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えくすとら
【クリスマスリクエスト企画】10年後IFな彼ら。
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※注意※
クリスマスにかこつけた突発リクエスト企画にて、『二次元10年後ifなんていかがっすか?』と頂いたので書いてみた代物です。
ぶっちゃけコメディしてないぐだぐだ会話です。
もしかしたらあるかもしれない彼女と彼の10年後です。察しの良い方は予想がついているかもしれませんが、わりとただのリア充爆発案件です。
番外ifということで読まなくても何の支障もありませんので、上記の件をご了承の上お読みください。
+ + + + + +
「メリークリスマース」
「メリークリスマス」
「というわけでケーキ買っといた」
「チキンの準備も万端だ」
「体裁は整ったね。じゃあチキンとケーキを貪りつつクリスマスイベントをこなすとしようか」
「貪るとか言うな」
「でも間違ってないし」
「そうだけどもっと表現のしようがあったろ」
「体裁さえ整えばいいんだから気にしない気にしない」
「まあいいか。飯食った後は?」
「いつも通り各自公式サイト他情報媒体チェックでいいんじゃない? 限定壁紙とかアイコンとか配布あるだろうし」
「了解。イベント限定ボイスとかはどうする? さすがに自室に引っ込むか?」
「やめとこう。何が不仲フラグ扱いになるかわからないし。イヤホンすればいいよ。空気扱いするのもお手の物でしょ」
「その言い方はなんか誤解を招きそうだが。まあ別に同じ部屋にいるから気まずいとかはないしな」
「とりあえずこういう季節・行事イベントは仲良さげに過ごさないとこわいからね……」
「仲良さげってなんか実際仲良くないっぽくねぇ?」
「でも仲良いって表すのも違わない?」
「確かに。一緒に居ても負担にならないし落ち着くっつーかそんなんなだけだしな」
「まさに空気」
「いやもうちょっといいもんだろ」
「まともに言葉にしようとすると実態を反映せず惚気っぽくなるのを過去の事例が証明してるから、深く考えないでおこう」
「……だな。でもまあ惚気は間違いでもないだろ」
「間違いでもないけど正解でもないでしょ。利害の一致による婚姻関係から惚気が発生するってどういう化学反応?」
「化学反応て。仮面夫婦っつーほど冷え切ってるわけでもなし、そこまで言わなくても」
「でも実態は偽装夫婦だし」
「それを全面に押し出したらどうなるかわかってるよな?」
「そうだった。どこからどう漏れてややこしいことになるかわかんないんだったね。主に元お助けキャラのせいで」
「アイツだけやっぱ世界観ぶっとばしてると思うんだけどどうだろう」
「ファンタジーな方向のルートは回避したんだからアレはもう諦めるしか」
「一応まともな攻略ルートは回避できたっぽいもんな……代わりにニッチな方向のルートが開いたが」
「ドロドロ昼ドラルートとかね……。というか高校卒業した途端に十八禁展開、結婚したらインモラル系にシフトってどうなの」
「不倫を楽しめるほどニッチな性癖持ってないしそもそもここ三次元だからお断りだってどこに訴えればいいんだろうな……」
「訴える先があるんだったらクレームガンガン入れるのに」
「それな」
「クレーマーとしてゆくゆくは垢BANされたい。どんとこい強制ログアウト」
「これが現実じゃなければな」
「やめよう。空しくなってきた」
「そうだな。っつーわけでこれ。恒例のプレゼント」
「ありがとー。はいこっちも」
「サンキュ。っても中身知ってるからドキドキもワクワクもないけどな」
「そもそも一緒に買いに行ったしね。でも形式が大事なんだよこういうのは。それ言ったらこの『クリスマスを一緒に過ごす』だってそうだし」
「まあな。イベントとか行事はちゃんとこなさないと変にフラグ立つからな……」
「せっかくお互い在宅仕事にして他人との接触減らしてフラグ立たないようにしてるんだから、こんな些細な努力を怠るわけには」
「それでもいつどこで何がフラグになるかわからないってんだからほんとこの世界クソゲー過ぎだろ」
「現実だから仕方ない」
+ + + + + +
リア充爆発しろ。
突発企画へのリクエストありがとうございました!
クリスマスにかこつけた突発リクエスト企画にて、『二次元10年後ifなんていかがっすか?』と頂いたので書いてみた代物です。
ぶっちゃけコメディしてないぐだぐだ会話です。
もしかしたらあるかもしれない彼女と彼の10年後です。察しの良い方は予想がついているかもしれませんが、わりとただのリア充爆発案件です。
番外ifということで読まなくても何の支障もありませんので、上記の件をご了承の上お読みください。
+ + + + + +
「メリークリスマース」
「メリークリスマス」
「というわけでケーキ買っといた」
「チキンの準備も万端だ」
「体裁は整ったね。じゃあチキンとケーキを貪りつつクリスマスイベントをこなすとしようか」
「貪るとか言うな」
「でも間違ってないし」
「そうだけどもっと表現のしようがあったろ」
「体裁さえ整えばいいんだから気にしない気にしない」
「まあいいか。飯食った後は?」
「いつも通り各自公式サイト他情報媒体チェックでいいんじゃない? 限定壁紙とかアイコンとか配布あるだろうし」
「了解。イベント限定ボイスとかはどうする? さすがに自室に引っ込むか?」
「やめとこう。何が不仲フラグ扱いになるかわからないし。イヤホンすればいいよ。空気扱いするのもお手の物でしょ」
「その言い方はなんか誤解を招きそうだが。まあ別に同じ部屋にいるから気まずいとかはないしな」
「とりあえずこういう季節・行事イベントは仲良さげに過ごさないとこわいからね……」
「仲良さげってなんか実際仲良くないっぽくねぇ?」
「でも仲良いって表すのも違わない?」
「確かに。一緒に居ても負担にならないし落ち着くっつーかそんなんなだけだしな」
「まさに空気」
「いやもうちょっといいもんだろ」
「まともに言葉にしようとすると実態を反映せず惚気っぽくなるのを過去の事例が証明してるから、深く考えないでおこう」
「……だな。でもまあ惚気は間違いでもないだろ」
「間違いでもないけど正解でもないでしょ。利害の一致による婚姻関係から惚気が発生するってどういう化学反応?」
「化学反応て。仮面夫婦っつーほど冷え切ってるわけでもなし、そこまで言わなくても」
「でも実態は偽装夫婦だし」
「それを全面に押し出したらどうなるかわかってるよな?」
「そうだった。どこからどう漏れてややこしいことになるかわかんないんだったね。主に元お助けキャラのせいで」
「アイツだけやっぱ世界観ぶっとばしてると思うんだけどどうだろう」
「ファンタジーな方向のルートは回避したんだからアレはもう諦めるしか」
「一応まともな攻略ルートは回避できたっぽいもんな……代わりにニッチな方向のルートが開いたが」
「ドロドロ昼ドラルートとかね……。というか高校卒業した途端に十八禁展開、結婚したらインモラル系にシフトってどうなの」
「不倫を楽しめるほどニッチな性癖持ってないしそもそもここ三次元だからお断りだってどこに訴えればいいんだろうな……」
「訴える先があるんだったらクレームガンガン入れるのに」
「それな」
「クレーマーとしてゆくゆくは垢BANされたい。どんとこい強制ログアウト」
「これが現実じゃなければな」
「やめよう。空しくなってきた」
「そうだな。っつーわけでこれ。恒例のプレゼント」
「ありがとー。はいこっちも」
「サンキュ。っても中身知ってるからドキドキもワクワクもないけどな」
「そもそも一緒に買いに行ったしね。でも形式が大事なんだよこういうのは。それ言ったらこの『クリスマスを一緒に過ごす』だってそうだし」
「まあな。イベントとか行事はちゃんとこなさないと変にフラグ立つからな……」
「せっかくお互い在宅仕事にして他人との接触減らしてフラグ立たないようにしてるんだから、こんな些細な努力を怠るわけには」
「それでもいつどこで何がフラグになるかわからないってんだからほんとこの世界クソゲー過ぎだろ」
「現実だから仕方ない」
+ + + + + +
リア充爆発しろ。
突発企画へのリクエストありがとうございました!
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