【完結】とある侯爵令嬢ですが婚約破棄されました~おバカな王子様は要らないので従妹に差し上げます~

しのみやあろん

文字の大きさ
上 下
25 / 25

補足:???の視点

しおりを挟む
「ねえねえっ、これ画期的だと思わない?予約して買っちゃった!」

「ん?なになに?げぇっ。あんたも好きねえ」

「だってすごくない?NPCがそれぞれ独自のAI持ってるって。動かせない選択肢もあるみたいだけど、結構自由にNPCが行動するから選択肢がすごい多いらしいよこのゲーム。タイトルはよくある婚約破棄ものなのにね」

「ああ、うん。確かにびっくりだわ。しかもR18でそれやるかぁ?(笑)」

「だよねー!」




「とある~の特集が載ってる雑誌買っちゃったー」

「マジ?見せてー」

「人気投票第一位は……ダントツでテオドール第二王子殿下!」

「あ~分かる!ヤンデレ鬼畜王子!超正統派美形王子なのにヤンデレ鬼畜タグとか。スチルもダントツいいもんねえ。美しすぎる。まだ84%しか開いてないけど」

「かなりやってんねー(笑)そうそうスチルいいよね!大半のルートがヤンデレ監禁ルート・鬼畜性奴隷ルート・溺愛ベタ甘絶倫ルートじゃん?相手のエレオノーラも大変だよねー(笑)NPCとのルートだらけで主人公とのルートがこれだけバッドエンドばっかりなキャラも珍しい(笑)」

「テオドール殿下ってさ、はたから見てる分には推せるけど、恋愛したいかって言うと……」

「いやいや、鬼畜イケメン王子に酷いことされたい女子は一定数いると思うよー。だって、とある~のゲーム会社が公式サイトでエレオノーラが主役の外伝出すって発表したしー」

「マジ!?」

「マジマジ。そういや鬼畜殿下で思い出した。なんか主人公とのトゥルーエンドに行くルートで、攻略ルート通りにプレイしていた人がさー、殿トラウマになっちゃってプレイ続行出来なくなったらしいよー。エレオノーラにべったりすぎてテオドール殿下が離れないらしい(笑)それにルキウス殿下の幽閉ルートだと、側近候補たちが優秀になりすぎて主人公が落とせなくなっちゃうからね。攻略サイトに載ってた」

