32 / 60
転生美少女、先生をしようと思う
29話 ヴァルフゴール視点 ※暴力表現あり
しおりを挟む
俺の新しいご主人様は、俺なんかの為に魔法を使ってくれるらしい。
閉じられた空間を見つめて、ゆっくりと振り返る。
俺の地獄の様な日々の元凶…村が壊滅したのは仕方のない事だ。しかし、あの子達が苦しまなければいけなかった理由に、こいつ等の欲望が孕んでいた。
その事実を知れば、はらわたが煮え繰り返りそうなほど激しい怒りが込み上げてきた。
今すぐ殺してやりたい。
長く長く苦痛を味合わせて殺してやりたい。
そんな考えが頭の中をひしめき合って、目はじっと蹲る奴らを見下ろしていた。
『初めまして、ヴァルフゴール。先ずはご挨拶を。
私はシルと申します。貴方の主人であるマユラ様に仕えるモノです』
一定の抑揚で聞こえる音声は、俺の耳の奥にのみ響いた。
シル…あいつから、シルと言う人物の存在は聞いた事ない。さっき初めて、その名を聞いたくらいだ。
少し考えてから、しかしもしかしたらと声の主に問いかけた。
「あんた、マユラの耳飾りか?」
『答えはイエス。
主の旅に同行し、知識面でサポートしています』
「あぁ、あいつはやっぱり無知なのか」
『半分は正解です』
「?ならもう半分は?」
『申し訳御座いません。主に返答の許可を得ていませんので回答できません』
マユラは決して無知ではない。
寧ろ、知識もある程度豊富で頭はいい方だ。しかし、この世界の常識や価値観、歴史やその他に関しては赤子同然である為、半分は正解…と言う返答は間違いではない。
しかし、そんな事情をヴァルフゴールは知るはずも無く首を傾げる。
主人と認識しているマユラに無知だとハッキリ迷い無く言葉にしたあたり、竜人の血が朧げにマユラの存在がそうだと理解しているのだろう。
「あんたは何で俺の所に居るんだ?」
『主に、サポートをする様仰せ使いました。主の権限で、マスターの魔力を私が行使し、ヴァルフゴールの望みを実現します』
「……ああ、そう言う事か」
なる程、と頷いて大人でも怖気付く様な悪どい笑みを浮かべる。
ここにマユラがいなくて良かった。
心底そう思った。
「マユラに俺のした事って伝わるのか?」
『現時点では伝わります。主に中の様子は見ない様に伝えますか?』
「頼む」
『かしこまりました____
返答「分かった。ちゃんと痛めつけるんだよ?」との事です』
どうやら本当にご主人様は俺のしたい様にしてくれるらしい。つくづくいいご主人様に巡り会えたな…と、一生分の幸運を使い切った感覚に襲われる。
「シルさんや、どんな事が出来る?」
『どんな事でも』
この空間はマユラの魔力で創られた神域。
ある程度の想像は実現される。
「頼もしい限りだぜ」
『では先ず、何を致しましょう?』
「…そうだな、拷問の方法はこの身でじっくり教わったんだ。先ずソレから試していこうぜ」
過去に仕えていた契約主の前へと歩き出す。
契約は、マユラが妹達を治した事で破棄された。つまり、俺はコイツに何したって良いわけだ。
「久しぶりだなぁ。“元”ご主人様。ご機嫌いかがだ?
