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第7章 Staying Voice
7.
しおりを挟む「柚、プールの底に足着いてみろ」
唇を離した須王が、優しく微笑む。
「俺の隣に、足を着けて」
彼の言葉が、単純に今の位置のことを示しているのではないとわかった。
恐らくは、不安からくる彼の懇願を耳にしたあたしに、あたしが重荷になって揺れないように、あたし自身の意志での安定をと、言っているのだと。
「無理なら、いつでも俺が支える」
……そうだね。
嫌だ、駄目だ、だけでは、この先乗り切れない。
苦手なものをあたし自らが、克服していかないと。
あたしの頷きに、お尻を支えていた彼の手が一本抜き取られ、あたしの足が水に落ち……床に着いた。
「大丈夫?」
「うん」
思った以上に深くないし、怖くない。
須王の片手を握りながら、もう片足も自分で下ろしてみたら、妙な感慨が湧いてくる。
「どうした?」
ちょっと笑ってしまったあたしに、怪訝な顔を向けられる。
「いや、ちょっとね……、人魚姫が二本足で陸に上がった時、〝陸の感触も悪くない〟って思ったんだろうなと思って」
「なんだ、そんなに感触いいわけ?」
斜めから見下ろしてくる須王は、唇を吊り上げる。
「うん。とっても気持ちよくて」
「そうか」
「やっぱりなんでも、出来ない・やれないじゃ駄目だね。まず最初にやってみないと。案外厄介なのは自分の恐怖だけで、現実はそこまで深刻じゃないかもしれない」
「はは。なに成長してんだ、ひとりで」
須王は笑いながらあたしの頭を撫でた。
傷つくのが怖いからと自分の殻に閉じ籠もっても、なんの解決にならないのかもしれない。殻から出ない限りは、景色はなにも変わらない。
妄想と恐怖心はどこまでも増大する。
どこまでが現実の姿なのか、見失っているものだ。
須王が怖いと逃げてきた九年間。
あたしは言葉で隠されてしまった彼の姿を、見ようともしなかった。
女帝は理解者になるはずはないと、そう思い込んでいた。
エリュシオンには、あたしは味方がいないものだと、思っていた。
一歩踏み出したら、認識が変わる。
暗闇が晴れる世界が素晴らしくて――。
少しずつ、歩いていきたい。
愛おしくてたまらない、この世界を。
「隙あり!」
片手拳を水面に叩きつけ、飛沫を彼の顔にかける。
「うわっ、お前……」
「駄目ですよ、須王さん。もっと外敵に反応しないと」
「お前は敵じゃねぇだろうが」
「わからないよ、よく言うでしょう。昨日の友は今日の……」
「お前、俺の友達じゃねぇもん。俺、友達は溺愛しねぇよ?」
「……っ」
「敵にはならねぇよ。そんな事態が仮にくるのだとすれば……、俺が変わるから」
彼はあたしを抱きしめた。
「大丈夫。俺達は敵にはならねぇよ」
……その響きが、切実すぎて。
彼は、あたしと彼が敵同士になるかもしれないということを予感でもしているのだろうか。
なんでそんな事態が来ると、ちょっぴりとでも思えるんだろうか。
「隙あり!」
バシャッ。
彼が両手を組んで水面に叩きつけた水飛沫は、あたしがしたものよりもはるかに水量も多く。
なんていうか……控えめに言って顔面平手打ち。
「あ、あたし……加減したでしょう!?」
「俺だって加減してるよ?」
ふふんと斜め上に顔を持ち上げた、高慢な王様。
「してない!」
「してる!」
そこからは水の掛け合いが始まって。
味方でいるはずのあたし達は、簡単に敵同士となる。
「負けない!」
「望むところだ!」
学生時代が抜けないと言えばそれまでだけれど、失った学生時代の時間を、今必死に取り戻している感じだ。
彼もきっとわかっている。
だから彼は、言い訳になると今まで触れてこなかった。
傷つけられた者にとっての救いは、謝罪の言葉ではない。
失って止まっていた時間の回復なのだと。
きっと彼の時間も、あたしによって失われていたのだろう。
だからあたし達は、貪欲にまで辛かった時間を上書きしようとする。
「うわうわ、泳ぐのなし!」
「お前が逃げるからだろう!?」
「だから、追いかけてこないで~!!」
「それは無理。俺、お前に背中向けられたくねぇし」
「向けないから!」
「後ろ向きで移動するな、ってほら!」
「きゃああああ!!」
後ろに転倒しようとしたあたしを、須王は素早く支えてくれた。
「本当にお前は、危なっかしいな」
「ご、ごめん……」
「俺がついてやらねぇと」
彼はそう言いながら、あたしを強く抱きしめる。
「俺が、必要だろ?」
彼は凄く不安がっている。
……もしかすると、あたし以上に。
ねぇ、あなたが感じているものはなんなの?
あたしとは違う類いのものなの?
「なぁ、柚……」
「ん……必要。ついてて、ずっと」
「ああ……」
あたし達が暴れていたせいで、水面がゆらゆらと揺れている。
その波は止めどなく、まるで大きい波が後から来るかのように、なにか不穏な動きのようにあたしは感じてしまった。
どうすれば彼の不安は払拭出来るのだろう。
言葉以外に、あたしに出来ることは――。
「……もう上がろうか。風呂に入る時間がなくなる」
彼があたしの肩を抱くようにして、プールサイドに上がる段に向かう。
――いい、柚。男は愛されているっていう自信が欲しい生き物なの! それが強さになるの。私は程度がいきすぎたけど。
愛しすぎて重荷になってしまった過去を持つ、女帝の教訓が蘇る。
――だとしたら、柚だけが出来ること……他の女にはさせたくないもので、柚だけが出来るものを……。たとえばね、柚……。
段に足を着いて、あたしに手を差し伸べる須王。
「……あのね、ちょっと……座ってくれる? そこで」
「ん? お前は?」
「あたしはちょっとここからしたいことがあるの」
須王はわけがわからないという顔で、段に座って足の甲を水に浸ける。
「あのね……、実はとても恥ずかしいんだけど」
「……?」
「自分から、なんて。だけど……こうね、言葉以外に伝え方があるのだと、聞いてね……」
「なんの伝え方?」
彼は可愛く顔を傾げる。
「言わせないでってば。うわ、恥ずかしい」
あたしは両手で顔を隠す。
「……なに、お前が照れるようなことを、俺にしてくれるの?」
にやにや。
あたしの目からは、そうした類いにしか見えない表情が向けられて。
「元気ないから……、駄目?」
「………」
「……やっぱ駄目だよね、はしたないよね」
「お前、下にいるのは狙ってるわけ? 上目遣いで俺になにをしてぇの?」
「そ、それは……」
顔がぼっと赤くなる。
「だ、駄目かな」
「俺が駄目だというと思う?」
「じゃ、じゃあ……目を瞑っていてくれる? は、恥ずかしいから」
須王はくすりと笑いながら、言った。
「はい、どうぞ。お好きに」
色っぽい唇が艶めいて誘っている。
このひと、目を閉じても綺麗だ。
勘が良い男のことだ、なにをしようとしているのかお見通しかもしれないけど。
「じゃ……初めてで、下手くそかもしれないけど、許してね」
「……初めて?」
彼のそんな訝しげな言葉に気づかずして、あたしは片耳に髪をかけて、彼の……水着を下げた。
「は!? なんでそっち!?」
彼の動揺を無視して、目に飛び込んだそれを手で握った。
……が、その手の上を彼の手のひらに包まれる。
「待て! お前、一体なにを……」
「だ、駄目だった?」
「駄目もなにも、なにをしようとしてるんだよ」
「え、ええと……舐めようかと」
須王の顔がぼっと赤くなる。
「お前、なんだよそれ……っ」
彼の上半身まで真っ赤だ。
「い、嫌だった!? だったらごめんね、女帝に愛をわかって貰うためには、こうした方がいいと聞いたから」
「あの女~っ!! って、お前もそんなところ、にぎにぎしなくていいから!」
「ご、ごめん、つい……」
「ああ、泣くな! 別に嫌がっているわけじゃ……っ」
「だったらいいの?」
「お前、なんで悪女のスキルをつけてるんだよ。お前がリードしなくてもいいから! そういうことは、俺に任せればいいから! それじゃなくてもそんな水着で挑発しやがって……っ」
「嫌じゃないのなら……」
「だからその絶妙な触り方はよせって! どこで覚えたんだよ!」
「だ、駄目?」
「駄目じゃねぇけど、だけど……」
悩んでいるようだ。
「だったら……いい? 一応、愛の証明ということで」
「……それは、わかっているから……」
「でも不安なんでしょう? あたしがいなくなるようで」
「……っ」
狼狽する須王が可愛くて、彼の手をどけて握っていた、少し芯を持ったそれを見る。
「おっきいね……」
「……くそっ、なんの羞恥プレイだよ……。舐めるなよ、もういいな!?」
「駄目。舐めたい」
「……お前っ」
「いつもお世話になっているところだから、ご挨拶を……」
「なに言ってるんだよ、柚っ!」
あたしは笑いながら、ピンクがかっている男性の生殖器を見た。
見ているだけで、足の間がもぞもぞしてしまう。
艶々としている太い軸を手で摩れば、あたしが触れて嬉しいんだというような、無防備な部分の脈動が手のひらに伝わってくる。
「柚、もういいだろ?」
彼の手に指を絡めて握り、ハスキーになりつつある彼の声に酔い痴れながら、斜めになっている先端を口に含めば、須王は悩ましい声を上げて、すぐ唇を噛みしめた。
なにをどうしていいかわからないけれど、舐めやすい先端をちろちろと舌を這わせれば、須王の息づかいが乱れてくるのがわかり、頂点の部分に細めた舌をくりくりと動かして刺激する。
その度にひくっと彼の身体が揺れるのが嬉しくて、軸を手のひらで包み込むようにして上下に動かしながら、舌で今度は先端の横側に舌を這わせてみれば、
「ん……っ」
明らかに快楽の声が聞こえて、彼の内股が震撼して。
「柚、頼むから……」
あたしに頼りなげな顔を見せる彼の顔が色香に満ちて、あまりにも官能的な表情を見せるから、もっと喉の深くに彼の先端を入れて、すぼめた口から上下に出し入れさせる。
「柚、あっ、柚、なぁ……っ」
それは芯をもって大きくなり、凶悪さを増していく。
顎が外れそうな思いをしながらも、愛情を込めてお口で愛撫して行けば、須王の悩ましい声がプールサイドに響き渡り、あたしもいやらしい気分となって、頭を振る。
「柚、なぁ、俺……っ、お前にされるだけで、駄目なんだ。柚っ」
咥えながら、嫌だと頭を振れば、口を半開きにして気持ちよさそうに悶える彼の姿から目を離すことが出来ない。
もっともっと、須王に気持ちよくなって貰わなきゃ。
あたしの口で、あたしの手で。
熱く濡れた視線が絡み、彼のそれは強度を増して膨れあがり、びくびくと悦びを伝えてくる。
「柚……」
半開きの彼の悩ましい唇から、切なそうにあたしの名前が呼ばれる。
「柚、気持いい……」
男らしい喉が反り返り、彼の片手があたしの髪の毛を梳くように撫でた。
「柚……、俺……気持ちいい……。お前に……ああ、お前がそんなこと……」
ただ気持ち良くなって欲しい一念で、彼の息づかいに耳を澄ませながら、手と口と舌の動きを早めれば、彼はとろりとした顔で微笑みながら、あたしの頬を撫でる。
「さんきゅ……。幸せ……。柚、もうわかったから。俺、嬉しい」
んむぅとしゃぶりつくあたしは、無意識に腰を動かしながら、美味しくてたまらないと思う、蜜に塗れた彼のそれをもっと味わいたいと続行する。
「なあ、マジで俺……っ、お前の口に出したくねぇんだ。果てる時は、お前の中がいいんだ。だから、柚……っ」
懇願するような声。
「お口に、ちょうだい」
そういうと、さらに彼のものは猛々しくなる。
「なあ、やばいんだって。お前に触れたいんだよ、お前が欲しいんだよ」
「……っ」
「柚、なぁ……っ」
離そうとしないあたしに泣きそうな声をだした須王は、握り合っていた片手を外して、両手であたしを持ち上げる。
ふわりと浮いたことに驚いたあたしの口からそれが抜けると、彼はそそり立つそれの上にあたしを跨がらせて、水着のクロッチの部分を指でずらすと、そのままあたしの腰を落とさせた。
「ひゃ……っ」
「ああ……なに濡らしてんだよ、お前」
ずらされた水着。
興奮して濡れていた秘部が、あたしが舐めていた固いそれと触れ、彼があたしの腰を両手で掴んで前後に動かすと、直接擦れ合う。
「ああ……っ」
お互い十分に淫らな汁に塗れており、プールで濡れたからという言い訳が成り立たないくらいに、いやらしくも粘着質な音が鳴り響く。
彼に唇を奪われ、にちにちと音をたてて摩擦される性器は、どこまでも気持ちよくて、声が漏れて。
須王の舌があたしの唇から首に落ち、胸の谷間に顔を埋めると、あたしの身体を倒すようにして腰を浮かせた。
そして音をたてて擦れ合っていたそれを手で掴み、明らかに故意的な動きで先端であたしの前粒を突っつきながら、秘部を抉っていく。
「ああ……っ、駄目、それでぐりぐりしちゃ駄目っ」
「お前が舐めてたところだ。今度はお礼をいいてぇって」
「……っ、はぅ……んんっ」
「お礼なのに、なに感じてるの? そんなに色っぽい顔で」
「~っ!」
気持ちよくて空にでも飛んでしまいそうな浮遊感を伴う快感に、あたしは彼の頬に自分の頬を摺り合わせるようにして、はしたない声を上げる。
「……柚っ、今の状況で……お前を縛る方法ある」
「な、なに……っ」
「お前が俺の子供を宿すこと」
「……っ」
「孕ませてぇ……っ」
あたしの蜜口に固いものが、ぐりぐりとねじ込まれていく。
「俺の子、産んで。柚」
「ん……産む」
あたしが彼の胸で頷いた瞬間、その太いものはあたしの胎内を貫いた。
いつもは薄いゴム一枚で隔てられていた彼の脈動は、直にあたしの胎内に蠢き、媚薬でも塗り込まれているかのように、ぎちぎちのものが抜き差しされるだけで、悪寒にも似たざわざわとした刺激に気が狂いそうになる。
「くそっ、やべぇな。すげぇよ、お前の直。柚……」
あたしの耳元で囁く彼は、あたしを強く両腕で抱きしめながら、窮屈そうに蜜壷を擦り上げながら、恥骨と恥骨をぶつけ合う。
「柚……悦ぶなよ。なぁ……、俺を舞い上がらせるなよ」
声を上げるあたしは彼の唇に吸い付き、自らも腰を振る。
彼の手が、揺れるあたしの上体から水着を上にずり上げ、胸を強く揉みしだきながら、激しいストロークにしてくる。
「駄目っ、そこ駄目っ、感じすぎちゃう、駄目っ」
「可愛いな……この女が、俺のを舐めるまで……愛してくれてるのかよ。ああ、それだけで……」
「須王、そこばかり駄目、駄目っ」
唇を貪り合うようにして、深く激しく繋がるあたし達。
気持ちよさと同じくらい、彼への愛おしさが募る。
「好き、好き、好き――っ」
「柚、俺の方が好きだ」
愛の告白のハーモニーの中、あたしの絶叫が喉から迸り、須王が苦しげな声を出して、あたしの胎内から彼自身を抜き出した。
頂きまで押し上がったあたしの身体は、ビクンビクンと痙攣しながら、喪失感に打ち震え、同時に……尻に掛けられた熱い迸りがもどかしくて。
いつもはゴムで隔てられているそれが、今度は隔てるものがないというのに、あたしの中ではなく皮膚の上だということが、いつも以上に距離を感じた。
「赤ちゃん……欲しかった……」
甘い息の中で、思わずそう呟けば、彼はあたしの頭の上にキスをしながら言った。
「ん……俺も。深いところで繋がって、お前の身体に俺の証を刻みてぇな」
「だったら、どうして」
「……どうしてだろうな」
その後、彼のキスはやまなかった。
俺の子供を産んでと言っていたのに、彼はその行為をしなかった。
外で吐精したからといって、避妊率が100%ではないことはわかっているし、今日があたしの安全日ではないこともわかっている。
だけど悲しいかな、あたしは彼の種を宿した予感はしなかった。
また擦り抜けた。
彼を繋ぎ止めるものが――。
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