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9度:旅行デート
32話
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想像した以上に大きいお風呂で。よりワクワク感が増した。このときめきは加速した。外に露天風呂があるのを発見した。これはどちらのお風呂にも入らないと。順番に入るとしよう。
温泉のルールとして、まずは身体を洗ってから。軽くシャワーで汗を洗い流す。寝汗もあるが、昨夜はそのまま眠りに落ちてしまったため、汗でベタベタして、気持ち悪かった。
そのままボディソープで身体を洗った。身体を洗い終えた後、顔も洗った。昨夜、メイクを落とし忘れたため、入念に洗った。
不思議な感覚だ。顔と身体を洗っただけなのに、心もスッキリした気分になる。そんなスッキリした気持ちのまま、いざ湯船へと向かった。
まずは中にある大きなお風呂から。ゆっくりと足から湯船に浸かっていく。気持ちのいい温度のお湯に、身体がお湯を求めている。
もう我慢できなかったので、肩まで一気に浸かった。肩まで浸かった瞬間、一気に身体に染み渡り、疲れが吹き飛んだ。
長期休暇や三連休といったところでの旅行ではないため、あまりゆっくりはできなかったけど、良いリフレッシュになったと思う。
またこんなふうに不意に訪れて、二人で疲れを癒しに来るのもいいかもしれない。
こういう時間も大切だなと改めて実感させられた。お互いにお互いの身体を労れる時間を作ろうと思う。
そう心に決め、一旦、ここで私は湯船から出て、露天風呂へと向かった。
朝の露天風呂ということもあり、朝陽が綺麗で。綺麗な景色に目も癒された。
ぼーっと綺麗な景色を眺める。何も考えなくてもいいこの時間に、私の心は浄化されていく。
隣で慧くんも同じ景色を見ているのかな。なんてことを思いながら、隣のお湯に浸かっている慧くんに想いを馳せた。
そんなことを思いながら、露天風呂の湯加減に心も身体も癒されたのであった。
*
逆上せないうちに、私はお風呂を出た。
濡れた身体をタオルで拭き、そのまま服を着た。
着替え終えたので、廊下に出たら、同じタイミングで慧くんが出てきた。
慧くんもこちらに気づいたみたいで。すぐに目が合った。
「…京香さん」
慧くんの方から声をかけてくれた。私はそれだけでドキドキした。
「慧くん。偶然、タイミングが合ったね」
こんな奇跡、滅多にない。
別々に過ごしていたはずなのに、不思議だ。それだけでより彼との運命を感じてしまう。
「ですね。あまりにもピッタリなタイミングだったので、びっくりしちゃいました」
どんなに相性が良い相手でも、ここまで息が合う人はいない。
どうしてこんなにも彼に運命を感じてしまうのだろうか。なんでも運命に感じてしまうのは、まだ彼の熱に溺れてしまっているのかもしれない。
「私もびっくりしちゃった。会えて嬉しい」
素直な気持ちを吐露してしまった。伝えずにはいられないくらい、偶然出会えたことが嬉しかった。
それは慧くんも同じ気持ちだったみたいで。私の言葉を聞いて、一気に表情に現れた。
「俺もです。なんかドキドキしちゃいます。お風呂上がりの京香さん。めちゃくちゃ色っぽいです」
それはこちらの台詞だ。慧くんの方が色っぽい。目が奪われてしまうほどに…。
「…慧くんも色っぽいよ」
言葉にして伝えてみた。慧くんみたいに。
「恥ずかしいですね。いざ言葉にして伝えてもらうと」
いつもと立場が逆転。私が味わっている立場を慧くんが味わっている。それを見て、私は少しだけ優越感に浸っている。
「でも言葉にして、伝えてもらえるのは嬉しいよ。いつもありがとう」
まっすぐに想いを伝えた。確かに言葉にして伝えてもらうのは恥ずかしさもあるが、それ以上に嬉しさの方が強い。
私も少しずつ頑張って、言葉にして伝えてみようと思う。慧くんに喜んでもらえたら嬉しいから。
「そうですね。さっきの嬉しかったです。京香さんに求めてもらえて。男としても。彼氏としても」
熱い視線を向けてきた。私はその熱い視線に、目から欲情した。
