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最終回 さあ家に帰ろう
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◇◇◇
秋になった。
今やクローバーは立派な牧草として育った。牛たちが一番喜んでいる。
これでマメ科もイネ科もばっちりだ。
トウモロコシは弟のレイファが設計した粉砕機を商人が売りに来て鮮度を保ったまま餌として与えている。
とくに鶏たちが美味しいと言って喜んでいる。アーサーの通訳付きだから間違いない。
そうしてアーサーが帰る日がやってきた。
しばらく好天に恵まれる日を旅立ちに選んだので、ステキな秋晴れが広がっていて出発には相応しく思われた。
リー一家も従業員たちも、アーサーが家に帰るのを非常に寂しがってくれた。
特にメイベルは大泣きだった。最後にはデレデレタグが必要なくらいだった。
アクアオッジ家長男で次期辺境伯アーサー。女を泣かせた男。
最後のやつ、ちょびっと誤解を受けるので止めてくれませんか、と言うとみんなは嬉しそうに泣き笑いの顔になる。帰るのがちょっぴり寂しくなっちゃうな。どうして目から水が出るんだろ。
さて、とうとうお給料の贈呈だ。言葉の使い方が何だか間違ってるが、アーサーが心の中で思ってるだけなので誰も何も言わない。なので肩を落とすことも無い。
まずご主人のリーさんが、牛のところまで行こうか、と提案する。リーさん一家や他のみんなも好奇心が抑えきれなかったのか一緒についてくる。
リーさん家の元荒野は、今ではなだらかな丘陵になっていて、クローバーはワサワサ茂り、秋になっても美しい緑のままだった。
母のスキルで増殖したクローバーは格が違った。
なんてマメな植物だろう。マメ科なだけに。あ、お呼びでない。だって豆知識を披露したかったんだもの。あっハリセンはやめて!
クローバーは冬には枯れて、寒さをバネに春になると花を咲かせる。
これだけ広い面積なら、春になったら移動養蜂家たちも噂を聞きつけやってくるだろう。彼らは独自の開花ネットワークを持っていて情報をやり取りしているからだ。
今から四月が待ち遠しい。辺り一面の白と緑のじゅうたんが今から目に見えるようだ。
アーサーを見て牛たちが寄って来る。もう誰もこの光景に驚かなくなっていた。
彼がお別れを言うと、モーモー大合唱になった。心なしか悲し気な声なのを、ついてきた皆は言葉こそ分からなかったけれど全員が感じ取った。自分たちも気持ちは一緒だったから。
「それで家に帰るんですけれど、僕についてきてくれる出産経験のあるレディはいませんか?」
アーサーが大真面目に牛たちに向かって尋ねた。
またもやモーモー大合唱になった。今度はどうやら誰が行くかで話し合いになっているらしい。牛たちがみんなアーサーと一緒に行きたがっていることは容易に想像がついた。
やがて合唱がピタリと止むと、一頭の雌牛がアーサーの前までやってくる。
「二歳の雌だ。最初から安産だったからこいつなら環境が変わっても大丈夫だろう」
リーさんが太鼓判を押してくれる。
牛たちは本来ならとてもお高い。
まだ十歳の子供のひと夏の賃金なんて本来ならたかが知れている。それでも出し惜しみをすることなく、お給料は牛一頭とリーさんは約束してくれていた。そして約束をちゃんと守ってくれたのだ。
アーサーの行ってきた労働は十歳とは思えない成果を上げていたし、お金の価値では測れない様々な物を彼から受け取って来たから――
「ありがとうレディ。雰囲気的にミョルダって呼ぶね」
アーサーの名付けは致命的にセンスが無かった。
将来子供が産まれた時が思いやられるセンスだ。まだまだ先の話なので、その時には改善されていることを願おう。
ミョルダに乗って(ちゃんと正しく、乗るを使えるようになった)家に向かう。
メイに作ってもらった服と、たくさんのお土産を手に。
途中野宿する。秋だからそこそこ寒いけどお土産を包んでくれたのが毛布だからそれを使う。
お弁当も持たせてもらっていた。開けると思わずアーサーは微笑んだ。茶色メインのお弁当はとても美味しくてちょっぴり涙でしょっぱかった。嬉しくて寂しくて泣きながらミョルダに寄り添って眠った。
翌日――
ミョルダに早くご飯食べさせてあげたいなーと思いながら進む。野宿した場所の草を食べていたけれど牛は結構食べるんだ。足りなかったに違いない。こんなに大きいのに草しか食べないんだから無理もないよね。
アーサーは疲れたときにだけミョルダに乗せてもらっていた。
一人と一頭は気付いていなかったけれど、母のスキルで生長した植物を食べてきたから、身体の調子は素晴らしく万全だ。
それが顕著に現れたのはミョルダだった。
遠い未来アーサーが次代辺境伯となったあとまでも長生きした。その瞳が閉じる最期の瞬間まで彼等は盟友のようだったと周りの者は語っている。彼女を看取ったアーサーも相応の年齢になっていたけれど、ずっと若々しい辺境伯で皆に生涯愛された。
"おいしそうな草のにおいがするもー"ミョルダがそう言ってる気がした。
「そろそろ家だよ。ミョルダありがとう。早くみんなに会いたいな。君を紹介したいんだ」
まるで恋人を家族に紹介したい男のようである。アーサーはとても大真面目にそう言っている。
秋のポカポカ陽気の中、一人の人間と一頭の牛は仲良く進む。
一歩一歩ゆっくりだけれど確実に、コツコツと。
積み重ねることならばアクアオッジ一家はみんな得意中の得意だ。
きっとジャングルになったトウモロコシ畑が迎えてくれるだろう。
もちろん大好きな家族たちも――
おしまい♪
読んで下さってありがとうございました!
次作:辺境伯一家の領地繁栄記~辺境伯末っ子令嬢はしょぼしょぼ【魔法スキル?】で努力を忘れない~
秋になった。
今やクローバーは立派な牧草として育った。牛たちが一番喜んでいる。
これでマメ科もイネ科もばっちりだ。
トウモロコシは弟のレイファが設計した粉砕機を商人が売りに来て鮮度を保ったまま餌として与えている。
とくに鶏たちが美味しいと言って喜んでいる。アーサーの通訳付きだから間違いない。
そうしてアーサーが帰る日がやってきた。
しばらく好天に恵まれる日を旅立ちに選んだので、ステキな秋晴れが広がっていて出発には相応しく思われた。
リー一家も従業員たちも、アーサーが家に帰るのを非常に寂しがってくれた。
特にメイベルは大泣きだった。最後にはデレデレタグが必要なくらいだった。
アクアオッジ家長男で次期辺境伯アーサー。女を泣かせた男。
最後のやつ、ちょびっと誤解を受けるので止めてくれませんか、と言うとみんなは嬉しそうに泣き笑いの顔になる。帰るのがちょっぴり寂しくなっちゃうな。どうして目から水が出るんだろ。
さて、とうとうお給料の贈呈だ。言葉の使い方が何だか間違ってるが、アーサーが心の中で思ってるだけなので誰も何も言わない。なので肩を落とすことも無い。
まずご主人のリーさんが、牛のところまで行こうか、と提案する。リーさん一家や他のみんなも好奇心が抑えきれなかったのか一緒についてくる。
リーさん家の元荒野は、今ではなだらかな丘陵になっていて、クローバーはワサワサ茂り、秋になっても美しい緑のままだった。
母のスキルで増殖したクローバーは格が違った。
なんてマメな植物だろう。マメ科なだけに。あ、お呼びでない。だって豆知識を披露したかったんだもの。あっハリセンはやめて!
