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駅馬車の吸血鬼
レイチェルの話
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吸血鬼の伝承の中でも有名な一節。
前触れ無き突然の死は吸血鬼化の兆候である、と。
お医者様としてそういう事例が遭ったのかしら、三代続く医者の家系バートレット家を継ぐブライト様はそんな事にもお詳しかった。
私、レイチェルは無学で、吸血鬼だの悪魔だのにはとんと疎くて知らなかったけれど。
ここに埋められてもう、どれほどの時間が経ったかしら……。
一晩?
いいえ、そんなに経っていたら、いくら浅く埋められているとは言え土中なのだもの、窒息しているわ。
真っ暗な中で身動きもままならない棺の中では、時間の流れが全く分からない。
でもどんどん息苦しくなって来た気がするの。
ああブライト様、そろそろここから出て良いでしょうか。
そうして、一緒に新しい町へ行きましょう。
貴男様は仰ったもの。
「僕は医者だから、どこでだって仕事はある。
遠い町へ行って小さな家を借りて、二人──いいや三人で新しい生活をしよう」
って。
許されない恋とは思っていました。
バートレット家の家女中の一人として、そっと見守っていようとしただけでしたのに。
そんな私の想いを、ブライト様はお気づきになり受け入れて下さった。
私達の愛の結晶がこのお腹に宿った事を告げると、ブライト様はとうとう家よりも私を選ぶとまで仰った。
彼の計画はこう。
「この睡眠薬を同室のメイドに見られない様にお飲み。
そして翌朝起きてこないきみを、僕が診察して死んだとする。
ここからが肝心なんだが、きみを、吸血鬼になる疑いがある事としよう。
おっと、落ち着いて先を聞いてくれたまえ。
普通に死んだなら、きみは墓地の土深く埋められてしまう。
だが吸血鬼の疑いがあるとするならば、埋葬の翌日に棺を掘り返して確かめる必要があるから浅く埋めるんだ。
そう──埋葬した死体が腐りもせず血色が良くないか、唇の端から鋭い牙が見えてやしないかとね。
だから夜になったら、君は墓を抜け出して駅で待っていて。
夜の墓場なんて墓守すら碌に見にも来ないさ。
そうして朝一番の駅馬車に二人で乗り込んで、一番遠い駅まで行って、それから別の駅馬車へ乗り換えて──
新しい生活を始めるんだ。
ねえ、愛しいレイチェル」
ブライト様の声を思い出しながら、私は目の前の棺の蓋を両手で押してみた。
そろそろ外の様子を見てみたい。
新鮮な空気も欲しいし。
少し、ほんの少し持ち上げるだけなら、目立つことも無いでしょう。
怖々押し上げた棺の蓋は、びくともしなかった。
え?
どうして?
両腕に満身の力を込めて、次に両足で棺の蓋を蹴り上げてみたけれど、全く動きやしない。
まるで重いものにがっちりと蓋をされている様な。
ブライト様は、私でも簡単に開けられるくらい浅く埋める様に指示するから心配しないでと仰ったのに……!
息が苦しくなってきた。
「助けて…誰か……!」
私は窒息と暗闇の恐怖に追い立てられ両の拳で棺の蓋を痛くなるほど叩いた。
こんなところで死にたくない。
誰にも知られず、こんな土の中で、ブライト様とのお約束も果たせず、お腹の子も守れずなんて……!!
突然、重い音と同時に棺の蓋が吹き飛んだ!
次いでバラバラと土の塊が横たわる私へと降り注いできた。
悲鳴を上げかけた口の中へも容赦無く土が飛び込んできて、私はえづきながら上体を起こした。
新鮮な空気が流れ込んでくる。
ああ思い切り呼吸が出来る! 空気が吸える!!
息を荒げる私の前に立つ人影が土煙の向こうにぼんやりと見えた。
コートの裾と短い髪が土埃で揺れている。
「ブライト様……?!」
私は歓喜の声を上げて、棺から解放してくれた彼に抱きつこうとした。
けれど、土中の闇に慣れていた目のお陰で、すぐに人違いだと気付いたの。
ブライト様は眼鏡を掛けておいでのはずだし、こんなキラキラした金の髪も瞳でもないし──
「わ、私は吸血鬼じゃありません!!」
棺桶の中で身をよじりながら、私は男へ叫んだ!
だって、ブライト様以外の人達は私のことを『吸血鬼』だと思っている筈。
だとしたら、再び棺を改めようとするのは、吸血鬼にとどめをさすためしか無い……!
「ああ、そうだろうとも」
私の必死の叫びは、あっさりと流された。
村では見たことのない男の人。
髪も顔も土まみれで死装束を着た私を見ても、彼は露ほども気にかける様子がない。
私にとっては有難いし、誤解されて『吸血鬼』として殺されずにほっとするところの筈──
だけれど、何故か恐ろしかった。
美しい声とその姿と、何よりこの雰囲気。
そう、まるで、本物の吸血鬼を前にしたみたいで。
とにかく、それでも御礼を言わなくては。
「ありがとうございます。私は──」
「レイチェル=ウィリアムス」
彼は、倒れた墓石に刻まれた名を読み上げた。
そう、私の名を。
そしてその墓石の傍らには吹き飛ばされた棺の蓋と大きな石が、いいえ岩と言ってもいいくらいのものがいくつも転がっていた。
「棺の蓋の上に大きな石をいくつも積み、通常の埋葬よりも深く掘られた墓穴。
余程、お前が起きだすのを恐れていたのだな」
淡々と語る彼の言葉をゆっくり咀嚼して理解すると、全身の血が凍りそうだった。
もし……もしもこの方が掘り出してくれなければ、私はあのまま、この狭い棺の中で──
「どうして……ブライト様は、言ったもの……。私を、駅馬車で連れて行って下さると…!!」
駅馬車、と言う言葉に、彼が反応した。
「ふん、そう言えば私が乗った最終の駅馬車の御者がぼやいていたな。明日の朝はとても大事な用があるとかで」
「それは……!」
ああ、やはりブライト様は私との約束を守って下さっていたのね!!
「若旦那が隣村のダフィー家で待つ花嫁を迎えに行くから」
流れかけた歓喜の涙が凍り付いた。
速まりかけた鼓動も止まった。
息が詰まる。
え?
隣村の花嫁?
「いつもの時間より早く、夜明け前にはバートレット家に行かなきゃならんと。この駅馬車の時間変更を知っているのは、村の三役──村長、神父、そして医者の家だとか」
何の感情も含まない、事実だけを告げる声。
ブライト様は、私には仰らなかった。
駅馬車がいつもより早い時間にバートレット家に来るなんて。
いつもと同じように、駅馬車が停まる宿屋の陰で目立たぬように待っていろって……
深く埋められていた棺。
棺の上に置かれていた大きな石。
決して自力では墓地から脱出できない様に──
息が苦しい。
指が震える。
お腹の中にいる小さな命までも震えている気がする。
泣きたいのに涙は出なくて、ただ、乾いてる。
渇いてる。
引き裂きたい。
引き千切ってやりたい。
愛しいと今の今まで想っていた人の喉を。
前触れ無き突然の死は吸血鬼化の兆候である、と。
お医者様としてそういう事例が遭ったのかしら、三代続く医者の家系バートレット家を継ぐブライト様はそんな事にもお詳しかった。
私、レイチェルは無学で、吸血鬼だの悪魔だのにはとんと疎くて知らなかったけれど。
ここに埋められてもう、どれほどの時間が経ったかしら……。
一晩?
いいえ、そんなに経っていたら、いくら浅く埋められているとは言え土中なのだもの、窒息しているわ。
真っ暗な中で身動きもままならない棺の中では、時間の流れが全く分からない。
でもどんどん息苦しくなって来た気がするの。
ああブライト様、そろそろここから出て良いでしょうか。
そうして、一緒に新しい町へ行きましょう。
貴男様は仰ったもの。
「僕は医者だから、どこでだって仕事はある。
遠い町へ行って小さな家を借りて、二人──いいや三人で新しい生活をしよう」
って。
許されない恋とは思っていました。
バートレット家の家女中の一人として、そっと見守っていようとしただけでしたのに。
そんな私の想いを、ブライト様はお気づきになり受け入れて下さった。
私達の愛の結晶がこのお腹に宿った事を告げると、ブライト様はとうとう家よりも私を選ぶとまで仰った。
彼の計画はこう。
「この睡眠薬を同室のメイドに見られない様にお飲み。
そして翌朝起きてこないきみを、僕が診察して死んだとする。
ここからが肝心なんだが、きみを、吸血鬼になる疑いがある事としよう。
おっと、落ち着いて先を聞いてくれたまえ。
普通に死んだなら、きみは墓地の土深く埋められてしまう。
だが吸血鬼の疑いがあるとするならば、埋葬の翌日に棺を掘り返して確かめる必要があるから浅く埋めるんだ。
そう──埋葬した死体が腐りもせず血色が良くないか、唇の端から鋭い牙が見えてやしないかとね。
だから夜になったら、君は墓を抜け出して駅で待っていて。
夜の墓場なんて墓守すら碌に見にも来ないさ。
そうして朝一番の駅馬車に二人で乗り込んで、一番遠い駅まで行って、それから別の駅馬車へ乗り換えて──
新しい生活を始めるんだ。
ねえ、愛しいレイチェル」
ブライト様の声を思い出しながら、私は目の前の棺の蓋を両手で押してみた。
そろそろ外の様子を見てみたい。
新鮮な空気も欲しいし。
少し、ほんの少し持ち上げるだけなら、目立つことも無いでしょう。
怖々押し上げた棺の蓋は、びくともしなかった。
え?
どうして?
両腕に満身の力を込めて、次に両足で棺の蓋を蹴り上げてみたけれど、全く動きやしない。
まるで重いものにがっちりと蓋をされている様な。
ブライト様は、私でも簡単に開けられるくらい浅く埋める様に指示するから心配しないでと仰ったのに……!
息が苦しくなってきた。
「助けて…誰か……!」
私は窒息と暗闇の恐怖に追い立てられ両の拳で棺の蓋を痛くなるほど叩いた。
こんなところで死にたくない。
誰にも知られず、こんな土の中で、ブライト様とのお約束も果たせず、お腹の子も守れずなんて……!!
突然、重い音と同時に棺の蓋が吹き飛んだ!
次いでバラバラと土の塊が横たわる私へと降り注いできた。
悲鳴を上げかけた口の中へも容赦無く土が飛び込んできて、私はえづきながら上体を起こした。
新鮮な空気が流れ込んでくる。
ああ思い切り呼吸が出来る! 空気が吸える!!
息を荒げる私の前に立つ人影が土煙の向こうにぼんやりと見えた。
コートの裾と短い髪が土埃で揺れている。
「ブライト様……?!」
私は歓喜の声を上げて、棺から解放してくれた彼に抱きつこうとした。
けれど、土中の闇に慣れていた目のお陰で、すぐに人違いだと気付いたの。
ブライト様は眼鏡を掛けておいでのはずだし、こんなキラキラした金の髪も瞳でもないし──
「わ、私は吸血鬼じゃありません!!」
棺桶の中で身をよじりながら、私は男へ叫んだ!
だって、ブライト様以外の人達は私のことを『吸血鬼』だと思っている筈。
だとしたら、再び棺を改めようとするのは、吸血鬼にとどめをさすためしか無い……!
「ああ、そうだろうとも」
私の必死の叫びは、あっさりと流された。
村では見たことのない男の人。
髪も顔も土まみれで死装束を着た私を見ても、彼は露ほども気にかける様子がない。
私にとっては有難いし、誤解されて『吸血鬼』として殺されずにほっとするところの筈──
だけれど、何故か恐ろしかった。
美しい声とその姿と、何よりこの雰囲気。
そう、まるで、本物の吸血鬼を前にしたみたいで。
とにかく、それでも御礼を言わなくては。
「ありがとうございます。私は──」
「レイチェル=ウィリアムス」
彼は、倒れた墓石に刻まれた名を読み上げた。
そう、私の名を。
そしてその墓石の傍らには吹き飛ばされた棺の蓋と大きな石が、いいえ岩と言ってもいいくらいのものがいくつも転がっていた。
「棺の蓋の上に大きな石をいくつも積み、通常の埋葬よりも深く掘られた墓穴。
余程、お前が起きだすのを恐れていたのだな」
淡々と語る彼の言葉をゆっくり咀嚼して理解すると、全身の血が凍りそうだった。
もし……もしもこの方が掘り出してくれなければ、私はあのまま、この狭い棺の中で──
「どうして……ブライト様は、言ったもの……。私を、駅馬車で連れて行って下さると…!!」
駅馬車、と言う言葉に、彼が反応した。
「ふん、そう言えば私が乗った最終の駅馬車の御者がぼやいていたな。明日の朝はとても大事な用があるとかで」
「それは……!」
ああ、やはりブライト様は私との約束を守って下さっていたのね!!
「若旦那が隣村のダフィー家で待つ花嫁を迎えに行くから」
流れかけた歓喜の涙が凍り付いた。
速まりかけた鼓動も止まった。
息が詰まる。
え?
隣村の花嫁?
「いつもの時間より早く、夜明け前にはバートレット家に行かなきゃならんと。この駅馬車の時間変更を知っているのは、村の三役──村長、神父、そして医者の家だとか」
何の感情も含まない、事実だけを告げる声。
ブライト様は、私には仰らなかった。
駅馬車がいつもより早い時間にバートレット家に来るなんて。
いつもと同じように、駅馬車が停まる宿屋の陰で目立たぬように待っていろって……
深く埋められていた棺。
棺の上に置かれていた大きな石。
決して自力では墓地から脱出できない様に──
息が苦しい。
指が震える。
お腹の中にいる小さな命までも震えている気がする。
泣きたいのに涙は出なくて、ただ、乾いてる。
渇いてる。
引き裂きたい。
引き千切ってやりたい。
愛しいと今の今まで想っていた人の喉を。
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