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16:シャーロッテ視点⑧※
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◇◇◇
ひと月後、男が帰ってきた。
森の小屋に一人で行くと、黒い封筒を渡される。
「ほら、これが土産だ。すげえ愉しめるぞ?男が出来たんだろ?そいつと行ってみな」
「ふぅん?これが土産なの?つまんない」
愉しめるもなにも、ただの封筒じゃない。そもそも勉強なんてほとんどやってないんだから、中身になにが書かれてるかも分からない。
封筒を眺めてたら、男のギラギラと欲情にまみれた視線を感じた途端、手首を掴まれ速攻ベッドに押し倒された。
スカートをもどかしそうにまくって、前戯もなしにわたしの中に怒張を強引に突き込んでくる。
男が出来たって、分かって言ってるのに犯そうとするわけね。
イラっとしたけど、わたしも男とヤルのは久しぶりだったから、一番奥を突かれる期待感で最初っからアソコは濡れまくってすぐに受け入れてしまった。
何度も何度も挿れられ開かれた身体はすっかり男の味を覚えてるから。
男は早く精を吐き出したいんだろう。吐精したくてビクビクしているそれを全部埋め込もうと、わたしの両脚を高く持ち上げて大きく左右にひろげた。
身体を強引に開こうとする貪欲な性急さに、真っ先に必要と思ってもらえたような気がして、お腹がジンジン疼いて止まらなくなる。
今まで貫かれたたくさんの雄の中でもダントツに太くて長いのが一番奥まで侵入してくると、それだけでわたしはイッてしまった。
ガクガクとけいれんしたみたいに力が抜けたので、すかさず男が笑い声を上げグリグリと肉棒を捻じ挿れてくる。ああ……ッ!イッたばかりだから捻じらないでぇッ!奥にずっと当たってるからぁ!
でもああコレよコレ!太さも硬さも最高に好みだし長くて奥に当たるのぉッ!
みっちり隙間なく中に埋まってる物が、すぐにズッチュズッチュとやらしい音で激しく出し挿れされる。コレは他のどんな男の雄よりもずっともっとすごいいぃッ!
ずいぶんと女にご無沙汰だったようで、行為に余裕が全く感じられないから王都では真面目に仕事をしてきたんだと分かる。女を抱く暇もないくらい忙しかったってわけね。そう思うとイラ立ちも収まった。
男は珍しく数度突いてきただけであっという間に果ててしまった。
一回吐精したあと萎えてしまった物をわたしがしゃぶったら、元気に勃ち上がりご立派に腹まで反り返っちゃって、そりゃもう粘着質で執拗な攻めが何度も繰り返された。
上の口も下の口も欲しがりだな、って言いながら一つに繋がってるところを持ち上げてきて、ヌラヌラとしたそれが突き挿れられるのを何度見物させられたかわかりゃしない。
さすがにもう腰も身体もクタクタなんだけど。どんだけ溜まってたんだか。
何度か精を吐き出すだけ吐き出してようやく男が満足すると、ずっと繋がっていた身体が解放された。
「お貴族様しか行けない御立派な舞踏会の招待状だぞ」
ほったらかしてた黒い封筒を手に取って、ニヤリと男が笑った。
「ルキウスさまぁ、その封筒にはいったいなにが?」
ことが終わったあと、黒い封筒に入ってたそれをルキウスさまが眺めてる。
男が小屋に帰ってきたから、連れ込み宿に戻っちゃった。
ルキウスさまには、新しく伯爵家に雇用された男が住み始めたからもう小屋は使えない、って伝えてある。
黒い封筒に入っていた二つ折りの紙には、なんだかすごく豪華な模様が金で描かれていた。
「仮面舞踏会の招待状だ。身分もバレにくそうだから一度行ってみるか。仮面は僕が用意するよ」
えっ?なに言ってるの?仮面だけ?ドレスは?宝石は?
そう伝えると、苦い表情になったルキウスさまが言ってくる。
「侯爵に仕立ててもらったドレスや宝飾品じゃダメなのかい?」
王子さまでしょ!?
なんで今さらそんなケチくさいこと言うの?
「えぇ~?昼用のドレスしかないわよ?宝飾品だってそう。夜用のドレスじゃないとダメなんでしょう?舞踏会なんだしぃ。夜用のドレスなんて侯爵家で仕立てたら一発でバレちゃうじゃない~」
それもそうか、と納得してくれたみたい。
そう言いながら、ルキウスさまを握って扱いてあげると、ううっと呻いた。
「……ぐぅ……っ。分かった、分かったよ」
ふふっ。気持ちよさそうね。
◇◇◇
仮面舞踏会はそれはもう豪華ですごかった。郊外の一軒家、というかお貴族さまの御屋敷?
広い場所でダンスをしてる男女がいる。
館に入ったときから甘くうっとりするような匂いがずっとしてて、身体が何もしてないのに火照ってくる。お腹もずっとジンジン疼いてたまらない。
ルキウスさまは堂々としててなんだかかっこよく見える。
やっぱり王子さまだからこういう豪華な場所には慣れてるんだ。そう思うとじゅくっと蜜があふれて太ももを伝った。
わたしのことを舐め回すように見てる館の男が、ルキウスさまの希望の個室に案内してくれる。鍵付きじゃなきゃいやだなんて、どれだけわたしを占有したいの?可愛いとこあるわよね。
途中の廊下を歩いていると、艶めかしい喘ぎ声やベッドのギシギシいう音が勝手に耳に入ってくる。
感覚もなんだかするどくなっちゃってるみたい。そんな声や音を聞いてるとアソコが濡れてきちゃう。
移動途中でルキウスさまがいくつかのカーテンの向こうを覗き込んでは、こっちを見る目がどんどん獣じみてくる。最後にチラっと見えた大部屋では、一人の女が四つん這いになって、白濁汁を身体中に受け止めながらよがってた。
ゴクリとルキウスさまの喉が上下する。
なーんだ。ルキウスさまも欲情してるんじゃない。
「若い方のご参加は大歓迎ですよ……いずれ大部屋にいらして頂きたいものですな……」
案内人の男が唇を舐めながら言ってくる。
「ふふっ。大歓迎だなんて」
仮面をつけてるから余計に目につく案内人のやけに赤い舌……アソコを舌で掻き回される想像をしただけでイキそうになる……はぁ……わたしも大部屋でされたい。奉仕されたい。男たちをひざまずかせたい。よってたかって挿れられたい……
個室に入ると、ニヤニヤしながらルキウスさまが後ろ手で鍵をかける。舌なめずりするルキウスさまの舌は、負けず劣らず赤かった。
そのあとはもう……お互い獣のようになっちゃった。なんて気持ちいいの。
仮面舞踏会には嵌っちゃった。あんなに気持ちいいもの、止められるわけないじゃない。
だから森の小屋に行って、男にねだる。
「ねーぇ。もっとあの招待状ちょうだい?」
「なんだ、本当に行ったのかよ。あれは一枚がえらく高いんだ。とてもじゃないがタダでやれるわけない」
えーっ。なにそれぇ。
もう行けないなんて冗談じゃあない。
金、金、金!金さえあったら行けるんでしょ!?
「じゃ、じゃあ、宝石と物々交換ならどぉ?」
また行きたくてわたしは必死だった。
ルキウスさまからもらった宝石なら金になる!
元々宝石の本当の値段なんて分かりっこないけど、一度身に着けちゃったら売るしかないでしょ?
侯爵家で買った宝石は、わたしがどんなに愛されてるかっていう証明で、みんなにみせびらかさないといけないから、売ることなんて出来っこない。
「んー、まあそれならいいが」
それからはルキウスさまに買ってもらった宝石と交換で仮面舞踏会の招待状を手に入れた。
あの甘い匂いがわたしをトロンとさせる。もう病みつきになっちゃってた。
何度か仮面舞踏会で遊んで、次の招待状を手に入れるために森の小屋に行くと、様子の変な男がズタ袋に荷物を投げ込んでる最中だった。いつもは小屋に入るとすぐに私の中に入ってきて強引なのに。顔色もすごく悪い。
「なによぉ、どうしたの?いつもの招待状欲しいんだけど」
取り出した宝飾品をひったくられる。代わりに黒い封筒を渡された。もうこれを見ただけでヨダレが出そう。
でもなんだか男の様子が変すぎる。
なにかに怯えてるようだった。
いっつもいっつもわたしに欲望を吐き出してきたくせに。
今日はそれどころじゃないみたいだ。
「そろそろヤバいから俺はこの国を出るんだ。お前もそんなところに行ってないで逃げたほうがいいんじゃねえか?」
なにから逃げるってのよ。わけわかんない。
わたしの人生はこれから上がってくのよ。
王子さまをゲットして、あとはあの幽霊と婚約者の場所を交換すれば、わたしが未来の王妃になるんだから!
「じゃあな」
それが生きている男を見た最後だった。
ひと月後、男が帰ってきた。
森の小屋に一人で行くと、黒い封筒を渡される。
「ほら、これが土産だ。すげえ愉しめるぞ?男が出来たんだろ?そいつと行ってみな」
「ふぅん?これが土産なの?つまんない」
愉しめるもなにも、ただの封筒じゃない。そもそも勉強なんてほとんどやってないんだから、中身になにが書かれてるかも分からない。
封筒を眺めてたら、男のギラギラと欲情にまみれた視線を感じた途端、手首を掴まれ速攻ベッドに押し倒された。
スカートをもどかしそうにまくって、前戯もなしにわたしの中に怒張を強引に突き込んでくる。
男が出来たって、分かって言ってるのに犯そうとするわけね。
イラっとしたけど、わたしも男とヤルのは久しぶりだったから、一番奥を突かれる期待感で最初っからアソコは濡れまくってすぐに受け入れてしまった。
何度も何度も挿れられ開かれた身体はすっかり男の味を覚えてるから。
男は早く精を吐き出したいんだろう。吐精したくてビクビクしているそれを全部埋め込もうと、わたしの両脚を高く持ち上げて大きく左右にひろげた。
身体を強引に開こうとする貪欲な性急さに、真っ先に必要と思ってもらえたような気がして、お腹がジンジン疼いて止まらなくなる。
今まで貫かれたたくさんの雄の中でもダントツに太くて長いのが一番奥まで侵入してくると、それだけでわたしはイッてしまった。
ガクガクとけいれんしたみたいに力が抜けたので、すかさず男が笑い声を上げグリグリと肉棒を捻じ挿れてくる。ああ……ッ!イッたばかりだから捻じらないでぇッ!奥にずっと当たってるからぁ!
でもああコレよコレ!太さも硬さも最高に好みだし長くて奥に当たるのぉッ!
みっちり隙間なく中に埋まってる物が、すぐにズッチュズッチュとやらしい音で激しく出し挿れされる。コレは他のどんな男の雄よりもずっともっとすごいいぃッ!
ずいぶんと女にご無沙汰だったようで、行為に余裕が全く感じられないから王都では真面目に仕事をしてきたんだと分かる。女を抱く暇もないくらい忙しかったってわけね。そう思うとイラ立ちも収まった。
男は珍しく数度突いてきただけであっという間に果ててしまった。
一回吐精したあと萎えてしまった物をわたしがしゃぶったら、元気に勃ち上がりご立派に腹まで反り返っちゃって、そりゃもう粘着質で執拗な攻めが何度も繰り返された。
上の口も下の口も欲しがりだな、って言いながら一つに繋がってるところを持ち上げてきて、ヌラヌラとしたそれが突き挿れられるのを何度見物させられたかわかりゃしない。
さすがにもう腰も身体もクタクタなんだけど。どんだけ溜まってたんだか。
何度か精を吐き出すだけ吐き出してようやく男が満足すると、ずっと繋がっていた身体が解放された。
「お貴族様しか行けない御立派な舞踏会の招待状だぞ」
ほったらかしてた黒い封筒を手に取って、ニヤリと男が笑った。
「ルキウスさまぁ、その封筒にはいったいなにが?」
ことが終わったあと、黒い封筒に入ってたそれをルキウスさまが眺めてる。
男が小屋に帰ってきたから、連れ込み宿に戻っちゃった。
ルキウスさまには、新しく伯爵家に雇用された男が住み始めたからもう小屋は使えない、って伝えてある。
黒い封筒に入っていた二つ折りの紙には、なんだかすごく豪華な模様が金で描かれていた。
「仮面舞踏会の招待状だ。身分もバレにくそうだから一度行ってみるか。仮面は僕が用意するよ」
えっ?なに言ってるの?仮面だけ?ドレスは?宝石は?
そう伝えると、苦い表情になったルキウスさまが言ってくる。
「侯爵に仕立ててもらったドレスや宝飾品じゃダメなのかい?」
王子さまでしょ!?
なんで今さらそんなケチくさいこと言うの?
「えぇ~?昼用のドレスしかないわよ?宝飾品だってそう。夜用のドレスじゃないとダメなんでしょう?舞踏会なんだしぃ。夜用のドレスなんて侯爵家で仕立てたら一発でバレちゃうじゃない~」
それもそうか、と納得してくれたみたい。
そう言いながら、ルキウスさまを握って扱いてあげると、ううっと呻いた。
「……ぐぅ……っ。分かった、分かったよ」
ふふっ。気持ちよさそうね。
◇◇◇
仮面舞踏会はそれはもう豪華ですごかった。郊外の一軒家、というかお貴族さまの御屋敷?
広い場所でダンスをしてる男女がいる。
館に入ったときから甘くうっとりするような匂いがずっとしてて、身体が何もしてないのに火照ってくる。お腹もずっとジンジン疼いてたまらない。
ルキウスさまは堂々としててなんだかかっこよく見える。
やっぱり王子さまだからこういう豪華な場所には慣れてるんだ。そう思うとじゅくっと蜜があふれて太ももを伝った。
わたしのことを舐め回すように見てる館の男が、ルキウスさまの希望の個室に案内してくれる。鍵付きじゃなきゃいやだなんて、どれだけわたしを占有したいの?可愛いとこあるわよね。
途中の廊下を歩いていると、艶めかしい喘ぎ声やベッドのギシギシいう音が勝手に耳に入ってくる。
感覚もなんだかするどくなっちゃってるみたい。そんな声や音を聞いてるとアソコが濡れてきちゃう。
移動途中でルキウスさまがいくつかのカーテンの向こうを覗き込んでは、こっちを見る目がどんどん獣じみてくる。最後にチラっと見えた大部屋では、一人の女が四つん這いになって、白濁汁を身体中に受け止めながらよがってた。
ゴクリとルキウスさまの喉が上下する。
なーんだ。ルキウスさまも欲情してるんじゃない。
「若い方のご参加は大歓迎ですよ……いずれ大部屋にいらして頂きたいものですな……」
案内人の男が唇を舐めながら言ってくる。
「ふふっ。大歓迎だなんて」
仮面をつけてるから余計に目につく案内人のやけに赤い舌……アソコを舌で掻き回される想像をしただけでイキそうになる……はぁ……わたしも大部屋でされたい。奉仕されたい。男たちをひざまずかせたい。よってたかって挿れられたい……
個室に入ると、ニヤニヤしながらルキウスさまが後ろ手で鍵をかける。舌なめずりするルキウスさまの舌は、負けず劣らず赤かった。
そのあとはもう……お互い獣のようになっちゃった。なんて気持ちいいの。
仮面舞踏会には嵌っちゃった。あんなに気持ちいいもの、止められるわけないじゃない。
だから森の小屋に行って、男にねだる。
「ねーぇ。もっとあの招待状ちょうだい?」
「なんだ、本当に行ったのかよ。あれは一枚がえらく高いんだ。とてもじゃないがタダでやれるわけない」
えーっ。なにそれぇ。
もう行けないなんて冗談じゃあない。
金、金、金!金さえあったら行けるんでしょ!?
「じゃ、じゃあ、宝石と物々交換ならどぉ?」
また行きたくてわたしは必死だった。
ルキウスさまからもらった宝石なら金になる!
元々宝石の本当の値段なんて分かりっこないけど、一度身に着けちゃったら売るしかないでしょ?
侯爵家で買った宝石は、わたしがどんなに愛されてるかっていう証明で、みんなにみせびらかさないといけないから、売ることなんて出来っこない。
「んー、まあそれならいいが」
それからはルキウスさまに買ってもらった宝石と交換で仮面舞踏会の招待状を手に入れた。
あの甘い匂いがわたしをトロンとさせる。もう病みつきになっちゃってた。
何度か仮面舞踏会で遊んで、次の招待状を手に入れるために森の小屋に行くと、様子の変な男がズタ袋に荷物を投げ込んでる最中だった。いつもは小屋に入るとすぐに私の中に入ってきて強引なのに。顔色もすごく悪い。
「なによぉ、どうしたの?いつもの招待状欲しいんだけど」
取り出した宝飾品をひったくられる。代わりに黒い封筒を渡された。もうこれを見ただけでヨダレが出そう。
でもなんだか男の様子が変すぎる。
なにかに怯えてるようだった。
いっつもいっつもわたしに欲望を吐き出してきたくせに。
今日はそれどころじゃないみたいだ。
「そろそろヤバいから俺はこの国を出るんだ。お前もそんなところに行ってないで逃げたほうがいいんじゃねえか?」
なにから逃げるってのよ。わけわかんない。
わたしの人生はこれから上がってくのよ。
王子さまをゲットして、あとはあの幽霊と婚約者の場所を交換すれば、わたしが未来の王妃になるんだから!
「じゃあな」
それが生きている男を見た最後だった。
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