリスマスという特別な日が二人の距離を縮めてくれた。
焦ってもいないし、急かしてもいないが、慧くんと早く結婚したいという気持ちが芽生えた。
「京香さんさえ良ければ、俺は同棲も考えてます」
まだお付き合いを始めて半年だ。一年も経っていない状態で同棲は気が早いかもしれないが、私も同じことを考えていた。
こうして一緒に過ごしているうちに、彼と一緒に生活を共にする未来を想像するようになった。
まだまだ知らない慧くんがたくさんあるからこそ、彼をもっと知りたい。
もっとお互いを知るために同棲をしたい。そしてそれが行く行くは結婚という将来に繋がっているといいなと思う。
「いきなりこんなことを言われても困ると思うので、追々将来のことについて考えていけたらいいなって思ってますので、これから二人でゆっくり考えていきましょう」
いよいよ同棲か…。まさか私が恋愛で同棲まで経験することになるなんて想像すらしていなかった。
いざ同棲を始めることになるのかと思うと、これから慧くんと毎日一緒に居られることへの期待度が高まった。
「そうだね。ゆっくり考えていこう」
「これから色々楽しみですね。まずは大晦日と三が日を一緒に過ごしたいです」
勝手に一緒に過ごすものだとばかり思っていた。
慧くんは違ったのかな?予定を確認するために聞いていると信じたい。
「もう勝手に一緒に過ごすつもりでいたよ」
「本当ですか?俺は一緒に過ごしたいけど、京香さんに用事があるかどうか分からなかったので、京香さんのスケジュールを確認してからと思いまして…」
慧くんも一緒に過ごしたいと思ってくれていて安心した。
そして同時に大晦日と三が日を一緒に過ごせることが確定し、既に舞い上がっている。
「予定なんて最初からないよ。今までだって殆ど寝正月だったもん。それに出かけるとしたらセールで安くなってるから買い物に行くくらい。実家なんて遠いから全然帰ってないし」
上京したての頃は若かったので、親が心配していることもあり、定期的に実家に帰省したりもしていた。
そのうち友達と遊ぶのが楽しくて。実家に帰るのも面倒くさくなり、帰らなくなった。
最後に帰ったのなんていつぶりだろう。今はお互いに生存確認のために時々連絡し合う程度だ。
「そうなんですね。俺は実家が近くにあるので、年末年始は帰ることもありました」
慧くんは地方出身ではないため、実家が近くにあるのかなと思っていたら、本当にそうだったみたいだ。
「そうなんだね。今年は帰らなくても大丈夫?」
ご両親は慧くんの帰りを待っているかもしれない。それなら少しでもいいから実家に顔を出してほしい。
「大丈夫ですよ。事前に家族には伝えておりますので。今年は帰りませんって」
慧くんがそれで大丈夫と言っているのであれば大丈夫なのであろう。
これ以上深く追求しないでおいた。家族のことは家族にしか分からないし、部外者が口出しするのはあまり良くない。
「そうなんだね。それじゃ大丈夫そうだね」
「せっかく京香さんとお付き合いし始めたばかりですから、京香さんと少しでも長く一緒に居たいんです。長い休みの間、できればずっと一緒に居たいって思ってます」
ずっと一緒に居たいってことは、つまりお休み中ずっと一緒に居られるってこと?
そんなの嬉しいに決まってる。私だってできればずっと一緒に居たいと思ってる。
「お休み中、ずっと一緒に居よっか。お家でゴロゴロしたり、初詣に行ったりしよう」
好きな人と一緒に居られるだけで幸せだ。特に何もしなくてもいい。
でも慧くんがしたいことがあれば、慧くんがしたいと思っていることをしたい。
「いいですね。そうしましょう」
慧くんと今後の予定があるというだけで、私の心模様は晴れやかだ。
しかもずっと一緒に居られる。それが大きな要因を占めていた。
「せっかくなのでお節も食べたいですね」
お正月と言ったらお節料理。実家に居た時は毎年食べていた。
一人暮らしを始めてからは一人ということもあり、食べる機会はめっきり減ってしまった。
しかし残念ながら、お節料理の予約は既に終了しているので、ちゃんとしたお節料理を手に入れることはできない。
幸いかろうじてスーパーでお節料理のコーナーがあるので、ちょっとしたものなら手に入るであろう。
「食べたいね。スーパーに行けば何かしら売ってると思うし」
「そうですね。何かあるかもしれないので、一緒に買いにいきましょうね」
一緒に過ごすという予定以外に予定ができた。
慧くんは予定を作る天才だ。私にはない発想で新しい提案を出してくれる。
「うん。行きたい。一緒に行こうね」
今から年末年始が一気に楽しみになった。
「それじゃそれを観ましょう。再生しますね」
慧くんが操作し、観たいと言っていた映画を再生する。
私は基本、邦画を見ることが多いが、たまに洋画や韓国作品も観ることがある。
でも慧くんが観たい作品は知らなかったので、今から映画を見るのが楽しみだ。
しかし私は韓国語が分からないので、慧くんがちゃんと吹き替え版を再生してくれたので助かった…。
吹き替え音声を聴きながら映像を目で追う。どんどん物語が進んでいくにつれ、映画の世界観に惹き込まれていく。
気がついたら感動のシーンで頬に涙が伝っていた。溢れ出るというよりは一筋の涙が流れるといった感じで。
私が涙している姿を見て、慧くんがそっとテッシュを渡してくれた。私は一枚箱からティッシュを取り、涙を拭った。
映画中だったので耳元で囁くような小さな声で、「ありがとう」と慧くんに伝えた。
すると慧くんが、ニコッと微笑んでくれた。まるで“いえいえ”と伝えているかのようだ。
彼のさり気ない気遣いが嬉しくて。それだけで更に涙が出そうになったが、ここは堪えてそのまま映画に集中した。
その後も涙が出そうになった場面があって。思わず再び涙が溢れ零れ落ちた。
あまりにも映画の世界観に惹き込まれすぎて。気がついたらあっという間に映画は終わっていた。
とても面白い作品だったので、観終えてしまったのが名残惜しかった。
「面白かったですね。俺も感動して涙が零れ落ちました」
彼の目元に目を向けると、微かに彼の目元は濡れていた。
彼も同じ場面で感動したみたいだ。たったそれだけのことで歓喜した。
「私も感動した。さっきはティッシュありがとう」
やっと先程のお礼をちゃんと伝えることができて安心した。
「いえいえ。俺も涙が出てしまったので、自分の涙を拭うついでだったので…」
それも本当のことなのかもしれないが、私が涙しているのを見て差し出してくれたのであろう。
いつだってこちらに気を遣わせない、さり気ない優しさを与えてくれる。
彼のそういったところを尊敬している。見習いたいと思うことが本当に多い。
「そうだったんだ。慧くんも感動して泣いたって言ってたもんね」
「はい。思わず涙が溢れてきちゃいました。あのシーンはやばかったです」
確かに感動のあまり涙が溢れて止まらなかった。心を揺さぶられるとはこういうことを言うんだなと思った。
「あのシーンはやばかったね。涙が溢れて止まらなかったよ」
想い合っている二人が、それぞれの身分の違いにより、別れさせられてしまう。
でも紆余曲折を経て、二人が手と手を取り合い、最後は結ばれるという内容だ。
そんなの涙なしで見られるわけがない。大切な人がいるからこそ、余計に気持ちが溢れてしまい、涙が止まらないのであった。
「止まらなかったですね。こうして二人で一緒に居られるのって本当に幸せなことなんだなって思いました」
一緒に居られるのって当たり前のことのようで当たり前ではない。映画を観てそのことを学んだ。
「そうだね。一緒に居られることに感謝しないとだね。いつも傍に居てくれてありがとう」
慧くんと出会って、慧くんがいつも傍に居てくれたから、私は寂しくなかった。毎日が幸せだ。
これからもずっと彼の傍に居たい。生涯を共にしたい。
だからこそ彼の優しさや思いやりを当たり前だと思い過ぎずに、彼にその想いを伝え続けていきたい。
「こちらこそいつもありがとうございます。京香さんが傍に居てくれて嬉しいです」
好きな人にそう言ってもらえたら、これ以上幸せなことなんてない。
これからもそう思ってもらえるように頑張りたいし、お互いに想いを伝え合っていきたい。
「…恥ずかしいけど嬉しいね。こうやってお互いに想いを伝え合うのって」
「そうですね。恥ずかしいですけど、嬉しいです」
“ありがとう”と言われて嫌な気持ちになる人はいない。
人はどうしても人の嫌なところにばかり目がいってしまうので、良いところを見つけてもらえることは本当に嬉しい。自分の良いところを認めてもらえたような気がして。
そしてもっとこの人に認めてほしい、もっと自分のことを知ってほしいという気持ちが強くなる。
「慧くん、これからもずっと傍に居てね」
まだ具体的に将来のことは話せていない。近い将来、結婚…とくらいにしか。
今まではどこか他人事みたいに思っていた。あまりにも恋愛経験がなさすぎたから。
でも今、手が届きそうなほど近い将来にあるのかと思うと、絶対にこの人を手放さないでずっと一緒に居たいという気持ちが強くなった。
「もちろんずっと傍に居ます。京香さんもずっと俺の傍に居てくださいね」
そんなの最初から答えなんか決まっている。
この答え以外、有り得ない。
「当たり前だよ。傍に居るよ。どんなことがあっても離れないもん…」
結婚という将来を考えている相手から離れるなんて有り得ない。
それこそ今回の映画みたいに、親から反対されるなんてことにはならない限り。
いや、親に反対されても私は慧くんの傍を離れないと誓える。
それぐらい彼を愛している。私には彼しかいない。