突然だが死んでくれ」
あの子達の苦痛を、あの子達の失った時間を、あの子達の笑顔を、
あの子達の優しい兄である俺を……
返してもらう。
ヴァルフゴールの拷問は至ってシンプルなものだ。
首謀者であり、元契約主には直々に手を下し、その他の人達にはかの有名な鼠を使った拷問を行った。箱の中に閉じ込め、数匹の鼠を腹の上に乗せる。動揺し始める鼠達が手当たり次第にそこにある腹を齧り続ける。
暫く経てばいったん鼠を消し、最低限の治癒を施す。ゆっくり、ゆっくり食い荒らさせ、死に至らしめる。
絶叫は箱から漏れ出し、亜空間に響く。
沢山の悲鳴、絶叫、懇願、白状、謝罪。
元契約主である男は、その叫びを耳に入れ、硬い椅子に座らせられ、手足を固定された体をガタガタと振るわせながら、ヴァルフゴールの行う事に、限界以上の痛みを享受した。
「あっガァァァガァ!?!?!?」
「五月蝿いぞ虫ケラ」
グサッ
「ア”あ”ぁ“あ”あァァ“!!!」
「ほら、お前がよくしてた事だ」
グサッ
爪の間に一本一本太い銀の針を差し込む。
ぐにゃぐにゃとねじり、奥へ奥へと進ませる。
「ヴァ…がガァっ!!!!」
「俺の名を呼ぶな屑」
グサッ
「ギャァがガァっ!!!?!?」
「今どんな気分だ?あ”?」
グサッ
体拒絶反応を起こすかの様に暴れさせても、椅子はぴくりとも動かない。
逃げ場のない激痛と空間に響く悲鳴が男の思考をさらにおかしくさせた。
「ゆるっゆるしてっ…ガァっぐ!?」
「何で俺がお前を許さなきゃいけねぇんだよアホか」
ゴッ
「ごはっ」
頭をパシリと叩く様に、男の頬に拳を食い込ませた。
ヴァルフゴールは軽く殴ったつもりだが、普通の人にとっては大の男が思いっきり殴るのと同じくらいの力だ。
「テメェみてえなやつは早く死ね」
ゴスッ
「ガッ」
「テメェが生きてちゃあいつ等が可哀想だ」
バコッ
「ガハッ!!」
「折角ご主人様がお膳立てしてくれたんだ。
無様に死んでくれや」
バキッ
「ぎゃァァっ!!!」
関節を折り、目玉にナイフを突き立て、髪をザンバラに切り裂き、歯を抜き取り…与えられるだけの思いつく限りの苦痛を施す。
直情的になってるヴァルフゴールらしくない一面である事に気づいているのはこの場にはシルだけだ。
「笑えやクソ野郎。いつも見てぇに不幸を笑えよ」
ベリッ
「アがぁぉ!」
爪を一枚剥ぎ取れば、目玉をぐるりと回し頭を揺らした。
「笑えねぇなら笑わせてやるよ」
「がァぁ!!」
口元に笑みを浮かべながらも笑ってない瞳をさせ、目玉に刺さったナイフを抜き取った。
そして、汚らしい言葉を紡いできたその口の端に刃を当てた。
「や、やめっ」
ザク
「ギャァダァぉぁ!!?」
べっとりと血飛沫が飛び散り、ヴァルフゴールの頬や服、手を汚す。
「きたね。
シル、汚れ取ってくれ」
『はい』
「あ…あ……ぁ」声にならない言葉を発する横で、ヴァルフゴールは己の血が消えるのを眺める。
「やっぱスゲェな」
『この程度、赤子の手を捻るより安易な事です』
「凡人にゃ無理だな」
『主の為、非凡な人材になれる様努力して下さい』
「はっ…まぁ、やってみるかな」
不思議な事に、ヴァルフゴールは己の血が沸騰している様な感覚に襲われていた。
そうだ、今までにない何かを感じている。
全ての感覚が研ぎ澄まされ、冴え渡り、そしていつも以上に頭は冷静に働いていた。
「なぁ、俺ぁ…今の俺は何だ?」
『“血の覚醒”が始まっています。主の気にあてられた影響でしょう』
「んだそりゃ」
『いずれ分かります』
………二十年以上も前に聞いた、親父の言葉を思い出した。
“「家の曾祖父さんは竜人だったんだ。けど、人間で番だった曾祖母さんの為に、竜人の里を出てこの村で暮らし始めた。
番ってのは、この世で1番大事にしたい伴侶の事だ」”
意味わかんねぇと思っていたし、どうせ親父の作り話だと思って、どうでも良いと思ってたからすっかり忘れていた。
成る程、そう言うことか。
「こう言う事ってよくあるのか?」
