52 / 60
魔法教師、宮廷を出る
48話
しおりを挟む
大神殿を出れば、大勢の民の賛美の歌がセリくんと陛下の姿を見送る中、まるでパレードの様な騎士団の行進と共にゆっくりと馬車を走らせる。
赤、白、黄色、紫…パステルな花弁が空を彩って、消える事なく石畳を鮮やかに飾り立てた。
『『皇太子様バンザイッ!!』』
思わず涙ぐみそうになるのをグッと堪える。
こちとら、いついかなる時もセリくんのお姉ちゃんなんだよ!弟がっ、小さな弟が立派になって、涙腺に来ない訳ないだろうがぁっ!!
心の中の悪態は、嬉しさの裏返し。
「おめでとう!」
『おめでとうございます!』
『おめでとう!』
『ヒペリオンに栄光を!!』
『太陽帝国に祝福を!!』
「おめでとう、セリくんの」
パチンと指を鳴らす。
宮廷までの道のりまっすぐ。
ヒューーー ドォォン ザァー~
私は特大の花火を空に撃ち上げた。
「私からの、最高の贈り物」
晴天の空を彩るのは、夜の花火の様に輝く花々。
世界一大きな花を、今日ここで咲かせる。
赤、青、黄色、白、オレンジ、緑
「ターマヤ~」
花火見たらコレ言いたくなるんだよね。
「セリニオス皇太子に祝福を!!」
花火の仕掛けを作動させる。
「ヒペリオン帝国に栄光があらん事を!!」
青空に空に咲かせた太陽の花。
火花は魔法により一粒一粒が多種多様な花へと変わり、風に乗って舞う。
鈴蘭…幸福の再来
ゼラニウム…君ありて幸福、尊敬、信頼
ブライダルベール…幸せを願い続ける
ポーチュラカ…いつも元気、無邪気
福寿草…永遠の幸福
アイリス…優雅、純粋、希望
チューリップ…博愛、思いやり、真実の愛
霞草…幸福、感謝、清らかな心
菫…希望、慎ましい喜び
フリージア…天真爛漫、純白
メランポジウム…元気、貴方は可愛い
スイートピー…門出
百合…祝福、無垢
ブルーベリー…実りある人生、有意義な人生
いつまでも健やかに。
貴方は小さな幸せに微笑み、
貴方は優しいから誰かの為に悩むでしょう。
時には無邪気な子供の様に遊んで、
幸福な夢を見て眠って、
健やかな無病息災を…そして、
貴方の人生が良いものである事を、心から願っています。
____泣きそうな顔で小さな男の子は遠くにいる私を見た。
スゥと息を吸う。
「貴方が!
帝国一の幸せ者である事を!
心から願っております!!!」
『『『ワァァァ!!!!』』』
風に乗ってどこまでも響いていきそうな拍手と喝采。
____さぁ、フィナーレだ。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
立太子式の終わりはあっけないもので、それでも誰の記憶にも心にも、記録にも、書物にもその1日の出来事が刻み込まれた。
「お姉ちゃん、行っちゃうんだね」
不安そうな顔をしながらも、セリニオスは事実を受け止めた。
「行くよ」
それが私の使命。
一応が付くけど、それでも頼まれ事なのだ。
「大丈夫、手紙も出すし、頻繁には無理だけど通信の魔法道具を使えばお話だってできる。
貴方が会いたいと願うなら、私はいつでも会いに行くよ」
ぽんぽんと頭を軽く撫でて、名残惜しくもその手を落とす。
「お姉ちゃん……いえ師匠、貴女に改めて感謝の言葉を。
僕を助けてくれてありがとう。
僕を家族の様に愛してくれてありがとう。
僕を認めてくれてありがとう。
僕に魔法を教えてくれてありがとう。
父上と会わせてくれてありがとう。
沢山のものを与えてくれてありがとう。
僕は一緒には行けないけど僕が師匠を師匠と思い、姉の様に…母の様に思うことはいつまでも変わらない。
僕から、ほんの少しにも満たないけど今までのお礼を…約束を果たさせて下さい。
それと、“いつか”の答え合わせを」
小さな手に魔力を集める。
細く繊細な操作を行い、それは美しく形作る。
「僕の魔法は、民を守る盾です」
ゆっくりゆっくりその花の枝を伸ばす。
「そして、皆の幸福への道筋です」
クリスタルの輝きを見せる彼岸花の様なその花の名を、私は知っている。
「“また会う日を楽しみにしています”」
ネリネの花言葉は…また会う日を楽しみに、華やか。
ネリネの別名は、クリスタルリリー。または姫彼岸花。
可愛い弟子は、別れる前の師匠をどうしても泣かせたいらしい。
「受け取ってください。貴女との約束です」
もう限界だ。
堰を切ったように大粒の涙が溢れ、溢れる。
嬉しいのに、胸が苦しい。その理由が分からなくて、でも息をすれば幸せな気持ちで満たされる。
「ありがとう、セリニオス。
大切にします」
ひんやり冷たい花を受け取って、潰れない様に欠けないように胸に抱く。
別れの時も、あっけない。
「また会う日まで____」
セリニオスside
「_______本当に見送りは良いのか?」
父上は、僕にそう尋ねながら窓の外へと視線を向けた。
広い宮廷の向こう側に映る、石造りの砦。
きっと、砦を出る頃だろう。
「大丈夫…」
きっと、砦まで行って仕舞えば、離れがたくて僕は自由な師匠に「ここに居て」と言ってしまう。
師匠は僕のお願いを聞いて、此処に残る。
それは僕が望んでる事で、自由な師匠を縛る行為そのもの。
「本当は、ずっと僕の近くにいて欲しい」
僕の隣にいて、幸せな言葉を交わして、温かい手に触れて、柔らかく抱きしめて、時々寝物語を聴きながら寝入る。
皆が居て、僕が居るのが僕の望みだけど、師匠の為にならないことは、分かってる。
「師匠は、多分どこまでも行ける人で、何処までも終わりの無い高みへ昇ることが出来る人だから…
だから、宮廷は狭い」
「そうか」
ゆっくり頷きワインを傾ける父上に、セリニオスは問うた。
「父上、師匠を困らせる事を言ったみたいだね」
「ブッッ!?…なっ!誰からっ!?」
「やっぱり…ダンスの時、何か話してたのは見てたんだ。よく聞こえなくて…でも、予想はついてたから」
カマかけてみました。と、ニッと笑う。
きっとあの夕日に照らされたダンスで、師匠にプロポーズまがいな事を言ったのだろう。
「師匠はツレない人でしょう?」
「………全く、末恐ろしい子だ」
「師匠は多分、自分を一番に思ってくれる人であれば、相応に思いを寄せてくれる人です。でも、やたらめったら近づくと逃げる人。
誰かに愛される事を怖がるひとなんだと、思います」
「……誰から聞いたのだ」
「僕の見解です」
得意げにきゅっと目を細める姿を見て、「猫被りめ」と、皇帝は笑う。
「僕はいつでも僕ですよ」
そして、今後も僕は僕だ。
「男子は母親に似るとは本当だな」
「どっち母上?」
「お前の母は一人だろう?」
「…違いないや」
あぁ、もうすでに、あの人が恋しい。
窓の外の砦を見つめて、待てをする子犬のように目を細めた。
「と言うか父上、本当に師匠を娶ろうと考えてるの?」
「?当たり前であろう??
