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3.ブーゲンビリアは、あなたしか見えないと咽び泣く
花のように頭を垂れるのは
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◇◇◇
「なあに、あなたひとの顔をじろじろと。不躾にもほどがあるわ」
相対しているだけで香乃の心を抉る女性は、美しい顔を嫌悪に歪ませた。
きちんと化粧をしている分、大学時代に見た時よりもかなり艶やかさがある。
年上の自分の方が、かなり老いて貧相に思えて、香乃は恥ずかしくなった。
「ねぇ、なにか言ったらどうなの!?」
足を踏み出した真宮を、河原崎が止める。
そして援護しようとした牧瀬を、香乃が止めた。
「申し訳ありませんでした」
なにより騒ぎを引き起こした責任があるため、香乃は頭を下げた。
彼女は、九年も苦しめた香乃のことを覚えていないようだ。
(彼女にとっては、とりとめのない出来事だったんだろうか……)
簡単に打ち捨てることができる、これらの花のように。
真宮に告げ口をしてやりたい。この女が、真宮から手紙を盗み、目の前でびりびりに破ったのだと。彼女が、あなたの恋人だと名乗ったのだと。
そうしたら九年前の様態が、少しは変わるだろうか。
……しかし、それはあまりにも愚かしい気がした。
なにがあったにせよ、真宮を信じられなくなったのは自分のせいだ。
――恋人がいるのか、またはいたのかと……俺に直接聞いて欲しかったです。
今でも、あの傷ついたような真宮の顔を思い出すと、胸がズキっと痛む。
確かにそうなのだ。
真宮に確かめずに逃げてしまった自分が悪いのに、今さら彼女に九年のすべての責任を押しつけ、自分には非がないと言うのは、あまりにもおかしな話だ。
(大人対応をしなくては。彼女を、クレーム客だと思え)
香乃は静かに呼吸を整えた。
そんな様子がまた、気にくわなかったのだろう。
彼女は甲高い声で言った。
「なにも知らない素人が、私のやることに口を出さないくれるかしら。大体、花に火気は厳禁よ。火で炙れば燃えたり、熱気に萎れたりすることすらわからず、まるで私が花を粗末にしているような言い方をしないで頂けます? 私はこのホテル専属の花全般を担当しているだけではない。あれ、わかります? あれ!」
彼女が指さしたところには、ポスターが貼られていた。
そこには彼女が真剣な顔をして花を生けている写真がアップになっており、その作品展がこのホテルで開催される旨が告知されている。
『華道家 真宮志帆』
顔と肩書きを大きく打ち出すデザインを見るだけで、彼女が有名人なのだと容易に想像がつく。
だが香乃の視線は、彼女の苗字に注がれた。
(真宮……)
――私は大学一年のマミヤって言います。
彼女――志帆と真宮の関係はなんだろう。
真宮の手紙を簡単に引き抜けるような近しい関係とは。
(……考えるのはそこではないの)
「ご著名な方だと存じ上げず、差し出がましく申し訳ありませんでした」
「わかれば……」
「お花の専門家であるのなら――粗末になさらないと信じております」
香乃は顔を上げた。
花を取り扱い方については、引くことが出来ない。
生花は見る者を楽しませてくれる。
土壌にいればまだ長く生きれたものを、花は人間のために切られてその命を儚くさせる。
だからこそ、一秒でも長くその命を艶やかなものにさせてあげたいのに、またしても人間の勝手な都合で捨てられるのは、香乃にはどうしても許せなかった。
花は、挿げ替えたところで無限に生きる存在になるわけではない。
人間と同じ有限の、それ以上に短い命だから、美しく咲き誇るのだ。
楽しませて貰う分、その命を長く守るのが、花を扱う側の心得ではないのか。
「まだ言っているの? だから、水揚げしたところでもうそれは使えないの。もう枯れているの。それを燃やしたところで生き返るわけなんかないでしょうが」
香乃は、一葉にと河原崎に、水を入れた容器と新聞紙、そしてハサミを頼む。
ふたりは、すぐに用意して持ってきた。
香乃は真宮に火を使う旨了承を取り、河原崎からまたライターを借りる。
バラを新聞紙で包むと、火で炙ったハサミで変色したバラの茎を切り、その先端を火で焦がした。
「花屋育ちのわたしは正当なお花の扱い方を知りませんので、庶民的な『焼き上げ』の方法をとらせて頂きます。難しい原理はよくわかりませんが、水揚げが出来ないくらい弱ったバラなどは、切り口を炭化させることによって元気になるはずです」
そして香乃は新聞紙に包んだまま、水の入った花瓶にバラを挿した。
「明日にでも、あなたの手でこのバラがその花瓶に、美しく飾られていることを、強く望みます」
「あなた、この私に……恥をかかせるつもり!?」
そういう方法があると思い出したのか。それともバラの敵とばかりに香乃がわざと謙ってそういう方法もあると、丁寧に教えてあげたために逆上したのか。
「とんでもないです。ただのお願いです。よろしくお願いします」
頭を下げると、河原崎と一葉がこちらを見ている客を、なんでもないのだとなだめている声が聞こえた。
騒ぎを大きくさせないようにと配慮してくれているらしい。
(ありがとうございます。そして……仕事を増やさせて、ごめんなさい)
「なにが……お願いよ。誰かあの女をつまみ出しなさいよ! たかがバラ一輪に、この私が侮辱されたのよ!?」
だが彼女は、騒ぎを大きくしたいようだ。
……こんな女だったのか。
九年前、勿忘草の手紙を破り去ったのは。
こんな傲慢な女だから、無情にも勿忘草はちりぢりになったのか。
マタ……。
しかし彼女が有名ならば、仲裁に入ろうとする従業員はいないのだろうか。
それすら他人顔なのかと、ちらりと顔を上げて見てみると、従業員は震え上がって見て見ぬ振りをしている模様。ならばと視線を走らせた河原崎と一葉も、怯えているようだ。
彼らが恐れているのは、志帆ではなく――真宮だった。
憂いを帯びた勿忘草の瞳が、凄まじい威圧を放っている。
思わず香乃もまた、見ぬふりをして頭を垂らしてしまうほどに。
「ねぇ、なんで動かないのよ! あなたは総支配人である上に、私の婚約者でしょう、穂積!」
(今、なんと?)
「早く婚約者を助けなさいよ」
コンヤクシャ。
……胸に、勢いよく飛んできた槍が突き刺さった気分だった。
彼はいるのだ、やはりそういう存在が。
彼は、彼女とそうした仲なのだ。
ふと、一葉の言葉を思い出した。
――お家柄も釣り合いますし、この先はふたり……。
結婚すると、彼女は言いたかったのだろう。
胸がズキズキと痛くて、脂汗が出て来そうだ。
――勿忘草はまだ咲いているのだと、あなたに信じて貰うために。
(そうか。あれは……九年前限定だったんだ)
そういえば、リネン室でも彼の言葉は、過去系だった。
その前は……。
真っ白となってしまった頭には、彼がなにを言ったのか思い出せなかった。
時間が流れている。
もう既に九年前のあの思い出は、彼にとって過去なのだ。
(なにを……期待していたの)
九年後は、九年前の恋はただの懐かしい思い出になるだけだ。
そんなこともあったねと、笑顔で語り合えるような……そんな関係になるだけだ。
ぽたり、と涙が床に落ちた。
頭を下げていてよかったと思う。
次から次へと床に落ちる涙を、見られたくないから。
騒がしくしてくれてよかったと思う。
……堪えても漏れる嗚咽を気づかれたくないから。
すると誰かの手で引き寄せられた。
ふわりと香るのは――白檀の香り。
牧瀬は片手で香乃を抱きしめ、涙に濡れた香乃の顔を自分の胸に押しつけた。
泣いている香乃に気づいて、隠してくれたのだ。
「俺は花のことはわかりませんが、それでも……捨てるのは勿体ないと俺、思います」
「な……」
意見されたのが悔しいのか、彼女が怒りに満ちた声を出している。
「こいつの言い方がよくなかったかもしれません。それは俺も謝りますので、どうぞここは穏便に、大人対応で許して頂けませんか、俺からもこの通りです」
「ちょ、牧瀬……」
ただ居合わせただけの牧瀬に頭を下げさせてしまい、香乃は慌てた。
「あなたはこの女のなんなの!?」
その質問に、牧瀬は一拍おいてから、ゆっくりと答えた。
「上司兼……恋人です」
怒っているかのような声がなにを意味しているか香乃にはわからなかったが、香乃の唇が震えた。
真宮に染まった頭が、一気に冷える思いだ。
自分は牧瀬がいるのに、なに真宮の女性関係に心を痛めているのか。
真宮のように、自分もまた九年前の初恋を、過去にする努力をしなければいけないのに。
「――呆れ返りました」
冷ややかなこの声は、真宮のものだった。
詰るようなその声は、ナイフよりも鋭利なものを感じさせて、香乃は思わずぞくりとする。
見透かされたのかもしれない。
恋人がいるのに、初恋の男に心奪われている、こんな節操のない女のことを。
「そうよね。私を傷つける女など……」
「呆れ返ったのは、志帆……お前のことだ。ここはお前のホテルではない」
その声の威圧的な響きに、思わず香乃の涙も引っ込んだ。
「お、怒らないでよ。同じことでしょう? 穂積のホテルは、私の……」
「触るな、つまみ出されたくなければ」
この声は、本当に真宮のものなのだろうか。
冷酷さが滲み出ていて、別人のように思える。
「なあに、あなたひとの顔をじろじろと。不躾にもほどがあるわ」
相対しているだけで香乃の心を抉る女性は、美しい顔を嫌悪に歪ませた。
きちんと化粧をしている分、大学時代に見た時よりもかなり艶やかさがある。
年上の自分の方が、かなり老いて貧相に思えて、香乃は恥ずかしくなった。
「ねぇ、なにか言ったらどうなの!?」
足を踏み出した真宮を、河原崎が止める。
そして援護しようとした牧瀬を、香乃が止めた。
「申し訳ありませんでした」
なにより騒ぎを引き起こした責任があるため、香乃は頭を下げた。
彼女は、九年も苦しめた香乃のことを覚えていないようだ。
(彼女にとっては、とりとめのない出来事だったんだろうか……)
簡単に打ち捨てることができる、これらの花のように。
真宮に告げ口をしてやりたい。この女が、真宮から手紙を盗み、目の前でびりびりに破ったのだと。彼女が、あなたの恋人だと名乗ったのだと。
そうしたら九年前の様態が、少しは変わるだろうか。
……しかし、それはあまりにも愚かしい気がした。
なにがあったにせよ、真宮を信じられなくなったのは自分のせいだ。
――恋人がいるのか、またはいたのかと……俺に直接聞いて欲しかったです。
今でも、あの傷ついたような真宮の顔を思い出すと、胸がズキっと痛む。
確かにそうなのだ。
真宮に確かめずに逃げてしまった自分が悪いのに、今さら彼女に九年のすべての責任を押しつけ、自分には非がないと言うのは、あまりにもおかしな話だ。
(大人対応をしなくては。彼女を、クレーム客だと思え)
香乃は静かに呼吸を整えた。
そんな様子がまた、気にくわなかったのだろう。
彼女は甲高い声で言った。
「なにも知らない素人が、私のやることに口を出さないくれるかしら。大体、花に火気は厳禁よ。火で炙れば燃えたり、熱気に萎れたりすることすらわからず、まるで私が花を粗末にしているような言い方をしないで頂けます? 私はこのホテル専属の花全般を担当しているだけではない。あれ、わかります? あれ!」
彼女が指さしたところには、ポスターが貼られていた。
そこには彼女が真剣な顔をして花を生けている写真がアップになっており、その作品展がこのホテルで開催される旨が告知されている。
『華道家 真宮志帆』
顔と肩書きを大きく打ち出すデザインを見るだけで、彼女が有名人なのだと容易に想像がつく。
だが香乃の視線は、彼女の苗字に注がれた。
(真宮……)
――私は大学一年のマミヤって言います。
彼女――志帆と真宮の関係はなんだろう。
真宮の手紙を簡単に引き抜けるような近しい関係とは。
(……考えるのはそこではないの)
「ご著名な方だと存じ上げず、差し出がましく申し訳ありませんでした」
「わかれば……」
「お花の専門家であるのなら――粗末になさらないと信じております」
香乃は顔を上げた。
花を取り扱い方については、引くことが出来ない。
生花は見る者を楽しませてくれる。
土壌にいればまだ長く生きれたものを、花は人間のために切られてその命を儚くさせる。
だからこそ、一秒でも長くその命を艶やかなものにさせてあげたいのに、またしても人間の勝手な都合で捨てられるのは、香乃にはどうしても許せなかった。
花は、挿げ替えたところで無限に生きる存在になるわけではない。
人間と同じ有限の、それ以上に短い命だから、美しく咲き誇るのだ。
楽しませて貰う分、その命を長く守るのが、花を扱う側の心得ではないのか。
「まだ言っているの? だから、水揚げしたところでもうそれは使えないの。もう枯れているの。それを燃やしたところで生き返るわけなんかないでしょうが」
香乃は、一葉にと河原崎に、水を入れた容器と新聞紙、そしてハサミを頼む。
ふたりは、すぐに用意して持ってきた。
香乃は真宮に火を使う旨了承を取り、河原崎からまたライターを借りる。
バラを新聞紙で包むと、火で炙ったハサミで変色したバラの茎を切り、その先端を火で焦がした。
「花屋育ちのわたしは正当なお花の扱い方を知りませんので、庶民的な『焼き上げ』の方法をとらせて頂きます。難しい原理はよくわかりませんが、水揚げが出来ないくらい弱ったバラなどは、切り口を炭化させることによって元気になるはずです」
そして香乃は新聞紙に包んだまま、水の入った花瓶にバラを挿した。
「明日にでも、あなたの手でこのバラがその花瓶に、美しく飾られていることを、強く望みます」
「あなた、この私に……恥をかかせるつもり!?」
そういう方法があると思い出したのか。それともバラの敵とばかりに香乃がわざと謙ってそういう方法もあると、丁寧に教えてあげたために逆上したのか。
「とんでもないです。ただのお願いです。よろしくお願いします」
頭を下げると、河原崎と一葉がこちらを見ている客を、なんでもないのだとなだめている声が聞こえた。
騒ぎを大きくさせないようにと配慮してくれているらしい。
(ありがとうございます。そして……仕事を増やさせて、ごめんなさい)
「なにが……お願いよ。誰かあの女をつまみ出しなさいよ! たかがバラ一輪に、この私が侮辱されたのよ!?」
だが彼女は、騒ぎを大きくしたいようだ。
……こんな女だったのか。
九年前、勿忘草の手紙を破り去ったのは。
こんな傲慢な女だから、無情にも勿忘草はちりぢりになったのか。
マタ……。
しかし彼女が有名ならば、仲裁に入ろうとする従業員はいないのだろうか。
それすら他人顔なのかと、ちらりと顔を上げて見てみると、従業員は震え上がって見て見ぬ振りをしている模様。ならばと視線を走らせた河原崎と一葉も、怯えているようだ。
彼らが恐れているのは、志帆ではなく――真宮だった。
憂いを帯びた勿忘草の瞳が、凄まじい威圧を放っている。
思わず香乃もまた、見ぬふりをして頭を垂らしてしまうほどに。
「ねぇ、なんで動かないのよ! あなたは総支配人である上に、私の婚約者でしょう、穂積!」
(今、なんと?)
「早く婚約者を助けなさいよ」
コンヤクシャ。
……胸に、勢いよく飛んできた槍が突き刺さった気分だった。
彼はいるのだ、やはりそういう存在が。
彼は、彼女とそうした仲なのだ。
ふと、一葉の言葉を思い出した。
――お家柄も釣り合いますし、この先はふたり……。
結婚すると、彼女は言いたかったのだろう。
胸がズキズキと痛くて、脂汗が出て来そうだ。
――勿忘草はまだ咲いているのだと、あなたに信じて貰うために。
(そうか。あれは……九年前限定だったんだ)
そういえば、リネン室でも彼の言葉は、過去系だった。
その前は……。
真っ白となってしまった頭には、彼がなにを言ったのか思い出せなかった。
時間が流れている。
もう既に九年前のあの思い出は、彼にとって過去なのだ。
(なにを……期待していたの)
九年後は、九年前の恋はただの懐かしい思い出になるだけだ。
そんなこともあったねと、笑顔で語り合えるような……そんな関係になるだけだ。
ぽたり、と涙が床に落ちた。
頭を下げていてよかったと思う。
次から次へと床に落ちる涙を、見られたくないから。
騒がしくしてくれてよかったと思う。
……堪えても漏れる嗚咽を気づかれたくないから。
すると誰かの手で引き寄せられた。
ふわりと香るのは――白檀の香り。
牧瀬は片手で香乃を抱きしめ、涙に濡れた香乃の顔を自分の胸に押しつけた。
泣いている香乃に気づいて、隠してくれたのだ。
「俺は花のことはわかりませんが、それでも……捨てるのは勿体ないと俺、思います」
「な……」
意見されたのが悔しいのか、彼女が怒りに満ちた声を出している。
「こいつの言い方がよくなかったかもしれません。それは俺も謝りますので、どうぞここは穏便に、大人対応で許して頂けませんか、俺からもこの通りです」
「ちょ、牧瀬……」
ただ居合わせただけの牧瀬に頭を下げさせてしまい、香乃は慌てた。
「あなたはこの女のなんなの!?」
その質問に、牧瀬は一拍おいてから、ゆっくりと答えた。
「上司兼……恋人です」
怒っているかのような声がなにを意味しているか香乃にはわからなかったが、香乃の唇が震えた。
真宮に染まった頭が、一気に冷える思いだ。
自分は牧瀬がいるのに、なに真宮の女性関係に心を痛めているのか。
真宮のように、自分もまた九年前の初恋を、過去にする努力をしなければいけないのに。
「――呆れ返りました」
冷ややかなこの声は、真宮のものだった。
詰るようなその声は、ナイフよりも鋭利なものを感じさせて、香乃は思わずぞくりとする。
見透かされたのかもしれない。
恋人がいるのに、初恋の男に心奪われている、こんな節操のない女のことを。
「そうよね。私を傷つける女など……」
「呆れ返ったのは、志帆……お前のことだ。ここはお前のホテルではない」
その声の威圧的な響きに、思わず香乃の涙も引っ込んだ。
「お、怒らないでよ。同じことでしょう? 穂積のホテルは、私の……」
「触るな、つまみ出されたくなければ」
この声は、本当に真宮のものなのだろうか。
冷酷さが滲み出ていて、別人のように思える。
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