『ごく稀にですが、事例はあります。ですが、貴方の様に竜人の特性そのものを覚醒させた前例はありません』
「じゃあ俺は、非凡なあいつの隣に立つに相応しい非凡な奴ってことか」
『その資格はあります』
「お前俺の事嫌いだろ」
『私は主人以外どうでも良いのですよ』
性格まで似てやがる。
そうだ、マユラは俺が思ってる以上に他人に対して区別をつけてる。
大事なものはとことん守り抜くし、何でもしてやろうと思ってる。それは、セリニオスのチビを見てたら分かる。俺等のことも何だかんだその部類に入っているだろう。
表面上は、あいつは誰に対しても温厚な笑みを浮かべ、普通に接する。
「あいつは、大事なもの以外どうでも良いんだろうな」
『付け加えるなら、”大事なもの”と”大事なものの大事なもの”以外ですね』
違いねぇや。
あの時のあいつを見ていたら、どうしてだかひれ伏して尽くして、崇拝してしまいたい衝動に駆られた。
あいつが加護持ちだからだと思ったけど、多分違う。
きっとあいつは、そう言う存在。
……でもその答えは、まだ出さない事にしよう。
きっとそれが良い。
閉じられた空間を見つめて、ゆっくりと振り返る。
俺の地獄の様な日々の元凶…村が壊滅したのは仕方のない事だ。しかし、あの子達が苦しまなければいけなかった理由に、こいつ等の欲望が孕んでいた。
その事実を知れば、はらわたが煮え繰り返りそうなほど激しい怒りが込み上げてきた。
今すぐ殺してやりたい。
長く長く苦痛を味合わせて殺してやりたい。
そんな考えが頭の中をひしめき合って、目はじっと蹲る奴らを見下ろしていた。
『初めまして、ヴァルフゴール。先ずはご挨拶を。
私はシルと申します。貴方の主人であるマユラ様に仕えるモノです』
一定の抑揚で聞こえる音声は、俺の耳の奥にのみ響いた。
シル…あいつから、シルと言う人物の存在は聞いた事ない。さっき初めて、その名を聞いたくらいだ。
少し考えてから、しかしもしかしたらと声の主に問いかけた。
「あんた、マユラの耳飾りか?」
『答えはイエス。
主の旅に同行し、知識面でサポートしています』
「あぁ、あいつはやっぱり無知なのか」
『半分は正解です』
「?ならもう半分は?」
『申し訳御座いません。主に返答の許可を得ていませんので回答できません』
マユラは決して無知ではない。
寧ろ、知識もある程度豊富で頭はいい方だ。しかし、この世界の常識や価値観、歴史やその他に関しては赤子同然である為、半分は正解…と言う返答は間違いではない。
しかし、そんな事情をヴァルフゴールは知るはずも無く首を傾げる。
主人と認識しているマユラに無知だとハッキリ迷い無く言葉にしたあたり、竜人の血が朧げにマユラの存在がそうだと理解しているのだろう。
「あんたは何で俺の所に居るんだ?」
『主に、サポートをする様仰せ使いました。主の権限で、マスターの魔力を私が行使し、ヴァルフゴールの望みを実現します』
「……ああ、そう言う事か」
なる程、と頷いて大人でも怖気付く様な悪どい笑みを浮かべる。
ここにマユラがいなくて良かった。
心底そう思った。
「マユラに俺のした事って伝わるのか?」
『現時点では伝わります。主に中の様子は見ない様に伝えますか?』
「頼む」
『かしこまりました____
返答「分かった。ちゃんと痛めつけるんだよ?」との事です』
どうやら本当にご主人様は俺のしたい様にしてくれるらしい。つくづくいいご主人様に巡り会えたな…と、一生分の幸運を使い切った感覚に襲われる。
「シルさんや、どんな事が出来る?」
『どんな事でも』
この空間はマユラの魔力で創られた神域。
ある程度の想像は実現される。
「頼もしい限りだぜ」
『では先ず、何を致しましょう?』
「…そうだな、拷問の方法はこの身でじっくり教わったんだ。先ずソレから試していこうぜ」
過去に仕えていた契約主の前へと歩き出す。
契約は、マユラが妹達を治した事で破棄された。つまり、俺はコイツに何したって良いわけだ。
「久しぶりだなぁ。“元”ご主人様。ご機嫌いかがだ?
