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第6章 Overture Voice
16.
しおりを挟む「すげぇ……気持ちよさそうだな。嬉しいんだけど」
嬉しそうに顔を綻ばせられたら、一気に我に返り羞恥に顔が火に包まれる。
「駄目。手で隠すな、もっと俺に感じているところ見せろよ」
「恥ずかしいっ」
「俺だからいいだろう、柚」
須王があたしの顔から、あたしの手を剥いでいく。
「お前は、俺だから気持ちよく感じたんだ。すげぇ俺は嬉しくてたまらねぇよ。だから、もっともっと感じて?」
「……っ」
「いいよ、何回も気持ちよくなって。俺はお前に尽くすから、お前は……俺に愛されているということだけを忘れずにいて」
お腹をなで回している手が、スカートのチャックを下げて、あたしのスカートは抜き取られて。続いて、ストッキングやショーツも抜き取られた。
「もっと見せて、お前の身体」
下半身を捩ったが直されて、生まれたままの姿を須王に披露すると、彼はあたしの片足を持ち上げ、そのつま先にキスをした。
これから繋がるのだと思ったのだが――。
「……っ!!」
あたしの両足を両肩に抱くようにして、あたしをふたつに折りたたむと、両足を広げて……すでにとろとろと蕩けきっている秘部をじっくりと見る。
「駄目、見ないで。恥ずかしい、須王、須王……っ」
「どうして? すげぇ綺麗だ。キラキラ光って……ん……」
「や、あっん、須王、口つけないで」
触られたことはあったけれど、そんなところを間近で口をつけられるのは初めてで、ただ狼狽するあたしは両手をばたばたさせたが、その両手は彼の首に回されて。
そして彼は、妖艶なその顔をあたしの秘部に埋め、熱い息を吹きかけながら、いやらしい舌であたしの秘部を往復始めた。
……蕩けた目で、あたしを見ながら。
「や、須王。駄目ったら、だ……はぅぅぅっ」
ぱしゃぱしゃと音をたてて刺激され、時折強く吸い付かれて。
「……美味い。なんなのお前、俺にずっと舐めてて貰いてぇの?」
「ちが……んんんん」
須王は本当に美味しそうな顔で舐めてくるから、そこからはそういう美味しいものが出ているのかと、勘違いしそうになる。
「柚。俺を見て。お前を愛しているの、俺だとしっかり見て」
キスも出来そうな近い距離で、須王に舐められている秘部を見せつけられているあたしは、緩急つけたその愛撫に涙目で啼くことしか出来なくて。
「十二年来の俺の愛を甘く見るなよ」
そう笑うと、須王の攻めが容赦なく続く。
好きなひとに、しかもあたしの身体を知り尽くした男に、一番感じる部分を舐められていると思っただけで既に半分上り詰めてしまっていたあたしは、あっけなく頂点に行き着いて。
「駄目、須王っ、イク、イッちゃ……」
さらにはイクイク騒いだあたしの顔を、真上からじっくり見られてしまったまま、上り詰めたあたしが半べそになっていると、須王が笑いながら横に身体を伸ばして、あたしを抱きしめながらキスをしてくる。
「はぁ……お前なんでそんなに可愛いの? 俺をどうする気だよ」
「可愛くない! スケベ! エッチ!」
ポカポカと須王の胸を叩いて抗議するあたしに、須王は「そうだよ」と開き直った。
「悪いけど、こういうことしたいと思うのお前だけだから。お前のすべてが好きだから、そういうことをしてぇんだ。お前限定でいやらしくもなるさ」
「……っ、開き直るな!」
「あはははは」
じゃれあうようにキスをして、数分後。
「俺も気持ちよくなってもいい?」
須王の顔が、切なく歪んだ。
「……今日のお前は一段と可愛くて……もう限界、なんだ。お前のナカに挿らせてくれるか?」
切羽詰まった顔で、出された声は欲に掠れたハスキーなもの。
ぞくっとした。
「ん……来て」
そう言うと、須王はあたしにキスをしてから、枕元から小箱を手にした。
カチャカチャとベルトを外す音が聞こえる。
「あのさ」
「ん?」
尋ねる声からして色っぽくて、ぞくぞくする。
「この家にあたしが来ること想定していなかったのに、どうして枕元にそれがあるの?」
「……ワイン用意するフリして、忍ばせたんだよ」
「そっか。ここで誰か抱いていたわけじゃなかったんだ」
「お前っ、だから家に呼ぶ女はいねぇの! お前が初めてなんだよ」
「初めて……」
なんだか嬉しくなった。
「もういい?」
見れば、あたしの身体の両側に手をついて、腕立て伏せをしているかのような須王の顔があった。
「挿れるぞ」
いつの間にか準備を整えていたらしい須王は、あたしが頷くのを見ると、啄むようなキスをして、何度か潤んだあたしの秘部にそれをなすりつけるようにしながら、猛ったものを蜜口に宛てがい、ぐぐっと中に入って来た。
「ん……」
「ぁ……っ」
どちらも痛いわけではないのに、苦悶の表情をしながら繋いでいく。
熱く息づいたものが、狭い蜜壷をぎちぎちと押し開くようにして、あたしの胎内で存在を主張してくる――。
「キツ……」
「ぅ……ん」
やがて、恥毛同士が擦れ合う感触がすると、須王は仰け反るようにしながら、色っぽい声を出した。
「お前の中……熱くざわめいてる……」
天井を仰いでいた、気怠そうな顔があたしに向けられた。
「柚……」
須王の目から、涙が一筋……頬に伝い落ちた。
「須王……なんで泣いてるの?」
「お前こそ」
あたしも、無意識に泣いていた。
「好きな女とひとつになれるのは、感無量で、幸せなんだ」
須王は満ちた表情をした。
「九年前も……泣いたな、俺。この半年、ずっと抱いてたのに……二度目の感覚だ」
あたしもそう。
相手に愛されながら抱かれるのは、苦しいセックスを忘れられるほど、幸せなものなのだ。
「柚……、好きだ」
須王が小首を傾げるようにして、掠れた声で言う。
「繋いでも想いがとまらねぇ。さらに想いが膨らむよ」
その言葉だけで、身も心もきゅんとする。
「……我慢してるんだから、締め付けるな」
須王が、悩ましげで。
筋肉や鎖骨が男のもので、こんな男とひとつになっているのだと思えば、やはりキュンキュンしてくるもので。
「だから締め付けるなって」
須王は慌てたように言いながら、そのまま覆い被さるようにして、あたしの唇にキスをした。
お互いの頭を抱え込むように抱き合って、何度も何度も角度を変えてキスをする。
須王の熱。須王の感触。
須王の力強さ。須王の生の重み。
あたしの大好きなベリーと須王のフェロモンのような魅惑的な男の匂いとが混ざり合い、あたしの身体のすべてが、須王に凌駕される。
胎内で息づく須王が愛おしい。
いつも苦痛だった〝繋がる〟という行為は、こんなにも充足感に満ちるものなのか。
好きだと思う相手と繋がれることは、こんなにも幸せなのか。
こんなに距離をゼロにして、こんなに熱を分け合って……それでもまだ足りないと、もっともっと……相手だけが与えることが出来る幸せが欲しいと、切羽詰まった顔で貪欲にまで唇を奪い合うあたし達は、幸せとは底なしであることを知った。
キスをすれば、またひとつ須王が好きになる。
視線が合って微笑まれれば、身体が蕩けてくる。
やがて須王は、コツンと額と額同士をくっつけると、離した唇から、苦しげに乱れた……だけど色っぽく感じる呼吸を繰り返し、あたしの顔を挑むような濡れた瞳で見つめながら、静かに腰を動かした。
「あ……」
あたしの胎内で苦しいくらいの存在感を示しながら、それでも馴染んでいたものが引き抜かれる感触に、思わず震えるか弱い声を出すあたしは、須王の腕に包まれたまま喉元を晒らすと、須王が喉に吸い付いてくる。
同時に、あたしの蜜壷の内壁に擦りつけるようにして突き刺してくる須王の猛々しい欲の象徴は、彼の快楽を刻みつけられているあたしの身体に、快感の電流を走らせた。
「ああ……っ」
あたしは両足を胸のところで折りたたむようにしながら、手も足も須王をぎゅうと強く抱きしめて、細い声を上げて身体を強張らせた。
荒い息をついていたら、須王と目が合った。
「少し、イッた?」
「……ん……」
恥ずかしくてそうとしか言えないあたしに、ふっと笑う声がして、いい子というように頭を撫でて啄むような軽いキスをくれながら、また……静かだけれど、緩やかで大きな律動を繰り返す。
「ぁ、ああっ」
ぞくぞくとした快感が身体に走り、あたしは広い須王の背中に指をたて、須王のリズムに合わせて、身体を揺らす。
「柚……」
やるせなさそうな、官能的にも思えるその声で呼ばれたのは、あたしの名前。気持ちよい波に乗るあたしは、ぼんやりと須王を見上げる。
「気持ちいい?」
「うん……とても……」
言葉すら快楽に乱れて、声に波が出来て。
「すごく……幸せ。須王は……?」
須王は、切なそうな顔で見下ろして、動きを止めて言った。
「愛してる」
「……っ」
波が突如去ったように、あたしの心に突き刺さる。
「愛してるんだ、柚」
何度も重ね合わせた、須王の唇が戦慄いた。
「今まで……ごめん。お前を苦しませてごめん。言葉が足りなくてごめん。お前が嫌がってるのに、無理矢理抱いてごめん」
その声は悲痛さに満ち満ちていて、あたしの心を突く――。
「お前を……離してやれなくてごめん」
「どうして、あたしを離すの……?」
「俺……離したくねぇ。こんなに優しくて、綺麗な女……手放したくねぇ。ずっと、俺のものにしてぇ!」
「須王……?」
「……俺、頑張るから。俺から〝武器〟がなくなっても、それでもお前をもう苦しめねぇから。だから……俺の傍にいて。どこにも行かないでくれ」
蕩けている瞳は、泣いているようにも思えて。
泣いている子供の須王が、見えた気がした。
彼は、あたしに……母の愛も求めているのかもしれない。
無条件で愛してくれる、そんな愛を。
「須王……頑張らなくていい」
あたしは、須王の両頬を手で挟む。
「あなたは十分に頑張ってる。だから、あたしのために無理をしないで。あたし……頼りないかもしれないけど、あなたの安らぎになりたいの」
小さい頃から銃を持たされた須王。
傷だらけの身体をした須王。
もしもあたしとの出会いが、彼のそうした凄惨な人生を少しでも変えることが出来るのなら……。
「あたしが、須王を手放さないから。だから……安心して?」
彼はまだなにかがあるのだと、感じた。
いつよりも、近い場所で彼の葛藤をあたしの身体が感じていた。
彼は、後ろで抱く時よりも、なにかを抑えている――。
正面から抱きたいと言ったのは須王。
しかし彼はなにか……またお得意にあたしを高みにあげることで、……まるで心が繋がったこの一夜を、心の拠り所のない思い出の一頁にしようとしているように思えて。
ある種、諦観や達観。あたしを切り捨てるための――。
冗談じゃないよ。
なんのために、あたしがいるんだ。
なんのために、あたしは泣いて苦しんできたんだ。
「あたし、根性だけはあるつもりだから。はは……そう考えれば、あなたにフラれたのも、ピアノが弾けなくなったのも、エリュシオンも……いい修行だったね」
「柚……」
彼の瞳が怯えている。
「須王……、怖いことはないよ。あたしは……あなたがいてくれれば、あなたがたとえ名声がなくなっても構わないから。あたしが好きなのは、須王だから。……ずっと囁いて。あたしの名前を呼んで。それだけでいい」
須王はあたしの唇を奪った。
唇は、荒々しくも切ない……、彼の心を伝えてきて。
「本当に、お前が好きなんだ。お前は……俺の光で」
絞り出すようなその声に、あたしの心が切なく音をたてる。
「あたしは光じゃなくて、ただの女だよ。須王に抱かれて、幸せだと思ってる……「だからなんでお前は、直球なんだよ……」」
須王があたしの首筋に顔を埋めた。
……彼は結構照れ屋だ。自分ではもっと言うくせに。
「俺のどんな言葉も、お前のひと言には敵わねぇな」
彼はふっと笑い、顔を上げる。
その顔は頼りなげな怯えなどなく、艶めいた男の顔で、あたしの身体が疼いた。
「……さんきゅ。……俺、幸せ過ぎて……、不安になったんだ」
彼はその顔で、微笑む。
本当の理由は言わないまま、また自己完結してしまったようだけれど、だけどさっきまでの儚さが薄らいで、安心した。
視線が絡む。
甘く、熱い視線が、あたしを魅了する。
揺れる彼の瞳は怯えによるものではなく、彼の情欲ゆえに。
「……感じて。どれだけ今まで、こうやって……お前を抱きたかったのか。どれだけ恋い焦がれる女と繋がりたかったのか」
熱を帯びた声と共に、休止していた抽送が激しくなり、一気に官能の渦に取り込まれそうになる。
「柚、愛してる。お前だけを――」
「はっ、あ、んっ、すお……あたし…もっ」
あたしの言葉は、急激に押し寄せる快楽の波には届かなくて。
「須王、飛んじゃう。捕まえ……ててっ、須王っ」
彼はぎゅっとあたしの身体を抱きしめて、貪るようにキスをしながら、そのまま上体を起こして、下から突き上げてくる。
あたしが須王を見下ろす、対面座位。
角度が変わった刺激に声を上げながら、夜の月の光を浴びたようなダークブルーの瞳が、じっとあたしを見ていることに、切ないくらいに愛おしさが募る。
「……お前、凄ぇな。お前のナカ、熱くてとろとろで……俺を離そうとしねぇで絡みついてくるんだけど」
「な、なな……あああんっ」
彼の貫き方が微妙に変化して、それに声を上げたあたしは、彼の首に手を回して、その筋肉がついた逞しい肩に顔を埋めてしまう。
「お前……ここだろ?」
「ひゃああっ、駄目、駄目ぇぇっ」
「可愛いな、本当に」
ハスキーな声で、身体ごと弾ませる須王の言葉は、なにを言っているのかわからなくて。
「すげぇ、好き。お前が好きだ」
さらに乳房を口で愛撫してくるから、反り返るあたしの身体は、彼の両手に指を絡めるようにして、体勢を保つ。
須王が見ている。
口を押さえる理性すら、愛おしさに負けて快楽に流されるあたしを、はしたない声を上げるあたしを。
羞恥?
いや、嬉しい。
あたしもまた、正面から彼に、あたしのすべてを抱いて貰いたかったのだと気づいた。
飾ることのない、あたしを愛して欲しい。
「柚……俺が好き?」
あなたが、九年前から好きだから――。
「うん、好き。須王が……ひゃああああっ」
あたしの返事と同時に、須王があたしの手ごとあたしの尻たぶを持ち上げるようにして、一気に落とす。
強い摩擦と、直後の須王の細やかで早い動きに、果てが近いことを予感させる白い靄に包まれながら、彼の首に縋り付いて啼いた。
いやらしい音。
いやらしい、口づけ。
すべてがいやらしいのに、須王の甘い声だけに反応するあたしの身体は、
「柚……苦しいくらいに……愛してる」
その言葉と、ぎゅっと強く抱きしめられたことにより、一気に上り詰めて。
「イク、イク……っ、須王、須王も来て――」
「ああ、ん……っ、……っ、……ゆ、ず、……く……っ」
そんな声と荒い息とが聞こえると同時に、あたしの胎内でぶわりと大きくなったそれは、須王があたしの尻を押しつけるようにして彼に密着させたから、、白い果ての世界で須王の震えを感じ取った。
あたしはひとりじゃないと。
今度は須王も一緒に来てくれているのだと。
そう感じたら嬉しくて。
「離さないで……」
そうベッドに沈むあたしは、
「やっぱり俺は……お前を離せねぇ。……立ち向かうよ、……と、忍月に」
須王が決意めいて言った言葉を、聞き漏らしてしまった。
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