35 / 60
転生美少女、先生をしようと思う
32話
しおりを挟む
「陛下!お考え直しください!!
我が太陽帝国は魔法の最先端国家なのですぞ!?セリニオス皇子の魔法教師に経歴のない一端の冒険者の小娘ですと!?
経歴も身分もある適任者は他におります!」
皇帝陛下にある事を頼もうと思って公務室に足を向けてみれば中から荒ぶった声。
……どうやら、私の事を言っているらしい。
こうなる事はまぁ予想してたね。
そう、この帝国は一応魔法の最先端を名乗る国なのだ。
皇子の魔法教師にただのCランク冒険者が務まるわけが無い。要はそう言いたいのかな?
言い分はわかるが、陛下自身がそれを認めているにも拘らずの発言はあまりにも無謀だと私は思う。
苛立ちを隠して、公務室の豪華なドアをノックした。
「誰だ」
「マユラで御座います。陛下」
「入れ」
「失礼します」
中から護衛の人に重厚なドアを開けて貰い、入室する。
背筋を伸ばし、胸を張り、気品を見せ、あどけなさを隠す。
「太陽帝国の君主にご挨拶申し上げます。こんにちは、ノイモン卿。
そして…ごきげんよう。セリニオス殿下の魔法教師を勤めておりますマユラと申します、初めまして。
お名前をお伺いしても宜しいでしょうか?」
堂々と見せろ。
それが私の評価に繋がる。
私の方へと体を向けた相手は、一度瞬きしてからじっくり上から下まで蛇の様に観察し、嘲笑う様にフッと笑う。
「スネイク伯爵家の当主、ヤナウ・スネイクだ。貴殿が魔法教師か、丁度いい。
今すぐ、辞退しろ」
ピクリ、片眉を上げたのはスネイク伯爵の後ろで、広い公務机を挟む向こうに座る、黄金の髪の持ち主。言わずもがな陛下である。
ノイモン卿も、きらりと眼鏡を光らせた。
「お断りします」
二人の何かを発しようとする言葉を紡ぐ前に、声を出した。
「お前には相応しく無いと言っておるのだ!!」
「私ほど、殿下の魔法教師に相応しい人材は他におりません」
「ハッ、どうだかな!」
「それを今、証明して差し上げます」
口で言ってもわからないなら、見せた方が早いだろう。
度肝を抜かれる様な、繊細で、膨大で、美しい魔法を……
「な、何だこれは!?!?」
咲かせるのは月華の花、漂わせるのは美しい水龍、吹雪かせるは氷の息吹。
飛び交うのは、氷の精霊。
“カナデ”
“カナデじゃないよマユラだよ”
“キレイ”
“まりょくおいしい”
“すいりゅうだ”
此処に、精霊が見える人、声が聞こえる人がいなくて良かった。でもそれ以上に、精霊の映る光景を見れない人達に、「こんなに美しいものなのに見れないなんて…」と、少し哀れに思う。
「何と……」
伯爵の息を呑む言葉が聞こえた。
「ご理解頂けましたでしょうか?殿下は、水や氷魔法に強い適性がございます。そして、膨大な魔力も備えております。
魔力暴走が起こった際に止められるのは、帝国一番の魔法の使い手は殿下に勝る魔力の持ち主。つまり、私でございます。
これは自惚ではなく事実。
先程の発言、撤回して下さいますよね?」
「……っっ」
「見苦しいぞ伯爵」
「も、申し訳ございません。撤回…致します」
伯爵は、そう言って俯いたのち逃げる様に部屋を出た。
ちょっといじめすぎたかな?
ぱちんと指を鳴らし、魔法を消した。
精霊も一緒にいなくなったけど帰ったのかな?
「誠に美しい光景であったぞ」
「恐れ入ります」
「やはり其方に任せて正解であったな」
「本当に素晴らしい魔法でした。私もある程度の使い手だと自負していたのですが、まだ赤子だった事を実感しました」
ノイモン卿はねぇ、確かに魔力は普通くらいだもんね。アンタレスよりちょい下?風魔法に適性があるけど、割と満遍なく色んな魔法が使えるっぽい。
まあ私には劣るけど。
「ノイモン先生の魔法は、理屈っぽいですよね?多分」
「それはどう言う意味ですか?」
「うーん、魔法使いには感覚派と理論派って言う大きく分けて二つの性質があるんです。とことん使い続けて慣れるタイプと、とことん考え抜いて慣れるタイプ。ノイモン先生は後者です」
前者と後者に分かれるだけで、魔法使いのタイプがかなり異なる。
面白い事に、肉体強化魔法しか使えない脳筋魔法使いまでいるらしい。いや、魔法使いと言っていいのか?武道家?
「原理をとことん追求するタイプ。あれです、火が燃える原理は空気中の酸素を燃やして…的なこと考える」
「……まぁ、そうですね」
「余はどうだ?」
「陛下は…感覚と言うより、直感でこうだって分かるんですよね?多分。
セリくんも多分そんな感じです。此処まで似てる親子中々いませんよ」
「……そうか」
空気がホワンとした。
何この生き物ちょっと可愛いとか思っちゃったよ屈辱。セリくんが大人になったらこんな顔になるのかな?こんな冷徹仮面に?……ないな。
「それで、何の用だ?」
「あ、そうでした。
薬草を育ててる温室に入る許可と、薬室を自由に使用していい許可を下さい」
「?そんな事で許可を?」
「陛下の許可を貰わないと、温室にも薬室にも一歩も入らせないって責任者の方に言われてしまって…」
あのハゲ、私が薬師だって言っても全然信じない。
さっきの蛇伯爵よりむかつくからね?お前みたいなガキが?って露骨に馬鹿にした顔してたからね?
まぁ、取り敢えず最上級魔法薬大量生産して見せびらかしてやる。
どんなにクレクレされても絶対あげない。
「数少ない魔法薬師でもある…と」
「本当に貴女とんでもないですね」
「許可してくれます?」
「面白そうだな、許可する。一泡吹かせてやれ」
割とこの人ノリいいよね。
「ありがとうございます。それだけなので、失礼しますね」
「変わりと言っては何ですが、騎士団に魔法薬を幾つか卸してくださいね。そうそう、傷薬も少なかったですね…お願いします」
眼鏡割れろインテリ。
こいつ私の事パシリか何かと勘違いしてる?
輝かんばかりの真っ黒さだ。あ、真っ黒はどこまで行っても真っ黒だった、素晴らしいね。
「はぁ…まぁ良いですよ。高く買い取って下さいねー」
「物によります」
最高品質に決まってるだろ。私だぞ??
「お仕事中すみませんでした。失礼しますね」
簡単な証書も書いて貰った。
いやぁ、温室の出入りと薬使用の許可取るためだけに皇帝の証書書いて貰うとかつくづく馬鹿げた話だ。あのハゲ首飛ばしたいのかな?
ふふんと鼻歌を奏でながら、所々に花で彩った廊下をスキップした。
「あのハゲクビだねぇ~」
私知らね。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
「な、なにっ!?!?もう一度言ってみろ小娘」
「だから、陛下からの証書だって言ってるでしょ?早く薬室貸せよ。テメェは出てけよ」
「………チッ、荒らすなよ!」
舌打ちを吐きながらどこかへ歩いていくのを中指立てで見送った。
こいつ無職にしてやろうかな…薬室のノブを開けながら中の光景を目に入れた。
……は?
「あのハゲジジイ、ヤブ?」
散らかった調合具、貴重であろう書物、部屋の端に積もった埃、見るも無惨な薬草の残骸。
あ?
あいつ藪医者ならぬ藪薬師だろ。
は?あんなのが宮廷に雇われる薬師?
「こりゃ、陛下に報告しないとなぁ」
窓を開け開き部屋全体に清潔をかけながら、ハゲの行末に笑みを浮かべた。
私が入ってきた薬室の扉の真正面にはもう一つ、別の扉がある。
これが、温室へ繋がるドアかな。
此処の惨劇からして、碌なものじゃなさそう。
「ほーらやっぱり」
枯れてはいないが、最高にヘタらせて育っている。
どうして根っこ生やして育つ植物がこんなに元気ない訳?
「藪どころか無能?」
水やりゃ勝手に育つ生命力の強い植物が瀕死とか逆にどうやるの?
「ま、丁度いっか。
“活性” “成長”」
魔法での強制成長は実は、高品質の魔法薬を作る近道だったりする。
“魔法薬”とは、まぁ種類によって様々な効果をもたらす水薬だと思ってくれれば良い。
失った魔力を瞬時に回復させる魔力魔法薬、怪我を治す事ができる治癒魔法薬、体力回復ができる回復魔法薬等々etc。
元気に育った多種類の薬草を摘み、再び種を蒔いておく。あのハゲクビにして貰うから元気に育っておくれ。
せめてもの情けで“成長促進”の魔法をかけておこう。二週間くらいで育つでしょ。
我が太陽帝国は魔法の最先端国家なのですぞ!?セリニオス皇子の魔法教師に経歴のない一端の冒険者の小娘ですと!?
経歴も身分もある適任者は他におります!」
皇帝陛下にある事を頼もうと思って公務室に足を向けてみれば中から荒ぶった声。
……どうやら、私の事を言っているらしい。
こうなる事はまぁ予想してたね。
そう、この帝国は一応魔法の最先端を名乗る国なのだ。
皇子の魔法教師にただのCランク冒険者が務まるわけが無い。要はそう言いたいのかな?
言い分はわかるが、陛下自身がそれを認めているにも拘らずの発言はあまりにも無謀だと私は思う。
苛立ちを隠して、公務室の豪華なドアをノックした。
「誰だ」
「マユラで御座います。陛下」
「入れ」
「失礼します」
中から護衛の人に重厚なドアを開けて貰い、入室する。
背筋を伸ばし、胸を張り、気品を見せ、あどけなさを隠す。
「太陽帝国の君主にご挨拶申し上げます。こんにちは、ノイモン卿。
そして…ごきげんよう。セリニオス殿下の魔法教師を勤めておりますマユラと申します、初めまして。
お名前をお伺いしても宜しいでしょうか?」
堂々と見せろ。
それが私の評価に繋がる。
私の方へと体を向けた相手は、一度瞬きしてからじっくり上から下まで蛇の様に観察し、嘲笑う様にフッと笑う。
「スネイク伯爵家の当主、ヤナウ・スネイクだ。貴殿が魔法教師か、丁度いい。
今すぐ、辞退しろ」
ピクリ、片眉を上げたのはスネイク伯爵の後ろで、広い公務机を挟む向こうに座る、黄金の髪の持ち主。言わずもがな陛下である。
ノイモン卿も、きらりと眼鏡を光らせた。
「お断りします」
二人の何かを発しようとする言葉を紡ぐ前に、声を出した。
「お前には相応しく無いと言っておるのだ!!」
「私ほど、殿下の魔法教師に相応しい人材は他におりません」
「ハッ、どうだかな!」
「それを今、証明して差し上げます」
口で言ってもわからないなら、見せた方が早いだろう。
度肝を抜かれる様な、繊細で、膨大で、美しい魔法を……
「な、何だこれは!?!?」
咲かせるのは月華の花、漂わせるのは美しい水龍、吹雪かせるは氷の息吹。
飛び交うのは、氷の精霊。
“カナデ”
“カナデじゃないよマユラだよ”
“キレイ”
“まりょくおいしい”
“すいりゅうだ”
此処に、精霊が見える人、声が聞こえる人がいなくて良かった。でもそれ以上に、精霊の映る光景を見れない人達に、「こんなに美しいものなのに見れないなんて…」と、少し哀れに思う。
「何と……」
伯爵の息を呑む言葉が聞こえた。
「ご理解頂けましたでしょうか?殿下は、水や氷魔法に強い適性がございます。そして、膨大な魔力も備えております。
魔力暴走が起こった際に止められるのは、帝国一番の魔法の使い手は殿下に勝る魔力の持ち主。つまり、私でございます。
これは自惚ではなく事実。
先程の発言、撤回して下さいますよね?」
「……っっ」
「見苦しいぞ伯爵」
「も、申し訳ございません。撤回…致します」
伯爵は、そう言って俯いたのち逃げる様に部屋を出た。
ちょっといじめすぎたかな?
ぱちんと指を鳴らし、魔法を消した。
精霊も一緒にいなくなったけど帰ったのかな?
「誠に美しい光景であったぞ」
「恐れ入ります」
「やはり其方に任せて正解であったな」
「本当に素晴らしい魔法でした。私もある程度の使い手だと自負していたのですが、まだ赤子だった事を実感しました」
ノイモン卿はねぇ、確かに魔力は普通くらいだもんね。アンタレスよりちょい下?風魔法に適性があるけど、割と満遍なく色んな魔法が使えるっぽい。
まあ私には劣るけど。
「ノイモン先生の魔法は、理屈っぽいですよね?多分」
「それはどう言う意味ですか?」
「うーん、魔法使いには感覚派と理論派って言う大きく分けて二つの性質があるんです。とことん使い続けて慣れるタイプと、とことん考え抜いて慣れるタイプ。ノイモン先生は後者です」
前者と後者に分かれるだけで、魔法使いのタイプがかなり異なる。
面白い事に、肉体強化魔法しか使えない脳筋魔法使いまでいるらしい。いや、魔法使いと言っていいのか?武道家?
「原理をとことん追求するタイプ。あれです、火が燃える原理は空気中の酸素を燃やして…的なこと考える」
「……まぁ、そうですね」
「余はどうだ?」
「陛下は…感覚と言うより、直感でこうだって分かるんですよね?多分。
セリくんも多分そんな感じです。此処まで似てる親子中々いませんよ」
「……そうか」
空気がホワンとした。
何この生き物ちょっと可愛いとか思っちゃったよ屈辱。セリくんが大人になったらこんな顔になるのかな?こんな冷徹仮面に?……ないな。
「それで、何の用だ?」
「あ、そうでした。
薬草を育ててる温室に入る許可と、薬室を自由に使用していい許可を下さい」
「?そんな事で許可を?」
「陛下の許可を貰わないと、温室にも薬室にも一歩も入らせないって責任者の方に言われてしまって…」
あのハゲ、私が薬師だって言っても全然信じない。
さっきの蛇伯爵よりむかつくからね?お前みたいなガキが?って露骨に馬鹿にした顔してたからね?
まぁ、取り敢えず最上級魔法薬大量生産して見せびらかしてやる。
どんなにクレクレされても絶対あげない。
「数少ない魔法薬師でもある…と」
「本当に貴女とんでもないですね」
「許可してくれます?」
「面白そうだな、許可する。一泡吹かせてやれ」
割とこの人ノリいいよね。
「ありがとうございます。それだけなので、失礼しますね」
「変わりと言っては何ですが、騎士団に魔法薬を幾つか卸してくださいね。そうそう、傷薬も少なかったですね…お願いします」
眼鏡割れろインテリ。
こいつ私の事パシリか何かと勘違いしてる?
輝かんばかりの真っ黒さだ。あ、真っ黒はどこまで行っても真っ黒だった、素晴らしいね。
「はぁ…まぁ良いですよ。高く買い取って下さいねー」
「物によります」
最高品質に決まってるだろ。私だぞ??
「お仕事中すみませんでした。失礼しますね」
簡単な証書も書いて貰った。
いやぁ、温室の出入りと薬使用の許可取るためだけに皇帝の証書書いて貰うとかつくづく馬鹿げた話だ。あのハゲ首飛ばしたいのかな?
ふふんと鼻歌を奏でながら、所々に花で彩った廊下をスキップした。
「あのハゲクビだねぇ~」
私知らね。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
「な、なにっ!?!?もう一度言ってみろ小娘」
「だから、陛下からの証書だって言ってるでしょ?早く薬室貸せよ。テメェは出てけよ」
「………チッ、荒らすなよ!」
舌打ちを吐きながらどこかへ歩いていくのを中指立てで見送った。
こいつ無職にしてやろうかな…薬室のノブを開けながら中の光景を目に入れた。
……は?
「あのハゲジジイ、ヤブ?」
散らかった調合具、貴重であろう書物、部屋の端に積もった埃、見るも無惨な薬草の残骸。
あ?
あいつ藪医者ならぬ藪薬師だろ。
は?あんなのが宮廷に雇われる薬師?
「こりゃ、陛下に報告しないとなぁ」
窓を開け開き部屋全体に清潔をかけながら、ハゲの行末に笑みを浮かべた。
私が入ってきた薬室の扉の真正面にはもう一つ、別の扉がある。
これが、温室へ繋がるドアかな。
此処の惨劇からして、碌なものじゃなさそう。
「ほーらやっぱり」
枯れてはいないが、最高にヘタらせて育っている。
どうして根っこ生やして育つ植物がこんなに元気ない訳?
「藪どころか無能?」
水やりゃ勝手に育つ生命力の強い植物が瀕死とか逆にどうやるの?
「ま、丁度いっか。
“活性” “成長”」
魔法での強制成長は実は、高品質の魔法薬を作る近道だったりする。
“魔法薬”とは、まぁ種類によって様々な効果をもたらす水薬だと思ってくれれば良い。
失った魔力を瞬時に回復させる魔力魔法薬、怪我を治す事ができる治癒魔法薬、体力回復ができる回復魔法薬等々etc。
元気に育った多種類の薬草を摘み、再び種を蒔いておく。あのハゲクビにして貰うから元気に育っておくれ。
せめてもの情けで“成長促進”の魔法をかけておこう。二週間くらいで育つでしょ。
10
お気に入りに追加
944
あなたにおすすめの小説

この度異世界に転生して貴族に生まれ変わりました
okiraku
ファンタジー
地球世界の日本の一般国民の息子に生まれた藤堂晴馬は、生まれつきのエスパーで透視能力者だった。彼は親から独立してアパートを借りて住みながら某有名国立大学にかよっていた。4年生の時、酔っ払いの無免許運転の車にはねられこの世を去り、異世界アールディアのバリアス王国貴族の子として転生した。幸せで平和な人生を今世で歩むかに見えたが、国内は王族派と貴族派、中立派に分かれそれに国王が王位継承者を定めぬまま重い病に倒れ王子たちによる王位継承争いが起こり国内は不安定な状態となった。そのため貴族間で領地争いが起こり転生した晴馬の家もまきこまれ領地を失うこととなるが、もともと転生者である晴馬は逞しく生き家族を支えて生き抜くのであった。

神に異世界へ転生させられたので……自由に生きていく
霜月 祈叶 (霜月藍)
ファンタジー
小説漫画アニメではお馴染みの神の失敗で死んだ。
だから異世界で自由に生きていこうと決めた鈴村茉莉。
どう足掻いても異世界のせいかテンプレ発生。ゴブリン、オーク……盗賊。
でも目立ちたくない。目指せフリーダムライフ!

異世界召喚失敗から始まるぶらり旅〜自由気ままにしてたら大変なことになった〜
ei_sainome
ファンタジー
クラスメイト全員が異世界に召喚されてしまった!
謁見の間に通され、王様たちから我が国を救って欲しい云々言われるお約束が…始まらない。
教室内が光ったと思えば、気づけば地下に閉じ込められていて、そこには誰もいなかった。
勝手に召喚されたあげく、誰も事情を知らない。未知の世界で、自分たちの力だけでどうやって生きていけというのか。
元の世界に帰るための方法を探し求めて各地を放浪する旅に出るが、似たように見えて全く異なる生態や人の価値観と文化の差に苦悩する。
力を持っていても順応できるかは話が別だった。
クラスメイトたちにはそれぞれ抱える内面や事情もあり…新たな世界で心身共に表面化していく。
※ご注意※
初投稿、試作、マイペース進行となります。
作品名は今後改題する可能性があります。
世界観だけプロットがあり、話の方向性はその場で決まります。
旅に出るまで(序章)がすごく長いです。
他サイトでも同作を投稿しています。
更新頻度は1〜3日程度を目標にしています。

知らない異世界を生き抜く方法
明日葉
ファンタジー
異世界転生、とか、異世界召喚、とか。そんなジャンルの小説や漫画は好きで読んでいたけれど。よく元ネタになるようなゲームはやったことがない。
なんの情報もない異世界で、当然自分の立ち位置もわからなければ立ち回りもわからない。
そんな状況で生き抜く方法は?

騎士団長のお抱え薬師
衣更月
ファンタジー
辺境の町ハノンで暮らすイヴは、四大元素の火、風、水、土の属性から弾かれたハズレ属性、聖属性持ちだ。
聖属性持ちは意外と多く、ハズレ属性と言われるだけあって飽和状態。聖属性持ちの女性は結婚に逃げがちだが、イヴの年齢では結婚はできない。家業があれば良かったのだが、平民で天涯孤独となった身の上である。
後ろ盾は一切なく、自分の身は自分で守らなければならない。
なのに、求人依頼に聖属性は殆ど出ない。
そんな折、獣人の国が聖属性を募集していると話を聞き、出国を決意する。
場所は隣国。
しかもハノンの隣。
迎えに来たのは見上げるほど背の高い美丈夫で、なぜかイヴに威圧的な騎士団長だった。
大きな事件は起きないし、意外と獣人は優しい。なのに、団長だけは怖い。
イヴの団長克服の日々が始まる―ー―。

転生したらスキル転生って・・・!?
ノトア
ファンタジー
世界に危機が訪れて転生することに・・・。
〜あれ?ここは何処?〜
転生した場所は森の中・・・右も左も分からない状態ですが、天然?な女神にサポートされながらも何とか生きて行きます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
初めて書くので、誤字脱字や違和感はご了承ください。

転生したら貴族の息子の友人A(庶民)になりました。
襲
ファンタジー
〈あらすじ〉
信号無視で突っ込んできたトラックに轢かれそうになった子どもを助けて代わりに轢かれた俺。
目が覚めると、そこは異世界!?
あぁ、よくあるやつか。
食堂兼居酒屋を営む両親の元に転生した俺は、庶民なのに、領主の息子、つまりは貴族の坊ちゃんと関わることに……
面倒ごとは御免なんだが。
魔力量“だけ”チートな主人公が、店を手伝いながら、学校で学びながら、冒険もしながら、領主の息子をからかいつつ(オイ)、のんびり(できたらいいな)ライフを満喫するお話。
誤字脱字の訂正、感想、などなど、お待ちしております。
やんわり決まってるけど、大体行き当たりばったりです。

なんか、異世界行ったら愛重めの溺愛してくる奴らに囲われた
いに。
恋愛
"佐久良 麗"
これが私の名前。
名前の"麗"(れい)は綺麗に真っ直ぐ育ちますようになんて思いでつけられた、、、らしい。
両親は他界
好きなものも特にない
将来の夢なんてない
好きな人なんてもっといない
本当になにも持っていない。
0(れい)な人間。
これを見越してつけたの?なんてそんなことは言わないがそれ程になにもない人生。
そんな人生だったはずだ。
「ここ、、どこ?」
瞬きをしただけ、ただそれだけで世界が変わってしまった。
_______________....
「レイ、何をしている早くいくぞ」
「れーいちゃん!僕が抱っこしてあげよっか?」
「いや、れいちゃんは俺と手を繋ぐんだもんねー?」
「、、茶番か。あ、おいそこの段差気をつけろ」
えっと……?
なんか気づいたら周り囲まれてるんですけどなにが起こったんだろう?
※ただ主人公が愛でられる物語です
※シリアスたまにあり
※周りめちゃ愛重い溺愛ルート確です
※ど素人作品です、温かい目で見てください
どうぞよろしくお願いします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる