11 / 24
旅立ち
しおりを挟む
「異世界転生、よろしくお願いします」
「む、村上様っ! ふふっ」
アリーチェさんの瞳が見開き、満面の笑みを俺におくってくれる。あははっ、女神様に萌えてしまいそうだ。
ビイー‼‼ ビイー‼‼ ビイイイー‼‼
「「いひゃあああ⁉」」
またも警報音に2人して驚く。
『強制送還まで残り1分です。繰り返します。強制送還まで残り1分です』
「「ええええええ⁉」」
アリーチェさんと俺の全身が水色に強く光輝く。
や、やばい⁉ 時間が⁉ 俺、転生できんの⁉
「村上様‼ 転生いきます‼」
「はい⁉」
アリーチェさんが何やら早口で詠唱を始めると、俺の周りを包んでいる水色の光が、金色に変わる。俺を取り囲んでいる光の球体の光度が増していく。すると一瞬、だけど閃光のように、球体が眩しい光を放った。
「転生完了‼ ムラカミ様、今生き返りました‼」
「うそ⁉」
「あと特別な力を授けました‼」
「まじで⁉」
「はい!! た、たぶん!!」
「いやちょっと、最後のたぶんってなに!?」
「い、急いでたので!! でも、たぶん大丈夫です!!」
「いやいやいや!? ちょっと待って下さい!!」
「転送作業に移ります!!」
「無視⁉ あと転送ってなに⁉」
アリーチェさんがそういうと、杖の先についている白い球体が輝きをます。
『強制送還まで残り10秒です。繰り返します。強制送還まで残り10秒です』
割り込んでくるアナウンス。
転送がなんのことか言ってる場合じゃない⁉ 間に合うのか⁉
「ム、ムラカミ様‼」
「はい⁉」
「彼女達をよろしくお願いします‼」
その言葉に、俺は全力で応える。
「任せてください‼」
アリーチェさんは嬉しそうに一瞬だけ笑ってくれた。そして、大きく叫んだ。
「転送魔法、発動ッ!!」
俺は強い光に包まれた。そして、紅蓮色の髪の少女が飛び去った方向に高速でぶっ飛んでいった。
「む、村上様っ! ふふっ」
アリーチェさんの瞳が見開き、満面の笑みを俺におくってくれる。あははっ、女神様に萌えてしまいそうだ。
ビイー‼‼ ビイー‼‼ ビイイイー‼‼
「「いひゃあああ⁉」」
またも警報音に2人して驚く。
『強制送還まで残り1分です。繰り返します。強制送還まで残り1分です』
「「ええええええ⁉」」
アリーチェさんと俺の全身が水色に強く光輝く。
や、やばい⁉ 時間が⁉ 俺、転生できんの⁉
「村上様‼ 転生いきます‼」
「はい⁉」
アリーチェさんが何やら早口で詠唱を始めると、俺の周りを包んでいる水色の光が、金色に変わる。俺を取り囲んでいる光の球体の光度が増していく。すると一瞬、だけど閃光のように、球体が眩しい光を放った。
「転生完了‼ ムラカミ様、今生き返りました‼」
「うそ⁉」
「あと特別な力を授けました‼」
「まじで⁉」
「はい!! た、たぶん!!」
「いやちょっと、最後のたぶんってなに!?」
「い、急いでたので!! でも、たぶん大丈夫です!!」
「いやいやいや!? ちょっと待って下さい!!」
「転送作業に移ります!!」
「無視⁉ あと転送ってなに⁉」
アリーチェさんがそういうと、杖の先についている白い球体が輝きをます。
『強制送還まで残り10秒です。繰り返します。強制送還まで残り10秒です』
割り込んでくるアナウンス。
転送がなんのことか言ってる場合じゃない⁉ 間に合うのか⁉
「ム、ムラカミ様‼」
「はい⁉」
「彼女達をよろしくお願いします‼」
その言葉に、俺は全力で応える。
「任せてください‼」
アリーチェさんは嬉しそうに一瞬だけ笑ってくれた。そして、大きく叫んだ。
「転送魔法、発動ッ!!」
俺は強い光に包まれた。そして、紅蓮色の髪の少女が飛び去った方向に高速でぶっ飛んでいった。
0
お気に入りに追加
5
あなたにおすすめの小説
若返ったおっさん、第2の人生は異世界無双
たまゆら
ファンタジー
事故で死んだネトゲ廃人のおっさん主人公が、ネトゲと酷似した異世界に転移。
ゲームの知識を活かして成り上がります。
圧倒的効率で金を稼ぎ、レベルを上げ、無双します。
俺、貞操逆転世界へイケメン転生
やまいし
ファンタジー
俺はモテなかった…。
勉強や運動は人並み以上に出来るのに…。じゃあ何故かって?――――顔が悪かったからだ。
――そんなのどうしようも無いだろう。そう思ってた。
――しかし俺は、男女比1:30の貞操が逆転した世界にイケメンとなって転生した。
これは、そんな俺が今度こそモテるために頑張る。そんな話。
########
この作品は「小説家になろう様 カクヨム様」にも掲載しています。
妹と歩く、異世界探訪記
東郷 珠
ファンタジー
ひょんなことから異世界を訪れた兄妹。
そんな兄妹を、数々の難題が襲う。
旅の中で増えていく仲間達。
戦い続ける兄妹は、世界を、仲間を守る事が出来るのか。
天才だけど何処か抜けてる、兄が大好きな妹ペスカ。
「お兄ちゃんを傷つけるやつは、私が絶対許さない!」
妹が大好きで、超過保護な兄冬也。
「兄ちゃんに任せろ。お前は絶対に俺が守るからな!」
どんなトラブルも、兄妹の力で乗り越えていく!
兄妹の愛溢れる冒険記がはじまる。
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
ブラックギルドマスターへ、社畜以下の道具として扱ってくれてあざーす!お陰で転職した俺は初日にSランクハンターに成り上がりました!
仁徳
ファンタジー
あらすじ
リュシアン・プライムはブラックハンターギルドの一員だった。
彼はギルドマスターやギルド仲間から、常人ではこなせない量の依頼を押し付けられていたが、夜遅くまで働くことで全ての依頼を一日で終わらせていた。
ある日、リュシアンは仲間の罠に嵌められ、依頼を終わらせることができなかった。その一度の失敗をきっかけに、ギルドマスターから無能ハンターの烙印を押され、クビになる。
途方に暮れていると、モンスターに襲われている女性を彼は見つけてしまう。
ハンターとして襲われている人を見過ごせないリュシアンは、モンスターから女性を守った。
彼は助けた女性が、隣町にあるハンターギルドのギルドマスターであることを知る。
リュシアンの才能に目をつけたギルドマスターは、彼をスカウトした。
一方ブラックギルドでは、リュシアンがいないことで依頼達成の効率が悪くなり、依頼は溜まっていく一方だった。ついにブラックギルドは町の住民たちからのクレームなどが殺到して町民たちから見放されることになる。
そんな彼らに反してリュシアンは新しい職場、新しい仲間と出会い、ブッラックギルドの経験を活かして最速でギルドランキング一位を獲得し、ギルドマスターや町の住民たちから一目置かれるようになった。
これはブラックな環境で働いていた主人公が一人の女性を助けたことがきっかけで人生が一変し、ホワイトなギルド環境で最強、無双、ときどきスローライフをしていく物語!
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
テンプレな異世界を楽しんでね♪~元おっさんの異世界生活~【加筆修正版】
永倉伊織
ファンタジー
神の力によって異世界に転生した長倉真八(39歳)、転生した世界は彼のよく知る「異世界小説」のような世界だった。
転生した彼の身体は20歳の若者になったが、精神は何故か39歳のおっさんのままだった。
こうして元おっさんとして第2の人生を歩む事になった彼は異世界小説でよくある展開、いわゆるテンプレな出来事に巻き込まれながらも、出逢いや別れ、時には仲間とゆる~い冒険の旅に出たり
授かった能力を使いつつも普通に生きていこうとする、おっさんの物語である。
◇ ◇ ◇
本作は主人公が異世界で「生活」していく事がメインのお話しなので、派手な出来事は起こりません。
序盤は1話あたりの文字数が少なめですが
全体的には1話2000文字前後でサクッと読める内容を目指してます。
王宮で汚職を告発したら逆に指名手配されて殺されかけたけど、たまたま出会ったメイドロボに転生者の技術力を借りて反撃します
有賀冬馬
ファンタジー
王国貴族ヘンリー・レンは大臣と宰相の汚職を告発したが、逆に濡れ衣を着せられてしまい、追われる身になってしまう。
妻は宰相側に寝返り、ヘンリーは女性不信になってしまう。
さらに差し向けられた追手によって左腕切断、毒、呪い状態という満身創痍で、命からがら雪山に逃げ込む。
そこで力尽き、倒れたヘンリーを助けたのは、奇妙なメイド型アンドロイドだった。
そのアンドロイドは、かつて大賢者と呼ばれた転生者の技術で作られたメイドロボだったのだ。
現代知識チートと魔法の融合技術で作られた義手を与えられたヘンリーが、独立勢力となって王国の悪を蹴散らしていく!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる