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魔法教師、宮廷を出る
47話 皇太子の就任式
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穏やかな日の出と共に朝を迎えた。
成人もしていない第一皇子の立太子式…所謂皇太子の就任式が今日始まる。始まりを告げるのはトランペットの音。
セリくんのデビューから異例の速さで準備され、それを見に訪れるのは帝国全土の帝国民達から、他国の帝国と密接な王侯貴族や使節団。他にも商人や有名な旅劇団、他国民。
皆々が集まり、祝福を奏でるに違いない。
「おはようございますマユラ様」
ご準備を…。
_____腹を締め上げるドレスにはおそらく今後も慣れる事は無いだろう。
もしかしたらもう着ないかも。
今日の為に陛下がまたも勝手に仕立てたドレスは、装飾はあまり無く、絨毯の様に重厚感がある。
黄色が基調の黒のフリルやレースが混じるドレス。肩から流れる黄色いマント。胸元をを彩るブローチは大きく、透き通った赤。
普通に重い。
重すぎて軽量の魔法をかけたくらい。
陛下が貴族しか見れない皇太子位の授与を間近で見れる所を用意してくれた。流石に、一番端っこだけどそれでも嬉しい。セリくんの姿が見れるなら何処だって嬉しい。
無理を言ったんだろうな…。
皇帝陛下の意見に反論する人なんて誰も居ないだろうけど、それでも納得できない人もいたらしい。
態々ご丁寧に一人一人説得までしたとノイモン先生から聞いた。
今日の日の為の準備を急ピッチで進めていて、公務と並行して進めるのは相当大変だったはずだ。
とても真似できることじゃない。
ここまで良くしてくれたのにお返しに釣り合う対価が思いつかない。
……陛下はきっといらないと言うだろうけど、宮廷で自由を許してくれて、面倒ごとまで引き受けてくれた。
客人は素直にもてなされとけ。とでも言うように日々が過ぎて、宮廷に留まってもう四ヶ月。
…今夜立つ。
陛下達には伝えていないけれど、勘付いてると思う。
髪を結い上げられ、金細工のバレッタで止められる。真珠を髪に散りばめて、艶やかな光沢が銀に見える灰色の髪を肩に流す。
式場は宮廷から少し離れた大神殿。
宮廷と対のようなその建物は、宮廷より古さを感じさせながらも、何処か神秘的な輝き。
太陽神様を祀っており、その証に向日葵が飾られている。そして今日の日の為に帝国の国旗が至る所に掲げられている。
今は冬だと言うのに、日差しは夏のように暑い。
立太子式も皇位継承式も、太陽神様が麗らかな暖かさを届けてくれてるのだと言い伝えられてる。
言い伝えと言うか実際に太陽神様のお力だろう。
季節外れの向日葵も、この陽気な日にはとても良く似合う。
大神殿で式が終わった後は、屋根のない馬車で宮廷までの道を走るのが恒例だそう。
其処で初めて帝国民が皇太子をお目にかかれる。
私も立太子式の開始…セリくんが入場するまで会えない。
「キレーだねぇマユラ」
「アンタレス…準備中のレディの部屋に勝手に入ってきちゃダメだよ」
「そうなの?」
「まぁでもありがとう。そういえばアンタレスにはドレス姿初めて見せたね」
興味深そうに私の周りをくるくる周り観察する姿は何処か犬みたいで可愛い。
アンタレスとヴァルフゴールも恩人という名目で一緒に式を見れる。とは言え一応指名手配犯のアンタレスを堂々と貴族の公衆に晒すわけには行かないのが辛い事だ。
認識阻害の魔法で、別人に見えるようにして置くとしても、そのままの姿で居させてやれないのは何だかなぁ…。
「すっごく可愛い。綺麗だぁ」
私の悩みなんて気付きもしない当の本人は、感心したように賛辞を述べるだけ。
わんこめ。
心の中の悪態を見透かす様にふっと笑って、白の手袋をした手を差し出す。
「お手をどうぞ、麗しのレディ?」
あぁ、案外…絵になるなぁ。
撫で付けたように整えられた黒い髪、私以外何も写さない星空の様な黒い瞳。
隠しちゃうの、勿体無いなぁ。
「ありがとう」
手を握って部屋を出る。
やっぱり外で待機してたヴァルフゴールも、私を見てこくりと頷いた。
「よく似合ってる」
すっと黒に包まれる手を差し出して、皺を刻まない優しい顔で見下げる。
「貴女の左側を独占する名誉を頂けますか」
キザな台詞にクスクス笑う。
「喜んで」
両手に花もとい、両手にわんこ。
取り敢えず二人には後でそのキザな台詞を誰に吹き込まれたか教えて貰おう。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
就任式が始まり、始まりの音はトランペット。
国一番の演奏家達に奏でられる音が、花弁のように式場を包んだ。
何かに触れれば、それは消える。
美しい。
感銘を漏らす声を誰もが堪えた…かも、しれない。
絨毯の様な赤いマントを引いて、豪華な椅子に座る陛下の前まで獅子が歩みを進める様に歩く。五段の階段を隔てて、セリくんは祈るように跪く。側には、前より二回りほど成長したやや経路に赤みを帯びてる小虎。愛らしさは無く、只々太陽の威風堂々を見せていた。
ほぅ。
息を吐く。
幼く弱々しいとさえ思ってた子の姿が今は次世代の太陽だ。
黄金の髪がステンドガラスに照らされ、天使の輪に色を作ってる。少し伏せられた太陽の瞳に長い睫毛で影を作っていながら輝きを失わない。そして、銀色の精巧な葉っぱのデザインのクラウン。
皇太子に相応しい、第一皇子。
いつの間に、こんなに大きくなったのやら…否、きっと気付かなかっただけで、セリくんはもうずっと、最初から覚悟は出来ていたのだ。
凄いなぁ。
「ヘリオスディア・カイン・ドゥヒペリオンの名の下に、次代のヒペリオン帝国を継ぐ太陽の愛し子を指名する。
栄光なるその名を
セリニオス・シエロ・ドゥ・ヒペリオン」
陛下は玉座を降り、銀のクラウンを外し、金と赤の冠を手に取る。
陛下の冠の赤い宝石と対の様な、青い宝石がついている。
その動作は機械的でありながら、その手もその瞳も慈しみに満ちている。
「この時を持って、太陽の名の下に…そして、新たな月の名の下に
セリニオス・シエロ・ドゥ・ヒペリオンを
太陽帝国の皇太子に任命する!
其方の望む繁栄を、新たな帝国にもたらしてくれ」
陛下の宣言。
神殿に響き渡る拍手と歓声を聞き届けたかの様に、外からもその声が響く。
『『新生ヒペリオンの太陽に祝福を!!』』
『『皇帝陛下万歳!!』』
『『皇太子殿下万歳!!!』』
「万歳!」
「万歳!!」
『『『万歳!!!』』』
______ファンタジーの世界では、ゲームの様に“皇太子”と言う役職にも、付与される効果がある。
ステータスの幸運値が上がり、
“名声”による“風格”を身につけ
“繁栄”による“威厳”を手に入れる。
そして、太陽帝国ならではの、太陽の様に常に暖かく、太陽の様に“目立つ”特性。
……異世界とはそう言うもの。
だから、この光景で、この熱気の中、あの子にしか目がいかないのは、きっとそのせい。
でも、泣きそうになるのは…何でだろう?
成人もしていない第一皇子の立太子式…所謂皇太子の就任式が今日始まる。始まりを告げるのはトランペットの音。
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皆々が集まり、祝福を奏でるに違いない。
「おはようございますマユラ様」
ご準備を…。
_____腹を締め上げるドレスにはおそらく今後も慣れる事は無いだろう。
もしかしたらもう着ないかも。
今日の為に陛下がまたも勝手に仕立てたドレスは、装飾はあまり無く、絨毯の様に重厚感がある。
黄色が基調の黒のフリルやレースが混じるドレス。肩から流れる黄色いマント。胸元をを彩るブローチは大きく、透き通った赤。
普通に重い。
重すぎて軽量の魔法をかけたくらい。
陛下が貴族しか見れない皇太子位の授与を間近で見れる所を用意してくれた。流石に、一番端っこだけどそれでも嬉しい。セリくんの姿が見れるなら何処だって嬉しい。
無理を言ったんだろうな…。
皇帝陛下の意見に反論する人なんて誰も居ないだろうけど、それでも納得できない人もいたらしい。
態々ご丁寧に一人一人説得までしたとノイモン先生から聞いた。
今日の日の為の準備を急ピッチで進めていて、公務と並行して進めるのは相当大変だったはずだ。
とても真似できることじゃない。
ここまで良くしてくれたのにお返しに釣り合う対価が思いつかない。
……陛下はきっといらないと言うだろうけど、宮廷で自由を許してくれて、面倒ごとまで引き受けてくれた。
客人は素直にもてなされとけ。とでも言うように日々が過ぎて、宮廷に留まってもう四ヶ月。
…今夜立つ。
陛下達には伝えていないけれど、勘付いてると思う。
髪を結い上げられ、金細工のバレッタで止められる。真珠を髪に散りばめて、艶やかな光沢が銀に見える灰色の髪を肩に流す。
式場は宮廷から少し離れた大神殿。
宮廷と対のようなその建物は、宮廷より古さを感じさせながらも、何処か神秘的な輝き。
太陽神様を祀っており、その証に向日葵が飾られている。そして今日の日の為に帝国の国旗が至る所に掲げられている。
今は冬だと言うのに、日差しは夏のように暑い。
立太子式も皇位継承式も、太陽神様が麗らかな暖かさを届けてくれてるのだと言い伝えられてる。
言い伝えと言うか実際に太陽神様のお力だろう。
季節外れの向日葵も、この陽気な日にはとても良く似合う。
大神殿で式が終わった後は、屋根のない馬車で宮廷までの道を走るのが恒例だそう。
其処で初めて帝国民が皇太子をお目にかかれる。
私も立太子式の開始…セリくんが入場するまで会えない。
「キレーだねぇマユラ」
「アンタレス…準備中のレディの部屋に勝手に入ってきちゃダメだよ」
「そうなの?」
「まぁでもありがとう。そういえばアンタレスにはドレス姿初めて見せたね」
興味深そうに私の周りをくるくる周り観察する姿は何処か犬みたいで可愛い。
アンタレスとヴァルフゴールも恩人という名目で一緒に式を見れる。とは言え一応指名手配犯のアンタレスを堂々と貴族の公衆に晒すわけには行かないのが辛い事だ。
認識阻害の魔法で、別人に見えるようにして置くとしても、そのままの姿で居させてやれないのは何だかなぁ…。
「すっごく可愛い。綺麗だぁ」
私の悩みなんて気付きもしない当の本人は、感心したように賛辞を述べるだけ。
わんこめ。
心の中の悪態を見透かす様にふっと笑って、白の手袋をした手を差し出す。
「お手をどうぞ、麗しのレディ?」
あぁ、案外…絵になるなぁ。
撫で付けたように整えられた黒い髪、私以外何も写さない星空の様な黒い瞳。
隠しちゃうの、勿体無いなぁ。
「ありがとう」
手を握って部屋を出る。
やっぱり外で待機してたヴァルフゴールも、私を見てこくりと頷いた。
「よく似合ってる」
すっと黒に包まれる手を差し出して、皺を刻まない優しい顔で見下げる。
「貴女の左側を独占する名誉を頂けますか」
キザな台詞にクスクス笑う。
「喜んで」
両手に花もとい、両手にわんこ。
取り敢えず二人には後でそのキザな台詞を誰に吹き込まれたか教えて貰おう。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
就任式が始まり、始まりの音はトランペット。
国一番の演奏家達に奏でられる音が、花弁のように式場を包んだ。
何かに触れれば、それは消える。
美しい。
感銘を漏らす声を誰もが堪えた…かも、しれない。
絨毯の様な赤いマントを引いて、豪華な椅子に座る陛下の前まで獅子が歩みを進める様に歩く。五段の階段を隔てて、セリくんは祈るように跪く。側には、前より二回りほど成長したやや経路に赤みを帯びてる小虎。愛らしさは無く、只々太陽の威風堂々を見せていた。
ほぅ。
息を吐く。
幼く弱々しいとさえ思ってた子の姿が今は次世代の太陽だ。
黄金の髪がステンドガラスに照らされ、天使の輪に色を作ってる。少し伏せられた太陽の瞳に長い睫毛で影を作っていながら輝きを失わない。そして、銀色の精巧な葉っぱのデザインのクラウン。
皇太子に相応しい、第一皇子。
いつの間に、こんなに大きくなったのやら…否、きっと気付かなかっただけで、セリくんはもうずっと、最初から覚悟は出来ていたのだ。
凄いなぁ。
「ヘリオスディア・カイン・ドゥヒペリオンの名の下に、次代のヒペリオン帝国を継ぐ太陽の愛し子を指名する。
栄光なるその名を
セリニオス・シエロ・ドゥ・ヒペリオン」
陛下は玉座を降り、銀のクラウンを外し、金と赤の冠を手に取る。
陛下の冠の赤い宝石と対の様な、青い宝石がついている。
その動作は機械的でありながら、その手もその瞳も慈しみに満ちている。
「この時を持って、太陽の名の下に…そして、新たな月の名の下に
セリニオス・シエロ・ドゥ・ヒペリオンを
太陽帝国の皇太子に任命する!
其方の望む繁栄を、新たな帝国にもたらしてくれ」
陛下の宣言。
神殿に響き渡る拍手と歓声を聞き届けたかの様に、外からもその声が響く。
『『新生ヒペリオンの太陽に祝福を!!』』
『『皇帝陛下万歳!!』』
『『皇太子殿下万歳!!!』』
「万歳!」
「万歳!!」
『『『万歳!!!』』』
______ファンタジーの世界では、ゲームの様に“皇太子”と言う役職にも、付与される効果がある。
ステータスの幸運値が上がり、
“名声”による“風格”を身につけ
“繁栄”による“威厳”を手に入れる。
そして、太陽帝国ならではの、太陽の様に常に暖かく、太陽の様に“目立つ”特性。
……異世界とはそう言うもの。
だから、この光景で、この熱気の中、あの子にしか目がいかないのは、きっとそのせい。
でも、泣きそうになるのは…何でだろう?
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