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転生“美”少女、街へ行く
7話「冒険者登録」
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〈雛鳥亭〉を出るまで誰も私を認識できる無かった。フードを目深く被ってるのに怪しむ人もいない。
忍者にでもなった気分だ。あ、そう言えば暗器一式持ってたな。あれあとで使ってみよう。
勿論街中でも私を認識する人は居なかった。
(認識阻害って凄いね)
『認識阻害ヲ自身ノスキルトシテ習得スルモノモ、認識阻害ヲ見破ル事ガデキル者モコノ国二一人居レバ良イ方デショウ。
デスガソンナ人間ハ平和ナコノ国ニハマズ居ナイデショウ』
(なんか盛大にフラグが立った気がする)
「_____こんにちは。本日はどんなご用件ですか?」
どうやら認識されたいと思えば、フードを取らなくても認識されるらしい。これは良いコトを知った。
冒険者ギルドの、受付係。受付嬢と呼ぶのかな?年上の女の人だ。まぁ、前の私よりは多分年下だろうけど…。
誰が何と言おうと、今の私は麗若き16歳!
「冒険者登録を…」
「冒険者登録ですね。畏ました。
こちらの書類に名前、年齢、種族、職業を記入下さい。代筆は必要ですか?」
「いえ」
「記入が終わりましたらお呼び下さい」
「はい」
この世界での言語を読めるだけじゃ無く、書くこともできるのは昨日知った。
じゃなきゃ代筆頼むよね。
この世界の文字はアルファベットに似てる。英語っぽくもある。けど、私自身喋ってるのは日本語だと思ってる。自動で変換されてるのかな?と思ってる。
名前どうしよう。
役を演じるなら別の名前で分けた方がいいよね?
…本名じゃないとダメって言われてないし。
繭村からむをとって、マユラにしよ。苗字を持たない平民は珍しくないし、これだけで。
ネーミングセンスが鬼だわ。あ、鬼って古いな。
年は変わらず16。種族は人間。
職業は……魔法使いって珍しいらしいけど、戦闘職はこれだけだしまぁ良いか。
魔法使いって事を隠して後々大きな魔法をドーンと使う予定が無くなってしまった。
さよならテンプレ。
「終わりました」
「はい、確認しますね…あら、魔法使いなのね!どのパーティーにも引っ張りだこね。
魔法はどの程度扱えるのかしら?」
「下級魔法です」
「そうなのね!…よし、登録完了です。こちらがギルドカードです。無くさない様にして下さいね」
「分かりました」
「では、冒険者の説明をさせていただきます。
冒険者は、下からG、F、E、D、C、B、A、S、SSランクとあります。SSランクは勇者の様な英雄の為に作られた物なので、余程のことがない限り慣れません。冒険者の仕事は大きく分けて三つ。薬草採取、魔物討伐、護衛任務です。
初心者の冒険者はまず初めに、薬草採取や、街中での雑務が主ですね。昇格は依頼の達成率、戦闘能力、日常態度をギルド側が見極め判断した上で行います。
冒険者側の判断ミスで、後遺症が残る程の重傷を負い、今後冒険者として活動できない事になっても、ギルドは一切保証しません。なので、自分の手に負えない事態に遭遇した場合速やかに撤退、ギルドに報告して下さい。
次にギルドには冒険者側にも、こちら側にも、絶対遵守の規制があります。
一つ、冒険者同士の争い事は“決闘”を用いるべし。決闘”を行う場合は私闘と判断し、ギルド側は関与致しません。
二つ、冒険者は一般市民に危害を加えるべからず。もし一般市民及び準ずる者に危害を加えた場合、ギルドカードの剥奪、罰金、三年の無賃労働の罰が与えられます。
またカードの再発行は半永久的にできません。
三つ、1ヶ月以上依頼未達成の場合、ランクの降格または低ランクからのやり直しを言い渡します。続けて5回以上の依頼失敗も同様ですのでお気をつけ下さい。
四つ、ギルドに納品する素材は全てギルドの公平な査定の上、相応の価格で買取をします。素材の状態が粗悪な場合どんな代物であっても買い取り致しませんのでご了承下さい。
依頼の受付方法は、そちらにあるボードに貼られた紙の中から自身のランクにあった依頼を選び、受付までお持ちください。受付の完了後、期限内に依頼達成後報酬金をお渡しします。
説明は以上になります。何か質問はありますか?」
「依頼外で、魔物の素材の買取はしていますか?」
「はい、承っております。宜しければ今から鑑定しましょうか?」
「お願いします」
「では、少し移動しましょう。買取はあちらの、買取受付の窓口で承っております」
案内されたのは受付の隣の少し広いカウンターだ。
ここなら、収納リングにしまった素材を全部出しても大丈夫そう。
実を言うと私、ものすごく良い事を考えついていたのだ。
このリングが凄く貴重で、持っているのがバレれば狙われる代物なら、ただの装飾として身につける。それで確かに問題ないけど人前で物を取り出す時が問題になる。
いきなり何もないところからポンと大きな物を出していれば、おかしいと思う誰かが必ず出てくるのは確かだ。
なら、私が持っているリングの収納の機能を別のものにしたら良い!
空から斜めに下げた鞄の蓋を開けて、そのままひっくり返す。
ボト、カラ、ゴンッ、カラカラン、ペチャ
様々な音がテーブルに落とされる。
つまりそう言う事。
鞄の中から素材が出てきたかの様に、次々と落としておけば良い。持っている物全部落とし終えて、再び鞄を上げる。
「魔法鞄ですね。そんなに貴重な物を何処で」
「性能は本物の魔法鞄と比べたら劣ります。そんなに沢山は入りません」
「それでも、高価でしょう」
「そうですね、査定をお願いします」
多少目立つ行為をしてしまい、ギルド内の人の注目を集めてしまった。
認識阻害でもあくまで阻害だから、注意が向けられれば気づかれるのか。
「えー、ゴブリンの耳が6枚、ホーンラビットの角が3本、毛皮2キロ、肉3キロ、レッサーウルフの牙5匹分、クスの草10枚×4束
状態もかなり良いですし、全部で銀貨五枚と銅貨三枚で買い取ります。宜しいでしょうか?」
「はい」
「ゴブリン、ホーンラビット、レッサーウルフの討伐記録と、採取記録をギルドカードに記録しますね。ボードに其々の依頼を張り出していたので、その分の報酬金が全部で銀貨七枚と銅貨四枚。
合計金貨一枚と銀貨二枚、銅貨が七枚になります。お確かめ下さい」
「…確かに」
金額を確認して、麻の袋に詰める。そして鞄の中へ。
一日で12万円も稼いでしまった…!
凄いな冒険者。まあその分命の危険が伴うし、準備期間もあるだろうしね。武器とかも結構な値段だし妥当と言える金額かも?
今日の目的は魔法の練習だったし、薬草採取の依頼でも受けて夕方頃までに戻ろうかな。
注目も、時間が経てば薄れるでしょ。
「受理をお願いします」
「畏まりました」
[ 依頼内容 常時依頼
クスの草の納品 1束銅貨一枚~
ヤクの草の納品 1束銅貨二枚~
ハナの草の納品 1束鉄貨四枚~ ]
さてさて、いっちょ頑張りますか!
忍者にでもなった気分だ。あ、そう言えば暗器一式持ってたな。あれあとで使ってみよう。
勿論街中でも私を認識する人は居なかった。
(認識阻害って凄いね)
『認識阻害ヲ自身ノスキルトシテ習得スルモノモ、認識阻害ヲ見破ル事ガデキル者モコノ国二一人居レバ良イ方デショウ。
デスガソンナ人間ハ平和ナコノ国ニハマズ居ナイデショウ』
(なんか盛大にフラグが立った気がする)
「_____こんにちは。本日はどんなご用件ですか?」
どうやら認識されたいと思えば、フードを取らなくても認識されるらしい。これは良いコトを知った。
冒険者ギルドの、受付係。受付嬢と呼ぶのかな?年上の女の人だ。まぁ、前の私よりは多分年下だろうけど…。
誰が何と言おうと、今の私は麗若き16歳!
「冒険者登録を…」
「冒険者登録ですね。畏ました。
こちらの書類に名前、年齢、種族、職業を記入下さい。代筆は必要ですか?」
「いえ」
「記入が終わりましたらお呼び下さい」
「はい」
この世界での言語を読めるだけじゃ無く、書くこともできるのは昨日知った。
じゃなきゃ代筆頼むよね。
この世界の文字はアルファベットに似てる。英語っぽくもある。けど、私自身喋ってるのは日本語だと思ってる。自動で変換されてるのかな?と思ってる。
名前どうしよう。
役を演じるなら別の名前で分けた方がいいよね?
…本名じゃないとダメって言われてないし。
繭村からむをとって、マユラにしよ。苗字を持たない平民は珍しくないし、これだけで。
ネーミングセンスが鬼だわ。あ、鬼って古いな。
年は変わらず16。種族は人間。
職業は……魔法使いって珍しいらしいけど、戦闘職はこれだけだしまぁ良いか。
魔法使いって事を隠して後々大きな魔法をドーンと使う予定が無くなってしまった。
さよならテンプレ。
「終わりました」
「はい、確認しますね…あら、魔法使いなのね!どのパーティーにも引っ張りだこね。
魔法はどの程度扱えるのかしら?」
「下級魔法です」
「そうなのね!…よし、登録完了です。こちらがギルドカードです。無くさない様にして下さいね」
「分かりました」
「では、冒険者の説明をさせていただきます。
冒険者は、下からG、F、E、D、C、B、A、S、SSランクとあります。SSランクは勇者の様な英雄の為に作られた物なので、余程のことがない限り慣れません。冒険者の仕事は大きく分けて三つ。薬草採取、魔物討伐、護衛任務です。
初心者の冒険者はまず初めに、薬草採取や、街中での雑務が主ですね。昇格は依頼の達成率、戦闘能力、日常態度をギルド側が見極め判断した上で行います。
冒険者側の判断ミスで、後遺症が残る程の重傷を負い、今後冒険者として活動できない事になっても、ギルドは一切保証しません。なので、自分の手に負えない事態に遭遇した場合速やかに撤退、ギルドに報告して下さい。
次にギルドには冒険者側にも、こちら側にも、絶対遵守の規制があります。
一つ、冒険者同士の争い事は“決闘”を用いるべし。決闘”を行う場合は私闘と判断し、ギルド側は関与致しません。
二つ、冒険者は一般市民に危害を加えるべからず。もし一般市民及び準ずる者に危害を加えた場合、ギルドカードの剥奪、罰金、三年の無賃労働の罰が与えられます。
またカードの再発行は半永久的にできません。
三つ、1ヶ月以上依頼未達成の場合、ランクの降格または低ランクからのやり直しを言い渡します。続けて5回以上の依頼失敗も同様ですのでお気をつけ下さい。
四つ、ギルドに納品する素材は全てギルドの公平な査定の上、相応の価格で買取をします。素材の状態が粗悪な場合どんな代物であっても買い取り致しませんのでご了承下さい。
依頼の受付方法は、そちらにあるボードに貼られた紙の中から自身のランクにあった依頼を選び、受付までお持ちください。受付の完了後、期限内に依頼達成後報酬金をお渡しします。
説明は以上になります。何か質問はありますか?」
「依頼外で、魔物の素材の買取はしていますか?」
「はい、承っております。宜しければ今から鑑定しましょうか?」
「お願いします」
「では、少し移動しましょう。買取はあちらの、買取受付の窓口で承っております」
案内されたのは受付の隣の少し広いカウンターだ。
ここなら、収納リングにしまった素材を全部出しても大丈夫そう。
実を言うと私、ものすごく良い事を考えついていたのだ。
このリングが凄く貴重で、持っているのがバレれば狙われる代物なら、ただの装飾として身につける。それで確かに問題ないけど人前で物を取り出す時が問題になる。
いきなり何もないところからポンと大きな物を出していれば、おかしいと思う誰かが必ず出てくるのは確かだ。
なら、私が持っているリングの収納の機能を別のものにしたら良い!
空から斜めに下げた鞄の蓋を開けて、そのままひっくり返す。
ボト、カラ、ゴンッ、カラカラン、ペチャ
様々な音がテーブルに落とされる。
つまりそう言う事。
鞄の中から素材が出てきたかの様に、次々と落としておけば良い。持っている物全部落とし終えて、再び鞄を上げる。
「魔法鞄ですね。そんなに貴重な物を何処で」
「性能は本物の魔法鞄と比べたら劣ります。そんなに沢山は入りません」
「それでも、高価でしょう」
「そうですね、査定をお願いします」
多少目立つ行為をしてしまい、ギルド内の人の注目を集めてしまった。
認識阻害でもあくまで阻害だから、注意が向けられれば気づかれるのか。
「えー、ゴブリンの耳が6枚、ホーンラビットの角が3本、毛皮2キロ、肉3キロ、レッサーウルフの牙5匹分、クスの草10枚×4束
状態もかなり良いですし、全部で銀貨五枚と銅貨三枚で買い取ります。宜しいでしょうか?」
「はい」
「ゴブリン、ホーンラビット、レッサーウルフの討伐記録と、採取記録をギルドカードに記録しますね。ボードに其々の依頼を張り出していたので、その分の報酬金が全部で銀貨七枚と銅貨四枚。
合計金貨一枚と銀貨二枚、銅貨が七枚になります。お確かめ下さい」
「…確かに」
金額を確認して、麻の袋に詰める。そして鞄の中へ。
一日で12万円も稼いでしまった…!
凄いな冒険者。まあその分命の危険が伴うし、準備期間もあるだろうしね。武器とかも結構な値段だし妥当と言える金額かも?
今日の目的は魔法の練習だったし、薬草採取の依頼でも受けて夕方頃までに戻ろうかな。
注目も、時間が経てば薄れるでしょ。
「受理をお願いします」
「畏まりました」
[ 依頼内容 常時依頼
クスの草の納品 1束銅貨一枚~
ヤクの草の納品 1束銅貨二枚~
ハナの草の納品 1束鉄貨四枚~ ]
さてさて、いっちょ頑張りますか!
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