「そんな目で見ないでください。風呂に入った意味がなくなるので」
せっかくお風呂に入り、さっぱりしたばかりなので、ここは抑えておくことにした。
「…分かった。気をつける」
朝から妙な気分になってしまった。好きな人の湯上がり姿は破壊力が大きいことを知った。
そんなことを思いながら、すぐに前を向いた。
「部屋に戻ろっか。朝ご飯も楽しみだね」
もう先程のことは忘れた。今は朝食の方が楽しみだ。
「はい。とても楽しみです」
手を繋ぎながら、部屋まで戻った。
*
部屋に戻り、朝食を済ませた途端、もう現実に帰らなくてはならないのかと思うと、急に寂しさが込み上げてきた。
「明日から仕事ですね…」
仕事という現実からは、ずっと現実逃避していたい。仕事をしないとお金は稼げないが、時々ズル休みをしたいと考えてしまう。
実際、ズル休みはできないので、ちゃんと出勤するが…。たまにこういったことを考えては、現実の世知辛さから目を瞑っている。
「仕事か。明日がこなければいいのに…」
ふと思わず、心の声が漏れた。言ったところでどうにもならないが、言わずにはいられないくらい、この時間が終わるのが寂しかった。
「俺も同じことを思いました。この時間が永遠に続けばいいのに…って」
永遠はない。時間には必ず制限がある。制限があるからこそ、もっと楽しい時間が続けばいいのに…と思うのかもしれない。
「永遠はないけど、またこうして旅行に行きたいね」
“また“を作ればいい。そうすれば、こうして一緒に過ごせるのだから。
現実なんて、次のお楽しみに向けて頑張ればいい。そのために働いているのだから。
「そうですね。今も大切ですけど、次に向けて気持ちを切り替えるのも大切ですね」
私達の関係にも永遠なんてない。終わりがないと信じたいが、そればかりは分からない。
それでも私達は永遠を信じている。だから次に向けて、今は期待に胸を膨らませているのであった。
「そうだね。気持ちを切り替えて、明日から仕事を頑張りますか」
名残惜しい。もっとこの時間が続いてほしい。本当は心の中でずっとそう思っていた。
そう思えばそう思うほど、もっと慧くんと一緒に居たいと強く願うようになった。
そんな想いを胸に抱きつつ、残りの時間を思いっきり楽しんだ。とても良い旅行になった。
温泉のルールとして、まずは身体を洗ってから。軽くシャワーで汗を洗い流す。寝汗もあるが、昨夜はそのまま眠りに落ちてしまったため、汗でベタベタして、気持ち悪かった。
そのままボディソープで身体を洗った。身体を洗い終えた後、顔も洗った。昨夜、メイクを落とし忘れたため、入念に洗った。
不思議な感覚だ。顔と身体を洗っただけなのに、心もスッキリした気分になる。そんなスッキリした気持ちのまま、いざ湯船へと向かった。
まずは中にある大きなお風呂から。ゆっくりと足から湯船に浸かっていく。気持ちのいい温度のお湯に、身体がお湯を求めている。
もう我慢できなかったので、肩まで一気に浸かった。肩まで浸かった瞬間、一気に身体に染み渡り、疲れが吹き飛んだ。
長期休暇や三連休といったところでの旅行ではないため、あまりゆっくりはできなかったけど、良いリフレッシュになったと思う。
またこんなふうに不意に訪れて、二人で疲れを癒しに来るのもいいかもしれない。
こういう時間も大切だなと改めて実感させられた。お互いにお互いの身体を労れる時間を作ろうと思う。
そう心に決め、一旦、ここで私は湯船から出て、露天風呂へと向かった。
朝の露天風呂ということもあり、朝陽が綺麗で。綺麗な景色に目も癒された。
ぼーっと綺麗な景色を眺める。何も考えなくてもいいこの時間に、私の心は浄化されていく。
隣で慧くんも同じ景色を見ているのかな。なんてことを思いながら、隣のお湯に浸かっている慧くんに想いを馳せた。
そんなことを思いながら、露天風呂の湯加減に心も身体も癒されたのであった。
*
逆上せないうちに、私はお風呂を出た。
濡れた身体をタオルで拭き、そのまま服を着た。
着替え終えたので、廊下に出たら、同じタイミングで慧くんが出てきた。
慧くんもこちらに気づいたみたいで。すぐに目が合った。
「…京香さん」
慧くんの方から声をかけてくれた。私はそれだけでドキドキした。