突然だが死んでくれ」
あの子達の苦痛を、あの子達の失った時間を、あの子達の笑顔を、
あの子達の優しい兄である俺を……
返してもらう。
ヴァルフゴールの拷問は至ってシンプルなものだ。
首謀者であり、元契約主には直々に手を下し、その他の人達にはかの有名な鼠を使った拷問を行った。箱の中に閉じ込め、数匹の鼠を腹の上に乗せる。動揺し始める鼠達が手当たり次第にそこにある腹を齧り続ける。
暫く経てばいったん鼠を消し、最低限の治癒を施す。ゆっくり、ゆっくり食い荒らさせ、死に至らしめる。
絶叫は箱から漏れ出し、亜空間に響く。
沢山の悲鳴、絶叫、懇願、白状、謝罪。
元契約主である男は、その叫びを耳に入れ、硬い椅子に座らせられ、手足を固定された体をガタガタと振るわせながら、ヴァルフゴールの行う事に、限界以上の痛みを享受した。
「あっガァァァガァ!?!?!?」
「五月蝿いぞ虫ケラ」
グサッ
「ア”あ”ぁ“あ”あァァ“!!!」
「ほら、お前がよくしてた事だ」
グサッ
爪の間に一本一本太い銀の針を差し込む。
ぐにゃぐにゃとねじり、奥へ奥へと進ませる。
「ヴァ…がガァっ!!!!」
「俺の名を呼ぶな屑」
グサッ
「ギャァがガァっ!!!?!?」
「今どんな気分だ?あ”?」
グサッ
体拒絶反応を起こすかの様に暴れさせても、椅子はぴくりとも動かない。
逃げ場のない激痛と空間に響く悲鳴が男の思考をさらにおかしくさせた。
「ゆるっゆるしてっ…ガァっぐ!?」
「何で俺がお前を許さなきゃいけねぇんだよアホか」
ゴッ
「ごはっ」
頭をパシリと叩く様に、男の頬に拳を食い込ませた。
ヴァルフゴールは軽く殴ったつもりだが、普通の人にとっては大の男が思いっきり殴るのと同じくらいの力だ。
「テメェみてえなやつは早く死ね」
ゴスッ
「ガッ」
「テメェが生きてちゃあいつ等が可哀想だ」
バコッ
「ガハッ!!」
「折角ご主人様がお膳立てしてくれたんだ。
無様に死んでくれや」
バキッ
「ぎゃァァっ!!!」
関節を折り、目玉にナイフを突き立て、髪をザンバラに切り裂き、歯を抜き取り…与えられるだけの思いつく限りの苦痛を施す。
直情的になってるヴァルフゴールらしくない一面である事に気づいているのはこの場にはシルだけだ。
「笑えやクソ野郎。いつも見てぇに不幸を笑えよ」
ベリッ
「アがぁぉ!」
爪を一枚剥ぎ取れば、目玉をぐるりと回し頭を揺らした。
「笑えねぇなら笑わせてやるよ」
「がァぁ!!」
口元に笑みを浮かべながらも笑ってない瞳をさせ、目玉に刺さったナイフを抜き取った。
そして、汚らしい言葉を紡いできたその口の端に刃を当てた。
「や、やめっ」
ザク
「ギャァダァぉぁ!!?」
べっとりと血飛沫が飛び散り、ヴァルフゴールの頬や服、手を汚す。
「きたね。
シル、汚れ取ってくれ」
『はい』
「あ…あ……ぁ」声にならない言葉を発する横で、ヴァルフゴールは己の血が消えるのを眺める。
「やっぱスゲェな」
『この程度、赤子の手を捻るより安易な事です』
「凡人にゃ無理だな」
『主の為、非凡な人材になれる様努力して下さい』
「はっ…まぁ、やってみるかな」
不思議な事に、ヴァルフゴールは己の血が沸騰している様な感覚に襲われていた。
そうだ、今までにない何かを感じている。
全ての感覚が研ぎ澄まされ、冴え渡り、そしていつも以上に頭は冷静に働いていた。
「なぁ、俺ぁ…今の俺は何だ?」
『“血の覚醒”が始まっています。主の気にあてられた影響でしょう』
「んだそりゃ」
『いずれ分かります』
………二十年以上も前に聞いた、親父の言葉を思い出した。
“「家の曾祖父さんは竜人だったんだ。けど、人間で番だった曾祖母さんの為に、竜人の里を出てこの村で暮らし始めた。
番ってのは、この世で1番大事にしたい伴侶の事だ」”
意味わかんねぇと思っていたし、どうせ親父の作り話だと思って、どうでも良いと思ってたからすっかり忘れていた。
成る程、そう言うことか。
「こう言う事ってよくあるのか?」
『ごく稀にですが、事例はあります。ですが、貴方の様に竜人の特性そのものを覚醒させた前例はありません』
「じゃあ俺は、非凡なあいつの隣に立つに相応しい非凡な奴ってことか」
『その資格はあります』
「お前俺の事嫌いだろ」
『私は主人以外どうでも良いのですよ』
性格まで似てやがる。
そうだ、マユラは俺が思ってる以上に他人に対して区別をつけてる。
大事なものはとことん守り抜くし、何でもしてやろうと思ってる。それは、セリニオスのチビを見てたら分かる。俺等のことも何だかんだその部類に入っているだろう。
表面上は、あいつは誰に対しても温厚な笑みを浮かべ、普通に接する。
「あいつは、大事なもの以外どうでも良いんだろうな」
『付け加えるなら、”大事なもの”と”大事なものの大事なもの”以外ですね』
違いねぇや。
あの時のあいつを見ていたら、どうしてだかひれ伏して尽くして、崇拝してしまいたい衝動に駆られた。
あいつが加護持ちだからだと思ったけど、多分違う。
きっとあいつは、そう言う存在。
……でもその答えは、まだ出さない事にしよう。
きっとそれが良い。
0
お気に入りに追加
922
あなたにおすすめの小説
【短編版】神獣連れの契約妃※連載版は作品一覧をご覧ください※
宵
ファンタジー
*連載版を始めております。作品一覧をご覧ください。続きをと多くお声かけいただきありがとうございました。
神獣ヴァレンの守護を受けるロザリアは、幼い頃にその加護を期待され、王家に買い取られて王子の婚約者となった。しかし、やがて王子の従妹である公爵令嬢から嫌がらせが始まる。主の資質がないとメイドを取り上げられ、将来の王妃だからと仕事を押し付けられ、一方で公爵令嬢がまるで婚約者であるかのようにふるまう、そんな日々をヴァレンと共にたくましく耐え抜いてきた。
そんなロザリアに王子が告げたのは、「君との婚約では加護を感じなかったが、公爵令嬢が神獣の守護を受けると判明したので、彼女と結婚する」という無情な宣告だった。
【完結】転生少女は異世界でお店を始めたい
梅丸
ファンタジー
せっかく40代目前にして夢だった喫茶店オープンに漕ぎ着けたと言うのに事故に遭い呆気なく命を落としてしまった私。女神様が管理する異世界に転生させてもらい夢を実現するために奮闘するのだが、この世界には無いものが多すぎる! 創造魔法と言う女神様から授かった恩寵と前世の料理レシピを駆使して色々作りながら頑張る私だった。
稀代の大賢者は0歳児から暗躍する〜公爵家のご令息は運命に抵抗する〜
撫羽
ファンタジー
ある邸で秘密の会議が開かれていた。
そこに出席している3歳児、王弟殿下の一人息子。実は前世を覚えていた。しかもやり直しの生だった!?
どうしてちびっ子が秘密の会議に出席するような事になっているのか? 何があったのか?
それは生後半年の頃に遡る。
『ばぶぁッ!』と元気な声で目覚めた赤ん坊。
おかしいぞ。確かに俺は刺されて死んだ筈だ。
なのに、目が覚めたら見覚えのある部屋だった。両親が心配そうに見ている。
しかも若い。え? どうなってんだ?
体を起こすと、嫌でも目に入る自分のポヨンとした赤ちゃん体型。マジかよ!?
神がいるなら、0歳児スタートはやめてほしかった。
何故だか分からないけど、人生をやり直す事になった。実は将来、大賢者に選ばれ魔族討伐に出る筈だ。だが、それは避けないといけない。
何故ならそこで、俺は殺されたからだ。
ならば、大賢者に選ばれなければいいじゃん!と、小さな使い魔と一緒に奮闘する。
でも、それなら魔族の問題はどうするんだ?
それも解決してやろうではないか!
小さな胸を張って、根拠もないのに自信満々だ。
今回は初めての0歳児スタートです。
小さな賢者が自分の家族と、大好きな婚約者を守る為に奮闘します。
今度こそ、殺されずに生き残れるのか!?
とは言うものの、全然ハードな内容ではありません。
今回も癒しをお届けできればと思います。
孤独な腐女子が異世界転生したので家族と幸せに暮らしたいです。
水都(みなと)
ファンタジー
★完結しました!
死んだら私も異世界転生できるかな。
転生してもやっぱり腐女子でいたい。
それからできれば今度は、家族に囲まれて暮らしてみたい……
天涯孤独で腐女子の桜野結理(20)は、元勇者の父親に溺愛されるアリシア(6)に異世界転生!
最期の願いが叶ったのか、転生してもやっぱり腐女子。
父の同僚サディアス×父アルバートで勝手に妄想していたら、実は本当に2人は両想いで…!?
※BL要素ありますが、全年齢対象です。
おばさん、異世界転生して無双する(꜆꜄꜆˙꒳˙)꜆꜄꜆オラオラオラオラ
Crosis
ファンタジー
新たな世界で新たな人生を_(:3 」∠)_
【残酷な描写タグ等は一応保険の為です】
後悔ばかりの人生だった高柳美里(40歳)は、ある日突然唯一の趣味と言って良いVRMMOのゲームデータを引き継いだ状態で異世界へと転移する。
目の前には心血とお金と時間を捧げて作り育てたCPUキャラクター達。
そして若返った自分の身体。
美男美女、様々な種族の|子供達《CPUキャラクター》とアイテムに天空城。
これでワクワクしない方が嘘である。
そして転移した世界が異世界であると気付いた高柳美里は今度こそ後悔しない人生を謳歌すると決意するのであった。
一緒に異世界転生した飼い猫のもらったチートがやばすぎた。もしかして、メインは猫の方ですか、女神様!?
たまご
ファンタジー
アラサーの相田つかさは事故により命を落とす。
最期の瞬間に頭に浮かんだのが「猫達のごはん、これからどうしよう……」だったせいか、飼っていた8匹の猫と共に異世界転生をしてしまう。
だが、つかさが目を覚ます前に女神様からとんでもチートを授かった猫達は新しい世界へと自由に飛び出して行ってしまう。
女神様に泣きつかれ、つかさは猫達を回収するために旅に出た。
猫達が、世界を滅ぼしてしまう前に!!
「私はスローライフ希望なんですけど……」
この作品は「小説家になろう」さん、「エブリスタ」さんで完結済みです。
表紙の写真は、モデルになったうちの猫様です。
私がいなくなった部屋を見て、あなた様はその心に何を思われるのでしょうね…?
新野乃花(大舟)
恋愛
貴族であるファーラ伯爵との婚約を結んでいたセイラ。しかし伯爵はセイラの事をほったらかしにして、幼馴染であるレリアの方にばかり愛情をかけていた。それは溺愛と呼んでもいいほどのもので、そんな行動の果てにファーラ伯爵は婚約破棄まで持ち出してしまう。しかしそれと時を同じくして、セイラはその姿を伯爵の前からこつぜんと消してしまう。弱気なセイラが自分に逆らう事など絶対に無いと思い上がっていた伯爵は、誰もいなくなってしまったセイラの部屋を見て…。
※カクヨム、小説家になろうにも投稿しています!
美しくも残酷な世界に花嫁(仮)として召喚されたようです~酒好きアラサーは食糧難の世界で庭を育てて煩悩のままに生活する
くみたろう
ファンタジー
いつもと変わらない日常が一変するのをただの会社員である芽依はその身をもって知った。
世界が違った、価値観が違った、常識が違った、何もかもが違った。
意味がわからなかったが悲観はしなかった。
花嫁だと言われ、その甘い香りが人外者を狂わすと言われても、芽依の周りは優しさに包まれている。
そばに居るのは巨大な蟻で、いつも優しく格好良く守ってくれる。
奴隷となった大好きな二人は本心から芽依を愛して側にいてくれる。
麗しい領主やその周りの人外者達も、話を聞いてくれる。
周りは酷く残酷な世界だけれども、芽依はたまにセクハラをして齧りつきながら穏やかに心を育み生きていく。
それはこの美しく清廉で、残酷でいておぞましい御伽噺の世界の中でも慈しみ育む人外者達や異世界の人間が芽依を育て守ってくれる。
お互いの常識や考えを擦り合わせ歩み寄り、等価交換を基盤とした世界の中で、優しさを育てて自分の居場所作りに励む。
全ては幸せな気持ちで大好きなお酒を飲む為であり、素敵な酒のつまみを開発する日々を送るためだ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる