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第6章 Overture Voice
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東京都港区台場――。
江戸時代末期に黒船対策として台場(砲台)の建設がなされた埋め立て地が、東京臨海副都心のひとつに数えられるようになった。
近くにはレインボーブリッジや有名テレビ局を始め、水に囲まれた綺麗な景観を売りにした高層ビルやホテルが建ち並ぶ場所でもある。
「お台場に住んでるっすか!?」
あたしの口からは、シークレットムーンのしゅうしゅうさんのような息が荒く出ている。
「まあな。最上階じゃねぇけど」
……車はアウディ。
なんと棗くんがアウディを乗って、木場駅に来てくれたのだ。
――もう本当に人使い荒いわよねぇ! 私に交通機関で帰れというんだから!
――車にばっかり乗っていると、太るぞ?
――いやーーーん!!
先に早瀬が棗くんに頼んでいたらしい。
そして棗くんが去り際にあたしの耳に囁いた。
――須王の言葉を聞いてやってね。あいつ、嘘はつかない奴だから。
離れろと怒る早瀬に目もくれず、緋色の唇で弧を描いた棗くんは、なんだかとても寂しそうな眼差しをしてぼそぼそと呟いた。
〝……が先にきみを……になったんだけどな〟
聞き返したら、何も言わずに手を振られて背中を見せた。
……そしてアウディに乗り込んで、七時過ぎにはめっきり暗くなる空の元、夜景を流しながら連れられたのは、レインボーブリッジ!
あたしは東京に住んでいるくせに東京の地図には疎いけれど、さすがにレインボーブリッジと、照明に反射する水面を見ていれば、今どこを走っているのかはよくわかる。
「レインボーブリッジは初めて?」
「うん! へぇ、本当に道路だったんだ」
「当然だろうが。なんだと思ってたんだよ?」
「ライトアップされた遠景しか見たことがなかったから、いうなれば……クリスマスツリーにぐるりと撒かれたライト、みたいな」
「なんだよ、それ」
早瀬は声をたてて笑う。
お台場との看板を見ながら赴いたのは、24時間営業しているスーパーだった。
「うちの冷蔵庫には、ほとんどなにも入ってねぇから」
「……自炊してなさそうだものね」
早瀬が台所に立って、トントンと包丁を使っているなんて想像出来ない。
やはり王様は食べさせて貰う側のように思える。
「そんな時間あれば仕事してるか寝てる」
ごもっとも。
売れっ子の仕事量は半端ないだろう。
やる気のないエリュシオンを黒字にしているのは、早瀬のおかげだ。
「なに食べたいの?」
「ん……。早く食べれて、精がつくもの」
「な、精がつくって……一体何回する気なのよ!?」
いつも二回じゃ終わらないというのに!
「は? 俺、今日まで徹夜明けだって言っただろう?」
「へ?」
「……まあそっちでもいいや。期待されているようだし?」
流し目が寄越される。
「き、期待なんて……っ」
恥ずかしい!
この手の勘違いは、本当に恥ずかしい。
穴があったら潜りたい。
モグモグ、地下の中に潜って体育座りをしていたい!
……色々と無理!
「ふぅん?」
案の定、早瀬の口調からして誤解している。
「期待してません、なにひとつ期待してませんので!!」
「今回、何回しようか」
「だからやめて、そっち系の話!!」
「お前が言い始めたんだろうが」
「言ってない、言ってない!」
両耳を手で抑えると、車が地下駐車場に停まった。
さて、降りようとすると腕を引かれて、唇を奪われる。
「キス、たっぷりしような」
怪しい眼差しで甘く囁かれて。
「ちょ、ちょっ、キャラ崩壊!!」
「だから、これが素だって」
「悪霊退散!!」
手をクロスさせて、バッテンマークを作ってしまうあたし。
「それなら、十字架マークにしろよ」
……指導が入り、十字架になった。
「でも俺、効かないから」
やった意味もなく、また唇をちゅっと啄まれて。
ねっとりとした視線だけが余韻を見せる。
「ここでしたくなるから、出よう」
「し……!?」
早瀬のストレートな言葉は、本当に心臓に悪い。
早瀬も高級牛のしゃぶしゃぶを食べたかったのか、肉ばかり手にして、あたしが押すカートに持ってくる。
「なんでそんな高い肉を持ってくるの!? ただの和牛でいいでしょう!?」
次に手にしてきたのは、一枚二千円もする分厚いサーロイン牛。
スーパーでそんなものを手にするひと、初めて見た。
あたしが出したのは、お買い得品の上に夜で値下がりしたもの。
「なんでそんな安い肉だよ! 頑張らねぇといけない俺に、せめてこの分厚いステーキにしろよ!」
「だからその頑張るってやめてよ!」
「そっちじゃねぇよ! そっちはまだ頑張らなくても大丈夫な年だよ。頑張るのは俺の語りの方だ!」
「あなたの語りになんでサーロインが必要なのよ。もう夜よ!? 夜にステーキなんて消化に悪いわ。ぶよぶよ太るわよ!?」
「身体たくさん動かすんだから大丈夫だろう!?」
ドヤ顔で言われた。
「な」
しかもどんな顔でも王様の美貌を損なうことはなく。
「なななな……」
あたしはカートごと後ろに移動しながら、適当な安い肉をカゴにいれ、そのまま右折して脇の小道を走った。
「おい、待てよ。なんで逃げる!!」
この金銭感覚壊滅男が一緒だったら、破産する!
一番に見なければいけないのは食品の善し悪しではなくてお値段! その次に品質! それが一人暮らしの基本です!
不思議とカートを押していると早く走れるもので、追いかけっこのようにして店内を走りながら、肉肉言う男のために肉料理を急いで頭の中で探しつつ、その材料をカゴにいれて、縦横無尽に走る。
「お前な……」
ようやく追いついた早瀬。
長い足で早く走れる早瀬でも、あたしの動きには敵わなかったらしい。
「そうだ、鍋ある?」
肝心なことを聞くのを忘れていた。
どの程度の料理器具が置いてあるのか。
「新品の一式、どっかの棚に入っていると思う」
なんでも、通販で仕入れてそのままらしい。
使っているような気配はないから、料理するための道具はあるのだろう。
早瀬のマンションは、まるでホテルだった。
共同のエントランスが高級ホテルのラウンジを思わせる作りで、沢山のふかふかのソファが広がっている。
横を見ればエスカレーター。
なぜに、マンションにエスカレーター!?
驚いていたら、庶民の白いレジ袋とは無縁な早瀬が、ネギがはみ出した買い物袋を抱えて、エスカレーターを促し、下りエスカレーターを隣に見ながら上がった。
どこぞの王宮かと思われる大きなシャンデリアが目を引くそこのフロアには、右手にホテルの受付みたいなカウンターがあり、パソコンを机の上に置いた制服姿の女性が、早瀬ににこやかにお辞儀をした。
「ちょっと待っててくれ」
早瀬がコンシェルジュになにか話しかけている間、あたしは大きく豪奢な空間を見渡していた。
いかにもお金をかけていますよ、という成金が好むような大理石調の内観は、実は実家もそうだったりする。
そのため内観に驚くことはないが、ここのフロアは外の景色を重んじる硝子張りになっており、そこには通ってきたばかりのレインボーブリッジを始めとした夜景がパノラマ状に広がっている。
さらにここのフロアには、イタリア料理店があり(ここで食べればよかったのに)、さらにこのフロアにも待合所みたいな応接セットがたくさん並んでいる。ここにいるだけで、台場の夜景が楽しめそうだ。