「慧くん。偶然、タイミングが合ったね」
こんな奇跡、滅多にない。
別々に過ごしていたはずなのに、不思議だ。それだけでより彼との運命を感じてしまう。
「ですね。あまりにもピッタリなタイミングだったので、びっくりしちゃいました」
どんなに相性が良い相手でも、ここまで息が合う人はいない。
どうしてこんなにも彼に運命を感じてしまうのだろうか。なんでも運命に感じてしまうのは、まだ彼の熱に溺れてしまっているのかもしれない。
「私もびっくりしちゃった。会えて嬉しい」
素直な気持ちを吐露してしまった。伝えずにはいられないくらい、偶然出会えたことが嬉しかった。
それは慧くんも同じ気持ちだったみたいで。私の言葉を聞いて、一気に表情に現れた。
「俺もです。なんかドキドキしちゃいます。お風呂上がりの京香さん。めちゃくちゃ色っぽいです」
それはこちらの台詞だ。慧くんの方が色っぽい。目が奪われてしまうほどに…。
「…慧くんも色っぽいよ」
言葉にして伝えてみた。慧くんみたいに。
「恥ずかしいですね。いざ言葉にして伝えてもらうと」
いつもと立場が逆転。私が味わっている立場を慧くんが味わっている。それを見て、私は少しだけ優越感に浸っている。
「でも言葉にして、伝えてもらえるのは嬉しいよ。いつもありがとう」
まっすぐに想いを伝えた。確かに言葉にして伝えてもらうのは恥ずかしさもあるが、それ以上に嬉しさの方が強い。
私も少しずつ頑張って、言葉にして伝えてみようと思う。慧くんに喜んでもらえたら嬉しいから。
「そうですね。さっきの嬉しかったです。京香さんに求めてもらえて。男としても。彼氏としても」
熱い視線を向けてきた。私はその熱い視線に、目から欲情した。
「そんな目で見ないでください。風呂に入った意味がなくなるので」
せっかくお風呂に入り、さっぱりしたばかりなので、ここは抑えておくことにした。
「…分かった。気をつける」
朝から妙な気分になってしまった。好きな人の湯上がり姿は破壊力が大きいことを知った。
そんなことを思いながら、すぐに前を向いた。
「部屋に戻ろっか。朝ご飯も楽しみだね」
もう先程のことは忘れた。今は朝食の方が楽しみだ。
「はい。とても楽しみです」
手を繋ぎながら、部屋まで戻った。
*
部屋に戻り、朝食を済ませた途端、もう現実に帰らなくてはならないのかと思うと、急に寂しさが込み上げてきた。
「明日から仕事ですね…」
仕事という現実からは、ずっと現実逃避していたい。仕事をしないとお金は稼げないが、時々ズル休みをしたいと考えてしまう。
実際、ズル休みはできないので、ちゃんと出勤するが…。たまにこういったことを考えては、現実の世知辛さから目を瞑っている。
「仕事か。明日がこなければいいのに…」
ふと思わず、心の声が漏れた。言ったところでどうにもならないが、言わずにはいられないくらい、この時間が終わるのが寂しかった。
「俺も同じことを思いました。この時間が永遠に続けばいいのに…って」
永遠はない。時間には必ず制限がある。制限があるからこそ、もっと楽しい時間が続けばいいのに…と思うのかもしれない。
「永遠はないけど、またこうして旅行に行きたいね」
“また“を作ればいい。そうすれば、こうして一緒に過ごせるのだから。
現実なんて、次のお楽しみに向けて頑張ればいい。そのために働いているのだから。
「そうですね。今も大切ですけど、次に向けて気持ちを切り替えるのも大切ですね」
私達の関係にも永遠なんてない。終わりがないと信じたいが、そればかりは分からない。
それでも私達は永遠を信じている。だから次に向けて、今は期待に胸を膨らませているのであった。
「そうだね。気持ちを切り替えて、明日から仕事を頑張りますか」
名残惜しい。もっとこの時間が続いてほしい。本当は心の中でずっとそう思っていた。
そう思えばそう思うほど、もっと慧くんと一緒に居たいと強く願うようになった。
そんな想いを胸に抱きつつ、残りの時間を思いっきり楽しんだ。とても良い旅行になった。
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