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転生“美”少女、街へ行く
5話
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「あれ?君随分軽装だねぇ。夜盗にでもあった?」
「そんな感じです。少し目を話した隙に荷物が盗られちゃって…」
「困ったな。これじゃ入れないよ?」
「あ、お金だけは肌身離さず持ってたんです。一枚でしたよね?はいどうぞ」
「確かに。身分証作れたらまた返すから、ここまで取りに来てね」
「分かりました。ありがとうございます」
「ようこそ、エラテへ!」
街は賑わいを見せており、出店が並んで人が大勢。動物の耳や尻尾の生えた人もいる!
獣人はあの人達だきっと!
本当に動物みたいな人から、人間の姿まで獣人の姿って様々だ。不思議!!
「いらっしゃい嬢ちゃん!旅人かい?ほれ、名物のホーンラットの串焼きどうだい?一本鉄貨二枚!」
「下さい!」
「まいど!」
異世界!素晴らしい!!!
「んっ!美味しっ!」
「そりゃウチのは他と違うからな!」
クセが無くって、でもしっかりジューシーで、シンプルな味付けが最高!
お酒が欲しくなる味!
「凄く美味しいです!」
「そうかい?なら良かった!可愛いお嬢ちゃんの食べる姿は眼福だな!!」
「そうですか?あ、教会って何処ですか?実は身分証を発行したくて」
「教会なら真っ直ぐ歩いて右手側にある白い屋根がそうだ。他の建物より白いから見たらすぐに分かる」
「ありがとうございます。また来ますね!」
串肉をぺろりと平らげ店主に手を振り目的地を目指した。
教会。the・異世界!
なんだかんだで私神様とお会いした事ないし、お祈りもすれば神様とお話しできるかな?信託スキルとかが無いと無理かな?
『現時点デハ、会話ハ不可能デショウ』
「わっ!」
『主、“念話”ヲ習得シマシタ。脳内デノ会話ヲオ願イシマス』
(OKOK。現時点で無理って事は、やっぱりスキルがないとダメなの?)
『媒介ガ必要デス。神ニ近イモノ…精霊ヤ、聖属性ノ魔法ヲ習得スレバ可能デス』
(シルは聖遺物じゃん)
『現時点デノワタシハ、媒介ニ使用デキマセン』
(え?何で?)
『ワタシハ、*○×=°$♪〆々」〆___』
(また文字化けした!いや、言語化け?)
『簡単ニ言エバ、レベルガ足リナイノデス』
(…成程?)
『初期段階ノワタシニハ、媒介ニ使用デキマセン』
(その初期段階が分かんないけど、これを説明しようとすれば文字化けする。文字化けする理由がシルじゃ無くて、私にある。私が、シルをレベルアップさせれば良いんだね?)
『ハイ』
(レベルアップの方法は分かる?)
『主ニ合ワセテ、ワタシガ能力ヲアップデートスルダケデスノデ、主ノオ手ハ煩ワセマセン』
(おっけ。神様との対話は気長に待つわ。ゆっくり進めようね)
『ハイ』
話をしながら進めば、白い建物を見つける。
結婚式で見る所だ!実際入ったのは友達の結婚式にお呼ばれした時しかないんだよねぇー。友達の花嫁姿に見惚れて、全然見てないし、飾り付けが凄かった印象の方が強いかも。
重いチョコレート色のドアを開ければ、中はステンドガラスの色が反射してキラキラ光る講堂?だった。祈りを捧げる場所は真っ直ぐ、十字架の立つ正面だろう。
「綺麗」
「あら、こんにちは。本日はお祈りですか?」
「いえ、身分証を作りに…でも、お祈りもしたいです」
「ふふ。身分証ですね、ご案内します。私はこの協会のシスター、サリと申します」
「奏です」
黒いスカートを揺らして、講堂の奥の扉へ進む。
中央に丸い石が置かれただけの空間だけど、何かあるのだろうか?
「中央の石にお手を置いて下さい」
「はい」
言われた通りてを置けば、石は小さく光ってから、カードのような物を石の置かれた台の下にある機械から落とした。
「そちらが身分証になります。再発行は銅貨二枚頂きます」
「はい」
「お祈りは先程の所で…」
(シルさんシルさん。お祈りの方法教えて)
『膝立チヲシ、指ヲ絡メテ手ヲ組ミ目ヲ閉ジマス。後ハ頭ノ中デ祈ルダケデス』
(OK。ありがとう)
シルに言われた通り、膝立ちをして、手を組んだ。
神様私をこの世界に呼んでくれてありがとうございます。
私はここで頑張ります。
そんなありきたりな言葉しか浮かばない。
_____ステンドガラスに照らされて、瞳を閉じ長い睫毛に影を作り祈る姿を見てシスターは少女の姿に見惚れた。
さらりと整えられたグレージュの髪に、一瞬光が撫でた光景を目の当たりにしたシスターは、
きっと、この子は神に愛された子なのだろう。
シスターは密かにそう思った。
「シスター、隣の建物は孤児院ですか?」
お祈りをすませて、ふとステンドガラスじゃない方の窓を見れば、少し大きな建物が目に入った。子供達が元気に遊んでいて、とても微笑ましい。
「はい」
「募金はしていますか?良ければ少額ですが寄付させて下さい」
「まぁ、宜しいのですか?是非お願い致します」
寄付をすればお花を貰った。
孤児院の子供達が作った少し不格好だけど可愛い花のコサージュ。
気分良く教会を出て、門はと戻り返金して貰ってから〈雛鳥亭〉へシルのナビの通りに進んだ。門番の人に宿の情報を聞けばやっぱり〈雛鳥亭〉が一番だと言っていたので楽しみだ。シル凄い。
〈雛鳥亭〉は、一階が料理屋と酒場みたいな賑わった所で、二階から上が宿泊部屋っぽい。
ヨーロッパ風の建物で可愛いくておしゃれだ。
「いらっしゃい!宿泊かい?」
出迎えてくれたのは、肝っ玉の女将と言ったふくよかな女性だった。
うっ、笑顔が眩しい!スマイルおいくらですか!?
「はい、一人部屋で…取り敢えず一週間」
「ちょうど一部屋空いてるよ。運が良いねぇおまえさん。食事はどうする?」
「朝食付きでお願いします。私は奏と言います、よろしくお願いします」
「礼儀正しい子だねぇ、うちの娘も見習って欲しいもんだよ。私は〈雛鳥亭〉のオーナーの妻、ビリーだよ。宜しくカナデちゃん」
「ビリーさんですね」
「カナデちゃんは幾つだい?見た所10歳そこらに見えるけど」
ピキリ
テンプレの言葉に少し固まった。
うん、異世界人、日本人は若く見えるのはテンプレ通りだけど……
「えっと、16です」
「ええっ!?ごめんねカナデちゃん。全然そうは見えなかったよ…すまないねぇ」
「いえいえ…でも、子供に見えるのはちょっと危ないですよね」
「そうだね。見目も相当良いし、どっかの良いとこのお嬢さんだよ。拐かされないか心配だね……あ、ミゼ!お客さんだよ、挨拶しな」
ミゼと呼ばれた女の子は、私と同じ歳くらいだろうか?
女将さんによく似てるけど、スレンダーな美少女だ。女将さんも今も素敵だけど痩せたら美人なのかな?
「いらっしゃい!私ミゼって言うの!貴女の名前は?」
「奏です。16です」
「えっ!?…すごーい!全然見えない!ホビットの血が入ってるの?」
ホ、ホビットって確か背の低い妖精とかって言われてるのだよね?
さ、流石異世界。妖精との混血を疑われたよ…日本人の中ではちょっとだけ平均より小さいだけだったのよ私?
……本当だからね?
「ミゼちゃんって呼んでも良いですか?」
「うん勿論!敬語も無くて良いよ!私もカナデちゃんって呼ぶね!同い年なの!宜しく!」
「宜しく」
「ね、お昼は食べた?」
「屋台で串肉を一本だけ。ずっと歩いててお腹ぺこぺこ」
「じゃあ一緒に食べよう!あ、部屋まで案内するね。と言うか荷物持ってないの?盗られたの?」
おお、異世界初のマシンガントーク凄い。
取り敢えず圧倒されながらも、女将さんにお金を払ってミゼちゃんの後について行った。
宿はお店のあるこの建物と隣の建物らしい。一人部屋はお店のある方で、二人から隣の建物になるみたい。
お店の手伝いとか宿の手伝いとかの話を聞いて、さっきからミゼちゃん凄い。としか感想が出てこない。
旅館の住み込みの短期バイトで根を上げた私には無理だわ。
「部屋はここね。シーツの交換とか掃除は、私とお母さんの他に二人居るから、言ってくれたらするよ。その都度代金を貰うね。部屋を開けるならテーブルの上に置いてもらえれば良いから」
「分かった。ご飯はオススメだと何がある?」
「うちは、お肉の旨みたっぷりのジイアントポーク煮込みに、近くのパン屋から卸してる柔らかいパンと、新鮮な日替わりサラダのセットがおすすめ!安い!美味い!大満足!ってね!」
「じゃあ、それにしようかな」
「他にも色々あるかよ。朝限定の朝食もすっごく美味しいから!楽しみにしててね!」
流石宿屋とお料理屋の娘さんなだけあって、商売上手だ。
楽しみ!