「その言葉だけで嬉しいです。俺も絶対に離れません」
クリスマスという特別な日が二人の距離を縮めてくれた。
焦ってもいないし、急かしてもいないが、慧くんと早く結婚したいという気持ちが芽生えた。
「京香さんさえ良ければ、俺は同棲も考えてます」
まだお付き合いを始めて半年だ。一年も経っていない状態で同棲は気が早いかもしれないが、私も同じことを考えていた。
こうして一緒に過ごしているうちに、彼と一緒に生活を共にする未来を想像するようになった。
まだまだ知らない慧くんがたくさんあるからこそ、彼をもっと知りたい。
もっとお互いを知るために同棲をしたい。そしてそれが行く行くは結婚という将来に繋がっているといいなと思う。
「いきなりこんなことを言われても困ると思うので、追々将来のことについて考えていけたらいいなって思ってますので、これから二人でゆっくり考えていきましょう」
いよいよ同棲か…。まさか私が恋愛で同棲まで経験することになるなんて想像すらしていなかった。
いざ同棲を始めることになるのかと思うと、これから慧くんと毎日一緒に居られることへの期待度が高まった。
「そうだね。ゆっくり考えていこう」
「これから色々楽しみですね。まずは大晦日と三が日を一緒に過ごしたいです」
勝手に一緒に過ごすものだとばかり思っていた。
慧くんは違ったのかな?予定を確認するために聞いていると信じたい。
「もう勝手に一緒に過ごすつもりでいたよ」
「本当ですか?俺は一緒に過ごしたいけど、京香さんに用事があるかどうか分からなかったので、京香さんのスケジュールを確認してからと思いまして…」
慧くんも一緒に過ごしたいと思ってくれていて安心した。
そして同時に大晦日と三が日を一緒に過ごせることが確定し、既に舞い上がっている。
「予定なんて最初からないよ。今までだって殆ど寝正月だったもん。それに出かけるとしたらセールで安くなってるから買い物に行くくらい。実家なんて遠いから全然帰ってないし」
上京したての頃は若かったので、親が心配していることもあり、定期的に実家に帰省したりもしていた。
そのうち友達と遊ぶのが楽しくて。実家に帰るのも面倒くさくなり、帰らなくなった。
最後に帰ったのなんていつぶりだろう。今はお互いに生存確認のために時々連絡し合う程度だ。
「そうなんですね。俺は実家が近くにあるので、年末年始は帰ることもありました」
慧くんは地方出身ではないため、実家が近くにあるのかなと思っていたら、本当にそうだったみたいだ。
「そうなんだね。今年は帰らなくても大丈夫?」
ご両親は慧くんの帰りを待っているかもしれない。それなら少しでもいいから実家に顔を出してほしい。
「大丈夫ですよ。事前に家族には伝えておりますので。今年は帰りませんって」
慧くんがそれで大丈夫と言っているのであれば大丈夫なのであろう。
これ以上深く追求しないでおいた。家族のことは家族にしか分からないし、部外者が口出しするのはあまり良くない。
「そうなんだね。それじゃ大丈夫そうだね」
「せっかく京香さんとお付き合いし始めたばかりですから、京香さんと少しでも長く一緒に居たいんです。長い休みの間、できればずっと一緒に居たいって思ってます」
ずっと一緒に居たいってことは、つまりお休み中ずっと一緒に居られるってこと?
そんなの嬉しいに決まってる。私だってできればずっと一緒に居たいと思ってる。
「お休み中、ずっと一緒に居よっか。お家でゴロゴロしたり、初詣に行ったりしよう」
好きな人と一緒に居られるだけで幸せだ。特に何もしなくてもいい。
でも慧くんがしたいことがあれば、慧くんがしたいと思っていることをしたい。
「いいですね。そうしましょう」
慧くんと今後の予定があるというだけで、私の心模様は晴れやかだ。
しかもずっと一緒に居られる。それが大きな要因を占めていた。
「せっかくなのでお節も食べたいですね」
お正月と言ったらお節料理。実家に居た時は毎年食べていた。
一人暮らしを始めてからは一人ということもあり、食べる機会はめっきり減ってしまった。
しかし残念ながら、お節料理の予約は既に終了しているので、ちゃんとしたお節料理を手に入れることはできない。
幸いかろうじてスーパーでお節料理のコーナーがあるので、ちょっとしたものなら手に入るであろう。
「食べたいね。スーパーに行けば何かしら売ってると思うし」
「そうですね。何かあるかもしれないので、一緒に買いにいきましょうね」
一緒に過ごすという予定以外に予定ができた。
慧くんは予定を作る天才だ。私にはない発想で新しい提案を出してくれる。
「うん。行きたい。一緒に行こうね」
今から年末年始が一気に楽しみになった。
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