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心理(男泣き)
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「首の筋肉を鍛える方法?」
目を丸くし不思議そうに首をかしげる穂花《ほのか》先輩。放課後の文芸部の部室にて、俺は部活動そっちのけで、真面目な顔で尋ね頷いた。俺にとって、今一番大事なことだと思うからだ。
結衣《ゆい》ちゃんも不思議そうな顔をして見守るなか、春奈《はるな》だけは、俺に鋭い視線を送っていた。
ぞくり。
自然と、右手が右頬をさすっていた。昨日の古傷がうずく。あのときのビンタの威力、首も一緒にもがれていたらと思うと背筋が震えるぜ……。そう思うくらいの威力だった。
「そうねぇ……、うん、色々あるのだけど……」
穂花先輩は部長としての貫禄を出しつつ、スッと両目を閉じた。
数秒の沈黙。でも、俺には何十分、いや、何時間ともいえるような時の流れを感じた。
穂花先輩の目が薄く開き、小さな笑みを浮かべた。
答えを知っている、俺はそう確信した。
ごくり、と喉が鳴る。
穂花先輩の薄く淡い口元が、開いた。
「頭に50kgくらいのターバンをつけて毎日を過ごせば良いと思うわよ」
「死にますってそれ。なんですかその鍛え方。首折れちゃいますって」
ぶっ飛んだトレーニングだった。誰がそんなことしてんの? インド人? いやいや、インド人もびっくりだよ。
「ナメッ◯星人はそうやって鍛えてるじゃない?」
「まさかのナ◯ック星人……!? いやでもピッ◯ロだけですよ! そんなハチャメチャな鍛え方してるのは……。参考になりませんよ……」
期待した俺が切ないぜ……。はぁ~……。
俺のガッカリ具合に気づいたのか、穂花先輩が苦笑する。
「なにかあったの?」
「えっ? あ~……、それはですね……」
チラリと向けた視線に、春奈が気づいた。すごくしかめた顔つきで口を尖らせる。
「なによッ」
こわっ……! そんな怒らんでも……。って、逆に俺が怒りたいわ!! 昨日思いっきりビンタしやがって!
俺と春奈が睨み合っていると、
「まあ、何があったのか、爽太くんの右頬を見たらだいたい分かるけど」
穂花先輩は困ったように笑った。うっ、確かに、俺の右頬には春奈のビンタの跡がうっすら残ってるからな……。
「爽太先輩、またやらかしたんですかぁ??」
我が文芸部の可愛い後輩である結衣ちゃんが、呆れ顔で俺を見つめる。なんて心外なことを。俺は別にやらかしてなんか、
「わ、私のを、計算式で求めようとしてたの、こ、この、ばかはッ」
そう言いながら、春奈がふくよかなバストを両手で守るように抱きしめる。おおっ!? やべえ! なんか寄せて上げるみたいな形になっていて、バストの見応えが、
「「うわあっ~……」」
「はっ……!? あっ、いや、あの!?」
穂花先輩と結衣ちゃんがドン引きの目で俺をねめつけていた。うん、やらかしてました、俺。昨日も、今もねっ!
「はあ~……、結衣はいつも不思議に思うんですけど、なんでそんなに知りたいんですか?? 春奈先輩の、その、ここ?」
と、結衣ちゃんは控えめに小さな胸を張る。うむ、まだ中学1年生だから、主張は控えめだ。だが、これからのポテンシャルは無限大。春奈や穂花先輩みたいに大きく育って欲しいと願う。おっと、本題からずれてしまった、こほん。
俺は、結衣ちゃんにシンプルで分かりやすい答えを伝えた。
「そこに、春奈のバストがあるからさっ」
それを聞いた結衣ちゃんの瞳が見開く。なにか考えをめぐらし、そして悟ったように、小さく呟いた。
「深い言葉ですねっ……」
「浅いわよっ!? どう考えたらそうなるの結衣ちゃん!!」
春奈の呼びかけに、結衣ちゃんは穏やかな笑みを浮かべる。
「結衣は、心理に触れた気がしまして……」
「心理じゃないよ!! ただの下心だからねッ!」
「あら? 下心も、心理のひとつとも言えるんじゃない?」
「穂花先輩!? 何を言ってるんですか!?」
「いえ、だって、爽太くんの、ありのまま、謝りなく、真っ直ぐな想い……、ほぼ心理に近いなにか……、つまり」
「「「そこに、春奈のバストがあるからさっ」」」
「最悪のはもり!?!? も、もうっ!! 爽太ッ!!」
「は、はい!?!?」
ガタッ!! っと勢いよく椅子から立ち上がる春奈。もちろん、バストも勢いよく弾んでます。
春奈が顔を赤くし、すっごく怒った顔で俺のところへずしん! ずしん! と勢いよく近づいてくる。
ま、まずい!! こ、これはビンタされる!? に、逃げなくては!!
俺も席を立とうとしたら、
ガシっ!!
「なっ!? えっ!? 穂花先輩!? 結衣ちゃん!?」
いつの間にか、俺の側にいた。そして、左右からがっしりと、俺を席から離さないように、お、押さえつけている!?
「2人ともなにを!?」
「心理から逃げちゃダメよ」
「はいです」
「いやいやいや!? 真理じゃないですって!? ただのビンタがくるだけですから!!」
「あら? ビンタも、心理のひとつとも言えるんじゃない?」
「穂花先輩!? 何を言ってるんですか!?」
「いえ、だって、春奈ちゃんの、ありのまま、謝りなく、真っ直ぐな想い……、ほぼ心理に近いなにか……、つまり」
「爽太ッ!!」
「ひっ!?!?」
「この、ばかあああああああああっー!!」
「ぶへらあ!?!?!?」
右頬に超覚えのある痛みが走る!!
椅子から転げ落ちる俺。そんな俺を見下す春奈。鬼のような形相で、
「今日の部活動は解散!! 穂花先輩、結衣ちゃん、一緒に帰りましょう!!」
「「は、は~い」」
「えっ!? ちょ、ちょっと!?」
「ま、また明日ね、爽太くん」
「ま、また明日に! 爽太先輩」
なっ!? お、置いてかないで!! 我が愛しの美少女たち~!?!?
俺の祈り虚しく、春奈、穂花先輩、結衣ちゃんは部室から出ていってしまった。
ポツンと取り残された、哀れな男子こと、竹本爽太、つまり俺。
「なぜ、俺だけ……怒られて、こんな目に……」
これも心理というやつなのか……。う~ん……。
少し悩み、俺は、そっと呟いた。
「首、鍛えよ……」
そのうちもげる。
俺はそんな心理に触れて、小さく泣いてしまいましたとさ。めでたし、めでたし……、ぐすっ(泣)。
目を丸くし不思議そうに首をかしげる穂花《ほのか》先輩。放課後の文芸部の部室にて、俺は部活動そっちのけで、真面目な顔で尋ね頷いた。俺にとって、今一番大事なことだと思うからだ。
結衣《ゆい》ちゃんも不思議そうな顔をして見守るなか、春奈《はるな》だけは、俺に鋭い視線を送っていた。
ぞくり。
自然と、右手が右頬をさすっていた。昨日の古傷がうずく。あのときのビンタの威力、首も一緒にもがれていたらと思うと背筋が震えるぜ……。そう思うくらいの威力だった。
「そうねぇ……、うん、色々あるのだけど……」
穂花先輩は部長としての貫禄を出しつつ、スッと両目を閉じた。
数秒の沈黙。でも、俺には何十分、いや、何時間ともいえるような時の流れを感じた。
穂花先輩の目が薄く開き、小さな笑みを浮かべた。
答えを知っている、俺はそう確信した。
ごくり、と喉が鳴る。
穂花先輩の薄く淡い口元が、開いた。
「頭に50kgくらいのターバンをつけて毎日を過ごせば良いと思うわよ」
「死にますってそれ。なんですかその鍛え方。首折れちゃいますって」
ぶっ飛んだトレーニングだった。誰がそんなことしてんの? インド人? いやいや、インド人もびっくりだよ。
「ナメッ◯星人はそうやって鍛えてるじゃない?」
「まさかのナ◯ック星人……!? いやでもピッ◯ロだけですよ! そんなハチャメチャな鍛え方してるのは……。参考になりませんよ……」
期待した俺が切ないぜ……。はぁ~……。
俺のガッカリ具合に気づいたのか、穂花先輩が苦笑する。
「なにかあったの?」
「えっ? あ~……、それはですね……」
チラリと向けた視線に、春奈が気づいた。すごくしかめた顔つきで口を尖らせる。
「なによッ」
こわっ……! そんな怒らんでも……。って、逆に俺が怒りたいわ!! 昨日思いっきりビンタしやがって!
俺と春奈が睨み合っていると、
「まあ、何があったのか、爽太くんの右頬を見たらだいたい分かるけど」
穂花先輩は困ったように笑った。うっ、確かに、俺の右頬には春奈のビンタの跡がうっすら残ってるからな……。
「爽太先輩、またやらかしたんですかぁ??」
我が文芸部の可愛い後輩である結衣ちゃんが、呆れ顔で俺を見つめる。なんて心外なことを。俺は別にやらかしてなんか、
「わ、私のを、計算式で求めようとしてたの、こ、この、ばかはッ」
そう言いながら、春奈がふくよかなバストを両手で守るように抱きしめる。おおっ!? やべえ! なんか寄せて上げるみたいな形になっていて、バストの見応えが、
「「うわあっ~……」」
「はっ……!? あっ、いや、あの!?」
穂花先輩と結衣ちゃんがドン引きの目で俺をねめつけていた。うん、やらかしてました、俺。昨日も、今もねっ!
「はあ~……、結衣はいつも不思議に思うんですけど、なんでそんなに知りたいんですか?? 春奈先輩の、その、ここ?」
と、結衣ちゃんは控えめに小さな胸を張る。うむ、まだ中学1年生だから、主張は控えめだ。だが、これからのポテンシャルは無限大。春奈や穂花先輩みたいに大きく育って欲しいと願う。おっと、本題からずれてしまった、こほん。
俺は、結衣ちゃんにシンプルで分かりやすい答えを伝えた。
「そこに、春奈のバストがあるからさっ」
それを聞いた結衣ちゃんの瞳が見開く。なにか考えをめぐらし、そして悟ったように、小さく呟いた。
「深い言葉ですねっ……」
「浅いわよっ!? どう考えたらそうなるの結衣ちゃん!!」
春奈の呼びかけに、結衣ちゃんは穏やかな笑みを浮かべる。
「結衣は、心理に触れた気がしまして……」
「心理じゃないよ!! ただの下心だからねッ!」
「あら? 下心も、心理のひとつとも言えるんじゃない?」
「穂花先輩!? 何を言ってるんですか!?」
「いえ、だって、爽太くんの、ありのまま、謝りなく、真っ直ぐな想い……、ほぼ心理に近いなにか……、つまり」
「「「そこに、春奈のバストがあるからさっ」」」
「最悪のはもり!?!? も、もうっ!! 爽太ッ!!」
「は、はい!?!?」
ガタッ!! っと勢いよく椅子から立ち上がる春奈。もちろん、バストも勢いよく弾んでます。
春奈が顔を赤くし、すっごく怒った顔で俺のところへずしん! ずしん! と勢いよく近づいてくる。
ま、まずい!! こ、これはビンタされる!? に、逃げなくては!!
俺も席を立とうとしたら、
ガシっ!!
「なっ!? えっ!? 穂花先輩!? 結衣ちゃん!?」
いつの間にか、俺の側にいた。そして、左右からがっしりと、俺を席から離さないように、お、押さえつけている!?
「2人ともなにを!?」
「心理から逃げちゃダメよ」
「はいです」
「いやいやいや!? 真理じゃないですって!? ただのビンタがくるだけですから!!」
「あら? ビンタも、心理のひとつとも言えるんじゃない?」
「穂花先輩!? 何を言ってるんですか!?」
「いえ、だって、春奈ちゃんの、ありのまま、謝りなく、真っ直ぐな想い……、ほぼ心理に近いなにか……、つまり」
「爽太ッ!!」
「ひっ!?!?」
「この、ばかあああああああああっー!!」
「ぶへらあ!?!?!?」
右頬に超覚えのある痛みが走る!!
椅子から転げ落ちる俺。そんな俺を見下す春奈。鬼のような形相で、
「今日の部活動は解散!! 穂花先輩、結衣ちゃん、一緒に帰りましょう!!」
「「は、は~い」」
「えっ!? ちょ、ちょっと!?」
「ま、また明日ね、爽太くん」
「ま、また明日に! 爽太先輩」
なっ!? お、置いてかないで!! 我が愛しの美少女たち~!?!?
俺の祈り虚しく、春奈、穂花先輩、結衣ちゃんは部室から出ていってしまった。
ポツンと取り残された、哀れな男子こと、竹本爽太、つまり俺。
「なぜ、俺だけ……怒られて、こんな目に……」
これも心理というやつなのか……。う~ん……。
少し悩み、俺は、そっと呟いた。
「首、鍛えよ……」
そのうちもげる。
俺はそんな心理に触れて、小さく泣いてしまいましたとさ。めでたし、めでたし……、ぐすっ(泣)。
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