溢れるワクワクが止まらなくて、ムズムズしたのは私だけの秘密だ。
「そんな感じです。少し目を話した隙に荷物が盗られちゃって…」
「困ったな。これじゃ入れないよ?」
「あ、お金だけは肌身離さず持ってたんです。一枚でしたよね?はいどうぞ」
「確かに。身分証作れたらまた返すから、ここまで取りに来てね」
「分かりました。ありがとうございます」
「ようこそ、エラテへ!」
街は賑わいを見せており、出店が並んで人が大勢。動物の耳や尻尾の生えた人もいる!
獣人はあの人達だきっと!
本当に動物みたいな人から、人間の姿まで獣人の姿って様々だ。不思議!!
「いらっしゃい嬢ちゃん!旅人かい?ほれ、名物のホーンラットの串焼きどうだい?一本鉄貨二枚!」
「下さい!」
「まいど!」
異世界!素晴らしい!!!
「んっ!美味しっ!」
「そりゃウチのは他と違うからな!」
クセが無くって、でもしっかりジューシーで、シンプルな味付けが最高!
お酒が欲しくなる味!
「凄く美味しいです!」
「そうかい?なら良かった!可愛いお嬢ちゃんの食べる姿は眼福だな!!」
「そうですか?あ、教会って何処ですか?実は身分証を発行したくて」
「教会なら真っ直ぐ歩いて右手側にある白い屋根がそうだ。他の建物より白いから見たらすぐに分かる」
「ありがとうございます。また来ますね!」
串肉をぺろりと平らげ店主に手を振り目的地を目指した。
教会。the・異世界!
なんだかんだで私神様とお会いした事ないし、お祈りもすれば神様とお話しできるかな?信託スキルとかが無いと無理かな?
『現時点デハ、会話ハ不可能デショウ』
「わっ!」
『主、“念話”ヲ習得シマシタ。脳内デノ会話ヲオ願イシマス』
(OKOK。現時点で無理って事は、やっぱりスキルがないとダメなの?)
『媒介ガ必要デス。神ニ近イモノ…精霊ヤ、聖属性ノ魔法ヲ習得スレバ可能デス』
(シルは聖遺物じゃん)
『現時点デノワタシハ、媒介ニ使用デキマセン』
(え?何で?)
『ワタシハ、*○×=°$♪〆々」〆___』
(また文字化けした!いや、言語化け?)
『簡単ニ言エバ、レベルガ足リナイノデス』
(…成程?)
『初期段階ノワタシニハ、媒介ニ使用デキマセン』
(その初期段階が分かんないけど、これを説明しようとすれば文字化けする。文字化けする理由がシルじゃ無くて、私にある。私が、シルをレベルアップさせれば良いんだね?)
『ハイ』
(レベルアップの方法は分かる?)
『主ニ合ワセテ、ワタシガ能力ヲアップデートスルダケデスノデ、主ノオ手ハ煩ワセマセン』
(おっけ。神様との対話は気長に待つわ。ゆっくり進めようね)
『ハイ』
話をしながら進めば、白い建物を見つける。
結婚式で見る所だ!実際入ったのは友達の結婚式にお呼ばれした時しかないんだよねぇー。友達の花嫁姿に見惚れて、全然見てないし、飾り付けが凄かった印象の方が強いかも。
重いチョコレート色のドアを開ければ、中はステンドガラスの色が反射してキラキラ光る講堂?だった。祈りを捧げる場所は真っ直ぐ、十字架の立つ正面だろう。
「綺麗」
「あら、こんにちは。本日はお祈りですか?」
「いえ、身分証を作りに…でも、お祈りもしたいです」
「ふふ。身分証ですね、ご案内します。私はこの協会のシスター、サリと申します」
「奏です」
黒いスカートを揺らして、講堂の奥の扉へ進む。
中央に丸い石が置かれただけの空間だけど、何かあるのだろうか?
