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第5章 Invisible Voice
9.
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後片付けをしようとしていた時、小林さんが、早瀬が脱ぎ捨てた背広を片手にあたしに言った。
「あいつ、外で酔いをさましていると思うから、これ着せてやって」
「あ、わかりました」
トイレに出たのかと思いきや、酔っ払いか。
小林さんには、早瀬の酔いがわかるらしいが、あたしの目にはいつも通りの涼しい顔をしていたようにしか見えなかった。
外に続くドアを開いて探してみたが、すぐには早瀬の姿が見つからず。
うろうろと歩いていたら、見慣れた黒い外車の横に、寄りかかるようにして、早瀬がタバコを吸っていた。
白い煙が、夜空に浮かぶ……まだ満月になりきらない、太った月に吸い込まれていく。
月を見上げる早瀬の顔がどこか寂しげに思えて、月に戻ったかぐや姫のように、早瀬も満月期には月に帰ってしまうのではないかと、無性に焦ったあたしは、大きな声で早瀬を呼んだ。
「早瀬さん!」
月明りを浴びた早瀬がこちらを向く。
麗しい王子様にタバコはあまりにもミスマッチだと思えるのに、どこかタバコと似合う退廃的な翳りを感じて、ぞくっとする。
なんだろう。
まるで、こちら側と早瀬のいる側に、線が引かれているような。
「どうした?」
早瀬は、微笑んだ。
「寒いかなと、上着を」
彼はあたしから顔をねじるようにして斜め上に細い煙を吐き出すと、タバコを足で消して、じゃりと小石を踏みながらあたしの方に近づいてきた。
……なんで線が引かれたと思ったのか。
早瀬は、その線を踏み越えられる男なのに。
「ありがとう」
早瀬はあたしから背広を受け取ると、それを開くようにして、あたしの背中にかぶせた。
早瀬の匂いがふわっと漂う。
「あたしは戻るので……」
「ちょっと付き合えよ」
首を傾げるように笑う早瀬に、一瞬見惚れてしまったあたしは、振り切るように慌ててぶんぶんと頭を振った。
「嫌?」
「い、嫌じゃない、です、多分……はい、恐らくは」
「ぶはっ。なんだよ、その返し」
動揺を笑われてしまった。
月の引力は不思議な魔力があるというけれど、どこか翳ってみえる早瀬の美しさを際立たせているようで。
「お前も飲んだんだろ? 暗いし、足元危ないから」
伸びた手が、あたしの手を取り、指を絡ませ合うようにして握られて、そのまま静かに歩いた。
……多分あたしも酔っているのだろう。
ほわほわと、雲の上を歩いているような浮遊感があるから。
それでも早瀬の手を離したくなくて、早瀬を感じていたくて。
無性に切なくなって。
それをまぎらわせるようにして、とりとめのない話題を探す。
「……タバコ、吸うんですね」
「言葉遣い」
「す、吸うんだね」
「ん……。忘れたいことを思い出した時にはな。いつもは吸わねぇけど」
酔っているのか、その声が気怠そうで色っぽい。
「俺とお前の、秘密な?」
睦言のように言われて、ドキドキが強くなってしまった。
「あそこに、座ろうか」
案内された内庭に、石造りのベンチがあった。
ちょうど、オレンジ色の照明の光に照らされる。
そこに早瀬に促されて座ると、冷気にくしゃみをしてしまった。
「寒い?」
「いえ、……くちゅん」
「もっと近くに寄れよ。俺は酒で暑いから」
「だ、大丈夫……くちゅん」
「大丈夫じゃねぇだろ?」
早瀬の片手があたしの脇に回り、ぐいと引き寄せられ、彼の肩に頭をつけられた。
ベリームスクの匂いが強くなる――。
服越しだと言うのに、早瀬の熱い体温を感じ、抱かれていることを思い出してしまったあたしは、真っ赤な顔で固まってしまう。
ああ、夜でよかったと思いながら。
握り合ったままの手。
腰に添えられた手と、顔が感じる早瀬の肩の熱さにくらくらする。
体温を分かち合うかのように寄り添いながら、お互い声を出すことなく、静かに時間が流れた。
それは数時間のように思えて、実は刹那の時間だったのかもしれない。
重厚な高壁が外界の喧噪を鎮めた、静謐な夜――。
夜遅いとはいえ、青山通りがほど近い東京の中心部で、こんなに静かな時間を体感出来るとは思ってもみなかった。
今日起きた非日常的出来事が、まるで嘘だったかのように落ち着いていられるのは、仲間が出来た安堵感ゆえか、早瀬が横にいるからなのか、夜の帳のせいなのか。
それとも――-。
早瀬と寄り添う今こそが儚い夢で、現実はもっとシビアで、早瀬に背を向けてあたしは泣いていたりするのだろうか。
嫌い、大嫌いだと泣きながら、早瀬に抱かれているのだろうか。
……そんな現実なら、戻りたくない。
十分すぎるほど、あたしは早瀬のことで泣いてきた。
もう、早瀬のことで泣きたくない。
今はただ――。
消え入りそうに儚げで、切なそうな表情をする早瀬の隣に居たい。
いつもは吸わないタバコを吸っていた早瀬の心を知りたい。
だけどそれを言葉にすることは出来なくて。
哀しいくらいに切ない心を震わせるだけ。
こんなに感傷的になるのは、人智を越えた月の魔力のせいなのだろうか。
永遠に姿を留めることない月のように、刹那的に……早瀬が変わらぬよう、引き留めようとしているのだろうか。
自分の心すらわからない。
ただ、水面に浮かぶ月のように、ゆらゆらと揺れるだけ。
ただ、月のように手の届かないひとと、寄り添っていたいだけ。
ふぅと長い息を吐く音が聞こえて、少し掠れたような声で早瀬があたしに聞いた。
「怒ってる?」
「え?」
「……俺、なにやらかした? もう中に戻りたいか?」
哀しそうなその声に、あたしは慌てた。
「……べ、別に……いつも怒っているわけじゃないし。あたしも、酔いをさましたいから……」
早瀬にとって、あたしの無言は怒りに思えるのだろうか。
考えてみればいつも、あたしは言いたいことを言えずに、言っても無駄だと我慢して、言葉を呑み込んできた。時には泣きながら。
早瀬と前のように長く話せるようになったのは、HADESプロジェクトのボーカル選考をするようになってからだ。
そうか。
あたしはいつも、早瀬の前で怒っているか泣いているか、だった。
「じゃあ……なにか喋れよ」
「と、突然言われても……。沈黙がいやなら、あなたが喋ればいいじゃない」
可愛くないあたし。
困るんだ、懇願されるように……切なく言われたら。
「駄目だ。……今、言いたくなるから」
早瀬は苦しそうに、そう言った。
「え?」
「せめて……金曜日まで、我慢させろよ。誓いを破ってしまうのだから、せめて……その時までは、堪えさせてくれ」
……彼は一体なにを、言おうとしているんだろう。
そこまで彼が禁じているものはなんなのだろう。
「辛いなら、別に……」
そう。こんなに泣きそうな声を出すくらいなら……。
「……駄目だ。お前が誓いを破らせたんだ。……俺、女々しいけど……もうお前に嫌われたくねぇんだよ……」
涙声に、心臓が跳ね上がる。
「お前以外、抱きたいとも思わねぇのに……お前を大事にしたいのに、それがお前に伝わらないなら、言うしかねぇだろ? お前を傷つけた……〝言葉〟を使うしか……」
なにか――、
告白されている気分になってドキドキする。
まさか。
あたしは早瀬にフラれているんだから。
どんな理由があるにしても、別の女とキスをするフリをしてでも、早瀬にとっては、あたしを拒絶する選択を選んで放置していた。あたしは、そんな程度の女だったのに、九年経って一体なにが変わるというの?
九年経って早瀬は、皆の早瀬となり、あたしは落ちぶれたのだ。
そう、シンデレラと王子様には、そう簡単には、舞踏会は開かれない。
ありえないことを可能にする、魔法がなければ――。
だけど、もし許されるのなら。
もし、夢心地の今……、ありえない夢を見てもいいのなら。
あたしは、早瀬に愛されたい。
早瀬に、あたしの足にだけ合う、硝子の靴を持ってきて貰いたい。
あたしだけが好きでいようと思っていた心の裏返し。
愛されることはないのだからと、心に蓋をしていたその中身は、早瀬の特別でいたい――ただそれだけ。
叶わぬことだから、永久に願い続けるのだろう。
あたしは、早瀬に愛されたいのだと。
愛されるような魔法をかけて貰いたいと。
あたしも、女帝と同じなんだ。
ただ、愛されるために頑張らなかっただけ。
もしも魔法が使えて、九年前の罪悪感や贖罪ではなく、九年後のあたしを……早瀬に愛して貰えるのなら。
心に封じてきた、早瀬との未来を……今一度信じられるのなら。
……どんなにあたしは、幸せだろう。
九年間の苦しみをすべて白紙に戻して、早瀬に……あたしも好きなのだと、再会して早瀬の音楽に触れて、自分の傷がまた開くことになっても、それでもまた惹かれてしまったのだと、そう言えたのなら。
おとぎ話のようなハッピーエンドが待ち受けていて、身も心も早瀬に愛されることが出来たら、どんなに素敵だろう。
早瀬のことを、須王と呼べる日が来たのなら――。
「……っ」
目からポタポタと涙が零れ、それを隠そうとしたが早瀬に見つかってしまった。
「……なんで俺は、お前を泣かせてばかりなんだろうな」
「違う、これは……」
早瀬の手があたしの側頭部に添えられ、早瀬の胸にあたしの顔は押しつけられる形となり、繋いでいた手は解かれてあたしの背中に回る。
「どうして、泣かせてばかりで笑わせてやることが出来ねぇんだろう、俺は」
「だから、これは早瀬のせいじゃなく……」
「同じだよ。お前のすべてを守りたいのに……。なんのために俺は今まで……」
「……っ」
――ああ、駄目だ。
勘違いしてしまう。
あたしは早瀬の特別だと、思ってしまう。
「ごめん、離して」
「……嫌だ」
「離してよ」
「だから駄目だ。離したくねぇんだよ」
強く抱きしめられ、月明りに早瀬の顔が見えた。
悲哀に満ちたそのダークブルーの瞳に、視線を奪われて。
闇夜に自己主張する深いその青い瞳が、揺れて……なにかを告げたそうにしていて。
「………」
「………」
……愛おしい、そう言われた気がした。
馬鹿、柚。
ありえないから。
妄想の世界から出てきなさい。
早瀬が、あたしを好きだとかそういう類いは忘れなさい。
恥をかくのは、辛い思いをするのはあんたなのよ。
九年前、早瀬に置き去りにされたあたしが叫ぶ。
「……柚……」
その声で、あたしを惑わせないで。
あたしはどうにかしているの。
声までも、あたしを愛おしいと言っている気がするなんて。
「キス、していい?」
あたしの葛藤を知らずに、早瀬は聞く。
キスしたい。
すれば、柚……あんたがまた傷つくよ。
早瀬に触れたい。
触れたら、あんたは苦しむよ?
「駄目?」
キス、したいの!
傷ついていいの?
早瀬が好きなの!
戻っておいで、そこから先は危険だから。
あたしは、早瀬が、須王が……。
早瀬の首に手を回して、立ち上がるようにしながら、あたしからキスをした。
あたしの唇は涙の味がしていただろう。
きっと早瀬は、それを感じただろう。
だけど、お願い。
傷よりも痛みよりも、早瀬が欲しいと思ったあたしを忘れないで。
傷が痛いけど、だけどやはりあたしは、あなたが好きなの。
触れあうだけの唇で精一杯のあたしは、そのまま涙を流した。
早瀬はあたしからのキスに驚いていた顔をしていたようだが、そのまま固まってしまうあたしに苦笑して、唇を少し離して、啄むようにキスをした。
「だからなんで泣く?」
「……っ」
「俺が嫌いなのに、キスはいいのか?」
「………」
「でもこんなのはキスって言わないぞ? 教えただろう? 本当のキス」
「ふ……ぇ」
憎らしいほど、早瀬が好き。
恨めしいくらいに、早瀬が好き。
あたしは泣きながら早瀬のネクタイを思いきり引くと、下がってきた早瀬の唇に噛みつくような……やけくそのキスをした。
ふっ……と笑ったような気配がする。
そして唇が重なったまま、あたしの身体は早瀬の両手で持ち上げられ、早瀬の膝の上に真向かいに座らせられると、上から早瀬の唇を貪るような形となる。
フレヤーとはいえスカートなのに、しかも生理中なのに、こんなところで両足を開かせられて跨ぐ格好が恥ずかしくて堪らないのに、そうした羞恥心が顔か態度かに出たのか、見下ろす早瀬の顔が、嬉しそうに……だけど挑発的な眼差しをしながら、唇を薄く開いて、あたしを誘う。
