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3.5度:好きな人の初めて…(※慧目線)
11話
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男として、好きな人の初めてを捧げてもらえることはとても嬉しい。
俺は幸せな余韻に浸りながら思い出していた。京香さんに恋した瞬間のことを…。
俺は入社してすぐに京香さんに惚れた。一目惚れに近かった。
仕事を通して京香さんと接していくうちに、人柄に惚れ、気持ちを自覚してからはずっとなんとかして京香さんと接点を持ちたいと思っていた。
そんな時に、大きなプロジェクトへ一緒に参加することが決まった。
あまりの嬉しさに気持ちを隠しきれず、積極的にアプローチしてしまった。
きっと京香さんは引いていたであろう。俺はそれでも幸せだった。一緒に過ごせたから。
だから、この幸せがあまりにも早く終了を迎えてしまったので、とても焦った。
酔っている京香さんを誰にも見せたくないと思い、俺が動いた。
でも、京香さん家は知らないし、いきなり俺ん家だと京香さんが動揺してしまう。
かといって、ラブホに行くわけにもいかないので、近くのビジネスホテルに行くことにした。
とりあえず、京香さんをベッドに寝かせた。
酔って目を覚ましたら、きっと喉が渇いていると思うので、水も用意した。
好きな人がこんなにも近くにいる。でも、今はまだ手を伸ばせない。
酔った相手に手を出すほど、俺は飢えていない。
そんなことをしてまで、好きな人を手に入れたくない。
相手の気持ちも大事にしたい。この時まではそう思っていた。京香さんに必ずお礼をすると言われるまでは…。
好きな人からそんな言葉を言われてしまったら、もう男は我慢できない。
素直に自分の気持ちを伝えた。“一晩一緒に過ごしたい”…と。
快く受け入れてくれたことが嬉しくて。この日の俺は完全に暴走していた。
気がついたら、自分の本当の想いを告げていた。京香さんのことが好きだと。
気持ちを伝えるだけならまだしも、お試しに付き合ってくださいなど、出過ぎた真似をしてしまった。
今まで慎重に事を進めてきたというのに、ここにきて今までのことを全部覆すくらい、勢いだけで行動してしまった。
後悔しそうになったが、京香さんは俺の気持ちを受け入れてくれた。
嬉しかった。だって、今日から京香さんは俺の彼女だから。
大事にすると誓った。優しくしたい。宝物に触れるみたいに…。
もっとゆっくり進めていくつもりでいたが、我慢できなかった。
好きだからこそ、もっと欲しいという欲求に駆られた。
俺の彼女になってくれただけでも嬉しいのに、初めてを捧げてもらえた。
もうこれ以上、幸せなことなんてない。それなのに、神様は更なる幸運を運んでくれた。
それは身体の相性まで抜群なことだ。京香さんとした時、初めての感覚を味わった。
触れ合う温もりがとても心地良くて。我を忘れるほど、求めてしまった。
今までこんなことはなくて。もう理性的な頃の俺には戻れない。
俺は京香さんの全てが好きだ。身体の相性が良いところも含めて。
日に日に誰にも渡したくない気持ちが高まる。早く自分のモノにしたい。京香さんと結婚したい。
俺がこんなにも焦っているのには、理由がある。
それはまだ京香さんが気づいていない刺客が潜んでいるから。
その刺客に負けたくない。出し抜きたい。そいつに気づかれる前に、早く京香さんを自分のモノにし、黙らせたい。
そんなことを考えているうちに、まさかライバルにバレているとは、この時の俺は知る由もなかった。
俺は幸せな余韻に浸りながら思い出していた。京香さんに恋した瞬間のことを…。
俺は入社してすぐに京香さんに惚れた。一目惚れに近かった。
仕事を通して京香さんと接していくうちに、人柄に惚れ、気持ちを自覚してからはずっとなんとかして京香さんと接点を持ちたいと思っていた。
そんな時に、大きなプロジェクトへ一緒に参加することが決まった。
あまりの嬉しさに気持ちを隠しきれず、積極的にアプローチしてしまった。
きっと京香さんは引いていたであろう。俺はそれでも幸せだった。一緒に過ごせたから。
だから、この幸せがあまりにも早く終了を迎えてしまったので、とても焦った。
酔っている京香さんを誰にも見せたくないと思い、俺が動いた。
でも、京香さん家は知らないし、いきなり俺ん家だと京香さんが動揺してしまう。
かといって、ラブホに行くわけにもいかないので、近くのビジネスホテルに行くことにした。
とりあえず、京香さんをベッドに寝かせた。
酔って目を覚ましたら、きっと喉が渇いていると思うので、水も用意した。
好きな人がこんなにも近くにいる。でも、今はまだ手を伸ばせない。
酔った相手に手を出すほど、俺は飢えていない。
そんなことをしてまで、好きな人を手に入れたくない。
相手の気持ちも大事にしたい。この時まではそう思っていた。京香さんに必ずお礼をすると言われるまでは…。
好きな人からそんな言葉を言われてしまったら、もう男は我慢できない。
素直に自分の気持ちを伝えた。“一晩一緒に過ごしたい”…と。
快く受け入れてくれたことが嬉しくて。この日の俺は完全に暴走していた。
気がついたら、自分の本当の想いを告げていた。京香さんのことが好きだと。
気持ちを伝えるだけならまだしも、お試しに付き合ってくださいなど、出過ぎた真似をしてしまった。
今まで慎重に事を進めてきたというのに、ここにきて今までのことを全部覆すくらい、勢いだけで行動してしまった。
後悔しそうになったが、京香さんは俺の気持ちを受け入れてくれた。
嬉しかった。だって、今日から京香さんは俺の彼女だから。
大事にすると誓った。優しくしたい。宝物に触れるみたいに…。
もっとゆっくり進めていくつもりでいたが、我慢できなかった。
好きだからこそ、もっと欲しいという欲求に駆られた。
俺の彼女になってくれただけでも嬉しいのに、初めてを捧げてもらえた。
もうこれ以上、幸せなことなんてない。それなのに、神様は更なる幸運を運んでくれた。
それは身体の相性まで抜群なことだ。京香さんとした時、初めての感覚を味わった。
触れ合う温もりがとても心地良くて。我を忘れるほど、求めてしまった。
今までこんなことはなくて。もう理性的な頃の俺には戻れない。
俺は京香さんの全てが好きだ。身体の相性が良いところも含めて。
日に日に誰にも渡したくない気持ちが高まる。早く自分のモノにしたい。京香さんと結婚したい。
俺がこんなにも焦っているのには、理由がある。
それはまだ京香さんが気づいていない刺客が潜んでいるから。
その刺客に負けたくない。出し抜きたい。そいつに気づかれる前に、早く京香さんを自分のモノにし、黙らせたい。
そんなことを考えているうちに、まさかライバルにバレているとは、この時の俺は知る由もなかった。
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