なんて贅沢なマンションなんだろう。
早瀬が戻って来て、行こうと促される。
「ねぇ、ここホテル?」
「いや、ホテルと提携したマンションだ。個人の部屋の掃除もマンションの清掃員がしてくれる。まあ希望者だけれどな」
「え、プライバシーの侵害とかは……」
「仕事が忙しい時は断っている。合間合間に来て貰っている感じだな」
「忙しいひとにはいいかもね、このホテル風のマンションは」
「ああ。決め手はそれだけだ」
笑いながら早瀬は、カードのようなものを取り出して自動ドアのようなところの前で、そのカードをSuicaのように備え付けの機械にタッチして読み取らせると、ドアの情報にある赤いランプが緑のランプへと変わり、ドアが開く。
ピッカピッカの白いマーブル模様の床を歩くと、エレベーターが二台出てきた。エレベーターの壁についてある機械にまたカードを読み取らせると、エレベーターの扉が開く。
さらに中の回数を押すところにも、読み取り口があるらしく、そこにカードをタッチすると、自動的に回数のボタンに光がついて動き始めた。
26階だった。
「面倒だね、自分の家に戻るのに」
「だけどまあ、セキュリティがしっかりしているからおかしな奴とか入らねぇ。ここのマンションは各界の有名人が多く利用しているから、報道陣やストーカーなどはシャットアウトしたまま籠城して過ごせるし。お前が来るときは、あのコンシェルジュに言って来客用のカードを貰え」
……次があるのかな。
そうだったら嬉しいけれど。
「エレベーターは東西の棟にふたつずつある。そしてそれぞれの棟の各フロアには一軒ずつしか入ってねぇから、もしエレベーター内で同じ階数の奴がいたら、ひとまず下の階で降りろ。まあいつも俺がいるようにはするけれどな」
……次も連れて来てくれるの?
自分を好きな面倒な女だからと、ストーカー扱いしない?
「このマンションは35階まであって、33階からは共用部でBARやプール、ジム、露天風呂がある。これはコンシェルジュに言って時間制になるから、他の奴とは重ならねぇ。さっきちょっと予約してきた。俺もジム以外行ったことがなかったし、ちょっと探検しようぜ」
早瀬は柔らかく笑った。
早瀬の細マッチョ造りは、マンションのジムを利用していたのか。
エレベーターが26階に着いた。
降り立った先のフロアにはドアがひとつしかなく、早瀬はカードをドアの横のスロットに差し込む。
カチャリ。
鍵が開く音がした。
「しばらく帰ってなかったから、汚くてすまねぇな。お前が来ると早くからわかっていたなら、必死で片付けたものを」
「来なくても片付けましょう」
「……そうだな。お前が俺の嫁になったら、俺に駄目出ししながらお前が、俺の環境と健康を守ってくれそうだ。……安心だな」
嫁。
ちょっぴり動揺したが、これは仮の話題であって、別に深い意味はない。
「誰が嫁になろうとも、しっかりものを選んでね。そうじゃないと、仕事に健康奪われるよ」
「……本当にお前、乗ってこねぇよな」
「なにを?」
初めて踏み入れる早瀬の部屋。
靴を脱いで廊下を右に曲がれば、そこはキッチンカウンターつきのリビングが出てくる。
「広っ」
月並みな表現だけれど、それ以外に言いようがない。
キッチンの隣はダイニング。
料理を作りもしないくせに、ワイン色の重厚なテーブルセットが置かれてある。
その隣はどう見てもくつろぐため以外の目的がなさそうな、ダークブルーの革張りのソファがコの字型に広がっている。
テレビも、スタジオのミーティングルームにあったテレビより大きく、置かれてあるステレオセットや、長細いスピーカーだの、音楽も高品質で聴けそうな環境だ。
「そうか? スタジオの方が二十畳だから広いだろう。ここはダイニング入れて十八畳しかねぇし」
「十分だよ! うち六畳だよ!?」
リビングはカーペットとかラグというものが敷かれておらず、明るい色の木の床にワイン色の家具と、グレイ色の石が積み重なったような柱で構成され、リビングの奥には飾り棚のような仕切りがあり、その奥にはベッドが見える。
「ここは1LDKなの?」
「3LDKの個室のドアを取っ払って、2LDKにしてる。寝室の横のドアから、スタジオみたいな仕事部屋に繋がっている」
まるでモデルルームみたい。
ほとんど仕事場にいるくせに、なんでここまで広いリビングとか必要なのかね。このリビングで何人寝れるんだろうね。
そして、ソファの色と反対色となるワイン色に統一された家具や調度が、とても気品溢れていて、王様の部屋だなあと思わせる。
無駄な物はない代わりに、しっかりとした意味がある、存在感が大きいものしかない。
あたしは脱いだ上着をソファにおいて、キッチンに立つ。
見事なまでに使われた形跡のなさそうなシンクやガス台や換気扇。
お鍋すら外に出ておらず、閑散としたキッチンだ。
「鍋は?」
「鍋は上の棚だ」
「上って、ここかな……」
上にある扉に背が届かなくてつま先立ちしているあたしの背後から、ふわりとベリームスクの匂いが漂って。
あたしの肩に手を置くようにして、早瀬が後方から手を伸ばして鍋セットを出してくれた。
「ありがとう」
新品の箱に一式が揃っているようだ。
箱に書かれてあるブランド名を見て、あたしは目を細めた。
「これ、一度か使ったことある?」
「さあ? どうだったかな」
「これ、滅茶苦茶高いのよ!? ひとつ一万円とかする鍋なのよ。なんでこんな高いものを通販なんかで買うのよ!?」
それは、あたしがいつも横目で見ていたブランドのものだった。
ピッカピッカの鍋。
片手で使うには重い鍋。
料理に自信が持てるようになったらひとつくらい買ってみようかと思っていたのを、料理が使わないひとが買っているなんて。
「他の鍋の値段なんて知らねぇよ。通販でうまそうなの作っている写真があったから、これを使えばうまい料理が出来るのかなって。でも買ったら料理を食った気分になって、棚の中だ」
わからないでもない。
人間手に入れたら、それだけで満足する生き物だから。
「……あなたに料理を作る女性はいなかったんですか?」
「いるわけねぇだろう」
「でもそれにしては、お皿とかコップとか。あなたの趣味?」
横の棚には、ピンク色の柄がついたものがちらほら見える。
「……棗だよ」
早瀬は棚の扉を開けてピンクのコップを取り出し、ひっくり返して底を見せた。底には『なつめ♡』と書かれてある。
「厄介な女がもし押し入ったときに、女の匂いをさせておいた方が良いと、あいつがピンクの食器に名前を書いて、ここに来た時に喜んで使っている」
……棗くん。男の子なのにね。
「今までで俺の家に入ったのは、棗とお前のふたりしかいねぇ。あ、清掃を除けばな」
「女遊びをしていた時も?」
すると早瀬は苦笑した。
「一度限定の女を、自宅に招くか。俺の女面して面倒になるだけだろう」
「……そう、ですか」
なんだろう。
早瀬の空間だと思うからなのか、この部屋に立ち入ることが許された女があたしだけだということに、過剰反応している気がする。
あたしは、一度限りにはならないの?
あたしは、あなたが好きと自覚を持って今ここにいるのに。
「俯いて、どうした?」
早瀬がシンクの縁に手を置きながら、あたしの顔を覗き込むようにして腰を屈め、あたしの顎を手で上げてくる。
ダークブルーの瞳がじっとあたしを見ている。
……そう思ったら、全身がかっと熱くなる。
「………」
「………」
真っ赤な顔を隠そうとするのだけれど、早瀬の手の力には敵わず。
「……柚」
「……っ」
「このままなら、お前をまず食いてぇんだけど」
「ホラーはいりません」
「ホラーじゃねぇよ」
「……ご飯を」
「柚」
唇が重なった。
ぬるりとした舌をあたしの唇に差し込みながら、早瀬は眉間に皺を寄せるような苦しげな顔をしながら、ネクタイを外した。
ベリームスクの匂いに包まれて。
「んぅ……っ」
蕩けるような反応をしたのは、あたしの脳なのかあたしの身体なのか。
唇が離れても、絡ませた視線のまま、また唇が重なり、早瀬はあたしをシンクと挟むようにしながら、あたしの口腔内で獰猛に舌を暴れさせた。
そして――唇が離れる。
「……このままなら駄目だ。今夜は駄目なんだ」
そう苦しげに掠れた声で言い放つ早瀬は、やるせなさそうにしながら、あたしの背中に両手を回して抱きしめると、
「……柚……」
苦しげな息を吐きながらあたしの名前を呼び続けた。
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