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5話 舞踏会 1
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ジスパ第二王子殿下が協力してくれる話が出た翌日、事態は急展開を迎えることになった。
「えっ……? ボルドー様が謝罪に来られないというのですか?」
「うむ、先ほど使者の方が来られてな……理由は妹のササリアと婚約するのだから、フリージアへの謝罪は必要ないだろうとのことだ」
「お父様、それって……」
「うむ、完全に舐められているな」
「そうですよね、まさかボルドー様がそんなことまで言うなんて思わなかったです」
「許せませんわね……!」
メイドのアリアも怒りを露わにしていた。こんなことは珍しいほどだ。妹のササリアも帰って来ていないし……。彼女の本心を知りたいところね。
「直接、話しに行きましょうか……?」
「それでも構わないのだが、いきなり直接的なやり方をすると、反撃される可能性がある。今度の舞踏会の場で聞いてみる方が良いかもしれんな」
「なるほど……公式の舞踏会場でなら、下手にシラを切ることも出来ませんしね。ちゃんと話さないと、逆にボルドー様の立場が悪くなってしまいます」
「うむ。まあ、そういうことだな……あとは、どういうメンツで舞踏会に臨むか、だが……」
「そうですね……」
お父様とお母様、後はアリアを連れて行くとして……その時、私は閃いた。
「承諾を得られるかは分かりませんが、ジスパ王子殿下に協力を申し出る方が良いかもしれませんね。昨日、私達への協力をしていただけるとおっしゃっていましたし……」
「ふむ、確かにジスパ王子殿下が一緒に来てくれるというのであれば、100人力だな」
ボルドー様とササリアの二人が確実に、その舞踏会へ出席するかの確認も出来るだろうしね。
よし、善は急げということね。私はすぐにジスパ王子殿下に会いに行くことにした。ボルドー様に直接会う勇気はまだ持ち合わせていないから。
「えっ……? ボルドー様が謝罪に来られないというのですか?」
「うむ、先ほど使者の方が来られてな……理由は妹のササリアと婚約するのだから、フリージアへの謝罪は必要ないだろうとのことだ」
「お父様、それって……」
「うむ、完全に舐められているな」
「そうですよね、まさかボルドー様がそんなことまで言うなんて思わなかったです」
「許せませんわね……!」
メイドのアリアも怒りを露わにしていた。こんなことは珍しいほどだ。妹のササリアも帰って来ていないし……。彼女の本心を知りたいところね。
「直接、話しに行きましょうか……?」
「それでも構わないのだが、いきなり直接的なやり方をすると、反撃される可能性がある。今度の舞踏会の場で聞いてみる方が良いかもしれんな」
「なるほど……公式の舞踏会場でなら、下手にシラを切ることも出来ませんしね。ちゃんと話さないと、逆にボルドー様の立場が悪くなってしまいます」
「うむ。まあ、そういうことだな……あとは、どういうメンツで舞踏会に臨むか、だが……」
「そうですね……」
お父様とお母様、後はアリアを連れて行くとして……その時、私は閃いた。
「承諾を得られるかは分かりませんが、ジスパ王子殿下に協力を申し出る方が良いかもしれませんね。昨日、私達への協力をしていただけるとおっしゃっていましたし……」
「ふむ、確かにジスパ王子殿下が一緒に来てくれるというのであれば、100人力だな」
ボルドー様とササリアの二人が確実に、その舞踏会へ出席するかの確認も出来るだろうしね。
よし、善は急げということね。私はすぐにジスパ王子殿下に会いに行くことにした。ボルドー様に直接会う勇気はまだ持ち合わせていないから。
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