「マジかー!どんだけ鬼畜眼力よ(笑)テオドール殿下」




「テオドール殿下と主人公とのトゥルーエンドだけどさー。難易度激ムズだよー」

「なになに!?やっと攻略出た?最後の最後まで残ってる未到達ルートだもんね」

「それがさー。どうやらルキウス殿下にエレオノーラが婚約破棄されたら詰むらしいよ」

「なにそれ、無理じゃ?(笑)しかもそれだとタイトルと違くね?(笑)」

「え、じゃあさあ、もしかしてルキウス殿下のルート、最高到達度96%なのそのせいなんじゃ?」

「っぽい。エレオノーラとルキウス殿下のトゥルーエンドって公式だと無いじゃん?隠しルートに残り4%のスチルがあるぽいねー」

「マジかー。そこいかないとテオドール殿下と主人公のトゥルーエンドいけないんかー。ムリゲー」

「ルキウス殿下とシャーロッテがどのルートでもすごいもんねー(笑)トゥルーエンドをことごとく邪魔してくる。選択肢ちょい間違えるとオワタ(笑)」

「ホントだよー。まじシャーロッテ邪魔(笑)どこにでも出てくる」

「仮面舞踏会ルートに進んじゃうとまじ胸糞だよねえ。ウツになる」

「あのルート一番胸糞じゃん。幸せになってるのテオドール殿下だけっていう(笑)あ、でもエレオノーラもある意味幸せか(笑)」

「意見分かれるっしょ(笑)同人誌もすごい数あるよね(笑)悪徳令嬢シャーロッテ(笑)」

「あのキャラのR18シーンすごいもん。ヤヴァいシーンにはシャーロッテあり(笑)」

「初体験が近親××だしねえ。それだけでもヤバいのに、脅され無理矢理もあるし、口止め懐柔とか、仮面舞踏会の大人数××、盗賊たちとの鬼畜××プレイもヒドイ」

「侯爵の長男とのショタスチルもあったね」

「さすがR18。幅広いのがありがたみ尊い」




「ねぇ、外伝買ったー!?」

「買った!テオドール殿下のアクキー欲しかったし!結局予約しちゃった」

「そっちにしたのかー!私はアクキーじゃなく別のショップの特典クッションにしちゃったー」

「まじかぁー!私も悩んだんだよなあ」

「早速ちょっと進めてみたけど、鬼畜だけじゃなくて溺愛ルートも相当いいよねー!全部新作スチルだし!本作に無かったシーンがバシバシ出てきてたまらんー」

「たまらんて(笑)オッサンか(笑)」

「まあでもハッピーエンドなのが一番」




しおりを挟む
感想 37

この作品の感想を投稿する

みんなの感想(37件)

ジャムおばさん

読み応えありました。すっごく面白かったです。
シャーロッテのオツムの足りなさ具合にツボりました。
癖のある人物が大好きです。ぜひ次作でも癖つよつよ人物をご披露頂けたらとお願いします。
楽しい時間をありがとうございました。

解除
夢梨(ゆめり)

おバカで、ビッ・・・な従妹もどきとヤリ・・・バカ王子お似合いですΣ(・ω・ノ)ノ !

解除
いおう
2022.01.25 いおう
ネタバレ含む
しのみやあろん
2022.01.25 しのみやあろん

コメントありがとうございます_(._.)_

誤字誤用のご指摘大変助かります。ありがとうございます。該当箇所は直しました。(*- -)(*_ _)ペコリ

少しずつ使い方を間違った漢字などを推敲しながら直している最中です。
敬語難しい……

【完結】と謳った以上、少しでもちゃんとした形で残したいので、これからもご指摘頂けましたら幸いです。
自分でも作業を行ってますが、とてつもなく困難でして(;´д`)トホホ

解除

あなたにおすすめの小説

乙女ゲームの世界だと、いつから思い込んでいた?

シナココ
ファンタジー
母親違いの妹をいじめたというふわふわした冤罪で婚約破棄された上に、最北の辺境地に流された公爵令嬢ハイデマリー。勝ち誇る妹・ゲルダは転生者。この世界のヒロインだと豪語し、王太子妃に成り上がる。乙女ゲームのハッピーエンドの確定だ。 ……乙女ゲームが終わったら、戦争ストラテジーゲームが始まるのだ。

【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?

アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。 泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。 16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。 マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。 あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に… もう…我慢しなくても良いですよね? この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。 前作の登場人物達も多数登場する予定です。 マーテルリアのイラストを変更致しました。

【完結】皇太子の愛人が懐妊した事を、お妃様は結婚式の一週間後に知りました。皇太子様はお妃様を愛するつもりは無いようです。

五月ふう
恋愛
 リックストン国皇太子ポール・リックストンの部屋。 「マティア。僕は一生、君を愛するつもりはない。」  今日は結婚式前夜。婚約者のポールの声が部屋に響き渡る。 「そう……。」  マティアは小さく笑みを浮かべ、ゆっくりとソファーに身を預けた。    明日、ポールの花嫁になるはずの彼女の名前はマティア・ドントール。ドントール国第一王女。21歳。  リッカルド国とドントール国の和平のために、マティアはこの国に嫁いできた。ポールとの結婚は政略的なもの。彼らの意志は一切介入していない。 「どんなことがあっても、僕は君を王妃とは認めない。」  ポールはマティアを憎しみを込めた目でマティアを見つめる。美しい黒髪に青い瞳。ドントール国の宝石と評されるマティア。 「私が……ずっと貴方を好きだったと知っても、妻として認めてくれないの……?」 「ちっ……」  ポールは顔をしかめて舌打ちをした。   「……だからどうした。幼いころのくだらない感情に……今更意味はない。」  ポールは険しい顔でマティアを睨みつける。銀色の髪に赤い瞳のポール。マティアにとってポールは大切な初恋の相手。 だが、ポールにはマティアを愛することはできない理由があった。 二人の結婚式が行われた一週間後、マティアは衝撃の事実を知ることになる。 「サラが懐妊したですって‥‥‥!?」

【コミカライズ2月28日引き下げ予定】実は白い結婚でしたの。元悪役令嬢は未亡人になったので今度こそ推しを見守りたい。

氷雨そら
恋愛
悪役令嬢だと気がついたのは、断罪直後。 私は、五十も年上の辺境伯に嫁いだのだった。 「でも、白い結婚だったのよね……」 奥様を愛していた辺境伯に、孫のように可愛がられた私は、彼の亡き後、王都へと戻ってきていた。 全ては、乙女ゲームの推しを遠くから眺めるため。 一途な年下枠ヒーローに、元悪役令嬢は溺愛される。 断罪に引き続き、私に拒否権はない……たぶん。

断る――――前にもそう言ったはずだ

鈴宮(すずみや)
恋愛
「寝室を分けませんか?」  結婚して三年。王太子エルネストと妃モニカの間にはまだ子供が居ない。  周囲からは『そろそろ側妃を』という声が上がっているものの、彼はモニカと寝室を分けることを拒んでいる。  けれど、エルネストはいつだって、モニカにだけ冷たかった。  他の人々に向けられる優しい言葉、笑顔が彼女に向けられることない。 (わたくし以外の女性が妃ならば、エルネスト様はもっと幸せだろうに……)  そんな時、侍女のコゼットが『エルネストから想いを寄せられている』ことをモニカに打ち明ける。  ようやく側妃を娶る気になったのか――――エルネストがコゼットと過ごせるよう、私室で休むことにしたモニカ。  そんな彼女の元に、護衛騎士であるヴィクトルがやってきて――――?

【完結】悪役令嬢だったみたいなので婚約から回避してみた

アリエール
恋愛
春風に彩られた王国で、名門貴族ロゼリア家の娘ナタリアは、ある日見た悪夢によって人生が一変する。夢の中、彼女は「悪役令嬢」として婚約を破棄され、王国から追放される未来を目撃する。それを避けるため、彼女は最愛の王太子アレクサンダーから距離を置き、自らを守ろうとするが、彼の深い愛と執着が彼女の運命を変えていく。

転生者はチートな悪役令嬢になりました〜私を死なせた貴方を許しません〜

みおな
恋愛
 私が転生したのは、乙女ゲームの世界でした。何ですか?このライトノベル的な展開は。  しかも、転生先の悪役令嬢は公爵家の婚約者に冤罪をかけられて、処刑されてるじゃないですか。  冗談は顔だけにして下さい。元々、好きでもなかった婚約者に、何で殺されなきゃならないんですか!  わかりました。私が転生したのは、この悪役令嬢を「救う」ためなんですね?  それなら、ついでに公爵家との婚約も回避しましょう。おまけで貴方にも仕返しさせていただきますね?

愛のゆくえ【完結】

春の小径
恋愛
私、あなたが好きでした ですが、告白した私にあなたは言いました 「妹にしか思えない」 私は幼馴染みと婚約しました それなのに、あなたはなぜ今になって私にプロポーズするのですか? ☆12時30分より1時間更新 (6月1日0時30分 完結) こう言う話はサクッと完結してから読みたいですよね? ……違う? とりあえず13日後ではなく13時間で完結させてみました。 他社でも公開

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。