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第4章:ふたりの想い、消えゆく笑顔
125話 ※R18
しおりを挟む「…ッはぁ…!…湊……もう…出る…出したいッ…!湊…一緒に―――ッ」
「ふあぁあッ…!!んッ…ッふ…ああっ…りゅー…じっ…俺もッ…またイく…はぁん、りゅーじぃッ…!」
湊の腕が龍司の背中にまわされる。
「ハァッ…!ハァッ…!湊ッ…湊ッ…!」
しがみつく様に自ら密着させてきた湊の行為が嬉しくて嬉しくて、どうしようもない愛しさが込上げてくる。
密着すれば龍司の性器が最奥まで届き、そしてよりその大きさが分かる。
きもちいい…
きもちいい…ッ
龍司…どうしよう俺…
気持ちいいよぉ…ッ
龍司…すき…っ
大好き…ッ
龍司の性器が膨らんだのが分かったと同時に、瞼の裏がチカチカするような感じが湊を襲う。
―――この感覚…さっきと同じ…
イく時の感じだ…。
イきたいイきたい…
龍司と一緒に…イきたいっ…
霞む視界の中、龍司を見つめる。
湊は龍司の背中に回していた手を移動させ、汗ばんだ龍司の頬へ添えると、形のいい唇に自らの唇を押し当てた。
龍司にキスをされた時の事を思い出しながら、僅かに開いた龍司の口内へと舌を侵入させれば、慣れない動きで舌を絡める。
「んっ…はぁんッ…ふッぁ…りゅう…じッ…ッふ…一緒にっ…イきたいッ…んんっ!」
「―――っ…!っん、湊ッ…はぁッ…湊ッ…!」
まさかの行動と湊の言葉に、射精しそうになるのを寸前で堪える。
なれない動きで舌を懸命に動かす湊に答えるように、何度も角度を変えながら舌を絡ませると、思い切り最奥に突き上げた。
「――あああああッ…!!!」
「―――っく…」
中で龍司の性器が膨らみ、熱い精液が流れ込んでくる。
「ぁ…ッひう…ッんん…ぁ…ッ…」
湊は、龍司の精液を感じながら、自らも体を震わせ射精する。
身体は痙攣しクビクと震え、イくのが止まらない。
龍司は射精した状態のまま、叩きつけるように何度も腰を押し付ける。
熱い精液を中で感じながら、優しく…それでいて力強く抱きしめてくる龍司の温もりを離さない様に、湊はその体にしがみついた。
湊の中で足りなかった何かが、満たされる感覚がした。
気持ちを伝える事を諦めていた龍司と、やっと1つになったその事実が、堪らなく幸せだった。
龍司に抱きしめられ、直接肌を密着させ、温もりを感じる事ではっきりと感じることが出来た。
「はぁ…はぁ…」
抱きしめたまま、湊の耳元で乱れた息を整えようと呼吸を繰り返す龍司に、更に愛おしさがこみあげてきて鼻の奥がツンとしてしまう。
―――これが…好きな人とひとつになるって事なんだ――…
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