余は、欲しいと思ったものは手元に置いておきたいのだ。」
「師匠が嫌がりそう」
「気長にやる」
顎に手を当てニヤリと笑う。
それをみて、「楽しみだ」と、息子もまた天使の様に微笑んだ。
母と思ってる人を本当に母と呼べるのなら、この上ない幸福だ。
……国を離れる途中、噂話の本人は背筋に走る悪寒にブルリと体をさすった。
「セリニオス、励めよ」
「はい」
春から、魔法学院に編入する。
天空に浮かぶ要塞…空に浮かぶからこそ、誰も登ってこれず、集う者は全員魔法使いであるからこそ、侵入も侵略も不可能に近い。
本来なら一定以上の魔力を持つ子供は8歳から18歳をそこで過ごすのが通例だが、隠匿された王子だったセリニオスが通えるところではなかった。
「出来の良い息子を持てて余は幸せ者だな」
「学院ではどうなるか分からないよ?」
「お前なら心配ないだろう?」
「お前が優秀なのはよく聞いてる」と、いつもの仏頂面を崩して笑う父上を見て、師匠の様に…得意げに笑って見せた。
「勿論です」
僕は、世界一の魔法使いの…唯一の教え子なのだから。
赤、白、黄色、紫…パステルな花弁が空を彩って、消える事なく石畳を鮮やかに飾り立てた。
『『皇太子様バンザイッ!!』』
思わず涙ぐみそうになるのをグッと堪える。
こちとら、いついかなる時もセリくんのお姉ちゃんなんだよ!弟がっ、小さな弟が立派になって、涙腺に来ない訳ないだろうがぁっ!!
心の中の悪態は、嬉しさの裏返し。
「おめでとう!」
『おめでとうございます!』
『おめでとう!』
『ヒペリオンに栄光を!!』
『太陽帝国に祝福を!!』
「おめでとう、セリくんの」
パチンと指を鳴らす。
宮廷までの道のりまっすぐ。
ヒューーー ドォォン ザァー~
私は特大の花火を空に撃ち上げた。
「私からの、最高の贈り物」
晴天の空を彩るのは、夜の花火の様に輝く花々。
世界一大きな花を、今日ここで咲かせる。
赤、青、黄色、白、オレンジ、緑
「ターマヤ~」
花火見たらコレ言いたくなるんだよね。
「セリニオス皇太子に祝福を!!」
花火の仕掛けを作動させる。
「ヒペリオン帝国に栄光があらん事を!!」
青空に空に咲かせた太陽の花。
火花は魔法により一粒一粒が多種多様な花へと変わり、風に乗って舞う。
鈴蘭…幸福の再来
ゼラニウム…君ありて幸福、尊敬、信頼
ブライダルベール…幸せを願い続ける
ポーチュラカ…いつも元気、無邪気
福寿草…永遠の幸福
アイリス…優雅、純粋、希望
チューリップ…博愛、思いやり、真実の愛
霞草…幸福、感謝、清らかな心
菫…希望、慎ましい喜び
フリージア…天真爛漫、純白
メランポジウム…元気、貴方は可愛い
スイートピー…門出
百合…祝福、無垢
ブルーベリー…実りある人生、有意義な人生
いつまでも健やかに。
貴方は小さな幸せに微笑み、
貴方は優しいから誰かの為に悩むでしょう。
時には無邪気な子供の様に遊んで、
幸福な夢を見て眠って、
健やかな無病息災を…そして、
貴方の人生が良いものである事を、心から願っています。
____泣きそうな顔で小さな男の子は遠くにいる私を見た。
スゥと息を吸う。
「貴方が!
帝国一の幸せ者である事を!