もう出来ません。
これで精一杯です。
そう意思表示をしているというのに、早瀬の両手はあたしの後頭部を支えるようにし逃げ場を塞いでくる。早瀬の舌があたしの唇の裏側を舐めてくれば、それだけで下半身がむずむずしてしまうあたしは、やがて痺れをきらせた早瀬に舌を絡ませられるようにしながら、早瀬の口の中に絡んだ舌を誘導されてしまう。
初めて忍んだ早瀬の口の中は今までにない感触がして、誘導されるように早瀬の口の中を舌先で触れば、なんとも悩ましい早瀬の声が聞こえて、それだけでざわざわと背筋に流れる微電流が強くなる。
絡み合う舌。
いつものように追いかける早瀬の代わりに、あたしが追いかけて早瀬の息を荒くさせると、今までにない興奮が身を震わせる。
酔いも手伝い、いつになく大胆に早瀬の口を攻めるあたしは、早瀬の手が下りて、ブラウスの中に入り、ブラのホックを外されたことに気づかずキスに夢中になっていて、気づけば胸元の開放感にはっとした。
ブラウスのボタンが外されて、ブラごとキャミが上に捲れている。
抗議の言葉もキスで塞がれ、熱い手があたしの両乳房に宛がわれた瞬間、あたしは直接肌で感じた熱にびくんと反応した。
乳房は手のひらに包み込まれるようにして、優しく揉みしだかれていく。
いつもは後ろからの手の動きが、今は正面からとなり……早瀬によって拓かれた身体は、いつも以上に敏感に反応してしまう。
キスが疎かになると、今度は早瀬が主導権を握ってきて、あたしの口腔を激しく攻め立てながら、ひとつのリズムを奏でるようにしてあたしの胸を愛撫してくる。
静かな夜に響く甘い声。
絶え間ないキスの音。
好きなひとから応えて貰えるキスが嬉しくて、たまらない。
酔っているから。
夢を見ているから。
だからあたしは、早瀬に触られるのが素直に嬉しいと思える。
やがて音をたてて唇が離れると、そのまま早瀬の唇はあたしの耳や首に宛がわれて、囁かれる。
「抱いて、伝えたい……」
両手で掴まれたあたしの腰が早瀬にぐいと引き寄せられると、ズボン越しとはいえ早瀬の猛りを感じられて。
「このまま、正面でお前の中に包まれてぇよ……」
ぐいぐいと押しつけられる股間。
ああ、あたしも欲しいのに。
いつものように拒むのではなく、あたしが早瀬と繋がりたいと思うのに。
繋がることが出来なくて。
「柚……」
切なそうにあたしの名前を呼ぶ早瀬が、月明りに照らされながら、露わになったあたしの乳房の頂きに口をつけた。
九年ぶりに見る早瀬の愛撫の顔は、どこまでも妖艶でどこまでも美しくて、どこまでも男で――。
「柚、ここ固くして……気持ちいいの?」
濡れた視線を絡めたまま、あたしは仰け反るようにして闇夜に啼いた。
「ああ……っ」
「もっと、声……柚……っ、ん……」
胸に埋もれる早瀬の頭を、あたしはふたつの腕で掻き抱く。
好き。
早瀬が好き。
手の届かない高みに登ったはずの早瀬が、あたしの身体を愛していると思っただけで身体は悦ぶのに、心の繋がりもないあたしは、広い宇宙にひとり彷徨う気分のまま……心は寂しくて泣いた。
何度も抱かれているのに、早瀬を束縛する特別な繋ぎ方をしてこなかったことが無性に悔やまれて。
早瀬は、どんな感情であたしの身体をこうして優しく愛すの?
あたしの心は、必要ないの?
ねぇ、好きなの。
好きだといいたいの。
好きだと、須王と――。
目が合った。
やるせない思いで瞳を揺らしたのはどちらなのか。
早瀬の懇願するような、苦悶しているような……そんな表情があたしに向けられていて。
絞り出すような声が聞こえた。
「ゆ、ず……っ、俺、お前が――」
「くちゅん」
「………」
「くちゅん、くちゅっ」
膨れた感情に穴を入れたのは、連続くしゃみ。
早瀬はどこかほっとしたような顔であたしに服を着せた。
「……金曜、覚悟しとけよ」
唇が奪われる。
ねぇ、神様。
早瀬に抱かれる金曜日――。
あたし、早瀬に言っては駄目ですか?
フラれるのはわかっています。
あの時言えなかった告白をして、両想いは勘違いなんだと、どんな理由があってもあたしの恋は報われなかったのだと、荒療治的に〝騙された〟九年前と決別し、新たな気持ちで彼と向き合いたいんです。
苦しいだけの思い出が詰まった九年前を乗り切る魔法を、あたしにかけてください。
苦痛を怖れず、前を向くために。
彼が好きだとあたしが思う限り、どうしても九年前のわだかまりを払拭しないといけないと思うから。
報われなかったあたしの恋を、昇華させてやりたい。
せめて、昔の恋くらいは――。
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