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5:ルキウス第一王子視点③※
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ある日お忍びでエレオノーラと市井に行こうとした時、シャーロッテがぱたぱたと可愛らしく走ってくる。
いつもなら彼女はエレオノーラより着飾って派手で豪華なんだけど、それに比べて今日は質素で市井の町娘のような服を着ている。僕たちの服装と同じだ。きっと一緒に行きたくて服を用意したんだろうな。
「わたしも一緒にいきたぁい!ルキウスさまいいでしょ?」
そう言って腕をぎゅっと掴んでくる。本当に女の子の胸って柔らかい。揉みしだいたら気持ちいいだろうな。
いつものようにエレオノーラの硬い声が聞こえた。
「しばらく忙しかったのでようやく二人で過ごせる貴重な自由時間なのです。殿下の婚約者は私なのですから、一緒に付いてくるのは筋違いでしょう」
えっ!?
凄くびっくりした。エレオノーラが嫉妬してる!?
僕と二人きりになりたいって!?
有頂天になってしまった。
そ、それならシャーロッテを入れて三人で出掛けるのはどう考えてもまずい。
もしかして夜になったら……エレオノーラとヤレるんじゃないか?期待でカッと身体が火照った。
「シャーロッテ、エレオノーラもこう言ってるから今日は我慢してくれないかな。そのうち一緒に行こう」
もうこの時の僕は、どうやってエレオノーラを抱くかしか頭に無かった。
腕に絡みついていたシャーロッテの両腕をほどくと、はやる心を抑えてエレオノーラと手を繋ぐ。温かくて小さくて柔らかい手だなあ。この手で何をしよう。
妄想がどんどん膨らんでいく。
町娘みたいな赤いスカートの中身を想像しただけで興奮する。
コルセットでくびれた腰も、質素な木綿の白いブラウスの下に隠れている膨らみも、一層滾る材料だった。
そうして待たせてた馬車に乗り込んだ。
ものすごい形相でこちらを睨みつけているシャーロッテには気付かずに――
町は市場の日で、いつもよりずっと活気があった。
小間物屋を覗いたり、ちょっと冒険で大衆食堂に入ってみたりする。
今日のエレオノーラは、目立つ銀髪を茶色のかつらに押し込んでるけど、全然美少女なのを隠し切れてない。
町を歩く男共がチラチラと彼女を見るたびに『この女は僕のだ、羨ましいだろう』って言いたくなる。
イチャイチャしたかったけど、店は狭いし通りも人はいっぱいだし、護衛騎士たちもいるから無理だ。
歩くときに手を繋ぐことくらいしか出来ない。
早くもっと違うところで繋がりたいのに。
夜まで市井に留まろうと粘ったけど、エレオノーラは首を縦には振らなかった。
そういうことをヤレる連れ込み宿に連れて行こうとしても、治安が悪いからと護衛の者たちを味方につけてしまって行くことが出来ない。
護衛騎士が一緒だから恥ずかしいのかな、と思って走って護衛を撒いた隙に、人けのない裏道に連れ込んで、胸を触りながら「いいだろ?」と催促したけど頑なに拒んでくる。
すぐに護衛騎士たちに探し当てられてしまい、ちょっとしか触れなかった。
護衛騎士たちは新顔だったからもっと簡単に撒けると思ったんだけど、予想以上に優秀みたいで癇に障る。
胸を強引に触ったのがいけなかったのか、おかげで雰囲気は最悪だ。
結局その日は夕方でお開きになった。
騙された、という思いが強く沸き上がり悔しくて唇を噛んだ。
僕を好きなんじゃないのか?
二人きりになりたいって言う願いを叶えてやったじゃないか。
期待させるだけさせやがって。何だよ、あの態度は。
どうせいずれ結婚するんだ。今ヤッたっておんなじだろ?
子供がすぐ出来たっていいじゃないか。
元々子作りのための結婚だろ?
なのにどうして拒むんだよ。
だからこれは当然の結果だよな。
お預けにするほうが悪いんだ。婚約者のくせに。
第一王子の僕が催促してるんだぞ。澄まして拒むから、こうなるんだ。
腰を振る僕の身体の下ではシャーロッテがあんあんと声を出して善がってる。
茶席の時から思ってたけど、やっぱり彼女は積極的だった。大きくなっていた僕のをあっという間に下着から取り出した。
出してくれたんなら入れてやらなきゃね。
彼女の腰を両手で思いっきり掴んで激しく突いて抜いて突きまくる。
「ほら、欲しかったんだろ……っ!」
一突き目はほんのちょっぴり引き攣れたけど、すぐ濡れたあそこから凄い音がしてきた。
中で擦れまくる刺激が堪らない。気持ちいい―っ!
◇◇◇
いつもなら彼女はエレオノーラより着飾って派手で豪華なんだけど、それに比べて今日は質素で市井の町娘のような服を着ている。僕たちの服装と同じだ。きっと一緒に行きたくて服を用意したんだろうな。
「わたしも一緒にいきたぁい!ルキウスさまいいでしょ?」
そう言って腕をぎゅっと掴んでくる。本当に女の子の胸って柔らかい。揉みしだいたら気持ちいいだろうな。
いつものようにエレオノーラの硬い声が聞こえた。
「しばらく忙しかったのでようやく二人で過ごせる貴重な自由時間なのです。殿下の婚約者は私なのですから、一緒に付いてくるのは筋違いでしょう」
えっ!?
凄くびっくりした。エレオノーラが嫉妬してる!?
僕と二人きりになりたいって!?
有頂天になってしまった。
そ、それならシャーロッテを入れて三人で出掛けるのはどう考えてもまずい。
もしかして夜になったら……エレオノーラとヤレるんじゃないか?期待でカッと身体が火照った。
「シャーロッテ、エレオノーラもこう言ってるから今日は我慢してくれないかな。そのうち一緒に行こう」
もうこの時の僕は、どうやってエレオノーラを抱くかしか頭に無かった。
腕に絡みついていたシャーロッテの両腕をほどくと、はやる心を抑えてエレオノーラと手を繋ぐ。温かくて小さくて柔らかい手だなあ。この手で何をしよう。
妄想がどんどん膨らんでいく。
町娘みたいな赤いスカートの中身を想像しただけで興奮する。
コルセットでくびれた腰も、質素な木綿の白いブラウスの下に隠れている膨らみも、一層滾る材料だった。
そうして待たせてた馬車に乗り込んだ。
ものすごい形相でこちらを睨みつけているシャーロッテには気付かずに――
町は市場の日で、いつもよりずっと活気があった。
小間物屋を覗いたり、ちょっと冒険で大衆食堂に入ってみたりする。
今日のエレオノーラは、目立つ銀髪を茶色のかつらに押し込んでるけど、全然美少女なのを隠し切れてない。
町を歩く男共がチラチラと彼女を見るたびに『この女は僕のだ、羨ましいだろう』って言いたくなる。
イチャイチャしたかったけど、店は狭いし通りも人はいっぱいだし、護衛騎士たちもいるから無理だ。
歩くときに手を繋ぐことくらいしか出来ない。
早くもっと違うところで繋がりたいのに。
夜まで市井に留まろうと粘ったけど、エレオノーラは首を縦には振らなかった。
そういうことをヤレる連れ込み宿に連れて行こうとしても、治安が悪いからと護衛の者たちを味方につけてしまって行くことが出来ない。
護衛騎士が一緒だから恥ずかしいのかな、と思って走って護衛を撒いた隙に、人けのない裏道に連れ込んで、胸を触りながら「いいだろ?」と催促したけど頑なに拒んでくる。
すぐに護衛騎士たちに探し当てられてしまい、ちょっとしか触れなかった。
護衛騎士たちは新顔だったからもっと簡単に撒けると思ったんだけど、予想以上に優秀みたいで癇に障る。
胸を強引に触ったのがいけなかったのか、おかげで雰囲気は最悪だ。
結局その日は夕方でお開きになった。
騙された、という思いが強く沸き上がり悔しくて唇を噛んだ。
僕を好きなんじゃないのか?
二人きりになりたいって言う願いを叶えてやったじゃないか。
期待させるだけさせやがって。何だよ、あの態度は。
どうせいずれ結婚するんだ。今ヤッたっておんなじだろ?
子供がすぐ出来たっていいじゃないか。
元々子作りのための結婚だろ?
なのにどうして拒むんだよ。
だからこれは当然の結果だよな。
お預けにするほうが悪いんだ。婚約者のくせに。
第一王子の僕が催促してるんだぞ。澄まして拒むから、こうなるんだ。
腰を振る僕の身体の下ではシャーロッテがあんあんと声を出して善がってる。
茶席の時から思ってたけど、やっぱり彼女は積極的だった。大きくなっていた僕のをあっという間に下着から取り出した。
出してくれたんなら入れてやらなきゃね。
彼女の腰を両手で思いっきり掴んで激しく突いて抜いて突きまくる。
「ほら、欲しかったんだろ……っ!」
一突き目はほんのちょっぴり引き攣れたけど、すぐ濡れたあそこから凄い音がしてきた。
中で擦れまくる刺激が堪らない。気持ちいい―っ!
◇◇◇
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