クローバーは冬には枯れて、寒さをバネに春になると花を咲かせる。
これだけ広い面積なら、春になったら移動養蜂家たちも噂を聞きつけやってくるだろう。彼らは独自の開花ネットワークを持っていて情報をやり取りしているからだ。
今から四月が待ち遠しい。辺り一面の白と緑のじゅうたんが今から目に見えるようだ。
アーサーを見て牛たちが寄って来る。もう誰もこの光景に驚かなくなっていた。
彼がお別れを言うと、モーモー大合唱になった。心なしか悲し気な声なのを、ついてきた皆は言葉こそ分からなかったけれど全員が感じ取った。自分たちも気持ちは一緒だったから。
「それで家に帰るんですけれど、僕についてきてくれる出産経験のあるレディはいませんか?」
アーサーが大真面目に牛たちに向かって尋ねた。
またもやモーモー大合唱になった。今度はどうやら誰が行くかで話し合いになっているらしい。牛たちがみんなアーサーと一緒に行きたがっていることは容易に想像がついた。
やがて合唱がピタリと止むと、一頭の雌牛がアーサーの前までやってくる。
「二歳の雌だ。最初から安産だったからこいつなら環境が変わっても大丈夫だろう」
リーさんが太鼓判を押してくれる。
牛たちは本来ならとてもお高い。
まだ十歳の子供のひと夏の賃金なんて本来ならたかが知れている。それでも出し惜しみをすることなく、お給料は牛一頭とリーさんは約束してくれていた。そして約束をちゃんと守ってくれたのだ。
アーサーの行ってきた労働は十歳とは思えない成果を上げていたし、お金の価値では測れない様々な物を彼から受け取って来たから――
「ありがとうレディ。雰囲気的にミョルダって呼ぶね」
アーサーの名付けは致命的にセンスが無かった。
将来子供が産まれた時が思いやられるセンスだ。まだまだ先の話なので、その時には改善されていることを願おう。
ミョルダに乗って(ちゃんと正しく、乗るを使えるようになった)家に向かう。
メイに作ってもらった服と、たくさんのお土産を手に。
途中野宿する。秋だからそこそこ寒いけどお土産を包んでくれたのが毛布だからそれを使う。
お弁当も持たせてもらっていた。開けると思わずアーサーは微笑んだ。茶色メインのお弁当はとても美味しくてちょっぴり涙でしょっぱかった。嬉しくて寂しくて泣きながらミョルダに寄り添って眠った。
翌日――
ミョルダに早くご飯食べさせてあげたいなーと思いながら進む。野宿した場所の草を食べていたけれど牛は結構食べるんだ。足りなかったに違いない。こんなに大きいのに草しか食べないんだから無理もないよね。
アーサーは疲れたときにだけミョルダに乗せてもらっていた。
一人と一頭は気付いていなかったけれど、母のスキルで生長した植物を食べてきたから、身体の調子は素晴らしく万全だ。
それが顕著に現れたのはミョルダだった。
遠い未来アーサーが次代辺境伯となったあとまでも長生きした。その瞳が閉じる最期の瞬間まで彼等は盟友のようだったと周りの者は語っている。彼女を看取ったアーサーも相応の年齢になっていたけれど、ずっと若々しい辺境伯で皆に生涯愛された。
"おいしそうな草のにおいがするもー"ミョルダがそう言ってる気がした。
「そろそろ家だよ。ミョルダありがとう。早くみんなに会いたいな。君を紹介したいんだ」
まるで恋人を家族に紹介したい男のようである。アーサーはとても大真面目にそう言っている。
秋のポカポカ陽気の中、一人の人間と一頭の牛は仲良く進む。
一歩一歩ゆっくりだけれど確実に、コツコツと。
積み重ねることならばアクアオッジ一家はみんな得意中の得意だ。
きっとジャングルになったトウモロコシ畑が迎えてくれるだろう。
もちろん大好きな家族たちも――
おしまい♪
読んで下さってありがとうございました!
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よろしくお願い致します(*- -)(*_ _)ペコリ
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コメントありがとうございますm(._.)m
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