「中央の石にお手を置いて下さい」
「はい」
言われた通りてを置けば、石は小さく光ってから、カードのような物を石の置かれた台の下にある機械から落とした。
「そちらが身分証になります。再発行は銅貨二枚頂きます」
「はい」
「お祈りは先程の所で…」
(シルさんシルさん。お祈りの方法教えて)
『膝立チヲシ、指ヲ絡メテ手ヲ組ミ目ヲ閉ジマス。後ハ頭ノ中デ祈ルダケデス』
(OK。ありがとう)
シルに言われた通り、膝立ちをして、手を組んだ。
神様私をこの世界に呼んでくれてありがとうございます。
私はここで頑張ります。
そんなありきたりな言葉しか浮かばない。
_____ステンドガラスに照らされて、瞳を閉じ長い睫毛に影を作り祈る姿を見てシスターは少女の姿に見惚れた。
さらりと整えられたグレージュの髪に、一瞬光が撫でた光景を目の当たりにしたシスターは、
きっと、この子は神に愛された子なのだろう。
シスターは密かにそう思った。
「シスター、隣の建物は孤児院ですか?」
お祈りをすませて、ふとステンドガラスじゃない方の窓を見れば、少し大きな建物が目に入った。子供達が元気に遊んでいて、とても微笑ましい。
「はい」
「募金はしていますか?良ければ少額ですが寄付させて下さい」
「まぁ、宜しいのですか?是非お願い致します」
寄付をすればお花を貰った。
孤児院の子供達が作った少し不格好だけど可愛い花のコサージュ。
気分良く教会を出て、門はと戻り返金して貰ってから〈雛鳥亭〉へシルのナビの通りに進んだ。門番の人に宿の情報を聞けばやっぱり〈雛鳥亭〉が一番だと言っていたので楽しみだ。シル凄い。
〈雛鳥亭〉は、一階が料理屋と酒場みたいな賑わった所で、二階から上が宿泊部屋っぽい。
ヨーロッパ風の建物で可愛いくておしゃれだ。
「いらっしゃい!宿泊かい?」
出迎えてくれたのは、肝っ玉の女将と言ったふくよかな女性だった。
うっ、笑顔が眩しい!スマイルおいくらですか!?
「はい、一人部屋で…取り敢えず一週間」
「ちょうど一部屋空いてるよ。運が良いねぇおまえさん。食事はどうする?」
「朝食付きでお願いします。私は奏と言います、よろしくお願いします」
「礼儀正しい子だねぇ、うちの娘も見習って欲しいもんだよ。私は〈雛鳥亭〉のオーナーの妻、ビリーだよ。宜しくカナデちゃん」
「ビリーさんですね」
「カナデちゃんは幾つだい?見た所10歳そこらに見えるけど」
ピキリ
テンプレの言葉に少し固まった。
うん、異世界人、日本人は若く見えるのはテンプレ通りだけど……
「えっと、16です」
「ええっ!?ごめんねカナデちゃん。全然そうは見えなかったよ…すまないねぇ」
「いえいえ…でも、子供に見えるのはちょっと危ないですよね」
「そうだね。見目も相当良いし、どっかの良いとこのお嬢さんだよ。拐かされないか心配だね……あ、ミゼ!お客さんだよ、挨拶しな」
ミゼと呼ばれた女の子は、私と同じ歳くらいだろうか?
女将さんによく似てるけど、スレンダーな美少女だ。女将さんも今も素敵だけど痩せたら美人なのかな?
「いらっしゃい!私ミゼって言うの!貴女の名前は?」
「奏です。16です」
「えっ!?…すごーい!全然見えない!ホビットの血が入ってるの?」
ホ、ホビットって確か背の低い妖精とかって言われてるのだよね?
さ、流石異世界。妖精との混血を疑われたよ…日本人の中ではちょっとだけ平均より小さいだけだったのよ私?
……本当だからね?
「ミゼちゃんって呼んでも良いですか?」
「うん勿論!敬語も無くて良いよ!私もカナデちゃんって呼ぶね!同い年なの!宜しく!」
「宜しく」
「ね、お昼は食べた?」
「屋台で串肉を一本だけ。ずっと歩いててお腹ぺこぺこ」
「じゃあ一緒に食べよう!あ、部屋まで案内するね。と言うか荷物持ってないの?盗られたの?」
おお、異世界初のマシンガントーク凄い。
取り敢えず圧倒されながらも、女将さんにお金を払ってミゼちゃんの後について行った。
宿はお店のあるこの建物と隣の建物らしい。一人部屋はお店のある方で、二人から隣の建物になるみたい。
お店の手伝いとか宿の手伝いとかの話を聞いて、さっきからミゼちゃん凄い。としか感想が出てこない。
旅館の住み込みの短期バイトで根を上げた私には無理だわ。
「部屋はここね。シーツの交換とか掃除は、私とお母さんの他に二人居るから、言ってくれたらするよ。その都度代金を貰うね。部屋を開けるならテーブルの上に置いてもらえれば良いから」
「分かった。ご飯はオススメだと何がある?」
「うちは、お肉の旨みたっぷりのジイアントポーク煮込みに、近くのパン屋から卸してる柔らかいパンと、新鮮な日替わりサラダのセットがおすすめ!安い!美味い!大満足!ってね!」
「じゃあ、それにしようかな」
「他にも色々あるかよ。朝限定の朝食もすっごく美味しいから!楽しみにしててね!」
流石宿屋とお料理屋の娘さんなだけあって、商売上手だ。
楽しみ!
溢れるワクワクが止まらなくて、ムズムズしたのは私だけの秘密だ。
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