心から願っております!!!」
『『『ワァァァ!!!!』』』
風に乗ってどこまでも響いていきそうな拍手と喝采。
____さぁ、フィナーレだ。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
立太子式の終わりはあっけないもので、それでも誰の記憶にも心にも、記録にも、書物にもその1日の出来事が刻み込まれた。
「お姉ちゃん、行っちゃうんだね」
不安そうな顔をしながらも、セリニオスは事実を受け止めた。
「行くよ」
それが私の使命。
一応が付くけど、それでも頼まれ事なのだ。
「大丈夫、手紙も出すし、頻繁には無理だけど通信の魔法道具を使えばお話だってできる。
貴方が会いたいと願うなら、私はいつでも会いに行くよ」
ぽんぽんと頭を軽く撫でて、名残惜しくもその手を落とす。
「お姉ちゃん……いえ師匠、貴女に改めて感謝の言葉を。
僕を助けてくれてありがとう。
僕を家族の様に愛してくれてありがとう。
僕を認めてくれてありがとう。
僕に魔法を教えてくれてありがとう。
父上と会わせてくれてありがとう。
沢山のものを与えてくれてありがとう。
僕は一緒には行けないけど僕が師匠を師匠と思い、姉の様に…母の様に思うことはいつまでも変わらない。
僕から、ほんの少しにも満たないけど今までのお礼を…約束を果たさせて下さい。
それと、“いつか”の答え合わせを」
小さな手に魔力を集める。
細く繊細な操作を行い、それは美しく形作る。
「僕の魔法は、民を守る盾です」
ゆっくりゆっくりその花の枝を伸ばす。
「そして、皆の幸福への道筋です」
クリスタルの輝きを見せる彼岸花の様なその花の名を、私は知っている。
「“また会う日を楽しみにしています”」
ネリネの花言葉は…また会う日を楽しみに、華やか。
ネリネの別名は、クリスタルリリー。または姫彼岸花。
可愛い弟子は、別れる前の師匠をどうしても泣かせたいらしい。
「受け取ってください。貴女との約束です」
もう限界だ。
堰を切ったように大粒の涙が溢れ、溢れる。
嬉しいのに、胸が苦しい。その理由が分からなくて、でも息をすれば幸せな気持ちで満たされる。
「ありがとう、セリニオス。
大切にします」
ひんやり冷たい花を受け取って、潰れない様に欠けないように胸に抱く。
別れの時も、あっけない。
「また会う日まで____」
セリニオスside
「_______本当に見送りは良いのか?」
父上は、僕にそう尋ねながら窓の外へと視線を向けた。
広い宮廷の向こう側に映る、石造りの砦。
きっと、砦を出る頃だろう。
「大丈夫…」
きっと、砦まで行って仕舞えば、離れがたくて僕は自由な師匠に「ここに居て」と言ってしまう。
師匠は僕のお願いを聞いて、此処に残る。
それは僕が望んでる事で、自由な師匠を縛る行為そのもの。
「本当は、ずっと僕の近くにいて欲しい」
僕の隣にいて、幸せな言葉を交わして、温かい手に触れて、柔らかく抱きしめて、時々寝物語を聴きながら寝入る。
皆が居て、僕が居るのが僕の望みだけど、師匠の為にならないことは、分かってる。
「師匠は、多分どこまでも行ける人で、何処までも終わりの無い高みへ昇ることが出来る人だから…
だから、宮廷は狭い」
「そうか」
ゆっくり頷きワインを傾ける父上に、セリニオスは問うた。
「父上、師匠を困らせる事を言ったみたいだね」
「ブッッ!?…なっ!誰からっ!?」
「やっぱり…ダンスの時、何か話してたのは見てたんだ。よく聞こえなくて…でも、予想はついてたから」
カマかけてみました。と、ニッと笑う。
きっとあの夕日に照らされたダンスで、師匠にプロポーズまがいな事を言ったのだろう。
「師匠はツレない人でしょう?」
「………全く、末恐ろしい子だ」
「師匠は多分、自分を一番に思ってくれる人であれば、相応に思いを寄せてくれる人です。でも、やたらめったら近づくと逃げる人。
誰かに愛される事を怖がるひとなんだと、思います」
「……誰から聞いたのだ」
「僕の見解です」
得意げにきゅっと目を細める姿を見て、「猫被りめ」と、皇帝は笑う。
「僕はいつでも僕ですよ」
そして、今後も僕は僕だ。
「男子は母親に似るとは本当だな」
「どっち母上?」
「お前の母は一人だろう?」
「…違いないや」
あぁ、もうすでに、あの人が恋しい。
窓の外の砦を見つめて、待てをする子犬のように目を細めた。
「と言うか父上、本当に師匠を娶ろうと考えてるの?」
「?当たり前であろう??
余は、欲しいと思ったものは手元に置いておきたいのだ。」
「師匠が嫌がりそう」
「気長にやる」
顎に手を当てニヤリと笑う。
それをみて、「楽しみだ」と、息子もまた天使の様に微笑んだ。
母と思ってる人を本当に母と呼べるのなら、この上ない幸福だ。
……国を離れる途中、噂話の本人は背筋に走る悪寒にブルリと体をさすった。
「セリニオス、励めよ」
「はい」
春から、魔法学院に編入する。
天空に浮かぶ要塞…空に浮かぶからこそ、誰も登ってこれず、集う者は全員魔法使いであるからこそ、侵入も侵略も不可能に近い。
本来なら一定以上の魔力を持つ子供は8歳から18歳をそこで過ごすのが通例だが、隠匿された王子だったセリニオスが通えるところではなかった。
「出来の良い息子を持てて余は幸せ者だな」
「学院ではどうなるか分からないよ?」
「お前なら心配ないだろう?」
「お前が優秀なのはよく聞いてる」と、いつもの仏頂面を崩して笑う父上を見て、師匠の様に…得意げに笑って見せた。
「勿論です」
僕は、世界一の魔法使いの…唯一の教え子なのだから。
0
お気に入りに追加
922
あなたにおすすめの小説
【完結】転生少女は異世界でお店を始めたい
梅丸
ファンタジー
せっかく40代目前にして夢だった喫茶店オープンに漕ぎ着けたと言うのに事故に遭い呆気なく命を落としてしまった私。女神様が管理する異世界に転生させてもらい夢を実現するために奮闘するのだが、この世界には無いものが多すぎる! 創造魔法と言う女神様から授かった恩寵と前世の料理レシピを駆使して色々作りながら頑張る私だった。
稀代の大賢者は0歳児から暗躍する〜公爵家のご令息は運命に抵抗する〜
撫羽
ファンタジー
ある邸で秘密の会議が開かれていた。
そこに出席している3歳児、王弟殿下の一人息子。実は前世を覚えていた。しかもやり直しの生だった!?
どうしてちびっ子が秘密の会議に出席するような事になっているのか? 何があったのか?
それは生後半年の頃に遡る。
『ばぶぁッ!』と元気な声で目覚めた赤ん坊。
おかしいぞ。確かに俺は刺されて死んだ筈だ。
なのに、目が覚めたら見覚えのある部屋だった。両親が心配そうに見ている。
しかも若い。え? どうなってんだ?
体を起こすと、嫌でも目に入る自分のポヨンとした赤ちゃん体型。マジかよ!?
神がいるなら、0歳児スタートはやめてほしかった。
何故だか分からないけど、人生をやり直す事になった。実は将来、大賢者に選ばれ魔族討伐に出る筈だ。だが、それは避けないといけない。
何故ならそこで、俺は殺されたからだ。
ならば、大賢者に選ばれなければいいじゃん!と、小さな使い魔と一緒に奮闘する。
でも、それなら魔族の問題はどうするんだ?
それも解決してやろうではないか!
小さな胸を張って、根拠もないのに自信満々だ。
今回は初めての0歳児スタートです。
小さな賢者が自分の家族と、大好きな婚約者を守る為に奮闘します。
今度こそ、殺されずに生き残れるのか!?
とは言うものの、全然ハードな内容ではありません。
今回も癒しをお届けできればと思います。
おばさん、異世界転生して無双する(꜆꜄꜆˙꒳˙)꜆꜄꜆オラオラオラオラ
Crosis
ファンタジー
新たな世界で新たな人生を_(:3 」∠)_
【残酷な描写タグ等は一応保険の為です】
後悔ばかりの人生だった高柳美里(40歳)は、ある日突然唯一の趣味と言って良いVRMMOのゲームデータを引き継いだ状態で異世界へと転移する。
目の前には心血とお金と時間を捧げて作り育てたCPUキャラクター達。
そして若返った自分の身体。
美男美女、様々な種族の|子供達《CPUキャラクター》とアイテムに天空城。
これでワクワクしない方が嘘である。
そして転移した世界が異世界であると気付いた高柳美里は今度こそ後悔しない人生を謳歌すると決意するのであった。
転生したらチートすぎて逆に怖い
至宝里清
ファンタジー
前世は苦労性のお姉ちゃん
愛されることを望んでいた…
神様のミスで刺されて転生!
運命の番と出会って…?
貰った能力は努力次第でスーパーチート!
番と幸せになるために無双します!
溺愛する家族もだいすき!
恋愛です!
無事1章完結しました!
美しくも残酷な世界に花嫁(仮)として召喚されたようです~酒好きアラサーは食糧難の世界で庭を育てて煩悩のままに生活する
くみたろう
ファンタジー
いつもと変わらない日常が一変するのをただの会社員である芽依はその身をもって知った。
世界が違った、価値観が違った、常識が違った、何もかもが違った。
意味がわからなかったが悲観はしなかった。
花嫁だと言われ、その甘い香りが人外者を狂わすと言われても、芽依の周りは優しさに包まれている。
そばに居るのは巨大な蟻で、いつも優しく格好良く守ってくれる。
奴隷となった大好きな二人は本心から芽依を愛して側にいてくれる。
麗しい領主やその周りの人外者達も、話を聞いてくれる。
周りは酷く残酷な世界だけれども、芽依はたまにセクハラをして齧りつきながら穏やかに心を育み生きていく。
それはこの美しく清廉で、残酷でいておぞましい御伽噺の世界の中でも慈しみ育む人外者達や異世界の人間が芽依を育て守ってくれる。
お互いの常識や考えを擦り合わせ歩み寄り、等価交換を基盤とした世界の中で、優しさを育てて自分の居場所作りに励む。
全ては幸せな気持ちで大好きなお酒を飲む為であり、素敵な酒のつまみを開発する日々を送るためだ。
前世持ち公爵令嬢のワクワク領地改革! 私、イイ事思いついちゃったぁ~!
Akila
ファンタジー
旧題:前世持ち貧乏公爵令嬢のワクワク領地改革!私、イイ事思いついちゃったぁ〜!
【第2章スタート】【第1章完結約30万字】
王都から馬車で約10日かかる、東北の超田舎街「ロンテーヌ公爵領」。
主人公の公爵令嬢ジェシカ(14歳)は両親の死をきっかけに『異なる世界の記憶』が頭に流れ込む。
それは、54歳主婦の記憶だった。
その前世?の記憶を頼りに、自分の生活をより便利にするため、みんなを巻き込んであーでもないこーでもないと思いつきを次々と形にしていく。はずが。。。
異なる世界の記憶=前世の知識はどこまで通じるのか?知識チート?なのか、はたまたただの雑学なのか。
領地改革とちょっとラブと、友情と、涙と。。。『脱☆貧乏』をスローガンに奮闘する貧乏公爵令嬢のお話です。
1章「ロンテーヌ兄妹」 妹のジェシカが前世あるある知識チートをして領地経営に奮闘します!
2章「魔法使いとストッカー」 ジェシカは貴族学校へ。癖のある?仲間と学校生活を満喫します。乞うご期待。←イマココ
恐らく長編作になるかと思いますが、最後までよろしくお願いします。
<<おいおい、何番煎じだよ!ってごもっとも。しかし、暖かく見守って下さると嬉しいです。>>
辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~
雪月 夜狐
ファンタジー
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
他作品の詳細はこちら:
『転生特典:錬金術師スキルを習得しました!』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/906915890】
『テイマーのんびり生活!スライムと始めるVRMMOスローライフ』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/515916186】
『ゆるり冒険VR日和 ~のんびり異世界と現実のあいだで~』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/166917524】
悪役令嬢ですが最強ですよ??
鈴の音
ファンタジー
乙女ゲームでありながら戦闘ゲームでもあるこの世界の悪役令嬢である私、前世の記憶があります。
で??ヒロインを怖がるかって?ありえないw
ここはゲームじゃないですからね!しかも、私ゲームと違って何故か魂がすごく特別らしく、全属性持ちの神と精霊の愛し子なのですよ。
だからなにかあっても死なないから怖くないのでしてよw
主人公最強系の話です。
苦手な方はバックで!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる